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後後160 新たな村×モグ ちげーよw
しおりを挟む翌朝朝食後、皆が畑に出る時に俺らも引き上げた。
朝食は麦がゆと漬物。材料の割には美味かった。ホンモノの百姓は材料を活かすのだ♪
パンピーには、、シューレくらいにならなきゃ無理だろうなー♪皮剥かねぇぜ?!
帰りの馬車は空身だったので馬もご機嫌。
いくらサスがあるからっても凸凹道なので抑えて貰う。
がたごとがたごと・・
「泉さん、あの村、泉さんが見てるんですねぇ」
「おお、そうだ。俺らが帰ってくるまではそんちょが見てたらしいが、行き来もアレにゃ大変だろ?」
そうかあ?すんげー元気そうだし、、
「で、奴等を知ってる俺が見ることになった。奴等も俺のほうが楽だろ。」
「そりゃまぁ、、拾ってくれたんだから泉さんはもう彼らのボスなんだから」
「・・・・・。まぁ、そうか、、」
「彼らの嫁さんとかは?」
「もう数年で落ち着くと思う。年貢を献上できるようになったらだな。」
「何年ってなってるんですか?」
「・・・てきとー、、」
ああ、余裕が出来たらもってこい、って程度か、、、泉さんの配下扱いなんだな、領主様も。
泉さん、もう2つの村持ちか、、、すげーな、いつの間にか結果的にそうなってるw
本人認識してなさそーだしww
「水田、できるよになればいいっすね」
「ああ、奴等、そのうち酒作りたいって言ってるからなぁ」
「・・・すげーっすね?」
「おう、根性あるよなー」
流石泉さんの配下だなー
「もちっと小館に近いほうがよかったんじゃないですか?」
「いや、奴等が言うには、少し遠くのほうが後々いいだろう、ってな。」
「後々って、数世代後とかじゃないの?」
「そんなとこだ」
やっぱ俺の時代よりこっちの百姓のほうがすげぇな、、普通に数世代後とか考えちゃうんだろうなぁ、、
「よかったっすね、、あんなできる者たちを山賊なんかで腐らせないで」
「まあな、、うまくはまったなぁ、見事に」
街道に出たら速度を上げ、途中の茶店でそばをすすって冷をいっぱい飲む。
まじ、俺が死にそうになったあの景色と同じ場所だとは思えんわ、、
今他に誰か同じところに生えて来ても、民家見えるだろうし、少し行けば畑あるし、、数日さまようとか在りえん。
「そ~言えば、北山領、結構多く逃げ出したんで、今どーなってるんでしょね?」
「なんだか、直轄領にして、鉱山は王宮直営で、後は放置、とからしいな。場所がいいからまたはやってるんじゃね?」
まぁ、、まともに鉱山経営すりゃ人が集まるし、、港もあるし、漁師もいるし、
「・・・西の大陸との貿易とかは?」
「してないじゃね?特に必要なものとか、向こうもこっちも無いだろう?」
確かに、、、
「商人が欲張って無理やり、ってのが無ければ、必要ないですねー」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・まぁな」
「その間は?」
「いや、、、なんか、やりそうなのが居たんじゃなかったっけ?と思ったが、思い浮かばなかった。多分いないだろ、うん、いないよ」
たった!ふらぐがたった!!
めんどーごと、嫌いっ!!
回収しなければいいのに!
あー景色がきれいだ!このまま穏やかな日常が続きますように!!
俺の相手はモフ郎やモフ子達のみで充分っ!!
モフで思い出した。
「泉さん、あのモグラ、さっきの村に貸し出したら?」
「お!いいな!まだ開墾できていないとこやらせりゃ、奴等もかなり楽になるな!」
ということで、
村に戻ってからすぐにシューレの食堂に行く。
今日はまだ来ていないというので、来たら知らせてね!とお願いしておいた。
そんちょにもあの村に派遣させていいと許可貰った。一応村民扱いになってたからな、俺が飼うとなった時点で。
で、食堂に戻り、シューレに
「やつが派遣を容認したら、派遣から帰ってきたらたらふく食べさせてやって!」とお願いした。
「おう、村中から残飯かき集めるわ!」シューレ
・・・・・・
もすこしおいしくしてあげてください、、、
ほど無く、モグラ来ましたー、って子供が呼びに来てくれた。
「よおモテないじゃなくって、ごむたいだったな君!元気そうだな!そんな君に重大な任務の依頼が来ている、王宮付きの者たちからだ。」
「え?!!ボクに王宮からですか?」
「王宮付きの者たちからのたっての依頼だという。よかったな!大出世だ!」
「・・・ううう、、ボクが、、ぼっちのボクが、、」
モグラは誰だってぼっちだけどな?縄張りうるせーつーじゃん?
「で、そのボクへの、たっての依頼とは?!!」モグ
「この村から南の方にかなり行くと、開拓村がある。その未開地を開拓するのだ!おまえが!!おまえは開拓王になれっつ!!!」
「ぼ、、ボクが、、開拓王に、、、」
(なんだ?その開拓王って?)泉さん
(あとで、、)
他の連中は興味深く聞いている。シューレも能面になって聞いている。あれ、おもいっきり笑いこらえているんで能面になってるんだよなー、、
で、結局即OKしたモグ。
今日はごはん優先なので、明日朝連れて行く。で、食事は毎日こっちに帰って来るのも厳しいので、
「私が(村中の残飯を)そっちに転送してやる。安心して働け!」シューレ
「おお!流石王宮依頼!大精霊様も大協力っつ!!」感動モグ!
必死に堪えるシューレ。がんばれっつ!!
ここで吹かれちゃ、台無しだからな!
翌日、
朝食をたんまり食べさせて出発。馬で。泉さんのほうが上手いんで、しかも軽いし、、泉さんとモグラの二人乗り。
早駆けで昼前に着く。
リーダーに説明し、夜飯をたっぷりあげてくれと。
家はどうする?と訊くと、
「モグラなんで土の中です」
「で、わりーが、、ミミズはあまりたべないでな?畑を耕す助けになるんでな、、」リーダー
「ダイジョブです!今はミミズより美味しいものあるので!!」モグ
かくして、ばっちりな引き取り手が決まったごむたい君!
頑張れ!!
夜。シューレの食堂。
奥でドラゴン人達がうるさいのんで外に出してあるテーブルに座って飲んでいる泉とガクとシューレ。
「よく我慢したね?」ガク
「おう、、多分、今まで生きてきて、これほど困難なことはなかったんじゃないかな?くらいだな!」シューレ
・・・・・
「まぁ、、あそこで吹かれちゃ、いくらあいつでも、、、、、いや、、気づかなかったかな?」
「でもシューレが吹いたら、全員吹いてましたよ?」
「ああ、、なるほど、、」
「しかし、おまえら2人の依頼なのに、」シューレ
「嘘ではない。泉さんの配下の村の為に、王宮付き学者の俺と、王宮付き剣士の泉さんが依頼したんだから。」
「でも奴は王宮から、、いや、、あの将軍なら面白がって自分で飼うとかいいそうだな?」シューレ
・・・・・((ありえる、、充分に!))
「しかも開拓王!」だーはっっはっはっはっは!!と爆笑の2人。
こいつらっ!!
王様、自分の直属のなんかほしがっているからね。騎士団いるのにさ。領主様に対抗して、なんかおもしろかっこいいのが欲しいみたいだし。モグは面白いのみだけどw
モグラ部隊とかなー、、隠密性抜群!!www
更に、だーはっはっは!!!と、泉さんとシューレ
勝手に心を読んで爆笑する2名、、こいつら、、、
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