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9羽来た来た来た!来ましたよーー!
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「これで大丈夫ですかね?」
「大丈夫って、お前金貨出すのかよ…。1万リラ出されると困るんだよな。あまり屋台でデカい金出してくれるなよ。仕方ねーなぁ」
屋台で金貨って受け入れてないのか?金は金だろ?商売人が貰う金に文句言うなよ。買えるなら俺は問題ない。
「ほらよ。釣りだ。銀貨9枚と銀板2枚だ。次からは銀貨で頼むぞ。釣りが無くなるからな」
「あぁ。悪かった。次からは気を付けるよ」
なるほど。多分金貨は円で言うと1万円だな。銀貨が千円銀板が百円ってところか。
それなら俺10万も貰ったのか!?貰い過ぎだろ!あの人の金銭感覚どうなってるんだよ。
――ぽよん―ぽよん――
「ほらよ。これが食いたかったんだろ」
おじさんから牛串焼き(多分)を受け取ると、スライムに食べさせるのを見せないよう店を離れた。
犬の散歩に来た人に俺が焼いた焼き鳥渡した瞬間、目の前でほらよって犬に与えられたら…。あんまり気分良くないだろうな。
「どうだ?美味いか?」
両手をあげるスライム。両手?不味くもなく美味くもないってことか?
「普通ってこと?」
右手が上がる。なんだよ。普通に塩しか振ってないけど美味いだろ。俺は美味かったというか、普通に食えたぞ。
まぁ、こいつも全部食べてるから問題ないんだろ。
てか、今夜どうしようかな。とりあえず宿探すか。探して泊まって明日ギルドで良いよな。
「あの、良いかしら?」
「はい?」
「そのスライムが可愛かったから、声かけちゃった」
テヘ!ペロッと舌を出す20代前半の女性。
キタ―――!来た来た来た!来ましたよー!可愛い子とウハウハ生活!スライム、よくやった!出会って数日の中で一番いい働きをしたな。
「あ、良ければ隣どうぞ」
「良いの?じゃぁおじゃまします」
やっべ。俺めっちゃドキドキしてるよ。だって前の人生では年齢=彼女無歴の俺の前に、ブロンド髪の良い匂いのする女性がいるんだよ!?テンション上がるでしょ!
女性も冒険者をしているらしく、テイマーに憧れているらしい。自分には素質がないのでスライム連れている俺が羨ましいわと言われた。
誰だよ!スライムバカにしたやつ。しかも、話しが聞きたいから夕食一緒に取らないかとまで誘われる。ここで断れば男が廃るぜ!
「じゃぁケン、あとでそのお店の前でね!」
「あぁ!後でな」
なにが俺。『あぁ!後でな』だよ。カッコいいセリフ言っちゃってる?俺もついにモテ気が来たのかなぁ…デヘ。
「…なんだよ。そんな目で見なくっても良いだろ」
鼻を伸ばす俺にジト目のスライム。俺だって一人前にモテたい気持ちぐらいあるさ。お前にはわからんだろうがな。
「良い仕事してくれたのは確かだ!後で美味いものいっぱい食わせてやるからな」
◇
女性と別れた後、俺は宿を探しに行った。万が一があるかもしれない。ちょっと綺麗なところをと探すと、従魔込みで金貨3枚と言われた。
高いだろ!?3万だろ??でも、そこで引いてはいけない。宿を取った。約束の時間は18時だったな。
この世界に来る時に腕時計はつけていたけど、時間があってるのかわからない。この世界の時間ってそういやどうなってるんだ。
「すいません。今何時ですかね?」
「現在の時刻でございますね。16時34分です」
「わかりました」
腕時計を見ると16時34分だ。時間は合ってるな。
「この後出るんですが、何時までに戻らないといけないとかありますか?」
「時間制限はございません。ただ日付が変わる24時過ぎますと安全のため表玄関は閉めますので、横の入り口をお使いください」
1日は24時間単位か。それはありがたい。怪訝な顔はされたが、他にも話を聞くと1年は350日。地球とほぼ同じだな。
微妙な顔をしながらも、さすがは高い宿。しっかり対応してくれ助かる。ついでに風呂の事も聞くと、宿に風呂はあるが別料金だと言われた。
水をジャバジャバ体洗うために使うのは貴族ぐらいらしい。まぁ、俺の身なり見て貴族だとは思わないわな。
でも、体は綺麗にしておかないと。この後女性とデートなんだ。
「別料金で構わないので、入っても良いですかね?」
「では、この木札をお持ちください。入浴場に行きますと係がおりますのでそのものにお渡しください。30分後でお願いします」
風呂代に銀貨3枚払う。一回の入浴三千円って高いだろ。しかも30分後って掃除でもしてるのか?30分待ち風呂へ向かう。
スライムは部屋でお留守番。早く出ないと間に合わないぞ。
「すいません。入浴がしたいのですが」
「はい。木札はお持ちですか?」
木札を渡しタオルセットを貰うと脱衣所へ向かう。風呂は女と男に別れてるんだな。当たり前か。
さてとぉ、身体を綺麗にしますかぁ♪
ガラガラっと引き戸を開けると、五右衛門風呂的なのがある。嘘だろ!?高い金払って五右衛門風呂かよ…。
しかも、五右衛門風呂が5つあるが湯が入ってるのは1つだけ。これって、俺が入るって言ったから沸かしたってことだよな?
体洗うのに使ったら湯が足りないが、足し湯してくれんのか。仕方なくもう一度服を着て気づく。やべぇ。服がめっちゃ汗臭い。そうだよな、俺走ってきて汗だくだったじゃないか。
しまったな…。急いで風呂入って買いに行こう。
「あの」
「はい。なんでしょう?」
「体洗ったらお湯足りないんですが、足し湯とかってしてもらえるんですかね?後石鹸ってどこにおいてあります?」
「お客様、石鹸など高級品は当宿にはおいてありません…。湯につかり出るだけでございます」
なんですと!?石鹸がない!?高級品って、ここの宿の値段でないのかよ!どんだけ石鹸高級品なんだよ…。
一個100円で買えるぞ石鹸なんて…。それで湯に入るだけで三千円ってぼったくりだろ…。失敗した…。
「大丈夫って、お前金貨出すのかよ…。1万リラ出されると困るんだよな。あまり屋台でデカい金出してくれるなよ。仕方ねーなぁ」
屋台で金貨って受け入れてないのか?金は金だろ?商売人が貰う金に文句言うなよ。買えるなら俺は問題ない。
「ほらよ。釣りだ。銀貨9枚と銀板2枚だ。次からは銀貨で頼むぞ。釣りが無くなるからな」
「あぁ。悪かった。次からは気を付けるよ」
なるほど。多分金貨は円で言うと1万円だな。銀貨が千円銀板が百円ってところか。
それなら俺10万も貰ったのか!?貰い過ぎだろ!あの人の金銭感覚どうなってるんだよ。
――ぽよん―ぽよん――
「ほらよ。これが食いたかったんだろ」
おじさんから牛串焼き(多分)を受け取ると、スライムに食べさせるのを見せないよう店を離れた。
犬の散歩に来た人に俺が焼いた焼き鳥渡した瞬間、目の前でほらよって犬に与えられたら…。あんまり気分良くないだろうな。
「どうだ?美味いか?」
両手をあげるスライム。両手?不味くもなく美味くもないってことか?
「普通ってこと?」
右手が上がる。なんだよ。普通に塩しか振ってないけど美味いだろ。俺は美味かったというか、普通に食えたぞ。
まぁ、こいつも全部食べてるから問題ないんだろ。
てか、今夜どうしようかな。とりあえず宿探すか。探して泊まって明日ギルドで良いよな。
「あの、良いかしら?」
「はい?」
「そのスライムが可愛かったから、声かけちゃった」
テヘ!ペロッと舌を出す20代前半の女性。
キタ―――!来た来た来た!来ましたよー!可愛い子とウハウハ生活!スライム、よくやった!出会って数日の中で一番いい働きをしたな。
「あ、良ければ隣どうぞ」
「良いの?じゃぁおじゃまします」
やっべ。俺めっちゃドキドキしてるよ。だって前の人生では年齢=彼女無歴の俺の前に、ブロンド髪の良い匂いのする女性がいるんだよ!?テンション上がるでしょ!
女性も冒険者をしているらしく、テイマーに憧れているらしい。自分には素質がないのでスライム連れている俺が羨ましいわと言われた。
誰だよ!スライムバカにしたやつ。しかも、話しが聞きたいから夕食一緒に取らないかとまで誘われる。ここで断れば男が廃るぜ!
「じゃぁケン、あとでそのお店の前でね!」
「あぁ!後でな」
なにが俺。『あぁ!後でな』だよ。カッコいいセリフ言っちゃってる?俺もついにモテ気が来たのかなぁ…デヘ。
「…なんだよ。そんな目で見なくっても良いだろ」
鼻を伸ばす俺にジト目のスライム。俺だって一人前にモテたい気持ちぐらいあるさ。お前にはわからんだろうがな。
「良い仕事してくれたのは確かだ!後で美味いものいっぱい食わせてやるからな」
◇
女性と別れた後、俺は宿を探しに行った。万が一があるかもしれない。ちょっと綺麗なところをと探すと、従魔込みで金貨3枚と言われた。
高いだろ!?3万だろ??でも、そこで引いてはいけない。宿を取った。約束の時間は18時だったな。
この世界に来る時に腕時計はつけていたけど、時間があってるのかわからない。この世界の時間ってそういやどうなってるんだ。
「すいません。今何時ですかね?」
「現在の時刻でございますね。16時34分です」
「わかりました」
腕時計を見ると16時34分だ。時間は合ってるな。
「この後出るんですが、何時までに戻らないといけないとかありますか?」
「時間制限はございません。ただ日付が変わる24時過ぎますと安全のため表玄関は閉めますので、横の入り口をお使いください」
1日は24時間単位か。それはありがたい。怪訝な顔はされたが、他にも話を聞くと1年は350日。地球とほぼ同じだな。
微妙な顔をしながらも、さすがは高い宿。しっかり対応してくれ助かる。ついでに風呂の事も聞くと、宿に風呂はあるが別料金だと言われた。
水をジャバジャバ体洗うために使うのは貴族ぐらいらしい。まぁ、俺の身なり見て貴族だとは思わないわな。
でも、体は綺麗にしておかないと。この後女性とデートなんだ。
「別料金で構わないので、入っても良いですかね?」
「では、この木札をお持ちください。入浴場に行きますと係がおりますのでそのものにお渡しください。30分後でお願いします」
風呂代に銀貨3枚払う。一回の入浴三千円って高いだろ。しかも30分後って掃除でもしてるのか?30分待ち風呂へ向かう。
スライムは部屋でお留守番。早く出ないと間に合わないぞ。
「すいません。入浴がしたいのですが」
「はい。木札はお持ちですか?」
木札を渡しタオルセットを貰うと脱衣所へ向かう。風呂は女と男に別れてるんだな。当たり前か。
さてとぉ、身体を綺麗にしますかぁ♪
ガラガラっと引き戸を開けると、五右衛門風呂的なのがある。嘘だろ!?高い金払って五右衛門風呂かよ…。
しかも、五右衛門風呂が5つあるが湯が入ってるのは1つだけ。これって、俺が入るって言ったから沸かしたってことだよな?
体洗うのに使ったら湯が足りないが、足し湯してくれんのか。仕方なくもう一度服を着て気づく。やべぇ。服がめっちゃ汗臭い。そうだよな、俺走ってきて汗だくだったじゃないか。
しまったな…。急いで風呂入って買いに行こう。
「あの」
「はい。なんでしょう?」
「体洗ったらお湯足りないんですが、足し湯とかってしてもらえるんですかね?後石鹸ってどこにおいてあります?」
「お客様、石鹸など高級品は当宿にはおいてありません…。湯につかり出るだけでございます」
なんですと!?石鹸がない!?高級品って、ここの宿の値段でないのかよ!どんだけ石鹸高級品なんだよ…。
一個100円で買えるぞ石鹸なんて…。それで湯に入るだけで三千円ってぼったくりだろ…。失敗した…。
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