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後後97 敵港湾占拠!敵戦車部隊来襲?!
しおりを挟む艦橋から双眼鏡でそれらを覗いていたら昔どっかで聞き慣れ音?
きゅらきゅらきゅらゅらきゅら・・・
おっ!!!
大田さんが嬉しそうな声をあげる。
・・・・まぁ、気持ちはわからんでもない、、
建物の間から現れたそれは!
大量の無限軌道車、砲塔を載っけた、、つまり、戦車である。
が、、、
がっくり、膝を着く大田氏、、で、そのままバタリ、と寝そべる、、、
後ろに蒸気機関なんだろうなー、釜載せているよ、、
アレにイッパツ食らったら爆発するよね?結局圧力釜だもんなぁ、、
なので砲塔回りません。左右に30度くらいじゃね?動くの。
その砲も、、太くて短い、、あの丸い砲弾を撃つ先込め式の青銅砲みたいなかたち、、、
後退装置、なさそうだけど、いいのかな?
「あ、んじゃ、あの潜水艦も、、、かたちだけ?潜れなかったんじゃないスカね?」
「だろーよー、、、もーいーよーーー、かえろーよー、、」拗ねる大田
「あ?なんだ?メテオやっていいのか?メテオ?」王様
「少々お待ちください!!ロボの実戦テスト先にさせてくださいよ!せっかくなんだから」ガク
「あ、折角だからってーんだったら、儂のメテオも同じじゃろ?」
「戦場じゃ、部下に手柄を譲ってあげるのが上司の役目でしょ?最も最上位の上司様?」
ぐぬぬぬうううう、、、
「シューレ先生お願いします!!」ガク
「おう!任された!」
んじゃ、いけロボども!テキトーに全部の武器使えー♪
とシューレがつぶやくと、
「ま”!!」×100!
・・・ステッキでぶん殴って戦車潰すってのは、、、、
しかも皆それから始めてる、、、
魔法ステッキで撲殺から始める異世界生活とか、、、なるのかなタイトルw
案の定、
ドッコーン!!とか大砲の音、
ガイン!!!と、ロボの装甲に跳ね返される丸っこい弾丸、、、
その戦車の乗員が出てきて中掃除して、もうひとりが濡れた布あってて砲を冷やしている、、、、
先込め砲そのまんまじゃん、少なくとも栓尾式くらいしとけと言いたい、、、
んじゃ、難民達が言っていた車ってのも、釜積んだ蒸気自動車かよ、、、
工場から煙もくもくって、工場の動力も蒸気だったんかよ、、、
「イメージだけ持ってたけど、知識がなさすぎ、なんだなー、、支配者の外来、、」俺
「そーなのか?」
いつの間にか隣で大田さんの使っていたダブル遠眼鏡(双眼鏡w)で見ている泉さん。
「はい、多分、そいつのイメージ通りのものになっていたらマジ少しは厳しくなってたんですけど、、」
「はぁ、、能力がおっつかなかったわけだ。」
まぁ、、かわいそーだけどw
どっかにそういう奴いなかったっけ?向こうの歴史で、、
「うちもロボいなけりゃ結構厳しかったか、も、、、いや、、ねぇな、、蒸気戦車?負けるきしないよなぁ、、、蒸気潜水艦?潜れないんじゃ、体当たりでも勝てるよなぁ?どーせ魚雷なんかないんだし、、鉄砲も先込め式だろうし、、
うん!ロボなしでも勝てたかも!!」オレ
「・・・・・・・・・・・」泉さん、王様達、、
「んじゃ、大聖霊様、ロボ部隊の戦闘停止お願いいたします!」王様
「おう、ロボ達、もういーぞー、、端にせいれついしていろー」シューレ
「ま”!」×100
「んじゃ、全部隊下船!降りた部隊から周囲の安全確保していけ!捕虜、いらんからなー、やるか逃がすかにしろー。鉄砲だけには注意しろ!死ぬからなっ!!!」
「おーーーー!!!」×全兵士
他の船も岸に付けて兵士達がどんどん下船していく。
小館隊といずみ隊は甲板からそのまま陸に飛び降り、そのまま2匹ペアで走っていく。
「あ!ずりー、、おまえら!小館隊に獲物取られるぞ!!お前らもガンバッて手柄上げろよー!!」王様
「いや、それうちも一緒ですから、、東武軍と小館・いずみ組は別物ですから、、」領主様
「ああ、でももう行っちゃったから、おれらは落ち穂拾いだなぁ、、」悲しそうな将軍様が姫に言う
人狼部隊達のみでも過剰戦力だったよーです。
ーー
で、付近の敵の鉄砲部隊は皆人狼達が蹂躙し壊滅。
白兵戦はわずかで、小館隊もいずみ隊も手出しせず。得物は奪わない、を徹底しているのだw
敵兵士達のほぼ大半が鉄砲兵らしかった。
先込め式のリボルバーを持った士官もいた。
「薬莢ってものを知らなかったのかな?」俺
「・・・あほうだな」大田
もうどーでもいいんで辛辣になっているw
敵の心を折ろうとした俺達だが、先に大田さんの心が折られちゃったwみたいなー
「でも、奴は、あの戦車ができたとき、やっとどうにか出来た、とか喜んだんでしょうねぇ、、」俺
「・・まぁな、、一応あんなんでも無限軌道になってるんだ。それだけでも上出来だよな」大田
「鹵獲してって、無限軌道馬車、荷馬車とか作りますか?雪とかぬかるみに強いかも?」
「ああ、いいかもな、、、やってみるか」
少しは持ち直したかな?大田さん、、
港の占拠はすぐに終わった。敵が皆逃げてったからね。
で、逃げていく方向に追えばいいわけで。
施設は結構いいものだった。
電気はない。一部だけだと言っていたので、港までは来ていないんだろう。
電気は開示禁止技術筆頭だからな。破壊し尽くさないとなー。
将軍様と王様が今日はここで野営しようと決めた。
「まぁ、敵を焦らすためだな」将軍様
敵はびびって一夜を明かすことだろう、あっはっは!とか大笑いする将軍様
「いやー、多分逃げてるんしゃないっすかね?」大田さん
「でも、ロボ情報行っているはずですよ?」
「んじゃ、どっかの山の上とかから、見る、とか?」
「そんなところですかね?」
集めてきた食料は大したものがない。難民達が言ってたように、食糧不足なんだな。
が、
「ポテチだ、、」
と大田さんが見つけてきた。
あっちのほど薄切りではないけど、いうなればパチもん手作りポテチ、、みたいな?
でもうすしおで、アジノモトはかかっていないけど、芋のホンモノの味でこれはこれでいいかな?
「唯一の成果ですかね?」大田
「ですねぇ、、」俺
ごはんがなければポテチをくえばいいじゃない
ぷ、
大学んとき、粉にしてご飯にかけて食ってたなぁ、、
まじっすか?
・・・とりあえず食える、、ぞ?
・・・なにやってたんすか、、大学まで行って、、、
・・・まーじゃん?
・・・・・・・・・・・・・・・・
いや、こっちにコレたからこー、まともになれてだなー、、、
と言い訳言い出す大田さんを放置して、泉さんからまわってきた竹筒の酒を一口貰い横になる。
なんだかなぁ、、、
あ、やっぱ、ボケ神様仕様なのかなぁ、、これも、、、
ーー
ぶおーーー!!
法螺の音で起床。
はじめて?なんかすごい音ですね?
「うん、恐竜が屁をこいたような音なんで、めったに使わんのだ」
と、
すぐ先で焚き火にあたって干し肉を炙っている領主様。
朝は少し涼しいかな?
俺も腰袋から干し肉出して炙る。
岸で釣りをしている兵が何人かいる。
「・・・・なんか、のんびりしてますねぇ、、」
「ああ、野上たちがな、斥候をかってくれて、今見にいっている。戻ってくるまで暇だ」
ああ、昔の戦争って、ぶったぎってとかばかりじゃなく、のんびりもあったんだなあ、、
メリハリ具合がすごかったんだな、、
だからいざっつーときの反応が半端なく早いんだなぁ、、、
などと納得。
あちち、、はふはふはふ、、もぐ、もぐもぐ、、、
炙るとうまいね、、
食後、
そこらの瓦礫や、まだ半分ほど残っている建物を散策、、、なんかねーかな?
「おう、お宝探しか?」泉さん
「特にこれっつーもの、無いっすねぇ、、うちらんとこと、そう変わりないし、、」
「あ?厠に行ってみ?」
?
あっちだから、、
と言われて行くと、、
目標まで約50m、、、くせぇ、、でも見といたほうがいいよなぁ、、と息を止めて、、たたたたた、、、
うげっ、、、
たたたたたたたたたたーーー、、
・・
っぷはぁーーーーー!!!
「あっはっはっは!」
そばに来て見ていた泉さん
「まぁ、昔のはそんなんだったろ?」
まぁ、も少しマシでしたけど、、まぁ、、
「皆お前の便所に慣れすぎて、だっれもコレ使わないわ、、」
「んぢゃ、どーしてるんですか?」
「ほれ」
と泉さんがあごをしゃくる先
海から上がってくる者が居る、、
あー、天然、、、、
「・・・・アレより(先程のクッサイの)より、ましか、、」
「だよなー、しかも塩水でキレイに洗えるwww」
「おう、ガクも見たのか?あのくっさいの、、」領主様
「・・・・」まだ臭いが、、
「外来っても、いろいろ居るののう、、ここのみたいにおかしなものだけ、だけ、作る輩。お前みたいに人々の生活がどんどんよくなるのを作り出す者、いろいろ効果的になるよう考えるのが得意な福田のような者、大田のようになんか面白いものが好きな者、いろいろいるのう、、」領主様
・・・・
「だが、悪化させる者だけは許せぬな。民を養うことが出来ぬような欠陥ゴミがひとの上に立とうなど、言語道断。たたっ斬る以外、そいつのそいつの存在意義はないだろう?生かしておく理由はない。斬る理由は両手に余る。」
お怒りです。
領主として、の怒りは俺にはあまりよくわからない。平民なので。
でも平民としての怒りなら、幾分わかる。
俺がここの支配者に支配される平民だったら、革命起こしたい。
けど、自分が支配層になれるなど不相応なことなども思えない。
だれか、将軍様やこの領主様のように「支配者にふさわしい方」になってもらいたい。
多くの「支配者にふさわしい人たち(ひととか限らないけど)」を見てきた。それだけでも、この世界に来てよかった。
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