異世界召喚され、話したこともないクラスメイトと冒険者になる。

きんさん

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第1章

1-24 先生の決意

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次の日の朝、3人で食事中に先生が訪ねてきた。

「すまぬが、金貨1200枚貸して欲しいのじゃ」

「1200枚!!!」

「さすがにそんなには、持ってないかの?」

「ありますけど、何に使うのです?」

「私の開発した浮遊装置と移動装置を作らしてる工房がキヌエ商会に買い取られるみたいなんじゃ。
キヌエ商会に騙されて金貨5000枚の借金があるそうじゃ。
あの工房の技術力は高いので私が買い取りたいのじゃが、私の資産全部売っても金貨4000枚にしかならんのじゃ。
運用資金の200枚と合わせて、1200枚どうにかならんか?」

「運用資金200枚で足りるの?」

「ぎりぎりじゃ」

「わかりました、1500枚預けます。」

「ありがとなのじゃ。ついでに私もこの部屋で住まわせてくれ。家も売ったので住むとこもなくなってしもうた。」

「この部屋にもうベッドは入らないよ。」

「私はちっこいからケンタの同じベッドでも構わんのじゃ!襲われても子供出来る心配もいらんのじゃ。ははははh」

「私の横で寝てください。ケンタ、私、先生の順番ですからね。」

「わかったのじゃ。」

宿の主人に今日から一人追加すること、ベッドはいらないこと食事は付けることを伝えた。

1日銀貨2枚でいいことにきまったので、とりあえず金貨2枚10日分払うことにした。

「もう金がないな。すぐにはダンジョンお街に行けそうにないな。」

「移動装置付いたら、ゴブリンの集落いって、お金貯めましょ。」

「そうだな、そうしよう。」

先生も一緒に食事をとりながら、話をして、今日その工房を見に行くことに決めた。

街の中心からかなり離れた門から反対側の壁に近い畑の中に工房はあった。かなり広い土地を所有している。

工房もきれいだった。

中に入ると、工房の棟梁があいさつにでてきた。

「借金の目途がついたので、ここを買い取ることにしたのじゃ。
お前は、今まで通り棟梁として私の下働け。他の仕事はすべて断るのじゃ」

「私は路頭に迷おうが構いませんので、弟子たちだけはどうかそのまま使ってください。」

「心配するな。お前も含めて全員雇うのじゃ。これから忙しくなるから弟子も増やすのじゃ。」

「先生、今すぐはもうお金ないですよ。」

「この方は?」

「私との共同出資者のケンタじゃ。覚えておけ!」

「はい、ケンタ様これから、よろしくお願いします。」

「ここで、浮遊装置と移動装置作ってるんだよね。見せてもらえませんか?」

「どうぞどうぞ、ご案内させていただきます。」

工房の中もしっかり掃除整頓されていてきれいだし、
弟子たちも俺たちが近づくと立ってお辞儀をしている。

年明けの2日目から移動装置を作っている。

現在は他の装置も作っているが、その製造ラインを変更して、
浮遊装置と移動装置をつくるラインに変更するように先生が指示をしていた。

「製造ラインの改修のためには金貨200枚必要になります。」

「運用資金に金貨500枚渡すのじゃ、それでいけるか?」

「はい、何とかします。」

「細かい指示はお前がせい、きっちり帳簿は付けるようにするのじゃ。」

「はい。わかりました。」

帰りは弟子全員が玄関に並びお辞儀をされた。

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