【ありがとうございます!!底辺の壁突破!!】拉致放置?から始まる異世界?生活?【進めー!!モフ☆モフ!!】

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後後61 先行調査部隊

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ぽっくぽっくぽっくぽっく、、木魚の音ではない、馬の蹄の音だ。

んー、、はっ!!
「ここ、、え!?、・・・いずみ、さん?」
「おう!起きたかガク!」

「おきたか、じゃないですよー、、いつの間に?」
「って、お前が寝ている間にだが?」
そりゃそーですけど、、

振り返ってると、野営地はもう点にも見えない。かなり寝たまま来たんだなぁ、、
いや!逆に考えるんだ!!寝たまま馬に乗れるんだ!これほど便利なことはないっつ!!!

「何考えているんだかしらんが、馬が少し走ったり曲がったりしたら、落ちるからな?寝たままだと」
泉さんエスパーかっつ!!

「つーか、、そんな危ないことさせてたんすかっつ!!」
「いや、だから俺らが付いているんだろーが、、」
ら?
と周囲を見回すと、

・・・
「みなさん手間かけさせてごめんなさい、、」
「いやいや、大丈夫です。どうせ移動拠点までは一緒ですから」
と右後方を馬に合わせて緩やかに走る野上は言ってくれたけど、、
左後方にも一人狼形態で走っている。
残りは後ろに。

「んじゃ、走るか?」泉さん
「はい!」野上

泉さんの馬が早足になる。
おっと、追いかけなきゃ、、と俺も馬を早足にさせる



昼前ころに街道沿い右手に小山があったので、その影を拠点にすることにした。
それを決めたらすぐに、野上班は水も持たずに走っていった。

「半日程度なら水など重いだけだ、とよ」泉さん
すげーな狼、、、サバイバー、それも最上級じゃね?


杭を打って馬をつなぎ、バケツを出して革袋から水を入れ、馬に飲ませる。
それから小山の上に登ってみる。


小山の上に立つと眺めがいい。全部荒野だけどねw
「これ、墳墓か?」泉さん
「なんか人工っぽいすねー」

なんかないか?と探すと、石碑が埋め込んであった。
「読めます?」俺には読みにくいんで、、
「なになに?、、初代皇帝の弟の奥方の弟の息子の嫁。この土地の再生者である緑の姫、ここに眠りにつく。・・だと」

すごいね?こんな訛がつよい地方語(西の国語)が読めるんだ?
俺らの言語チート、泉さんのほうがレベル上なのか?w
って、実は泉さんは領主様のところの本を読み漁っているからね!
俺は村でモフ漁っているからね!!

・・・・
「なんもないが、、、」
と、いいながらも泉さんは腰の小さな革袋の酒をちょろちょろと石碑にかけて、
「こんなになっちまった国に、もう呆れ果てているだろうが、、亡くなった者達だけでも導いてやってくれ、なむなむなむ・・・」泉さん

俺もしゃがんで手を合わせる。
むかしは幸せな時代もあったのだろうか、この国も。
再生者と言うからには、やはりひどかった状態から良くしたのだろう。その苦労を無にした今の奴ら。
彼女はどう思って今のこの国の状態を見ているのだろうか。いや、国と呼べるのか?いまのここは。

「死んだ後も、ここの守り神にでもされていたのだろう、人使いの荒さにも困ったもんだな、ここの連中」泉さん

「あー、、、そういうことか、」
勝手に墓をそういうふうに見て、そう思い込んで、そうしてしまうんだろうな。

「俺らは普通の墓に入りたいですね。」俺
「あーそうだなぁ、、でも、俺は、一度野垂れ死んでいるからなぁ、、野ざらしでもいいかな、、」
なんてワイルド!!!
でもそんなことさせたら、あの女侯爵に俺が殺されるわ!

周囲をよく見渡してみる。
西の方に相変わらず山脈が見えるのみで、、、

「やっぱ何もねぇな、、」俺
「・・・そうでもなさそうだぞ?先を見てみろ」
泉さんの言う、街道の先を見てみると、、、ずっと向こうに、、
ちっさな黒い点、、、
「橋?」
「ああ、っぽいな、、行ってみるか?」
「ええ、そう遠くないんで行ってみましょう!」


馬の歩行で10分程度。
ぼろい橋。
さすがに橋を薪にしようとはできなかったのか、その前に滅んだのか。

「おい、一応船なんじゃないか?」
泉さんの視線の先に。半分しずんだ川船があった。

馬を欄干にしばり、川辺に降りてみる。
ここにも死骸らしき形跡もない。
いなかったのか、もしくは風化したか、、飛ばされたか、流されたか、、

川の水は悪いとは見えなかった。少し上流に歩き、きれいそうなところで川の水を口に含んでみた。
がらがらがら、、ぶくぶくぶく、、
悪そうな匂いは、無いかな、、。味も、悪そうな味はなさそうな、、、。
ペッと吐き出し、
「泉さんはどう思います?」

「うん、悪くなってはいないかな、、できれば沸かして飲みたい。流れがさほどあるわけじゃないんでな」
確かに流れはとてもゆっくり。水量がかなり減っている。

「上流で使われているんですかね?支流作られちゃったとか?」
「あるかもな、、まぁ、今日は野上たちをまとう。やつらの調査範囲はこの上流も幾分入っているだろうし。」

俺らは当初のとおり、小山の影に戻った。


日が沈みかける頃、野上達が戻ってきた。
「おう!ご苦労!まぁ休め。どうせ何もなかったんだろ?」泉さん
野上は狼のままで、
「いやそれが、、」

さっきの川の上流の方に支流というか、水路ができていて、そこに川の水の大半が流れ込んでいたそうな。
昨日と同じように索敵していたので、今日はあきらめて昨日同様の範囲で索敵調査し、戻ってから泉さんに指示を仰ごうと思ったという。

「よくやった!、よし、ここには目印を残し、その支流の入り口に移動して、そこで野営しよう。」
と泉さん決定。


一刻ほど経ち、暗くなってから支流が見つかった。
焚き火もしないので、遠くからは見つからないだろう、多分。

川の水質は
「大丈夫です」と野上。
狼がいい、つーんだからだいじょぶでしょ?

馬に飲ませ、飼葉を与え、俺らは水筒(竹筒)の水を飲み干して川から補充しておいた。

俺らは干し肉をかじりながら休む。

ーー

翌朝、日の出と共に起きた。

水を飲み、干し肉を少しだけかじり、出発。
水量の少ない方つまり下流を向こう岸に渡り、支流に沿って進む。
勿論野上達は俺らのために一匹残して先行する。

水(川)があるので、俺らの馬は早足だ。

2刻ほど経った頃、一匹の狼が戻ってきた。

「む、何か見つけたな?」泉さん
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