【ありがとうございます!!底辺の壁突破!!】拉致放置?から始まる異世界?生活?【進めー!!モフ☆モフ!!】

uni

文字の大きさ
52 / 409

中−20 中央マーケットと学園ラブコメフラグと関西弁だと勝てそうな

しおりを挟む
そうこう言っているうちに中央マーケット。青空いちば。

「ほう、なかなか盛況だな。」
「へえー、ドワーフのみならず獣人も結構多いんだここ、、いいね♪!」

食べ物を作って売ってる出店以外は、布を地べたに引いて、その上に品物を置いて売っている。
大概は値段を出してる。

「あまり安くないっすね、、、ウチの領地のほうがモノが安い、、」
「ここの価格は国の平均的なものだと思うぞ?王都は流石に少し高いがな。
東武領はお前らのおかげで開墾が進み、良い道具のおかげで効果的に仕事ができる。だから人手の割に多くを生産できる。ウチの領は住みやすいと言われるわけだな」
「言われてんですか?」
「ああ、知らなかったのか?」
「知らなかったっす、、モフばかり気にしてたんでー」
「・・・・なんつーんだったっけ、、ひきこもる、とかいうやつか、、」
言うなら、もふこもり、かな?

昼飯持ってきたのに、結構買食いしてみる俺と泉さん。
村に帰ってから作らせてみたい、ってやつを試してる。

きりたんぽみたいなのに味噌付けたのとか、砂糖醤油塗ったのとか、こっちのはっぱで日本ではよもぎみたいな使い方されているのを入れたもちとか、チャパティみたいのにいろいろ巻いたのとか、ナンみたいなのにいろいろ挟んだのとか、サモサみたなのとか、マンダジみたいのとか、様々な串焼きとか、、、出店ではやっぱおやつ類になるのが大半だ。峠の宿の食事のこともある。見た目がパッとしなくても、うまいものもあるかもしれない。これだけは食ってみなけりゃわからない。

「カラアゲとかはんばーぐとか見ないっすね?」
「ああ、まだこっちに来ていないのか?肉が少ないってわけじゃなさそうだが、、」
「でも見たことないやつが多いほうが面白いっす」
「だなー」

野菜やら卵やら、農家の者達らしき者達は、売り切ったら店じまい、その後に食い物でない物売り達が新たに店を広げていた。

「こういうイチって、領都にもあるんですか?」
「なんだガク、行ったことなかったのか?」
「あまり村から出ない派なので、、」
「今度領都をじっくり見てみると、結構おもしろいぞ?」
「そーします。外に出て初めて中をよくみてみたい、とかになるんですかねぇ、、」
「それはあるなぁ」

「泉さん、あのでっかい天幕、なんすかね?」
「見世物じゃないかな?夕方ころにはなんか始めるんゃないかなぁ」
「そうだよ旅の人、ありゃ北から来たエルフの一座だ、面白いよ、夕方からだから見においで」
と、目の前にいたおばさんが教えてくれる。

こっち来て「いいな」と思ったことの一つが、これだ。話しかける、話しかけられる、に全く気兼ねがないのだ、庶民層は。人種が多いのに。いや、多いからなのか?

「気兼ねなくっていいですね!」
「ああ、でも江戸も黒船の来るまでは、こんな感じだったがなー、わしの子供の頃はな。」
日本でもそうだったんだ!驚きだな、、、想像できないわ、、

あれだな、こっちに長くいる割には学はさほどこっちのことを知らん。経験も薄い。村から出ていない、ってのが原因だったのか。無理やり連れ出さないと出ないからなぁ、、
この旅でどうなるか、だなー。
などと心配する泉。
ああ、領主様もこんな気持ちで学を送り出したのかもな。


食い物は結構食ったが、物は薬草類しか買わなかった。荷物が増えるのはよろしくない。
昼でもまだ腹は減っていなかったので、市場の周囲のまちなかを散策していた。



ドン、「うきゃ!」ドテ、ドテッ
いてて、、あ、
「大丈夫?」
双方よそ見していたのであろう、路地からのではなに無防備にぶつかってひっくりかえった。
相手は、あっと思ったらすぐ立ち上がってそのまま走って行ってしまった。
すぐあとから、同じ方向から数人のまともそうには見えない男達が走ってきた。

「おい、フードをかぶったやつ見なかったか?」さっきぶつかった奴のことだな
「ああ、向こうにおもいっきり走っていったぞ?」泉さんは逆の方を指差す
男どもは礼も言わずに走っていった

俺はすぐに気がついた、お約束だ!!
、、あれ?あれは学園ラブコメとかのお約束か、、異世界転生のお約束ではないよな?
まぁ、めんどくさいのはいらないからいーやw

「まあ、なるようになるもんだ、、、、ならなきゃ、、そうなるようにするし」
泉さんは、まぁ、そうしてきたんだから、、


で、また散策していると、、またあった、、
「お!テメーら、さっき嘘言ったろ!」
「あ?なにゆーてまんや!あんたらが探しもん探すーへたなんとちゃうか?じぶんら無能のつけをうちらにおっかぶせてえもみつからへんで!探しモンなら衛兵にたのめばいいんとちゃうやろか?えーへーさーん!!えーへーさーん!!」
「く、くそっつ!覚えてろ!!!」
・・・・・
「学、、、なんで西の、、」
「いや、なんか言いあいの時って、関西弁て強そうな感じしません?関西弁なら負けない!って、、」
「そうなのか?」
「少なくとも、俺の時代だとそんなふーちょーあったようななかったような、、、」
・・・
少なくとも、撃退はできたのは事実だったw

まだ夕方には早いので、一度宿に帰ろうということになった。

宿の部屋に入った直後、
コンコン、
「どーぞー」宿の人だろうな、と思って返事した

かちゃ、ギー、、
フードの人

「先程はありがとうございました」

何もしていないが、、
と、泉さんを見る、
「まぁ、いいわ、そこに座れ、茶を入れてやる。腹減ってるか?」
くぅー、、、何かが鳴ったおと。俺ではない。泉さんをみると、違うらしい。

泉さんが弁当をテーブルの上に置き、「食え、今茶を持ってきてやる」と
行こうとする泉さんの肩を捕まえ、俺が下に行く。
話は泉さんが訊くほうがいいだろう。幼女だから少なくとも警戒はしまい。

だがおかしい、角道でぶつかってーのっていうフラグは異世界モノのフラグではないのだ、なぜ回収されてしまったのだろうか?神が間違ったのか?なんかおボケの神だから、ごっちゃになっているのだろうか?

茶のセットをもらい持ってくと、もう食い終わっていた。よほどだったんだなー
俺の弁当もそいつの前に置く、「食え」、即食い始めた、ガツガツと、、
水のコップを置いてやる。

ひもじい、ってほど惨めなものはない。特に子供がひもじがっているのが一番かわいそうだ。
だから食い物を利用する悪党、特に食い物に薬を入れて喰わせるとかいう悪党は悪党の中でも最も悪党だと思う。そういう奴らを死刑にするときは餓死の刑以外に相応しいものはない。
俺が独裁者だったら絶対そうするな。

って、子供かこいつ?
手が小さい
汚れている小さい手。何日も洗ってすら居ないような
ひもじい子供、最も哀れをさそうシュチュエーションではないか!

食い終わったようだ。
茶を入れてやると、ほっと一息付いた感じで、ゆっくりすすっている。

「ふう、ごちそうさまでした。ボクは・・


しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。

かの
ファンタジー
 孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。  ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅

あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり? 異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました! 完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜

もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。 ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を! 目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。 スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。 何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。 やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。 「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ! ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。 ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。   2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!

アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~

うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」  これしかないと思った!   自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。  奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。  得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。  直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。  このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。  そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。  アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。  助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。

【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~

御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。 十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。 剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。 十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。 紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。 十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。 自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。 その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。 ※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

処理中です...