孤独な正義の味方が魔法少女になるとき!

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第二話 子どもたちとの出会い

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ここは異世界。魔法の世界。魔獣がいて、魔人がいて、ひとがいる。勿論モフ☆モフ猫耳等も。
ごくふつーの現代人には未開の地で不便で汚くって仕方がない世界だろうかも知れない。
が、アルシュの者たちには楽園である、夢の世界なのだ。
彼らをアルシュと呼ぼう。誤変換の結果ではないのを先に述べておく。今後このようなことがあっても、同様にそれも誤変換ではない。きっと



そう、、それは、、「きっと・・・」が通じる世界なのだ。




またせたな!
空に声がこだまする。
こういうとこでの魔法の使用はアリだ。そう”効果”というやつだからだ。

ドーン!!!マッサマンの後ろの何もなかった通りが爆発する!
ドーン!どコーン!!
マッサマンはそれに押し出されるように前に走り出し、ここのスラムの子どもたちを何人も拉致しようとしている賊達を殴る蹴る!!一発で顔がひん曲がり目が飛び出す!一蹴りで両足が顔の脇に並ぶ!一突きで風通しのよい腹になる。原型を保った者は皆無だった。

「よく頑張った!よく悪人に抵抗したな!おかげで俺が間に合った。ご褒美だ」
マッサマンがポケットから飴玉を幾つも出す。
「マッサマン特製飴玉だ。危険なときになめろ。舐めている間は力が続く。」

「「「「「「ありがとーー!!まっさまーーーん!!!」」」」」」

子供達の声を背に、空高く飛び立ちサル一朗太

ちなみに一朗太はサル似ではない。極一般の高校生顔。中身はアレな趣味なおっさんでも外見は外見だ。
剣道の防具を着せ、面ははずし、竹刀をもたせ、額から汗をたらし、ニカッっとかさせたら、そこいらのおねいさま達にはたまらんだろう、程度だ。
ちなみに中身は、元の世界ではとうに魔法使いを達成していた。(男はDt30de・・・。フランス語ではない)



ふう、今日も正義を達成できた、、とペンを取り、壁に張ったなんかの表の一部を塗りつぶす。
冬にやらされるマラソンの達成距離の表みたいな、、ここまで大阪、ここまで那覇、ここまでハワイ、、海は走れないけど平気で距離先にしてしまうんだよなあれ。生徒たちには理解出来ない先生多かったなー。


「しっかしこっちは犯罪おおいなー、拉致誘拐人身販売、殺人、物盗り、押し込み、火付け、追い剥ぎ、・・・
あれだな、金持ちが被害に全く合わないのが不思議だよな?」

まぁ、住み分けきっちりして、犯罪者をその居住区にいれないからね。警備もすごいし。
反面、一般人の居住区には賊上がりの衛兵を配置し、いいようにさせているから犯罪は増える。
金持ち連中は”抑止”と読んでいるそうな。

ーー

「最近、なんか小さな犯罪少ないな?」
一朗太は昼間に一般人の格好で街なかに入った。
街を囲んでいるでかい壁を越えるには門を通る必要がある。が、賄賂を渡さない一朗太はいれてもらえない。
なので飛び越える。10mはある壁をひとまたぎ、くらいにひょうい、っと越える。
人目につかないところで超えたと思ってたが、その一朗太の姿をたまたま目にしたものは「天狗様じゃ!」と腰を抜かした。


一朗太は銭を持っていた。
最初毛皮を売て銭を手に入れていたが、一度その銭を複製してみた。銅貨だったんで、地中から銅のみを取り出して作った。新品のキレイすぎたんで、魔法で経年劣化させた。
その後、銀貨、金貨まで手に入れてコピー。

贅沢を嫌う一朗太が生きていくにはたまにコピーで増やすだけで十分だった。


「おい、おまえら、何しているんだ?!!!」
子供の声だ。遠くから聞こえる。一朗太の特殊能力聞き耳だ。命名は一朗太。センスを問うことは却下する。

バキッ!ドゴッ!!ズガン!!ぐしゃ、、ばきばきばき、、ぼっきん、、
ああ、おそかったか?!

と現場。

??すげーガタイの男たちが散らばっている、手も足も頭もあっちこっちに散らばっている、、、?

あれ?他に正義の味方がいたの?

見ると子どもたちだけが居る。

「おう、、ぼうず達、大丈夫だったか?・・・・・」一朗太
フッ、っと鼻の下をこする男の子。
「俺達が始末したさ!このくらいどーってことないさ!」
「なんてったって、俺達はマッサマンの子分だからなっ!!!」他の子
そうだそうだと、他の子どもたち。

あれー?子分つくったっけ?
記憶を探る一朗太。

いつの間にか逆立ちしていた。考えすぎてひねりすぎた首に体を追随させた結果だ。腕組したままで。当然頭しか地面に付いていない。

「お、、おい、、器用だな?」少年
こえええ、、、、。ああ、なんだあれ?。ふつうじゃねーよ、、。天狗か?。こえーーー。
ここの連中は天狗が好きみたいだ。

「あー、、マッサマンの子分って、どーゆーこと?」ひっくり返ったまま問う一朗太。

「これを見よっつ!!!」あめだまを掲げる少年。
ははーーー、他の少年少女達がその飴玉にひれ伏す。

???あ、、俺があげた飴?
「それ、マッサマン飴だろ?」
「お!よく知ってんな!!そうだぞ!特別な飴玉だぞ!!マッサマンのちからの一部をもらえるんだ!!」
誇らしげに言う少年

こりゃー、危険かもなぁ、、と感じた。
脳が考えるより感覚が先に来る一朗太。いや、考えるのができないとか苦手とかバカとか阿呆とかいうのではなく、単に感覚の結果のほうが速いというだけで、考えはそのうち、そう10年後くらいに追いついてくるだろう?

「おまえら、おまえらの活躍を、誰か大人たちは見ているか?目撃されたことあるのか?」
「・・・さー、気にしてないけどー、あるんじゃね?」
「うんうん、あると思う、だってほら、大人を助けたことあるしー」
「あー、あれ、衛兵がおねーちゃん襲ってた時な」
「他にもあるぜ?質屋のおばさんの銭を奪おうとした衛兵を・・」
「ああ、あったあった

だめだこりゃ、、、

「おまえらこっちゃこー、、」
全員の手をしっかり繋がせて、
「転移」
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