疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

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下−287 メフィの、活躍?

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「あ、」
翌朝である。
朝食を食堂で取っていると思い出したイサム。

誰にしよう?
あのバージルとマッスのいる国に、こっちから誰か送り込まなきゃ。
で、
朝食後魔都の防衛軍本部に跳んだ。

これこれこうで、ほんっとうにすまんけど、お願いできる?と、総隊長と副長に頼み込むイサム。

「仕方ないですね、でもおかげさまで最近はかなり楽になってるんですよ。北桜の保養所にも皆行けるように成ってます。なので、一級のベテランを送り込みますよ、王宮には。
地方にはフツーのベテラン成り始めが経験積むために利用させてもらいます。」

へへー、どうぞご自由に!って、イサムはお願いしておいた。で、副長に西の大陸でのマーカーを教えておいた。

これで、もうあそこの人間の国も大丈夫っつ!!

あとはミノ親子とオーガ親子送り込んで、魔国支店の場所決めたらおk!!
魔物の森の宿の食堂に戻った。

食堂に戻ると、ミノ親子、オーガ親子、魔王が来ていた。
「それでは行きましょう!」メフィ
おや?
まぁ、行くんだったらいいけど・・。
自ら行く素振りなんぞ全く見せていなかったから、メフィが一緒に行くとはイサムも魔王もヨーコも全くもって思ってもいなかった。

魔王とイサムは警戒した。
(なんか企んでるな?)
メフィは自分が面白いことが大好きなのだ。注意スべきは「メフィ自身が面白い、馬鹿笑いできること」が好きなので、周囲の連中を楽しませようとかいうのは一切考えていないところである!!
なので大層危険っつ!!!

まずネコ科国王宮、王がいる場所に転移。そこにミノ親子を置いて次に犬科の国に跳ぶ。王宮らしきでっけー犬小屋風デザインのお城の中の謁見の間で、ちわわに謁見させていたでっけー狼系の王の前にオーガ親子を放り出し、イサムと魔王とヨーコとメフィは森に跳ぶ。


「あそこにしましょう!」
メフィ、主導権握る。
皆メフィにまかせてみる。

大陸の東半分はほぼその森が占めている。海岸沿いにかろうじて木があまり生えない土地が細長くあるのみ。
で、メフィは森の南北の中間の位置、幾分東の海寄りに場所を決めたようだ。

ちょい!と指を振って、ずざざざざーーーー!!と、20キロ四方くらいの森を刈り取る。木など一瞬で消えたので、全てストレージに移動させただけだな。収納と刈り取りを、収納するという行為一つでやってしまう効率性!!

次に、その刈り取った周囲にいきなり水路!
「水が地下から強制的に湧き出させました!半永久的に大丈夫でしょう!」メフィ

(おう、メフィ、なんかここんとこ鬱憤でも貯まっていたのか?)心配する魔王
(おう、俺も今そんな気して思い返してたんだけど、思い当たること無いんだよな?)イサム

多分、サバ、じゃないかな?
そんなことイサムは知らないし。

中央にどーん!!と、でっけーお城をいきなり作り上げ、
「エレベーター無いと昇るの大変じゃね?」くらい高い。
「飛べない豚は食われろ?でしたっけ?そういう格言あるでしょう?」メフィ
どーでしたっけ?

で、王宮前広場整備。
その向こうにロータリー。

そこから3方に大通り。各大通りの先、北、南、東、方向の大通りの先にロータリーで、そこから外側に放射状に通りが伸びる。ずざざざざーーーと音をたてながら道が勝手に作られていく。水路に到達すると、跳ね橋が瞬時に出来上がり、森の中にも道が進んでいく。森の中の道は更に太くなって、幅4-50m程。魔獣が多いからだろう。

西へは王宮の裏にあたるので、直接の道は作らない。外周の水路の内側に沿ってリングロードが作られ、その西側から西へ、やはり同程度の道が伸びる。そして、北、南、西への道が、森の外に到達する寸前2キロほど手前で停まる。
ものすごい音だったのに、一瞬で静寂が訪れた。

「魔王?」
「なんだ?」
「メフィって、ここまですごかったの?」
「いやー、はじめて知ったわ。すごく驚ぇてんだけどな今」
・・・・・

魔力量ではない。効果的な使い方が半端ない。下手すりゃベテランの1割程度の量でそれ以上のことやってんじゃね?
「まさに、人生経験の多さ、かねぇ」魔王
「かなわねぇな」イサム

街になる場所以外は土を掘り起こしてある。もちろん切り株とかも無いし、この分じゃ小石すらないんじゃなかろうか?

「すぐに入植できそうだな」
「おう、もう種まきしていんじゃね?」
魔国の畑仕事雑すぎねー?

まぁ、もともと森だったので、土は固まっては居ない。腐葉土だし。魔王の言うこともあながち間違いじゃなく、そのまま種を撒いてもそれなりに収穫できるじゃないか?

「おっと!」メフィ
大通りの中間あたりに3階たての大きめの建物。
その向かいに3倍くらいの建物と、その裏にばばばばばっつ!と出来たのは演習場。防衛軍ですか。
ならば、向かいの小さいほうがギルドか。

東の通りの先を見てみると、いつの間にか港になっていた。
「海の魚も食べたいですよね?」メフィ
魔人、魚あまり好きじゃないんじゃね?

「いやいや、ひとの冒険者達にも稼ぎ場ですよ?この森は。この森は良い!とくに竹やぶがいい!!」メフィ
引用元がわかりません・・(イサム)

「そうですね・・・」
ちょい、とメフィが指を振ると、
街から離れた場所、リングロード近く、つまり森の近くに・・・

「あ、うちの宿・・支店か?」イサム
「そうですね、支店でいいでしょう。次に作るのが力店、その次が作用店ですね?」
ちがいます。

メフィの作業を見ているだけでお腹いっぱいになってしまった俺達。
なので、
久々に赤豚領の領都に行って、ラーメン食った。こっちの世界のラーメンは日本のと違い、東南アジア特にタイで食べるようなラーメンだ。すごくさっぱりしている。

ラーメンをすすりながら、
「・・・魔法って、すげーんだな?」イサム
「え?何を今更言ってるんですか?」メフィ
「おう、俺もイサムとおなしこと思ったぜ?」魔王
「私なんか、ゴミ程もないかな・・・」ヨーコ、落ち込み半端ない

「あああ、なるほど、でも貴方方の・・・数千倍の人生歩んでるんですよ?この程度初歩も初歩ですよ?」
がびーーーんん!!!
白く灰になった3人がそこにいた。

メフィ、韜晦も甚だしすぎたんじゃね?今まで。
でも、韜晦していなかったら皆寄り付かなかったろう。桁違いすぎるので。
韜晦が、メフィの処世術の大前提のようである。

・・・・・んじゃ、メフィ自ら、天界最下層から3層くらいまでは滅ぼせるんじゃね?

「その上が厳しいので、全て一度に滅ぼせる位にならないと、やっても意味ないですよ」メフィ
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