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5 なんでそんなに積極的なのかわかりません
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その後、真っ先に逃げていた隊長たちが、なかなか来ないレオンたちを心配して戻って来て、その場の後処理とレオンたちを屋敷へ送り届けてくれた。そして屋敷に戻ったレオンは、すぐに医務官に診てもらい、数日間安静でいることになった。
「リオン様、食事をお持ちしました」
リオンの部屋の扉をノックして、エミリアが部屋に入ると、ベッドに大人しく座っていたリオンはエミリアの姿を見て心底嬉しそうに微笑んだ。
(そんな、あからさまに嬉しそうな顔しなくても……!)
エミリアはんんっと小さく咳払いをしてから、ベッドの側までやってきてサイドテーブルにトレイを置く。そして横にある椅子に腰掛けた。
「こうして君が来てくれるのはとても嬉しいけれど、わざわざ君がここまでしてくれる必要はない。食事を持ってくるのは従者の仕事だろう」
「でも、リオン様がこうなってしまったのは私のせいですから」
あの後リオンたちが屋敷に戻ってから、屋敷内は騒然とした。リオンがこれほどまで怪我をしたことは一度もなく、普段からリオンのギフトに慣れている屋敷の人間たちでさえも、慌てふためいたほどだった。
(そもそも騎士として優れているリオン様が、こんなに怪我をしてしまうことなんてないのよね。やっぱり、私を庇ったせいでこうなってしまったんだもの)
しゅんとしているエミリアを見て、リオンは優しく微笑む。
「それなら、食事を食べさせてくれないか?」
「えっ?」
(もしかして、リオン様にあーんしろってこと?)
確かに食事は持ってきたが、まさかあーんを依頼されるとは思わず、エミリアは驚く。
「本当は自分で食べることはできる。だが、君がこうして来てくれたんだ、君に食べさせてもらいたい。俺がこうなったのは自分のせいだと思っているんだろう?だったら、これくらいしてくれてもいいのでは?」
口の端を上げて嬉しそうに言うリオンに、エミリアは完敗した。
「うっ、わかりました。どれから食べたいですか?」
「そうだな、まずはスープが飲みたい」
「わかりました」
スープの入った入れ物を片手に持って、スプーンを差し込む。リオンの口元にスープを近づけて、スプーンで掬うと、リオンはアーンと口を開いた。その口に、スプーンをそっと近づけると、リオンは美味しそうにスープを飲んだ。
こうして、リオンの食べたいものを聞きながら、エミリアはリオンの口へ食事を持っていく。なんとか全部食べ終わる頃には、エミリアはすっかり疲れていた。
(緊張して疲れちゃった。こぼさないようにって気をつけるのもそうだけど、リオン様がアーンするたびに色気がすごくて困ってしまう)
前髪で目元が隠れ気味だが、それでも十分すぎるほどイケメンなのがわかるのだ。緊張するなという方が無理だろう。
「とても美味しかった、ありがとう。やはり君が一緒だと美味しく感じるな」
(そういえば、この間は食事を美味しいと思ったのは初めてだと言っていたわ、どういうことなのかしら)
不思議そうにリオンを見ながら、ふとエミリアは大事なことを思い出す。
「リオン様、食後は薬を飲んでください」
医務官に食後に飲むようにと言われている薬をコップに移して、エミリアはリオンに差し出す。薬の色は青がかった透明で、美味しそうとは言いにくい。
「はあ、確かとても苦いと言っていたな」
薬を見つめながらリオンは顔を顰める。
「でも、飲まないと」
「……エミリアが飲ませてくれたら飲もう」
「はいっ?」
「口移しで、エミリアが飲ませてくれるなら、観念して飲む。飲まなきゃいけないものなのだろう?」
「な、何を言って」
エミリアが顔を赤くしながら口をハクハクさせていると、リオンは口の端を上げている。
(口移しって!私たち、そもそもまだキスもしてないのに!?この人、何を言っているの!?)
「そもそも、エミリアは申し訳ないと思ってここにいるんだろう?だったら、俺に薬を飲ませることも君のすることなのでは?」
「はっ……それは、うっ」
やるしかないのか。きっと、そうしなければリオンは薬を飲まないつもりだろう。
(うう、やるしかない!)
エミリアはコップの中の薬を勢いよく口の中に含んだ。口の中に、苦味が広がり思わず顔を顰めるが、そんなエミリアを見てリオンはエミリアの後頭部に手を添えてグイッと引き寄せた。そして、エミリアの口に自分の口を添える。
(んっ!)
唇が触れ合い、リオンの口が少し開いた。そのまま、エミリアの口からリオンの口へ薬が流れ込んでいく。コクコクとリオンが薬を飲み干すと、リオンの唇がエミリアから離れた。
「本当に苦くてまずいな」
リオンは口を手で拭いながら渋い顔をする。ふとエミリアの顔を見て、リオンはエミリアの顔にまた近づくと、エミリアの口の端をペロリと舐めた。
「薬がこぼれている」
「な、な、なっ!」
突然口移しで薬を飲まれ、あろうことか口の端まで舐められるなんて。一度にすごいことが起こりすぎて、エミリアはキャパオーバーだ。顔は真っ赤になり、瞳も潤んできている。そんなエミリアの顔を見て、リオンは目を見張る。
「今、君の顔を見て俺はすごくドキドキしている。こんな気持ちになるなんて……本当に、君にはいつも驚かされてばかりだ。俺の心がこんなにも動くのは、君のおかげだよ」
顔を赤らめながらリオンは興奮気味に言うが、エミリアは目をパチクリさせてリオンを見つめた。
(そんなこと言われても、それってやっぱり心が動くのが不思議で新鮮だから私と一緒にいるだけなのでしょう?別に、私のことが好きなわけでもなんでもない)
そう思うのと同時に、またエミリアの胸がチクリと痛んだ。
(私、なんでこんなこと思うんだろう。どうして胸が痛むんだろう。別にリオン様が私のことを好きなわけじゃないって、ただ勘違いしてるだけだってわかってるはずなのに)
「……食事も終わったので、食器を下げますね。それでは、お大事になさってください」
「あ、エミリア」
エミリアがトレイを持って慌てて立ちあがろうとすると、リオンが慌ててそれを制する。
「また、明日も薬を飲ませてほしい」
「……なっ!何を言ってるんですか!あんな苦いもの、私はもう嫌です。それに、私たち、まだキスだってしていなかったのにこんな、口移しでだなんて……」
(変なところで積極的なの、本当に意味がわからないし困ってしまうわ!)
エミリアが顔を真っ赤にして抗議すると、リオンは目を丸くしてからふむ、と顎に手を添えて考え込む。
「確かに、キスはまだしていなかったな。そうか、順番がおかしいのか。すまない、俺はこういうことに疎くて……君は、詳しいのか?まさか他の誰かとキスをしたことが?」
エミリアの手首を掴んでリオンが焦ったように言う。だんだん、リオンの力が強くなってきて掴まれた手首が痛い。
「な、無いです!あるわけないじゃ無いですか!それに、あの、手首が痛いので離してもらえますか」
「っ!すまない。……そうか、無いのか、よかった」
慌てて掴んでいる手首を離し、リオンはなぜかホッとしている。
(どうしてそんなにホッとしているの?私がキスしたことがあろうがなかろうが、リオン様には関係ないはずなのに)
リオンの表情に、胸の奥がキュッとなる。だけど、次のリオンの言葉にエミリアは耳を疑った。
「それじゃ、今からキスをしよう」
「……はい?」
「リオン様、食事をお持ちしました」
リオンの部屋の扉をノックして、エミリアが部屋に入ると、ベッドに大人しく座っていたリオンはエミリアの姿を見て心底嬉しそうに微笑んだ。
(そんな、あからさまに嬉しそうな顔しなくても……!)
エミリアはんんっと小さく咳払いをしてから、ベッドの側までやってきてサイドテーブルにトレイを置く。そして横にある椅子に腰掛けた。
「こうして君が来てくれるのはとても嬉しいけれど、わざわざ君がここまでしてくれる必要はない。食事を持ってくるのは従者の仕事だろう」
「でも、リオン様がこうなってしまったのは私のせいですから」
あの後リオンたちが屋敷に戻ってから、屋敷内は騒然とした。リオンがこれほどまで怪我をしたことは一度もなく、普段からリオンのギフトに慣れている屋敷の人間たちでさえも、慌てふためいたほどだった。
(そもそも騎士として優れているリオン様が、こんなに怪我をしてしまうことなんてないのよね。やっぱり、私を庇ったせいでこうなってしまったんだもの)
しゅんとしているエミリアを見て、リオンは優しく微笑む。
「それなら、食事を食べさせてくれないか?」
「えっ?」
(もしかして、リオン様にあーんしろってこと?)
確かに食事は持ってきたが、まさかあーんを依頼されるとは思わず、エミリアは驚く。
「本当は自分で食べることはできる。だが、君がこうして来てくれたんだ、君に食べさせてもらいたい。俺がこうなったのは自分のせいだと思っているんだろう?だったら、これくらいしてくれてもいいのでは?」
口の端を上げて嬉しそうに言うリオンに、エミリアは完敗した。
「うっ、わかりました。どれから食べたいですか?」
「そうだな、まずはスープが飲みたい」
「わかりました」
スープの入った入れ物を片手に持って、スプーンを差し込む。リオンの口元にスープを近づけて、スプーンで掬うと、リオンはアーンと口を開いた。その口に、スプーンをそっと近づけると、リオンは美味しそうにスープを飲んだ。
こうして、リオンの食べたいものを聞きながら、エミリアはリオンの口へ食事を持っていく。なんとか全部食べ終わる頃には、エミリアはすっかり疲れていた。
(緊張して疲れちゃった。こぼさないようにって気をつけるのもそうだけど、リオン様がアーンするたびに色気がすごくて困ってしまう)
前髪で目元が隠れ気味だが、それでも十分すぎるほどイケメンなのがわかるのだ。緊張するなという方が無理だろう。
「とても美味しかった、ありがとう。やはり君が一緒だと美味しく感じるな」
(そういえば、この間は食事を美味しいと思ったのは初めてだと言っていたわ、どういうことなのかしら)
不思議そうにリオンを見ながら、ふとエミリアは大事なことを思い出す。
「リオン様、食後は薬を飲んでください」
医務官に食後に飲むようにと言われている薬をコップに移して、エミリアはリオンに差し出す。薬の色は青がかった透明で、美味しそうとは言いにくい。
「はあ、確かとても苦いと言っていたな」
薬を見つめながらリオンは顔を顰める。
「でも、飲まないと」
「……エミリアが飲ませてくれたら飲もう」
「はいっ?」
「口移しで、エミリアが飲ませてくれるなら、観念して飲む。飲まなきゃいけないものなのだろう?」
「な、何を言って」
エミリアが顔を赤くしながら口をハクハクさせていると、リオンは口の端を上げている。
(口移しって!私たち、そもそもまだキスもしてないのに!?この人、何を言っているの!?)
「そもそも、エミリアは申し訳ないと思ってここにいるんだろう?だったら、俺に薬を飲ませることも君のすることなのでは?」
「はっ……それは、うっ」
やるしかないのか。きっと、そうしなければリオンは薬を飲まないつもりだろう。
(うう、やるしかない!)
エミリアはコップの中の薬を勢いよく口の中に含んだ。口の中に、苦味が広がり思わず顔を顰めるが、そんなエミリアを見てリオンはエミリアの後頭部に手を添えてグイッと引き寄せた。そして、エミリアの口に自分の口を添える。
(んっ!)
唇が触れ合い、リオンの口が少し開いた。そのまま、エミリアの口からリオンの口へ薬が流れ込んでいく。コクコクとリオンが薬を飲み干すと、リオンの唇がエミリアから離れた。
「本当に苦くてまずいな」
リオンは口を手で拭いながら渋い顔をする。ふとエミリアの顔を見て、リオンはエミリアの顔にまた近づくと、エミリアの口の端をペロリと舐めた。
「薬がこぼれている」
「な、な、なっ!」
突然口移しで薬を飲まれ、あろうことか口の端まで舐められるなんて。一度にすごいことが起こりすぎて、エミリアはキャパオーバーだ。顔は真っ赤になり、瞳も潤んできている。そんなエミリアの顔を見て、リオンは目を見張る。
「今、君の顔を見て俺はすごくドキドキしている。こんな気持ちになるなんて……本当に、君にはいつも驚かされてばかりだ。俺の心がこんなにも動くのは、君のおかげだよ」
顔を赤らめながらリオンは興奮気味に言うが、エミリアは目をパチクリさせてリオンを見つめた。
(そんなこと言われても、それってやっぱり心が動くのが不思議で新鮮だから私と一緒にいるだけなのでしょう?別に、私のことが好きなわけでもなんでもない)
そう思うのと同時に、またエミリアの胸がチクリと痛んだ。
(私、なんでこんなこと思うんだろう。どうして胸が痛むんだろう。別にリオン様が私のことを好きなわけじゃないって、ただ勘違いしてるだけだってわかってるはずなのに)
「……食事も終わったので、食器を下げますね。それでは、お大事になさってください」
「あ、エミリア」
エミリアがトレイを持って慌てて立ちあがろうとすると、リオンが慌ててそれを制する。
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「……なっ!何を言ってるんですか!あんな苦いもの、私はもう嫌です。それに、私たち、まだキスだってしていなかったのにこんな、口移しでだなんて……」
(変なところで積極的なの、本当に意味がわからないし困ってしまうわ!)
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「確かに、キスはまだしていなかったな。そうか、順番がおかしいのか。すまない、俺はこういうことに疎くて……君は、詳しいのか?まさか他の誰かとキスをしたことが?」
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「な、無いです!あるわけないじゃ無いですか!それに、あの、手首が痛いので離してもらえますか」
「っ!すまない。……そうか、無いのか、よかった」
慌てて掴んでいる手首を離し、リオンはなぜかホッとしている。
(どうしてそんなにホッとしているの?私がキスしたことがあろうがなかろうが、リオン様には関係ないはずなのに)
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「それじゃ、今からキスをしよう」
「……はい?」
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