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7話
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ゼノンから騎士団の悲しい真実を聞いてから、リーリアの騎士たちへの態度は変わった。
以前は「寮母」としての責任感から動いていたが、今は彼らの痛みを理解し、心から力になりたいと願っていた。
彼女は食事の質を上げ、栄養価の高い料理を作ることに力を注いだ。疲労困憊で戻ってきた騎士たちのために、ハーブと聖女の力で癒し効果のある入浴剤を作り、浴槽に満たした。
「おい、これ、やたらと体が温まるな」
「肌もすべすべになった気がするぞ!」
最初は遠慮していた騎士たちも、次第にその恩恵に気づき、リーリアに感謝の言葉を口にするようになった。
ある夜、訓練中に怪我をしたロロが、ゼノンの部屋に運ばれてきた。彼は足をひどく捻挫しており、腫れ上がっていた。
「くそっ、これじゃあ明日の訓練は…」
ロロは悔しそうに顔を歪めた。ゼノンは何も言わず、ただ静かに彼の足を見つめていた。その時、リーリアがそっと部屋に入ってきた。
「ロロ、少しだけ我慢してね」
リーリアは、ロロの足にそっと手をかざした。彼女の手から放たれる柔らかな光が、ロロの足の腫れをみるみるうちに引かせていく。ロロは驚きと同時に、じんわりと広がる温かさに、安堵の息を漏らした。
「すげぇ…! 痛みが、嘘みたいに消えていく…!」
治療が終わると、ロロは目を輝かせながらリーリアを見上げた。
「お姉さん、魔法使いみたいだ!」
ロロはリーリアの手を握り、無邪気に笑った。リーリアは、その温かいぬくもりに、聖女だった頃には感じたことのない、本当の喜びを感じていた。
ロロが去った後、ゼノンがリーリアに静かに尋ねた。
「その力は、何だ」
「これは、聖女として与えられた力です。ですが、聖女の使命のためではなく、あなたたちを助けるために使いたいのです」
リーリアのまっすぐな眼差しに、ゼノンは一瞬、戸惑ったような表情を見せた。
彼は、何も言わずに部屋を出ていったが、その背中からは、今まで感じたことのない、わずかな動揺が伝わってきた。
リーリアの優しさと聖女の力が、騎士たちの心の氷を溶かし、この閉鎖的な寮に、小さな希望の光を灯し始めていた。
以前は「寮母」としての責任感から動いていたが、今は彼らの痛みを理解し、心から力になりたいと願っていた。
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リーリアは、ロロの足にそっと手をかざした。彼女の手から放たれる柔らかな光が、ロロの足の腫れをみるみるうちに引かせていく。ロロは驚きと同時に、じんわりと広がる温かさに、安堵の息を漏らした。
「すげぇ…! 痛みが、嘘みたいに消えていく…!」
治療が終わると、ロロは目を輝かせながらリーリアを見上げた。
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ロロが去った後、ゼノンがリーリアに静かに尋ねた。
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「これは、聖女として与えられた力です。ですが、聖女の使命のためではなく、あなたたちを助けるために使いたいのです」
リーリアのまっすぐな眼差しに、ゼノンは一瞬、戸惑ったような表情を見せた。
彼は、何も言わずに部屋を出ていったが、その背中からは、今まで感じたことのない、わずかな動揺が伝わってきた。
リーリアの優しさと聖女の力が、騎士たちの心の氷を溶かし、この閉鎖的な寮に、小さな希望の光を灯し始めていた。
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