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ガーデンパーティー編
そのかっこよさ、あまりにもギルティ!
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「ヴィー?」
「何?リズ」
リーゼロッテが呼ぶと、クロヴィスははっとリーゼロッテに視線を戻してにっこり笑った。
今一瞬、なんだか寒々しさを感じていた。だが、気のせいだったのだろうか。そのクロヴィスの笑顔で霧散したみたいに気にならなくなっていた。
リーゼロッテは不思議に思いながらもまあいいや、と、目の前に並べられた、クロエが選んだ菓子や軽食に視線を戻した。
きゅうりとハムのサンドウィッチは小さく一口大に切りわけられ、バターたっぷりのガレットもまた小さく、指でつまめる大きさだ。
焼き目がつやつやとしていて、まるで僕はおいしいよ、と主張しているようだ。
さっくりふんわり揚げられたクラップフェンにはクリームが詰まっていて、四角く切られたケーキにはたっぷりの苺と生クリームが挟まっている。
ちなみにラスト一つだったアイシングクッキーは、いまクロヴィスに食べられた。残しておいたのに。くそう。
「素敵、私の好きなものばっかり!」
「よかった。食事は僕も担当したから、そう言ってもらえて嬉しいよ」
「ええっ、ヴィーが?味見担当だったのに……」
「味見担当だったからだよ。毎日リズの美味しい料理を食べていたから」
そ、そう……。とリーゼロッテはクロヴィスから顔をそらした。こころなしか、顔が熱い気がする。
そんな昔のことを覚えているなんて、クロヴィスはリーゼロッテを喜ばせる天才だろうか。
「あれ?クロエは……」
「アーデルハイト嬢なら、ほら、あそこ」
「だ、第二弾を取りに……?」
遠目にクロエの青いドレスが見える。
確かあれはローストビーフの列だ。そこそこ混雑しているが、クロエはなんのことなく仁王立ちのようにビクともせず並んでいた。
「彼女の能力と気合は凄いよね。結婚して家に……というのはもったいない」
「王宮侍女を目指してるんですって」
「ああ、なるほど。たしかに、向いてるね」
クロヴィスがくすりと笑う。
その笑顔が懐かしくて、未だに立ったままのクロヴィスに、リーゼロッテは椅子を勧めた。
「ヴィー、立ったままで疲れない?座らないの?」
「最高学年はホストの立場だからね」
「座って楽しんでる人もいるわよ?」
「生徒会役員になると、そういうのも厳しくって。模範にならないとだから」
「そうなの……って、ええ?ヴィー、生徒会だったの?」
リーゼロッテが驚いて聞くと、クロヴィスは、実はそうなんだ、とはにかんだ。
「とは言っても、下っ端だよ」
「主催してるの、メインは生徒会だって聞いたわ。やっぱりヴィーはすごいのね」
「ありがとう、リズ」
クロヴィスは、微笑んで、リーゼロッテの二つに結わえた蜂蜜色の髪を手にとって口付けた。
驚いたのはリーゼロッテだ。心臓に悪すぎる。
「あ、え、ヴィー!?」
「頰にキスは目立つからね」
「そういう問題じゃないわよ!もう!もう!」
リーゼロッテは頰を膨らませた。
視線が通らない位置とはいえ、誰も見ていないわけではない。恥ずかしくて、顔から火が出てしまいそうだ。
照れ隠しにサンドウィッチを口に放り込んだリーゼロッテは、しかし予想外の美味しさに驚いて、あら、と目を瞬いた。
「バター、と……」
「うん、リーゼロッテが教えてくれたマヨンのソースを塗ってあるんだ。みんな大絶賛だったよ」
「……本当に、覚えてたのね」
リーゼロッテがかつてあの家でクロヴィスに作っていたマヨネーズ。
一度だけ教えたレシピを、覚えていたのか。
「リズのことなら、何も忘れないよ」
「まあ、おべっかばかり上手になって」
「本心だってば……って」
「えい!」
リーゼロッテが勢いよく差し出したクラップフェンが、クロヴィスの口に吸い込まれる。
クロヴィスは驚いた顔をした後、クラップフェンを咀嚼して飲み込む。
少しだけ唇にくっついたクリームを、クロヴィスの赤い舌が拭った。
い、色っぽいだと。ヴィーのくせに。
どんどんなんだか暑くなって、リーゼロッテはううう、と呻いた。
「驚くでしょ、リズ」
「ヴィ、ヴィーのくせにずるい……」
「何が?」
何が?じゃない!リーゼロッテの気も知らないで!
リーゼロッテはものすごく、ものすごく腹がたって、だからつい、つい、口を滑らせてしまったのだった。
「だ、だって、可愛いと思ったらかっこ良くてっ、かっこいいのに可愛いしっ!なのに大人っぽいし色っぽいし、ずるいっ!」
クロヴィスがえ、と驚いたように目を見開く。
けれど瞬間的に沸騰してしまったリーゼロッテは、構わずマシンガンのように続けた。
あの赤い舌が焼き付いて離れない。
どうしてきゅんきゅんとしてしまうんだろう。頭がわちゃわちゃして爆発しそうだ。
「もうっ、もうっ!私のこと愛してるとかいうしっ、なのに妹とか言われてるのに否定しないしっ!なによなによ!私はヴィーのこと大好きなのに!私ばっかり困る!照れるっ!」
「リズ、僕のこと大好きなの?」
「わ、悪いっ?だってだって、ヴィーに会いたかったのにずっと会えなかったしっ……!会えて嬉しかったのにヴィー、き、きすとかするしっ!ばかばか!ほんとばかぁ!」
「そっか、そっか」
クロヴィスの手のひらが、リーゼロッテのつむじに落ちる。頭を優しく撫でられて、リーゼロッテははっと目をパチパチ瞬いた。
ぱしゃんと水をかけられて鎮火したように急降下したテンションが、リーゼロッテに冷静さを取り戻させていく。
あれ、今、私は、何を。
恐る恐る、クロヴィスを見上げてといかける。
「……ヴィ、ヴィー、聞いてた?」
「聞いてた」
クロヴィスがにっこり、それはもうにっこり笑う。今日一番のいい笑顔に、リーゼロッテはぼふん!と顔を赤くした。
「わ、忘れたりは」
「無理かな」
「ちょ、ちょっと、お手洗いに行ってくるっ!ついてこないで!」
がたんと音を立てて立ち上がり、クロヴィスに背を向ける。
リーゼロッテは人ごみに紛れるように、クロヴィスの視線を切るようにして小走りに駆けた。
後ろからクロヴィスの声がするが、今はちょっとちょっと、待ってほしい。
どうしてこんなに腹がたつの!どうしてこんなにどきどきするの!
ほんとうに、ほんとうに、ヴィーはずるい。
リーゼロッテは火照った顔を抑えた。いつもひんやりとした頰が、今日はイメージした通りに熱かった。
「何?リズ」
リーゼロッテが呼ぶと、クロヴィスははっとリーゼロッテに視線を戻してにっこり笑った。
今一瞬、なんだか寒々しさを感じていた。だが、気のせいだったのだろうか。そのクロヴィスの笑顔で霧散したみたいに気にならなくなっていた。
リーゼロッテは不思議に思いながらもまあいいや、と、目の前に並べられた、クロエが選んだ菓子や軽食に視線を戻した。
きゅうりとハムのサンドウィッチは小さく一口大に切りわけられ、バターたっぷりのガレットもまた小さく、指でつまめる大きさだ。
焼き目がつやつやとしていて、まるで僕はおいしいよ、と主張しているようだ。
さっくりふんわり揚げられたクラップフェンにはクリームが詰まっていて、四角く切られたケーキにはたっぷりの苺と生クリームが挟まっている。
ちなみにラスト一つだったアイシングクッキーは、いまクロヴィスに食べられた。残しておいたのに。くそう。
「素敵、私の好きなものばっかり!」
「よかった。食事は僕も担当したから、そう言ってもらえて嬉しいよ」
「ええっ、ヴィーが?味見担当だったのに……」
「味見担当だったからだよ。毎日リズの美味しい料理を食べていたから」
そ、そう……。とリーゼロッテはクロヴィスから顔をそらした。こころなしか、顔が熱い気がする。
そんな昔のことを覚えているなんて、クロヴィスはリーゼロッテを喜ばせる天才だろうか。
「あれ?クロエは……」
「アーデルハイト嬢なら、ほら、あそこ」
「だ、第二弾を取りに……?」
遠目にクロエの青いドレスが見える。
確かあれはローストビーフの列だ。そこそこ混雑しているが、クロエはなんのことなく仁王立ちのようにビクともせず並んでいた。
「彼女の能力と気合は凄いよね。結婚して家に……というのはもったいない」
「王宮侍女を目指してるんですって」
「ああ、なるほど。たしかに、向いてるね」
クロヴィスがくすりと笑う。
その笑顔が懐かしくて、未だに立ったままのクロヴィスに、リーゼロッテは椅子を勧めた。
「ヴィー、立ったままで疲れない?座らないの?」
「最高学年はホストの立場だからね」
「座って楽しんでる人もいるわよ?」
「生徒会役員になると、そういうのも厳しくって。模範にならないとだから」
「そうなの……って、ええ?ヴィー、生徒会だったの?」
リーゼロッテが驚いて聞くと、クロヴィスは、実はそうなんだ、とはにかんだ。
「とは言っても、下っ端だよ」
「主催してるの、メインは生徒会だって聞いたわ。やっぱりヴィーはすごいのね」
「ありがとう、リズ」
クロヴィスは、微笑んで、リーゼロッテの二つに結わえた蜂蜜色の髪を手にとって口付けた。
驚いたのはリーゼロッテだ。心臓に悪すぎる。
「あ、え、ヴィー!?」
「頰にキスは目立つからね」
「そういう問題じゃないわよ!もう!もう!」
リーゼロッテは頰を膨らませた。
視線が通らない位置とはいえ、誰も見ていないわけではない。恥ずかしくて、顔から火が出てしまいそうだ。
照れ隠しにサンドウィッチを口に放り込んだリーゼロッテは、しかし予想外の美味しさに驚いて、あら、と目を瞬いた。
「バター、と……」
「うん、リーゼロッテが教えてくれたマヨンのソースを塗ってあるんだ。みんな大絶賛だったよ」
「……本当に、覚えてたのね」
リーゼロッテがかつてあの家でクロヴィスに作っていたマヨネーズ。
一度だけ教えたレシピを、覚えていたのか。
「リズのことなら、何も忘れないよ」
「まあ、おべっかばかり上手になって」
「本心だってば……って」
「えい!」
リーゼロッテが勢いよく差し出したクラップフェンが、クロヴィスの口に吸い込まれる。
クロヴィスは驚いた顔をした後、クラップフェンを咀嚼して飲み込む。
少しだけ唇にくっついたクリームを、クロヴィスの赤い舌が拭った。
い、色っぽいだと。ヴィーのくせに。
どんどんなんだか暑くなって、リーゼロッテはううう、と呻いた。
「驚くでしょ、リズ」
「ヴィ、ヴィーのくせにずるい……」
「何が?」
何が?じゃない!リーゼロッテの気も知らないで!
リーゼロッテはものすごく、ものすごく腹がたって、だからつい、つい、口を滑らせてしまったのだった。
「だ、だって、可愛いと思ったらかっこ良くてっ、かっこいいのに可愛いしっ!なのに大人っぽいし色っぽいし、ずるいっ!」
クロヴィスがえ、と驚いたように目を見開く。
けれど瞬間的に沸騰してしまったリーゼロッテは、構わずマシンガンのように続けた。
あの赤い舌が焼き付いて離れない。
どうしてきゅんきゅんとしてしまうんだろう。頭がわちゃわちゃして爆発しそうだ。
「もうっ、もうっ!私のこと愛してるとかいうしっ、なのに妹とか言われてるのに否定しないしっ!なによなによ!私はヴィーのこと大好きなのに!私ばっかり困る!照れるっ!」
「リズ、僕のこと大好きなの?」
「わ、悪いっ?だってだって、ヴィーに会いたかったのにずっと会えなかったしっ……!会えて嬉しかったのにヴィー、き、きすとかするしっ!ばかばか!ほんとばかぁ!」
「そっか、そっか」
クロヴィスの手のひらが、リーゼロッテのつむじに落ちる。頭を優しく撫でられて、リーゼロッテははっと目をパチパチ瞬いた。
ぱしゃんと水をかけられて鎮火したように急降下したテンションが、リーゼロッテに冷静さを取り戻させていく。
あれ、今、私は、何を。
恐る恐る、クロヴィスを見上げてといかける。
「……ヴィ、ヴィー、聞いてた?」
「聞いてた」
クロヴィスがにっこり、それはもうにっこり笑う。今日一番のいい笑顔に、リーゼロッテはぼふん!と顔を赤くした。
「わ、忘れたりは」
「無理かな」
「ちょ、ちょっと、お手洗いに行ってくるっ!ついてこないで!」
がたんと音を立てて立ち上がり、クロヴィスに背を向ける。
リーゼロッテは人ごみに紛れるように、クロヴィスの視線を切るようにして小走りに駆けた。
後ろからクロヴィスの声がするが、今はちょっとちょっと、待ってほしい。
どうしてこんなに腹がたつの!どうしてこんなにどきどきするの!
ほんとうに、ほんとうに、ヴィーはずるい。
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