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後後17 渡し筏、海沿いめんどくさいので・・
しおりを挟む村の連中の漁を一日見て、結構獲れていたので、翌日、彼らと別れて南に進む。
半日干した開きを数枚貰ってきたので、その晩と翌朝、昼と、魚を食べた。
海水に浸けてから干したので、ほんのり塩味がしてうまかった。
こっちに来て、というより、旅に出てから、移動中に食事が出来ない場合はしないでだいじょうぶになっていた。
とうか、できないんだから仕方がない。
なので、食べられるときはその時に食べて良い分だけ食べる、ということでも問題なくなっていた。
適応ってのはおもしろいもんだ。
数日下ったら、大きな川に当たった。まぁ河口だから大きんだろうけど。
渡れないので川沿いに川上に向かう。幸いに、たまに人が通るようで、古い獣道程度の跡があり進みやすくなっていた。
どこでもそうだが、安易に進もうとすれば、川沿いが適当だ。川の支流とかあるのでめんどうだけど。
一度野宿しただけで、人里に出た。村だ。だから海までの跡があったのだろう。たまに魚や貝など摂りに行くのだろう。
村から上流に向かっては道があった。
宿も無く、泊める場所も無いというので、村の外で野宿した。
たぬきが出たが、あまり美味しくないので狩らない。
川のそばなので少々肌寒いが、かわりばんこに起きて焚き火を絶やさないようにした。
側の村はあまり好意的ではない感じだったので、一応念の為に起きておくこともできるので。
剣はズタ袋の中にいれておいたが、一応出しておいた。
翌朝早くにそこを発った。
ほどなく、渡し船があった。渡し船というか、筏。馬車も乗せられる大きめの筏。
両岸にロープが渡してあり、そのロープに滑車で、それにぶら下がるように筏が川を横切れるようにしている。筏は、両岸に馬が居るのでその馬が牽くようだ。筏が渡るとロープがかなり引かれ、岸のロープが結ばれた大木がぎしぎしいうのが怖いが。
「ほう、考えたな、」泉さん
「ええ、これは使えますね。ひと一人くらいなら谷を渡るのにも使えますね。」
「・・・谷は、、こわいなぁ、、」
まぁそーだけど、、
少し怖かったが乗った。待っている客多いのは普段利用の者が多いんだろう。
運賃も遠回りするのを考えりゃオトクな渡賃だった。
対岸には、海方面と内陸方面、両方に道があった。
ひとに訊くと、海にも漁村があるという。
「どうする?」と泉さん
自分で判断できることをわざわざ俺に訊くということは、自分はあまり行きたくないということかな?
海まで出て南下して、また川があったり、断崖があったりしたら面倒だもんな。
「いいっすよ、街道通りましょう」
泉さんはホッとした表情を表に出るのを隠そうとしたようだが、失敗だな。
街道に出てからはなにやら楽しそうだ。
「やっぱ街道は楽だな!!」泉さん
戦場を走り回るのと旅はやっぱ違うのかね?
「茶屋もあるしな!入るぞ!!」
速攻で馬を繋いで店に入る泉さん。
店に入ると、なんかほっとした。
「ほっとしますねぇ、、」
「ああ、そうだな!客相手の商売が無い村とか、なんか荒んだ野宿とか、、戦じゃなけりゃやってらんないわなぁ、、」
とかいいつつ、何度か徒歩のときに野宿しているのだが、、今回がもっともなんか嫌だったな、、”なんか荒んだ”ってわけわからんが感覚的に同意するw
店の者に、この先に宿がある村や街があるかと訊いたら、この先ならまずどこでもあるとのこと。
その言葉を訊いたときの泉さんのホッとした顔!
なんか、この旅で泉さん、結構堕落していないか?
いや言わないけどさー、、、
野宿してた時でも、朝起きるとだいたい俺の上で泉さん寝ているし、、、
地面は硬いし冷たいから無意識に乗ってくるんだろうけど、、ネコかよw
そろそろ結構重くなってきているんだよなー、、、
あ、だからなんか苦しい夢見るのが多いのか、、、
かけそばと干物、燗酒を頼んだ。
少しゆっくりし、
茶店を出てさほどもせずに宿のある村に着いた。
この村の宿は1軒のみ。でも結構大きめだ。庄屋の家を改造して宿にしました!もろそんな感じ。
でも布団ではなく、ベッドだった。外観、和風?みたいだったから布団かなーと何気に思っていた様子な自分。
でも畳じゃないと布団はないよな。
つまり畳の部屋を期待していたんだろうか、、何気に畳が自分の中に染み付いている?
いーよね、畳の部屋でごろごろするの。
「泉さーん、、こっち来てから畳、みないっすねぇ、、」俺
「あ?・・・あー、そうだな、、武国文化?」
「なぜほかの国は真似しないのであろうか?!!」
「めんどくさいんだろーよ。」
だよねー。
食事は魚ではない。肉だった。
「ここまでは海の魚が来ないんだなー」泉さん
泉さんも同じく思ったらしい。
何日か魚を食っていると、魚のほうが、なというか、体にあう?良い?というか、どっちかというと魚食いたいです、みたいになっているようだ。特に海の魚。
「なんか、海の魚、よかったっすね」俺
「ああ、、だなぁ、、」
感慨深げに言う泉さん。
あ、もしかしたら酒にあうから?
で、食ってるときになんだが、それから俺は泉さんに、俺の時代の海の魚のことを話した。
日本人だから魚好きだけど、泉さんの死んだ直後から工業化、そのうち沿岸が汚染され、川も汚染され、それについて危機感全く持たなかったというか、無視していたんで、人体が汚染され人がどんどん死んでいって、奇形がうまれたり死産したりが多く出て、100年くらいたってやっと少し規制され、でも空気もやっぱ汚染され、
今こっちに比べりゃすんごいことになってますよ。と。
「ああ、俺の時代も鉱山とかの脇の川は死んでたな。それみたいなもんか」泉さん
軽いっすね。
まぁこっちは将軍様がいろいろ文明化を抑制しているからダイジョブだろう。
分業化が進んだらまずいんだろうな、、
ま、人間が賢そうだからそっち方面に走らなそうだし。獣人が多いしね!
風呂は無かった・・・・・無念、、、
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