【ありがとうございます!!底辺の壁突破!!】拉致放置?から始まる異世界?生活?【進めー!!モフ☆モフ!!】

uni

文字の大きさ
359 / 409

後後228 宴会村

しおりを挟む

公爵は今は匕王の離宮に滞在しているらしいが、というか、匕王に一緒に転位で連れてきてもらったとのこと。
で、農国王からの要請で、この小館村に離宮を作るとのこと。聞いてねーよ?。将軍様と領主様の許可を貰っているとのこと。仕方ないけど、あとで一言いっとかないとエスカレートする件!!

「場所は川向うね?」俺
「・・・わかった」公爵
「匕王様の離宮は、遠慮して向こうにしてくれたんだよ?」俺
「わかったと言っておる」
まぁ、、

「おばさま?」アニャータ
「うっ!、、わかった・・・。」公爵
強ぇな?我が嫁!

(俺も何か言っとくか?)泉さん
泉さんは、己がなんか公爵に強い?と感づいているみたいだ。
(ありがとうございます、でもだいじょぶ、今回はアニャータで押さえられたみたい)
(いつでも言えよ?)
(どうも!!)

精霊2人は生暖かく俺と泉さんを見ている。

「このコンビも面白いよねぇ、、」おっかさん
「ああ、双子の兄弟以上だ」シューレ
ヲッチ対象らしい。

「あれだね、シューレがここに居つくのがよくわかるわ。」
「だろう?」
珍獣動物園?

「コレら意外にも結構おもろいのが多くてだなー、ひと、ってなかなか侮れないものだぞ?しかも獣人達でもなかなかの玉がいてなー」
「ほうほう、、そのうちにおもしろいのみせておくれよ?」
「まかせろ!」

やっぱこいつら”おもしろい”と”おいしい”だけのために存在してるんだ!!
「「あたりまえじゃないかっつ!!!」」
そーですか。


食事を終え、俺とアニャータはモフ達が待つトリミング小屋に戻る。泉さんだけ付いてきた。「今日は暇だからな」と。
シューレはおっかさんを弟子たちに紹介したりそんちょを見学に行ったり、クマを見に行ったりするらしい。やっぱ動物園?

公爵は匕王に案内されてクマの工房に行く。離宮建築の依頼だと。

やっぱメテオで攻撃対象No1だろう、この村。

もともとあのそんちょが珍獣くさいからなぁ、、ここはあれを中心に珍獣たちが集まったり、珍獣に変えられたりしてってるんじゃないか?
モグラとか居つくし。

で、
その日の夕方。
最後のモフを仕上げ終わり、「今日もおしまいー!!」「お疲れ様でした」「アニャータもお疲れ様ー!!」とかやって、
んじゃ晩飯に行こうとなった。

「今日の晩飯はおっかさんと公爵が来たんで、奴等のおごりで飲み会らしい、裏の広場だと」と泉さん
「ほうほう、なかなか粋なはからいを!」俺
「たのしみですねー」アニャータ

風呂に寄ってさっぱりしてから行くことにする。アニャータはこの村に居る時は大体ねこの姿である。本人もそのほうが気楽らしい。獣人は本来の姿のほうが楽なのだ。

風呂の外でアニャータと泉さんを待つ。番台で冷たい飲み物を貰ったので外の縁台に腰掛けて、飲み物を飲みながら。
いつから飲み物配布はじめたんだろ?嬉しいね。もしかしたら冬にはあたたかい飲み物になるのかな?

こっち、東武領はまだまだ冬には遠い、というか秋もまだまだ先だ。
今年は雪が降らないといいなー・ここんとこ2年連続で降っている。勘弁してよ、である。
あ、でも今年はアニャータがいるのであったかだ!!幸せである!!

あ、いつの間にかアニャータと泉さんが来てて、ニマニマしている顔をのぞいていた。
「こほん、さて、行こうか」俺
ぷ!と2人。
俺が先に歩き出すと、2人はなんか話しながら付いてくる。たまにケタケタ笑っている。

「泉はほんとにお前たちの保護者に成るつもりなんだな」
と、シューレがいつの間にか横に居た。
「あんた達の繋がりって、あたしゃ2千年ほど存在したけど、見たこと無いくらいだ。」
「うむ、言うなれば・・、自分と自分以上?」
「なんだいそれ?でもわかるよ。そうだねそれさえも足元だね」
「まぁそうだな」

「「・・・・・・・・・・」」
シューレとグレゴーリナは少し心配していた。ガクは普通の人だ。真っ先に寿命が尽きる。が、ガクの子達とアニャータが残る。アニャータはうまくいけば200年くらい生きる。その間に子たちもつがいになりその子達をもうけるだろう。
だが、泉は”ガクの子たちの保護者として”の使命感のみで大丈夫だろうか?

「ま、どうにかするさね」おっかさん
「そうだな、我々しかいないしな」シューレ



シュン!
シューレが皆を裏の広場に転位させた。
端にできている広い縁台の上に。

「おや?」
「あら!」
わー!!ぱちぱちぱちぱち!!

目の前で座り込んで食事や酒を囲んでる者達、数百人?訓練に来て滞在している北や農国の獣人兵士達も含めると、そのくらいになるのだろう。村の人員全員らしい。

あ、と思い、振り返り見上げる。
ガク先生、アニャータ、結婚おめでとう!!
と書いてある。
アニャータもガクにつられて見ている。

シューレと泉に促され、
「みんな!どうもありがとう!!嬉しいです!!アニャータと幸せにやっていきます!!」ガク
「私、この村に来てそんな経っていませんが、どうかよろしくおねがいいたします!お祝い、ほんとにありがとうございます!!」

アニャータには特に獣人から声援がとぶ。そりゃ獣人の大半はアニャータにトリミングして貰っているし、アニャータがトリミング始めたのでベテランが2人に増えたのだ。
トリミングに対してアニャータほどの本気に成る者は他にはガクしかいないのだ。

宴会は、村長の乾杯の音頭で始まった。
ガクとアニャータは皆の間を進み、挨拶して回る。

開拓村の者達とモグラも来てくれていた。
いずみ村からも何人か来ている。特にねこ達が多い。うさぎとか、まぁ、モフ絡みになってるのは仕方がないw

匕王様夫妻もいるが、普段から村に馴染んでいる。その地位を隠しているという前提でこの村にいるので、皆それに乗っかってあげている。なので堅苦しくない。
匕王様の親戚のドラゴニアの者達は見えない。

「あれ?ドラゴニアの人達は?」
「最近、あまり来なくなった。」匕王
・・・・・
「ダーリンが叱ったんです、4周目に入った時に」王妃様=ツッコミ姫=本名ツッコミーナ
なるほど、延々と続きそうだったんだ

領都や王都からは誰も来ていない。
「王都と領都には来るなよーって言っといた。皆気を使うからな。あっちはあっちでなんか考えているらしい」
と泉さん。

「やばいね?」
「まぁ、頑張れ」他人事泉
「そうなんですか?」アニャータ
「・・農国のあれはごく普通だからな。こっちのは、悪ノリが凄いんだ」解説者泉
「少し、楽しみですね!」
我が嫁は強い!!
泉さんも、最初はポカンと口をあけたが、あっはっは!と笑いだした。

「流石ガクが選んだ嫁だ!あーっはっはっは!!」
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。

かの
ファンタジー
 孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。  ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅

あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり? 異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました! 完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜

もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。 ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を! 目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。 スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。 何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。 やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。 「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ! ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。 ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。   2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!

アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~

うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」  これしかないと思った!   自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。  奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。  得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。  直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。  このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。  そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。  アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。  助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。

【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~

御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。 十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。 剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。 十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。 紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。 十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。 自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。 その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。 ※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

処理中です...