【ありがとうございます!!底辺の壁突破!!】拉致放置?から始まる異世界?生活?【進めー!!モフ☆モフ!!】

uni

文字の大きさ
381 / 409

後後250 暇な一日など

しおりを挟む

東武領の領主邸に戻っていた泉とガク。
今日もアニャータは忙しいらしく・・・。

「泉さんはアニャータと一緒じゃなくていいんですか?」
「あー、今日はいいんだとよ。いろいろ説明されたが面倒くさいんで聞き流した」
確かに中身はおっさんだよなーそんなところは。

領都には農国から来てくれたレストランが何軒かある。また数軒の商会も出てきているようだ。勿論武国の商会も農国に出ている。
どうせなら、共同出資で両方から人員入れて商会作ってしまえばいいのに、と思うだろう。が、それでは自社の経験が付かない。楽しようとすると、リスクは必ずあり、そしてそのリスクは最初はわかりにくいが、あとあとになると取り返しが効かないモノが大半だ。
農国のにも、武国の商会にも、そういうアホウなオーナーはいない。

逆に、お互いに使用人を送り込む、ということはあることもある。が、それもリスクを負うので、よほどの環境が整っていなければやらない。

ガクは商会に寄ってカレーのスパイスを買って行こうかな?と思ったが、やめた。
まず、自分では作らないだろう。そうすると、シューレの食堂に持っていくことになる。シューレがじきじきにやってくれればいいが、もし弟子たちに良いように使われたら台無しに成る可能性は高い。期待してがっかりになるくらいなら、ここの本場の店で食べるほうがいいや!と思い直したのだ。

旅先の食べ歩きは楽しかったが、もう見知った地元の街でのそれは、さほど楽しくも思えるものでもない。

街をぶらぶら歩きながら、どうしようかなぁ?と思っていた。
「もう、この街も飽きたな」
と、露骨に言う泉さん。
「直球ですな」
「取り繕ってもなぁ?」
そーだけど

長期旅の弊害だな、とガクはわかった。
だって他の者がそんなことを思う事なんてないもん!!

ちなみに、海外に住み始めると、まずそういうこと(飽きた、とか)は思わない。慣れた街でも住んでいる者達はそこの国の者達。だから自分が外人であり、いくら住んでも言葉がわかっても、文化が違うのでいくらでも知らないこと、新しいことが出てくるし見つかる。
なので、意識しなくとも外出するときはそれなりの緊張をしているものだ。面白さが消えることはない。


うー、王都だったら農国への門があるのになぁ、、と思うガク。
すくなくとも、あっちにいけば何かしらおもしろいことはある。

自分の物差しの基準が、面白いこと、になっていることにガクは気づいていない。

「まぁ、そう焦るな。酒でも飲もうぜ?」
と、目に付いた蕎麦屋に入っていく泉さん。
そうだね、そんなんでいいか。と、ガクも思った。

壁のメニューを目にした泉
「お?ガクの好きなみりん干し、あるぞ?」
「へぇ!珍しい!おかみさーん、俺みりん干しの大盛りと燗酒で!」
「へぇおまえが率先して酒飲むのは珍しいな?」
ああ、そうかも?

「でも、みりん干しはごはんより酒、燗酒のほうがあうでしょう?」
「まぁそうだな、んじゃおかみ!おれも燗酒とみりんぼしくれ」
「あいよー!」

これは商会のおかげかも知れない!
向こうのみりんぼしがうまいんで、こっちで真似してうまくできたんで広まってるのか、もしくは向こうのものか。
今までもこっちにもみりんぼしはあったが、さほどうまいものでもなかった。兵隊の保存食かな?程度であったのだ。



ガクがみりん干しで浮かれているその頃。
小館村。

「そこはそれ、私はアニャータの叔母なのだから側にいるほうがいいだろう?もし子ができてみろ、育児の助けになるだろうが。小さい邸でいいのだ、どうか頼む!」
「うーん・・・でもなぁ、勝手にそんなことしたら・・・」村長。

農国の女公爵のグレースだ。アニャータの叔母であり、泉さんの本体の叔母さんでもある。
今回ガクと泉がいないのを良いことに、村の中に自分の邸を作ってよいかと村長に願い出ているのだ。

村長は村長で、村に外の者、それも位が高い者などいれたらガク達になにされることか。最悪主要メンバー連れて村を出られてしまうかも知れない。外国に言ってしまうとかもありえる。奴等なら喜んで受け入れるところは多いだろう。
なので、村長が「うん」とは言えないのだ。

(まずったなぁ、会ったのがまずかったなぁ、居留守でも使っておけばよかったー)村長。
後悔先にたたずである。

公爵も
(今回を逃したらもうチャンスはない。作ってしまえばこっちのもんだ!)
と思っている。甘いけどね!

「村長?どうしたのだ?」
と現れてくれたのはシューレ。神出鬼没!!ちょっと違う?
「何か不穏な空気を感じてな。問題か?」

「おお!どうかおたすけおおおおお!!」と、シューレの足にすがりつく村長。ちいさいからね、丁度いい感じに?
で、
これこれこうで困っているのです、と説明する村長。
でも!私は叔母として!と譲らない公爵。

「ではこうしよう、まず私が許可を出してよいか?村長。」シューレ
「はぁ、大聖霊様が許可出すのであれば反対できるものなど・・・」
いるけどな、泉とガクは普通に反対するだろうよ。と思うが口には出さないシューレ。

「で、だ。ガクと泉が帰ってきて、ダメ、と言ったら、その邸は私が消す。もし奴等が許しても、もしおぬしがあやつらが悲しむようなことをしたら、おぬしの国ごと消す。これでどうだ?」
完全に脅しだよねー

「むう、だがしかし!私がアニャータも泉もガクも悲しまないよういにしていればいいだけのこと!よし!乗ったっつ!!」
肚を決めたグレース。

「ほう、なかなかだな?もし私が些細なことでダメ出ししたら、おぬしの国は消えるぞ?いいのか?」
「・・いや、大精霊様はそんなことしないだろう、それ以前に、そんなことを許す3人だとは思えん。」

「へぇ、奴等のことをそれなりに判ってるのか。ま、よかろう。村長、ほどほどの距離を保った場所にしとけよ?なんたって奴等新婚だからな?早々邪魔されてもな」
「へぇ、わかりました」

で、結局村長屋敷のとなりに広がる村長んちで使っている林を伐採して作ることにした。
村長のとこの女性陣が一応お目付け役ということで目を光らせるようだ。

暇な公爵様、と影で呼ばれるようになるルイーズ。
自分の領地を放置して、外国の小さな村に移住みたいなことしてるんだからな。



領主様の離宮
将軍様の離宮
迎賓館
日のいずる国国王の離宮
農国王離宮
そして
農国公爵の邸

なぜここまで増えた?


ガク、ブチ切れるんじゃないか?
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】

きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
【毎週火木土更新】 自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。 その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ! 約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。 ――― 当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。 なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

精霊さんと一緒にスローライフ ~異世界でも現代知識とチートな精霊さんがいれば安心です~

ファンタジー
かわいい精霊さんと送る、スローライフ。 異世界に送り込まれたおっさんは、精霊さんと手を取り、スローライフをおくる。 夢は優しい国づくり。 『くに、つくりますか?』 『あめのぬぼこ、ぐるぐる』 『みぎまわりか、ひだりまわりか。それがもんだいなの』 いや、それはもう過ぎてますから。

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~

よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】 多くの応援、本当にありがとうございます! 職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。 持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。 偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。 「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。 草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。 頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男―― 年齢なんて関係ない。 五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!

処理中です...