疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

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下−259 合同訓練03

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やっと今日から得物を持っての訓練だ。
軽く柔軟後、障害走路を全力で3周させてから始める。

「まず剣。コレ使えないと他は無理。他から始めるとか意味ねー」イサム、極端である!

剣の基礎から教えるのは翔太達が得意なので全面的に任せる。

素振り、簡単な型、皆できるようだ。
教官達(銀翼銀猿メンバー達)が、全員と打ち合ってみて技量を確認する。

その打ち合いが終わった者達から
「私、なんかえらく変わってた、、すごく上手くなってた?」
「私も私も!!」
「2,3段階上に行きましたーみたいな?」
「そうそう!!」

「前回の訓練よりふた皮剥けた?」
「よかったな!おまえはもう大人!」
「そういう意味じゃねーよ」
「そっちも大切だけどな?」
「否定はしない」
「んじゃ剥けたお前はムキムキ先生な!」
「やめろ」
なんか違う方に行ってるのも居るが。

全体的に動きに無駄が無くなっている。これを突き詰めていければ、かなり良くなるんだけど、あとは本人の精進次第だ。

全員がそれなりになっているので、その日は全員かわりばんこに教官達と打ち合いして、いろいろ教えてもらう。待ってる者は教官と打ち合ってる者をよく見て、己を見直してみている。

余力があるので最後に障害走路を10周して終えた。
「また今日もナイターにしておくので、稽古したい者達は使え。解散!」


体力が余裕だったのか、全員がナイター自主練に参加して、お互いに治し合っていた。
自分達で考えさせるのがいいくらいになっているので、教官達は周囲で見ていただけだった。


翌日は槍を使う。
まずは長い槍。
皆全く慣れていないので、長槍は習得に2日かかった。それでもどうにか使え始めた程度。

その翌日に短槍。
使いやすい様子で、1日でどうにか形になった。

その翌日は薙刀。
これは面白い得物なので、「自在に使えるまで教えてくれ」と翔太とゴッツに言ったイサム。
薙刀は力技で行ってはいけない。
型を身にしみ付かせ、そこからの応用が基本となる。
一週間ほど掛かった。基本がやっと体に着いたくらいなので
「これから毎朝ずっと型を振るように。そうすっといつの間にかつかえるようになってるから」
と、最終日に翔太に言われていた。

最後。魔法である。
一応皆魔力あるし、ある程度の魔法を使える様子。
銀翼、銀猿の魔法使いが中心になり、論理から基本をやっていく。

初日から魔力を空になるまで使わせる。
で、その感じを掴ませ、
「毎日寝る前に魔力を完全に使い果たしなさい。魔力を使い果たしてぶっ倒れて寝る、を続けなさい。メテオを数発打てる位の魔力持ちになるまで続けること。それが最低線だからね!」
と言われる。

砂粒を一つ一つ選り分けるような細かい魔法の使い方、と思ったら次は大雑把に全魔力をぶっ放す爆裂。
気絶から起きたらまた小さな魔法をやってって、幾分魔力貯まったら今度は飛行魔法で魔力がなくなる寸前まで。などを繰り返し、新しい魔法を覚えながらやっていく。
コピーや空への映像投影やらヲタ軍からの要望も教えてやっている。

また、皆自分でいろいろ考えたりやってみて暴走したり、など、見てても結構面白いものだった。
イサムは昔の自分を思い出していた。

たまにイサムは、土の改良とか、家を作り出すとか、木材の加工とか、実際に使えるようなことも殺らせてみてくれと口を挟んだしもした。

男子達、彼等は村に住んでる。そこで実際に役立つ魔法を覚えたら、より一層身近に感じるだろう。

1週間程度で、転位ができなかった者ができるようになった。
昔では考えられなかったことだ。転位ができる魔法使いは、人間の世界に数人いるかいないか、と言われたくらいだったのだ。
魔人並とは言わないが、それに近くなっているのだ。
だからひとが魔人に引け目を感じなくなり、怖さも感じなくなっている。
魔人側もひとを「よわっちい」とは思わなくなっている。

なにせ、月一回、翔太とゴッツが闘技場で魔人達と闘っているのだ。勝っているし。
タカシも毎回魔王とドローで終えている。いつも最後はぽかぽか殴り合いでw

強さを認め合うことができる。最も相手を理解しやすい部分である。

魔法をはじめてから2週間も経つと、研修の終わりも見えてくる。

そして、
最後の、体に魔力を纏う、得物に魔力を纏う、もそう問題も無くこなして行った。

最終日の終了時。
「最後は、ペアを組んでの狩りになります。デートのときのペアでいいわね?明日からね。」
と、銀翼のメルモも

おや?んじゃ俺も参加?
イサムはデートのとき、ヨーコとペアになっていたのだ。
戦力差在りすぎじゃね?
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