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17羽ビール?
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ファースが早く自分のも焼けとせっついてくる。しかし俺はそれに反応が出来ない。なんで俺の手にビールがあるんだ?
爺さんから貰ったからあるんだが、そもそもなんで爺さんが缶ビールを今持ってるんだ?
「爺さん、なんで缶ビールなんて持ってるんだ?」
「飲もうと思って持ってきておったからじゃ」
「なぁ。前から不思議だったんだが爺さん醤油や味噌や串とかどこから仕入れてくるんだよ?」
「ひ・み・つ・じゃ♡」
気持ち悪い。爺さんがウインクしながら答えてくる。まぁ、俺としては貰えるなら問題はないが、醤油や味噌や調味料は樽で出て来た。使った分次使う時には補充されていた。
しかし、今俺の手元にあるのはコンビニはスーパーで売ってる缶ビールだ。爺さん買いに行ってくれたのか?
「なぁ、無理ついでに聞くけどさビールって貰えないよな?」
「なんじゃ珍しくしおらしいの。今だけの大特価!樽&サーバー込みで今なら4万8千円じゃ!」
「金取るのかよ!しかも4万8千円って、その中途半端な額なんだよ!」
「シュワシュワで、4万8千円じゃ!」
爺さんに、毎回毎回タダでやれんのぉ。只でさえ不老不死や生き物以外は可能なんだろ?とかどっかの誰かが言ってくるからのぉー。
ワシは他にこの世界に来た奴らに対して心が苦しい…。
「なんだよ!わかったよ…。払っても良いんだが今金貨しかないんだよな…」
「ほれ、これをやろう」
ジャラッと爺さんが袋を投げてよこしてくる。なんだ金か?金くれんのか爺さん??意味がさっぱり分からん。
「その中には、日本円で297万円分の金がある。それは好きに使うがよい」
「なんだよ。その中途半端な額。それになんでこんな大金くれるんだよ」
「お主の金じゃ。お前が好きに使えば良い」
俺の金?ますます意味が分からん。…待てよ。俺の貯金か?記憶にある。コツコツ貯めて行き、あと少しで300万かぁって思っていた。その金なのか?
「爺さんこれって、俺の貯金か?」
「そうじゃ。焼き鳥屋やお主の家の事はお主の叔父が売る算段をしておる。お主が向こうの世界におった記録は消してある。じゃから、その金だけは自由にできるぞ」
なんだとあのガメツイ叔父は…。祖父が亡くなった時に親父が店を継ぐと言い始めたら、俺は譲ってやるんだから金寄越せと言ってきた。
親父はきっちりと自分の遺産相続分から土地代は引いた額を叔父に渡した。
渡したら、これから店で稼ぐ奴がそれで済むと思ってるのか!とか難癖付けて、ほとんどの金を持って行った。
結局叔父に全部金が行くのかよ…。側にいない俺がどうこう言っても仕方ないか…。
親父悪いな。店売る羽目になって。
「なんじゃたりんか?他の奴らにも自分の貯金は渡しておるぞ。困らないよう色は付けて渡すがの。お前の場合、貰えるものが桁違いなんじゃ。金で文句は言うなよ」
「いや…叔父が全部手に入れるのかと思うとな。なんか頑張ってた親父に申し訳なくて」
「そればかりは仕方ないの。しかし、良い事だけではないということじゃ。いずれお前の叔父は金で泣くことになるからの」
未来が見えるのか?それとも俺を慰めてくれてるのか?どちらにしろ、俺はそこにはいない以上は、今いる場所で頑張るしかない。
――つんつん――
「あぁ。悪かった。今焼いてやるから少し待ってろ」
ファースが早く焼けと再度催促をしてきたため、焼きながら爺さんとビールについて話す。サーバーの設置場所や樽を置く場所。
今後無くなった時にはどうやって仕入れたらいいのか。
「アイテムボックスに画面が出るようにしてやろう。そこで金入れて買うのじゃ。直接画面に触れて買う個数入れて金入れればいいからの」
「そうしたら、アイテムボックスに入ってるって感じか?」
「そうじゃな」
それならありがたい。これからも稼ぐ限りはビールが飲めるわけだ。また、爺さんには俺の目からは焼き台やガスコンロは普通に見えている。
が、この世界の人間にはその世界にある別の道具に見えないようになっていると言われた。
お主がおった世界とこちらの世界では文明の発達具合が違うからのということだ。ただし、この世界に来た異世界人には普通に見えるらしい。そりゃそうか。
「ほら、焼けたぞ」
――ジュワッ――ジュワッ――
「それじゃぁ、ワシは帰るからの」
「あぁ。いろいろありがとな」
ぽよんぽよん
「なんじゃ?どうした。――おぉ。そうか。それはそれは。お前は優しいスライムよの」
「なんか言ったのかこいつ?」
「まぁ、なんだかんだいいながら、お前の事を気に入っておるってことじゃの。じゃぁ帰るからの」
なんだったんだ。まぁ、俺はビールが手に入るならそれでいい…。これだけあれば暫くはビールに困ることはない
。さっそくサーバーから手鍋にビールを入れて飲む。その間に焼き鳥。そしてビール。
あぁ…俺幸せ…。
呆れるように俺を見るファースは今俺はどうでも良い。リズと飲んだ酒が不味かったわけじゃない。
ただ、甘ったるい濁り酒が俺の口にはあまり会わなかった。あの時は、リズの手前我慢して飲んでたけどな。
ファースは焼き鳥を食い終わると、分裂して俺の下に一匹スライムを残し暗闇の森の中へ消えていった。
爺さんから貰ったからあるんだが、そもそもなんで爺さんが缶ビールを今持ってるんだ?
「爺さん、なんで缶ビールなんて持ってるんだ?」
「飲もうと思って持ってきておったからじゃ」
「なぁ。前から不思議だったんだが爺さん醤油や味噌や串とかどこから仕入れてくるんだよ?」
「ひ・み・つ・じゃ♡」
気持ち悪い。爺さんがウインクしながら答えてくる。まぁ、俺としては貰えるなら問題はないが、醤油や味噌や調味料は樽で出て来た。使った分次使う時には補充されていた。
しかし、今俺の手元にあるのはコンビニはスーパーで売ってる缶ビールだ。爺さん買いに行ってくれたのか?
「なぁ、無理ついでに聞くけどさビールって貰えないよな?」
「なんじゃ珍しくしおらしいの。今だけの大特価!樽&サーバー込みで今なら4万8千円じゃ!」
「金取るのかよ!しかも4万8千円って、その中途半端な額なんだよ!」
「シュワシュワで、4万8千円じゃ!」
爺さんに、毎回毎回タダでやれんのぉ。只でさえ不老不死や生き物以外は可能なんだろ?とかどっかの誰かが言ってくるからのぉー。
ワシは他にこの世界に来た奴らに対して心が苦しい…。
「なんだよ!わかったよ…。払っても良いんだが今金貨しかないんだよな…」
「ほれ、これをやろう」
ジャラッと爺さんが袋を投げてよこしてくる。なんだ金か?金くれんのか爺さん??意味がさっぱり分からん。
「その中には、日本円で297万円分の金がある。それは好きに使うがよい」
「なんだよ。その中途半端な額。それになんでこんな大金くれるんだよ」
「お主の金じゃ。お前が好きに使えば良い」
俺の金?ますます意味が分からん。…待てよ。俺の貯金か?記憶にある。コツコツ貯めて行き、あと少しで300万かぁって思っていた。その金なのか?
「爺さんこれって、俺の貯金か?」
「そうじゃ。焼き鳥屋やお主の家の事はお主の叔父が売る算段をしておる。お主が向こうの世界におった記録は消してある。じゃから、その金だけは自由にできるぞ」
なんだとあのガメツイ叔父は…。祖父が亡くなった時に親父が店を継ぐと言い始めたら、俺は譲ってやるんだから金寄越せと言ってきた。
親父はきっちりと自分の遺産相続分から土地代は引いた額を叔父に渡した。
渡したら、これから店で稼ぐ奴がそれで済むと思ってるのか!とか難癖付けて、ほとんどの金を持って行った。
結局叔父に全部金が行くのかよ…。側にいない俺がどうこう言っても仕方ないか…。
親父悪いな。店売る羽目になって。
「なんじゃたりんか?他の奴らにも自分の貯金は渡しておるぞ。困らないよう色は付けて渡すがの。お前の場合、貰えるものが桁違いなんじゃ。金で文句は言うなよ」
「いや…叔父が全部手に入れるのかと思うとな。なんか頑張ってた親父に申し訳なくて」
「そればかりは仕方ないの。しかし、良い事だけではないということじゃ。いずれお前の叔父は金で泣くことになるからの」
未来が見えるのか?それとも俺を慰めてくれてるのか?どちらにしろ、俺はそこにはいない以上は、今いる場所で頑張るしかない。
――つんつん――
「あぁ。悪かった。今焼いてやるから少し待ってろ」
ファースが早く焼けと再度催促をしてきたため、焼きながら爺さんとビールについて話す。サーバーの設置場所や樽を置く場所。
今後無くなった時にはどうやって仕入れたらいいのか。
「アイテムボックスに画面が出るようにしてやろう。そこで金入れて買うのじゃ。直接画面に触れて買う個数入れて金入れればいいからの」
「そうしたら、アイテムボックスに入ってるって感じか?」
「そうじゃな」
それならありがたい。これからも稼ぐ限りはビールが飲めるわけだ。また、爺さんには俺の目からは焼き台やガスコンロは普通に見えている。
が、この世界の人間にはその世界にある別の道具に見えないようになっていると言われた。
お主がおった世界とこちらの世界では文明の発達具合が違うからのということだ。ただし、この世界に来た異世界人には普通に見えるらしい。そりゃそうか。
「ほら、焼けたぞ」
――ジュワッ――ジュワッ――
「それじゃぁ、ワシは帰るからの」
「あぁ。いろいろありがとな」
ぽよんぽよん
「なんじゃ?どうした。――おぉ。そうか。それはそれは。お前は優しいスライムよの」
「なんか言ったのかこいつ?」
「まぁ、なんだかんだいいながら、お前の事を気に入っておるってことじゃの。じゃぁ帰るからの」
なんだったんだ。まぁ、俺はビールが手に入るならそれでいい…。これだけあれば暫くはビールに困ることはない
。さっそくサーバーから手鍋にビールを入れて飲む。その間に焼き鳥。そしてビール。
あぁ…俺幸せ…。
呆れるように俺を見るファースは今俺はどうでも良い。リズと飲んだ酒が不味かったわけじゃない。
ただ、甘ったるい濁り酒が俺の口にはあまり会わなかった。あの時は、リズの手前我慢して飲んでたけどな。
ファースは焼き鳥を食い終わると、分裂して俺の下に一匹スライムを残し暗闇の森の中へ消えていった。
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