疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

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下−289 画伯とミツルとのの子

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「姫!、電柱でござる!電柱でござるぞっ!!」
画伯が勇者に吠える!

”殿中”だろ?何の遊びだろう?、と思いつつも、合わせてやるのがクリエイターの保護者の努め、と何か考える。

「何がでござるのかしら?おほほほほっ!」 ユーシャミツル(下100話)
「・・雑すぎるでござる。電柱と言えば犬!犬と家は小屋!小屋ならハイジ!廃児はロケットスタートブースター!よって、最適解は・・・
”お昼は今作っておりますのでしばらくお待ちください”と、即時の飯なのだ!!」

うむ、全くわからん、ハイジ以降が全く!!ネタ元おしえてほしいわ・・・

「・・・ネタ元プリーズ?」
「私の夢だ!」
「無理?」
「・・・仕方がないのう!これだから最近の若いものは!!」
「どこの老害?」
あっはっはっはっは!!!×2

ここは画伯の作業場件自宅である田舎の一軒家。
つい最近手に入れた。やすかった。
ミツルがいろいろやって画伯の貯金を増やしていたために、買えた。

都内で借りていた鉄筋コンクリート作りの賃貸アパートは、そのまま借りている。
この家の作業場の壁に、その賃貸の作業場につながる転移扉を設置したのだ、ミツルが。
この家の事を知るのは画伯の身内以外いない。

こちらに来た当初、「静かすぎる!シーン!って音がすごすぎる!!」と画伯がうるさすぎた。
冬だったので、まじ静か過ぎたのだ。
その画伯の言い分も知らない者にしてみりゃ在りえないとか思うだろう。が、ミツルは実際そのシーン!とかいう「音」の凄さを感じたことがいくらでもあった。
対策は小さな音で音楽をかけるとか、そんなんでいいんで簡単だ。


画伯の漫画、アニメは未だに大人気だ!海の向こうのアメなお国の奴らにっ!!!
我が日本国では一部の僅かなコアすぎる者達のみに絶大な人気だが、それ以外は「ヤベェ!」「やばすぎる漫画」「グロうリア」とか呼ばれている。ファンだとバレルと迫害されるらしい。アメとは全く逆である!!

そんなだから「原始的な後進国では画伯の命が保証されているとは思えない。とっととこっちに引き渡せ。」とアメの役人とか軍人とか大手マスコミとかに紛れ込んでいる画伯ファンが個人的に、その勤務先組織をかたって脅しを掛けてくるのだ。

そこら辺はミツルは勇者の様々な能力によって把握しているのだけど、画伯にはまだ言っていない。必要になったら「アメリカ、行く?」とか言うかなー、とか思っているだけだ。
前回に言った様に、どこだっていいのだ、画伯が住むのは。北極だろうがヒマラヤ山頂だろうが月だろうがミツルが居ればどこでも同じようなものだから。


ガチャ!、ドタドタドタ!
「センセー!、ただいまですー」
転移扉を使って飛び込んできたのは、元画伯の熱狂的ファンでしがないアニメーターの一部であったラッシャーヌこと木村のの子。その名に似合わず小柄。精密な画を描くのが好きなので目が悪くメガネを掛けていた。
が、いろいろあってミツルが魔法で目を治してやって、でも眼鏡が、本人曰く「私の魂に染み付いている」ので、ダテメガネを掛けている。

画伯が最初から受け入れることができた大変珍しい希少種中の希少種だ。
現在、画伯のアシスタント兼マネージャーをしてくれている。
特徴として、画伯に対抗する者には容赦ない。ということろがある。
ミツルが密かにフォローしていなければ、ムショに100回くらいはふつーにぶちこまれているかもしれない!
ミツルにしてみりゃ「頼もしい仲間」と言ったところである。戦力はいくらあっても不足ではないのだ!!

「今日はラッキーマンデーです!!」
ラッシャーヌにはラッキーデーが週に7日ある。もちろん画伯専用である。
「おお!それはラッキーだなっ!!」喜ぶ画伯!!

この2人のやり取りはミツルの楽しみでもある。なんかリアルでこーゆーの目の前で見れて、すっげー得してるよな俺!と思えるのだ。

「アメにあるホラー系出版社の”ほら!ホラー!社”が日本に子会社作りまして、センセーの新作を是非!!って、今センセーの作品を扱っている出版社全てに警告を出したらしいです、次は手を出すなよ?出したらどーなるかわかってるな?って。で、雇われ社長の場合は拉致誘拐されてボンベイの路上に放置され、オーナー社長の場合、家の下水を逆流させられてなんかエライ臭いことになったとか・・」
「ほう!ミステリーか?!!」
いや、ギャグだろ?

「ですよねー!!どこのミステリー出版社ですかっつ!!って私も突っ込んだんですが、今日打ち合わせした編集のとこの会長も、体中臭くって2-3日出社できないって連絡あったそうです。すごいですね!!」
「おう!嗅いでみたいぞな!!」
「ええ、私も少し嗅がしてもらえないか?って頼んだんですけど、出社してこないし・・とか拒否されてしまいました。
残念です・・・。」
「むう・・そうであったか・・・」
まじに残念がっているのだこいつら。


のの子が来てアシ兼マネが決まった時に画伯にねだられて月に行った。もちろんバリア内なので直に歩くとかできなかった。それでものの子にははじめてなので大層喜んでいた。その時に「地球が見えない、メガネの調子が悪いのかな?」とか言ったので、その場で目を治したのだ。

その時、バリアを3人分割できないかな?と少し頑張ってみた。お試しで少しやってみた。
サッカーボールを出してやったら喜んで月での初サッカーだ!とか言って始めたが、
まず落ちてこない。次に、勢いが落ちない。
なので蹴ったボールが高いと、そのままひゅーん!ってはるか遠くにずっと飛び続ける?みたいな。
「つまらんね?」と2人はすぐやめてしまう。

けん玉、お手玉等も「簡単すぎるのでつまらない」と。しかも江戸ですか?とのの子。いやせめて明治とか?
まぁバリアがまだうまくピッタリ包まないってのもあったが、それが原因ではないのは明白だ!

月面バーベキューやりたいと言い出す2人だが、ここでものを燃やすのは面倒だな?
試しにファイアーボールを近くの小山を標的に射ってみた。
どっかん!!
フツーに小山消滅。なんか威力倍増してね?

魔法の火なら大丈夫なのかな?
魔導バーベキューセットを出してやって、やってみたらなんか行けたんでおk!

あ、
「見られてるぞ?」ミツル
「どなた?」のの子
「ふむ、これがよく言う、ストーカーか?」画伯
月にまで来るのか?

覗き者共は月面車に乗っている。あれ?有人基地とか、あったんだ?
まぁ、口止め料、と、そいつらの口の中に焼き立てバーベキューの肉とパイナップルを転送した。
ぎゃーぎゃー喜んでいたので良いとしよう!


のの子は嗅ぐ件はおいといて、と、仕事の話を始めた。

「実はこちらにもほらほらー社からオファー来てて、新作には日本側の10倍以上、内容も稿料のみで他のは別途契約でいい、という好条件を持ってきた。今のも移籍できたらお願いします、と1時間ほど土下座してきたんですけど日本語べらべらな白人達が、と言ってみたら、うんざりしたような顔したんで思わずテーブルの上の箸立てにあった得物でぷすっぷすっと・・

「そこからは俺がまじろう。まずあいつには少しは痛い目にあってもらって自分の立場をわからせねばならないので、止められてもとめなかったろう(つまり今回は止められなかった)。で、ひととおり楽しい時を過ごしてもらい、ほんとにぎりぎりになってから回復させてやった。で、その時の、うんざり顔、までの映像を編集長と社長の頭の中にぶっこんどいた。毎晩あの夢を数年は見続けるだろう。うとうとしたくらいでもしっかり再生するようにセットしておいたから。」ミツル

「おう!それは上出来!!」画伯
「さすがです!先輩!!」のの子

ふふ、まあな、
とかミツルは思っていた。

が、おめーらよく考えろ?ミツルのやったこと意味あるのかよ!!
と、突っ込む者もいるかもしれない。
が、よく考えるんだ・・いや、考えちゃ、イケナイのかな?感じるんだ?!!かな?

画伯とのの子が望むものが、どのようなものだったのか?
移籍なのか?
おもちゃなのか?

ミツルは善き”保護者”であり、全ての”後始末”をしてくれる万能保護者、だということを、特にのの子は意識していない部分でしっかり感じてきているようだ。

だからこそ、一発で致命傷、を避けたろ?

ファミリー系ほのぼのホラーだね?!!
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