疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

uni

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下−288 むしゃくしゃしてやりました。反省してます。 全てサバが悪い。

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全く何もする気が起きない。
こたつにはヨーコも潜り込んでいる。首だけだして寝入ってる。(亜空間部屋です)
大きめのこたつだったが、まるまんま一人もぐりこまれたら狭いので、魔法で長めのもっとでかいのにした。

っしかしメフィ・・・
魔法の種類とか技術的なもんとか魔力の多さとかじゃねー。経験の積み重ねと、長年使い慣れた扱い。それらによって削りに削ってより速くより軽くより精巧に、を体現したものだった。

「ありゃー、あんだけ長く生きなきゃ無理だわ・・・」
思わず口に出すイサム

「・・・そりゃそーよね。私だってわかったわ。天然記念物級職人の100乗くらいだってことは。このゴミなちんけな魔法使いを名乗るのも恥ずかしい私にもわかったわ・・・」

「・・・・おまえ、この世の魔法使いのほぼ全てを敵に回すのか?」
「・・・アレ見りゃ、みなそう思うわよ」
・・・・・・・・

「あの世含めたこの世、まだまだ知らないこと、多いんだなぁ」
「・・・そうねぇ」

「おまえ、何回目なんだ?」
「私は2度めよ?」
・・・・・

「さあ、んじゃ白状しなさい。」
「・・・ま、こんな時が丁度いいか・・・」

ちりーん♪
鈴の音に載せて一葉の紙が降りてきた。

”むしゃくしゃしてやりました。反省してます。 全てサバが悪い。 メフィ”

「ん」
とヨーコの方にサイコキネシスで送る。
読んでる気配。

「・・・サバ、って?あの?」
「ああ、桜が怒鳴り込んでこなかったんだ。それが悔しかったんだろ?」
やっと気がついていたイサム。あの時のメフィに感じた違和感はそれだったのだ。
「?????どういう???」

「あんな大量に生臭い生物を送られて、怒り狂った桜が俺のところに襲撃に来るのを楽しみにしていたんだろ?でも多分、桜の国で速攻食っちまったんだろ、全部。喜んで美味しくいただきました!って。なのでムカついた、って」

「・・・・・・・・・あの人、何歳だって?」
「数千・・万の桁?」

ぷwゲラw

「海でもいかない?」
「おう、あの客が多い方に行くか。」
「そうね、静かなとこだとまた考えちゃうから、そっちがいいわね」

シュン!!

ざざーん!!
きゃっきゃっきゃっきゃ!!
あはははー!!
ほおーれ!つかまえたー!
きゃー♪!

なんか昭和中期のような戯れ声も聞こえるが。

冒険者達や防衛隊員達にも開放している島。
ホテルはでかくなってて、浜の洋風海の家も揃ってる居心地よさそうなメフィの作った南洋リゾート。
メフィ配下の魔人達が運営してるので、サービルもバッチリ!

サンゴ礁に囲まれた遠浅の海。砂浜の砂も珊瑚のかけらからできている真っ白な浜。
浅い所では水はもう透明に近い。

イサムの作ったリゾートの島は、ここから肉眼で見える。ずっと南に小さく見えるのがそれだ。
あそこも同様で、浜も海もきれいだ。

防衛隊員は、あれかな?あの合同見合いでうまくいった者達が多いのか?なんかアベックが多いわ。
人間同士のアベック。
まぁ、そうじゃないほうが珍しいのか、本来ならば。
変態村のあいつらが少しアレなだけだな。うん、再確認できてよかった!♪

ビーチベッドに寝転びながら浜を見ていてそう思ったイサム。
ホテルの従業員の魔人が注文取りに来た。
「おう、わざわざ悪いな。念話でもよかったのに」
「いえいえ、外に出るのも気持ちいいし。海好きですからねー」
「へぇ。山国(魔国)だから?」
「どうなんでしょ?私魚系の魔人なんですよ」
・・・・山国魔国に???

「いや、別に選んでなったんじゃないし・・」
そらそーか

「あ、んじゃ人魚とか、ここらにいるのかわかるか?」
「さあ?私川魚なんで」
・・・・・意味あるのかよ?

「え?じゃ海に入れないの?!!」ヨーコ
「いえ、それはダイジョブです。毎晩仕事上がった後に泳いでます」
「夜の海、危なくない?」
「魚はだいじょぶですよ?」
へぇー

「そいえばクラーケンは居ましたね」
「え?やばくない?退治しなくちゃ!」ヨーコ
「もうお客さん達の胃袋の中です」
・・・・・・・やるな?!

イサムとヨーコは、ココナツジュースとビールと・・エールじゃなくってここにはビールがある!なので、ビールと、ツマミと、ヨーコのケーキ山盛りセットをたのんだ。

防衛隊らしき家族もたまに見える。小さい子がいる。

「あーゆーの見ると、こういう場所作ってよかった、って思うでしょ」
「ああ、思うな。小さい子のいる家族は、平和の象徴って感じな」
「そうよねー」

イマイチ踏ん切れないイサム。ヨーコのその会話は希望を述べたのだとは判っていた。
が、
多分世界一強いメフィがいるんだから怖いものは天界だけだろう。
というか、あそこが最も凶悪なんだがなー。

「天界がなぁ、、」
「なんかしそうなの?」
「うーん、まだイマイチどう見ているのかわからんのがなー」
散々な目に合わされてきたしみたいだからねぇ、とは思うヨーコ

「少しだけ訊いていい?」
「おう?」
「やっぱ今まではずっと、その、最初の私達んとこみたいだったの?」
「・・・シュチュエーションだけが違うって感じかな」
「最低だったのね・・」
「ああ、やっぱ同じで最後が最低にされたよ」
「ごめんね」
訊いて悪かった、ということだろう。

「いや、いいさ。今が良いんだ。きっと、皆も・・・」
「そよね、あいつらだってどこかで・・」

市、仁三、三成のことを思い出したんだろう。(中40話)
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