358 / 409
後後227 おいしいもの至上主義
しおりを挟む今、俺達は村に帰ってきている。
翌朝に王宮に戻って、朝食の席で会話になったときに「今日村に戻りますねー」と宣言。
そこに居たおっかさんが
「丁度いいや、私達もシューレの店を見たいのでお邪魔するよ」と。
「おう、来い!歓迎するぞ!!」シューレも当然帰っていなかった。
農国の王様も、うちの将軍様も止められない。大精霊2人wwww
多分、いろいろ考えていたんだろうけど・・、ごめんね!♪
ーー
「やっと帰れましたねー」アニャータ
「うん、ここが一番。」
と、
もう早速トリミング小屋でトリミングをしている2人。
ねこ人達はいずみ村からも来る。
アニャータの毛並みはねこ人達の憧れだ。その毛並みを維持させているのがガクだと皆知っているから、ガクにトリミングをしてもらいに来るのだ。
人狼達は皆アニャータにトリミングしてもらっている。美人で可愛くてソフトだから。ガクは結構ガシガシ行くのだ。
効果は必要な強さはあったほうがいいので、ガクのほうが効果的だが、トリミングしてもらっている感じはアニャータのほうが気持ち良い。だからアニャータにやってもらう。
最初は美人だから!ってーだけだったけどなっ!!
2人でトリミングしてるっての、なんか気分が良いと思うガク。
一人でもくもくとやっているより、なんかすごく良い。
「ガクせんせー、なんか以前より雰囲気変わってねーか?」
と、アニャータにトリミングしてもらっている狼が言う。
「そうお?アニャータが一緒だからじゃないか?」
臆面も無く言うガク。
「・・・・・・・・・・」ねこ人、人狼
アニャータ、顔が赤くなっている。
「ま、あれだな、これこそ赤い糸に結ばれてたってやつだな」
と、隅でごろごろしている泉さん。
いつの間に居たのか?
帰ってきてからずっといる。よほどヲッチが楽しいと見える。
「ま、そんなところだな。」外から窓枠にもたれかかって中を見ているシューレ。
「ここまでばっちりなつがいは始めてみたねぇ、」と、シューレの横にいるおっかさん。
いつの間にか来てみていたようだ。
「うむ、見世物になってるな」ガク
「ええ、もろ見世物ですねー」アニャータ
こういう、まったりな空間・時間は、皆の心を平穏にさせる。
気づくと昼過ぎ。
切りの良い所で午前を終え、昼食にシューレの店にぞろぞろ行く。
「今日の定食はなんだ?」泉さん、歩きながらシューレに訊く。
「なんだろう、もう任せているからな、でも魚が多かったから魚じゃないかな?」
「ここの魚は美味しいから好きです!」アニャータ。ねこだもんね!
(入力者注:うちのお猫様はあまり魚食べません。なのでねこにもよるのかな?)
「武国飯って知らなかったので、なかなか興味深いよ」おっかさん
「そうね、それはそれで変わった美味しさで、全種類堪能するまで居たいわね!」アニエッラ(おっかさんの娘)
「心ゆくまで滞在すればいいじゃないか」泉さん
グレゴーリナ(おっかさん)がシューレを見る
「イイぞ?問題ないし。」シューレ
決まり!。
・・・・・・・・・・・・・・・・・大精霊が2人もいる村。かつて歴史上、そんな村があっただろか?byガク
「めずらしいだろうな」泉さん、のんき過ぎ?
「そうだなー、遊びに来るとかはよくあったろうけど、滞在とか住むとかは聞いたこと無いな?」シューレ
「住んじゃおうか?」おっかさん
「いいんじゃない?」娘
皆勝手にガクの心を読んでいるw
・・・・・・世界最強っつ!!!
「「「「あーはっはっはっはっは!!!」」」」
笑い事にしている4人っつ!!
流石にドラゴン軍団が来ても小指一本だろうよ、、、
「いや、両手くらい使うと思うぞ?」シューレ
「だねぇ」おっかさん
そーですか。
「おや?凄い話をされていますね!」
と後ろから現れたのは、グレース公爵でござんす?
で、その隣には
「我々も離宮に来ましてね、たまたま」
と、匕王
「ほんに」匕王の嫁さん
この大陸の主要戦力全員集合しましたっつ!!!!
「ここにメテオでも落とされたら大変だな!」と笑うシューレ
「あっはっは!」おっかさん
うん、その程度どうにでもできるというレベルなんですね?
この人達が「おいしいもの至上主義」でよかったよマジ。
お昼の定食は、シューレの予想通り、焼き魚定食。
シンプルだけに技量が物言う、しかも大量生産!&注文来てから焼く!
厨房の能力を試される料理である!!
うまいっす!♪
「流石シューレの弟子達だねぇ」
「ええ、香ばしくって美味しい!」
「ふむ、、武国料理はあまり知らないが、慣れればうまそうだな」公爵
「シューレさんのは何でも美味しいですよ?」匕王
「ほんに!」と、おかずとごはん3回目のお代わりを終えたツッコミ姫こと匕王妃。
アニャータが少し物足りなさそうなので、俺がお代わりをたのんだ。で、来たらアニャータの前に。
「!ありがとう!」と喜んで食べはじめる。
生暖かい視線を感じたので見ると全員が見つめている。
見世物だな・・・
「しかたないぞ?おまえらはおもしろいんだから。」泉さん
「うむ、、見ているだけで和むからな」シューレ
皆うんうん頷く。
そうですか。
ま、アニャータが気にしないからダイジョブ!
0
あなたにおすすめの小説
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜
もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。
ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を!
目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。
スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。
何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。
やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。
「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ!
ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。
ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。
2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる