【ありがとうございます!!底辺の壁突破!!】拉致放置?から始まる異世界?生活?【進めー!!モフ☆モフ!!】

uni

文字の大きさ
306 / 409

後後180 泉さん兄になる? おぬいさま

しおりを挟む

チュンチュンちゅん!
と、小鳥の声に起こされて、、、

ガクが目覚めると、そこは雑魚寝場だ。
まぁ、、人狼達といるとこんなだし、、変わらんか、、

でもそこに居るのはこの大陸で最も強いドラゴン王と王妃、それらがビビる幼女剣士、である。
「あれ?」
と、ガクは自分の立場に気づく。モブではない、主役である。しかし凡人?極フツーのひとなのだ、チート無し。

まぁ、いつものことだし、と次の瞬間には開き直ってるガク。

あ、と振り返ると、アニャータはまだすやすや寝ている。少し寝返りしたくらいで寝相は良い。
流石(多分)いいとこのお嬢様である!!

でも、、惚れ惚れする毛並みだ。宝石のような、、つか、毛並みって、その生き物が生きているからすごく毛並みがいいんだよね、毛皮になっちゃったら半減以下、ガクにとっては無価値。モフは健康に幸せに生きていてこそっつ!!byガク

ほぼ猫っ可愛がりの飼い主に近い感じだね?

おや?
変な気配に気づく、、
その気配のする窓のほうを見ると、、こそこそとした感じで見えるとんがった耳がいくつか、、
狼の耳。
ちっちゃい耳。

「子どもたち、いいから入っておいで!」ガク
ぴょーん!ぴょーん!ぴょーん!と、3人の子狼が入ってきた。
「せんせー、、なんか毛並みの良いお姫様が来たってー?」
「せんせーのおよめさんにお姫様がきたってー?」
「せんせーすごいねー!王子様になるの?」
・・・・
「ならない、王子様にはならない。センセーはずっとせんせーだし、おまえらにブラシを掛け続けるぞ!」
決意をにじませるガク。

わー!ともふもふもふもふの頭をガクにこすりつける子狼達。
ほわわわわ~んん!!!
天国っつ!

い?
アニャータが物欲しそうにガクを見ている、、、
「あにゃーた、さん?起きたんですか?おはよ、、・・・・・いいよ、来ても」
ひゅんっ!と猫の見えないほどの素早さで子狼達に抱きつき
「あにゃーたですー、よろしくね!あなた達!」
「ひゃー、もふもふぅーー」
「すんげー、、、ふわふわー」
「もふわもふわですわー、雲の中にいるみたいー」

あ、、、いいなー、、この中に入って挟まれたらっ超極楽だろうな、、死んでもいいや、、程な。
うらやましーガク。
その視線に気づくアニャータ。
子供と自分の間を少し空けて、
「どうぞセンセー」アニャータ
「「「どーぞーセンセー」」」

しゅばっ!!と飛び込むガク!!

・・・あー、、なんて、、なんて極楽、、どころじゃねー、、もう天国なんか遥か足元、、、なんだろう、、死んだかな?あの世かな?
創生の世界かもしれない、、、
と、気を失う、というか、、あっちに逝ってしまったガク。

目を開き、よだれを流し、、身動きしないガクにアニャータ達が気づくのは、泉達が起きてからだった。

ーー

「この朝食も、、美味しいです!!」アニャータ
焼き魚定食。シューレが気を利かして猫が好きそうな魚にしよう、と直々に作ってくれた。
うん、今のこの世界で最も美味い焼き魚定食だぞ?

「よかったな。美味しい食事ができるのは幸せだよね」
「はいっ!!」
喜んで食べている。お代わりいくかな?

「お変わりするか?それとも食後のデザートにするか?」
・・・・・・・・
「迷ったら、お代わりしとけ、ここでは大体そうだから。シューレー、お代わりクダサーイ!」
「おう!」
シューレがどんどんおっさんというか、棟梁つか首領つか、に成っていっている件

健康体こそ見事なモフの源泉!!
でもなんでこんな見事な、、女神みたいな、いやさ!女神以上なモフなんだろう?
アニャータは朝起きたままそのままで食堂に来ている。なので猫のまま。
皆、一人残らずアニャータを見る、視線が釘付けになり自らの意思では離せなくなる。
それほどのモフ美!!、美モフではなくモフ美(ビ)だ。桁がいくつも違うのだ!!

なぜかシューレだけは普通。あ、あと泉さんと匕王夫妻も。
というか、人外は大丈夫だということか、、、
ん?泉さん、なぜこっち見るのかな?

食後にケーキを2つ、紅茶で食べて満足したアニャータ。

あれ?騒がしい連中がいない?
「シューレー、ドラゴニアの人達と将軍様は?」
「ああ、今朝は来ていないな?どうしたんだろ?」
「昨晩は居たの?」
「ああ、入れ替わりの王様が来て、また盛り上がって、、そうそう、、離宮で二次会ぃいい!!とか言ってたんで、朝までコースだったのかな?」
・・・・誰だ?
あ、あのごっつい人かな?(ものごっついのは2人ほどいる)

「あれについていけるウチの将軍様、すごいね!」
「俺もそこまでとは思っていなかったな、、ドラゴン並なんかな?」
泉さんも驚きの!


で、その将軍様は二日酔いで唸っていた。お付きの者も薬草で胃薬を作って飲ませることくらいしかできない。
それでも!ドラゴン人の中でも酒に強い者に付き合えただけすごいのだ、ひとの中では!


ガクと泉はアニャータに村を案内した。
子どもたちがたくさん居る学校がお気に召した様子w
また、ガクの屋敷の方の幼年学級を見て、しっぽをぶんぶん振って、いまにも突っ込みそうになっていた。
目の瞳がまんまるく、でっかくなっていたからね!(突撃寸前)

村長屋敷に行って、服を貰う。子供用から大きい子用まで結構揃っている。
アニャータは着たままだったから、昨日来ていた服は洗ってもらう。
服をもらい、人間形態になった。

「泉さんの姉、とか言っても通じるな」
そう思ったのでポロッと口に出すガク

ぼふっつ!!と尻尾を出して振るアニャータ、視線は泉さんに固定、徐々に瞳が丸くでかくなっていくアニャータ
「すんげーわかりやすいね?!」ガク
「俺、狙われているの?」泉
「そうらしいっすね?w」
・・・・・・

かくして、泉さんはアニャータのおもうとになりそうだったが、「兄と呼べっつ!!」と譲らない泉さんに負けて、
「おぬいさま」と呼ぶようになった。

「また泉さんは名前を変えたのか?今度は”おぬい”さんか?」
と、村のもの達は噂した

        ぷw
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。

かの
ファンタジー
 孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。  ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅

あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり? 異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました! 完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜

もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。 ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を! 目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。 スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。 何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。 やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。 「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ! ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。 ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。   2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!

アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~

うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」  これしかないと思った!   自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。  奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。  得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。  直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。  このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。  そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。  アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。  助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。

【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~

御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。 十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。 剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。 十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。 紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。 十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。 自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。 その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。 ※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

処理中です...