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光の宮殿
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フロイントは光の宮殿の執務室で羽飾りのついたペンを動かしていた。紙に文字を書き連ねるごとに光の粉がきらきらと舞って軌跡を描く。光はフロイントの頭上にもあった。半年前、光の妖精女王の手によって載せられたラングリンドの統治者の証たる王冠が、艶めく黒髪の上で、窓から射しこむ早春の陽射しに煌めいていた。
熱心に政務に集中していると、窓の外から聞こえてきた楽しげな笑い声が耳に入り、フロイントはふと手を止めて立ち上がった。大きな窓のそばから宮殿の中庭を見おろすと、ラングリンドの方々からやって来た子ども達が、早くも春の喜びに溢れる陽光を浴びて歓声を上げて駆けていた。
今日は月に一度ラングリンドの子ども達を宮殿に招く日で、光の城は国のあちこちからやって来た子ども達の振りまく明るい笑い声で、華やかな賑々しさを増していた。
その子ども達の中心を、やはり半年前に妖精女王が手ずから授けた光の花冠を戴いたアデライデが、特別に妖精たちが仕立てた光のドレスの裾を長くたなびかせながら、甘い幸福の蜜を集めたような光を湛えて歩いていた。
フロイントは美しい王妃の姿に心を溶かし、目を細めて見つめた。妻となったアデライデへの愛しさは日に日にその深さと色彩を増し、フロイントに至上の幸福をもたらしていた。時が経つほどに強まる愛の中、アデライデの麗しさは大輪の花のように咲き開き、ラングリンド中に匂いやかなやさしい美の喜びを運ぶようだった。
中庭の噴水の前を通りがかった時、包み込まれるような視線に気がついて顔を上げたアデライデは、そのあたたかな視線の主のきらめくような人影に気がついた。城の最上階に設けられた王の執務室の窓辺で、光の冠のきらめきを纏って浮かび上がる最愛の夫たる王を見ると、アデライデは瞳に宿った微笑を俄かに色濃く輝かせ、優美な手を振ってフロイントに愛を語りかけた。
片手をあげてアデライデに返事をしたフロイントは、子ども達に囲まれて中庭を庭園の方へと横切っていくアデライデの姿を目で追いながら、婚礼と戴冠式の行われた日のことが脳裏に思い起こされるまま記憶の湖に漕ぎ出でた。
アデライデと共に女王の光によってラングリンドに送り届けられたあの日、アデライデの記憶を取り戻したミロンに祝福され、家族というもののあたたかさを肌で知ったフロイントは、またこのラングリンドの王としての自覚にも目覚め、全き一人の人間として、アデライデの手を取って妖精女王の宮殿に向かった。その後はすべてが息をもつかせぬ速さで進み、あの日から半年が過ぎた今も、まるで夢の中の出来事だったかのようにさえ思うほどだった。
フロイントとアデライデは知らなかったが、女王は既に退位の旨をラングリンドの民に公表しており、次に国王となる者についても正式な発表がなされていた。
この国の光の妖精たちは直ちに女王の決定を受け入れ、新しい王と王妃を迎えるべく準備をすることに積極的だったが、ラングリンドで暮らす人々にとっては、絶対の信頼と敬愛の対象であった女王の退位の発表は青天の霹靂だった。まして次なる国王が元は魔物だったと知らされるや、如何に光の妖精女王の決定とは言えさすがに動揺を隠せず、不安をあらわにした。しかし女王の語る新しい国王やその妃となるラングリンドの娘の話に耳を傾けるうちに強く心を打たれた人々によって、ラングリンドの新たな統治者を認め、歓迎しようとする大きな潮流が生まれた。人々は妖精たちと共に、新しい国王と王妃の誕生に希望を抱き、その訪れを心待ちにしていたのだった。
フロイントとアデライデが妖精女王の宮殿に到着すると、かねて計画してあった通り、国を挙げての祝典が催される運びとなり、翌日にはラングリンド中から集まった民や妖精で宮殿の前庭の広場は埋め尽くされた。彼らは戴冠式を終えて新しい国王となったフロイントと、王妃アデライデがバルコニーに姿を現す瞬間を待っていた。
妖精女王は祝典の日の朝、美しい花々の咲き乱れる宮殿の庭園にラングリンドの議員たち、そしてアデライデの父ミロンを呼び寄せ、自ら祭司を務めてまずフロイントとアデライデの婚姻の儀を挙行し、そのまま戴冠式をも執り行った。妖精女王は尊い光を放つ冠を脱ぎ、跪いたフロイントの頭に自らの手でラングリンドの王の印を載せた。フロイントの傍らに同じく跪いていたアデライデの頭上には、庭園の光の草花で編んだ芳しい香りをたたえた王妃の花冠を載せて二人を祝福し、加護を与えた。
妖精女王に導かれ、宮殿の光の塔のバルコニーに立ったとき、広場を埋め尽くす人々と妖精たちの大歓声が波のうねりのように湧き起こり、大輪の花火がいくつも打ち上げられて二人の頭上を彩った。フロイントとアデライデはラングリンドのすべての民たちの歓迎に包まれる感動と感激に涙を浮かべ、感謝と幸せと決意とを新たにした。この国に尽くすこと──それを互いへの愛の証としようと決心したのだった。
バルコニーに現れたフロイントとアデライデがまるで一対の大きな光る球のように見えたラングリンドの民たちはいよいよ胸を打たれ、心に抱いた希望が大きく燃え立つのを感じていた。王と王妃の放つ光のあまりの眩しさに、感涙を禁じ得ない者たちもいた。
若く見目麗しい夫婦の統治者の誕生の喜びに沸く祝宴は、その後七日間にわたって続いた。美しい王と王妃の婚礼のワルツを一目見ようと、光の宮殿は連日連夜ラングリンド中から押し寄せた民たちであふれ、華々しい音楽と共に賑やかな歓声や拍手の鳴り止むときはないほどだった。
フロイントとアデライデは人々や妖精たちの祝福が飛び交う華やかな宮殿の大広間で、かつてあの荒涼とした大地にひっそりと佇む館で夜毎そうしていたように、手を取り合ってワルツのステップを踏んだ。信じがたくも確かに一つの大いなる力によって導かれて来た日々を噛みしめるように振り返り、フロイントとアデライデは、互いの瞳に自分の魂が映し出されているのを見つめながら踊り続けていた。
──ふと、執務室に満ちたやわらかな空気がきらめいて、フロイントは幸せな夢のような記憶から立ち戻った。目の前に光の粉を集めてできたような光球が出現し、その中心から眩い輝きを放ちながら、先のラングリンドの統治者にして建国者たる光の妖精女王が姿を現した。
熱心に政務に集中していると、窓の外から聞こえてきた楽しげな笑い声が耳に入り、フロイントはふと手を止めて立ち上がった。大きな窓のそばから宮殿の中庭を見おろすと、ラングリンドの方々からやって来た子ども達が、早くも春の喜びに溢れる陽光を浴びて歓声を上げて駆けていた。
今日は月に一度ラングリンドの子ども達を宮殿に招く日で、光の城は国のあちこちからやって来た子ども達の振りまく明るい笑い声で、華やかな賑々しさを増していた。
その子ども達の中心を、やはり半年前に妖精女王が手ずから授けた光の花冠を戴いたアデライデが、特別に妖精たちが仕立てた光のドレスの裾を長くたなびかせながら、甘い幸福の蜜を集めたような光を湛えて歩いていた。
フロイントは美しい王妃の姿に心を溶かし、目を細めて見つめた。妻となったアデライデへの愛しさは日に日にその深さと色彩を増し、フロイントに至上の幸福をもたらしていた。時が経つほどに強まる愛の中、アデライデの麗しさは大輪の花のように咲き開き、ラングリンド中に匂いやかなやさしい美の喜びを運ぶようだった。
中庭の噴水の前を通りがかった時、包み込まれるような視線に気がついて顔を上げたアデライデは、そのあたたかな視線の主のきらめくような人影に気がついた。城の最上階に設けられた王の執務室の窓辺で、光の冠のきらめきを纏って浮かび上がる最愛の夫たる王を見ると、アデライデは瞳に宿った微笑を俄かに色濃く輝かせ、優美な手を振ってフロイントに愛を語りかけた。
片手をあげてアデライデに返事をしたフロイントは、子ども達に囲まれて中庭を庭園の方へと横切っていくアデライデの姿を目で追いながら、婚礼と戴冠式の行われた日のことが脳裏に思い起こされるまま記憶の湖に漕ぎ出でた。
アデライデと共に女王の光によってラングリンドに送り届けられたあの日、アデライデの記憶を取り戻したミロンに祝福され、家族というもののあたたかさを肌で知ったフロイントは、またこのラングリンドの王としての自覚にも目覚め、全き一人の人間として、アデライデの手を取って妖精女王の宮殿に向かった。その後はすべてが息をもつかせぬ速さで進み、あの日から半年が過ぎた今も、まるで夢の中の出来事だったかのようにさえ思うほどだった。
フロイントとアデライデは知らなかったが、女王は既に退位の旨をラングリンドの民に公表しており、次に国王となる者についても正式な発表がなされていた。
この国の光の妖精たちは直ちに女王の決定を受け入れ、新しい王と王妃を迎えるべく準備をすることに積極的だったが、ラングリンドで暮らす人々にとっては、絶対の信頼と敬愛の対象であった女王の退位の発表は青天の霹靂だった。まして次なる国王が元は魔物だったと知らされるや、如何に光の妖精女王の決定とは言えさすがに動揺を隠せず、不安をあらわにした。しかし女王の語る新しい国王やその妃となるラングリンドの娘の話に耳を傾けるうちに強く心を打たれた人々によって、ラングリンドの新たな統治者を認め、歓迎しようとする大きな潮流が生まれた。人々は妖精たちと共に、新しい国王と王妃の誕生に希望を抱き、その訪れを心待ちにしていたのだった。
フロイントとアデライデが妖精女王の宮殿に到着すると、かねて計画してあった通り、国を挙げての祝典が催される運びとなり、翌日にはラングリンド中から集まった民や妖精で宮殿の前庭の広場は埋め尽くされた。彼らは戴冠式を終えて新しい国王となったフロイントと、王妃アデライデがバルコニーに姿を現す瞬間を待っていた。
妖精女王は祝典の日の朝、美しい花々の咲き乱れる宮殿の庭園にラングリンドの議員たち、そしてアデライデの父ミロンを呼び寄せ、自ら祭司を務めてまずフロイントとアデライデの婚姻の儀を挙行し、そのまま戴冠式をも執り行った。妖精女王は尊い光を放つ冠を脱ぎ、跪いたフロイントの頭に自らの手でラングリンドの王の印を載せた。フロイントの傍らに同じく跪いていたアデライデの頭上には、庭園の光の草花で編んだ芳しい香りをたたえた王妃の花冠を載せて二人を祝福し、加護を与えた。
妖精女王に導かれ、宮殿の光の塔のバルコニーに立ったとき、広場を埋め尽くす人々と妖精たちの大歓声が波のうねりのように湧き起こり、大輪の花火がいくつも打ち上げられて二人の頭上を彩った。フロイントとアデライデはラングリンドのすべての民たちの歓迎に包まれる感動と感激に涙を浮かべ、感謝と幸せと決意とを新たにした。この国に尽くすこと──それを互いへの愛の証としようと決心したのだった。
バルコニーに現れたフロイントとアデライデがまるで一対の大きな光る球のように見えたラングリンドの民たちはいよいよ胸を打たれ、心に抱いた希望が大きく燃え立つのを感じていた。王と王妃の放つ光のあまりの眩しさに、感涙を禁じ得ない者たちもいた。
若く見目麗しい夫婦の統治者の誕生の喜びに沸く祝宴は、その後七日間にわたって続いた。美しい王と王妃の婚礼のワルツを一目見ようと、光の宮殿は連日連夜ラングリンド中から押し寄せた民たちであふれ、華々しい音楽と共に賑やかな歓声や拍手の鳴り止むときはないほどだった。
フロイントとアデライデは人々や妖精たちの祝福が飛び交う華やかな宮殿の大広間で、かつてあの荒涼とした大地にひっそりと佇む館で夜毎そうしていたように、手を取り合ってワルツのステップを踏んだ。信じがたくも確かに一つの大いなる力によって導かれて来た日々を噛みしめるように振り返り、フロイントとアデライデは、互いの瞳に自分の魂が映し出されているのを見つめながら踊り続けていた。
──ふと、執務室に満ちたやわらかな空気がきらめいて、フロイントは幸せな夢のような記憶から立ち戻った。目の前に光の粉を集めてできたような光球が出現し、その中心から眩い輝きを放ちながら、先のラングリンドの統治者にして建国者たる光の妖精女王が姿を現した。
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