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第2章
2-8 作戦開始
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作戦が開始された。
今は、山の麓に向かって走っている。
新たにトランシーバーの魔道具を作ってもらい。
1 俺
2 ユウカ
3 立花さん
4 フラン
5 師匠
6 先生
7 予備
8 予備
の番号をセットした。
向う峠を越えるときは、日が沈んだ後にするために、昼過ぎから登山開始になった。
食事も終わり峠に、向かってボードを走らせた。
自分の足で歩いたほうが早いスピードまで落ちてきたので、歩くことにした。
何度も神殿の階段を登り降りしたので、足腰は強い。
「頭痛くない、大丈夫?」と、声をかけた。
「大丈夫」と全員から返事が来た。
それからも休むことなく歩き続けたが、頭は痛くならない。
「このまま、行けそう?」
「問題無し」と返事。
太陽の位置を確認しながら時間調整のために休憩、久しぶりに苦いお茶を飲む。
インナーのおかげで全然寒くない。
冷えたお茶で体をクールダウン。
「やっぱり、マナが薄くなってるね。MPが下がり始めた。」
俺は、魔物探知を絶えず使っているためにMPが下がり始めた。
「大丈夫?」
「この減り方なら5時間は持つから問題無い。」
「それよりも、あのカラス鬱陶しいね」
「俺たちが倒れるのを待ってるみたいだな、やっつける?」
「ほっておきましょ、無駄な戦力は使わずに温存しましょう。」
「そうだね」
カラスは、無視してそのまま登りきり峠の頂上の手前で、熊の着ぐるみを着て、日が暮れるのをまった。
「山の向こうはどんな感じ?」
「熊の反応があるけど、そんなに数は多くない。人の反応は近くにない。峠を超えたらそのまま、歩いて降りるよ。」
「了解」
この世界にも月はあるが、満ち欠けは無い。いつでも満月なので、慣れればある程度は見える。
日が完全に沈むと反対側から月が現れた。
「この世界の月って、青くてきれいだね」
「ケンタ、あれは月ではないのじゃ、惑星じゃ。人も住んでるようじゃ」
「マジ!」
「言い伝えなんじゃが、我々の祖先は、あの星から来たと言われておるのじゃ」
「そうなんだ」
「今、首都で開発してもらってる水素推進装置が完成すれば行けるかもしれないよ」
「本当なのか?」
「元の世界では、水素推進装置を使って月に行ってたよ。」
「いろいろ夢が広がるのじゃ」
「そろそろ完全に暗くなったので、山超えるよ」
「了解」
青い光が薄くなか、バトルスーツと、熊4匹が山を下りはじめた。
ほぼ垂直に落ちる崖をウィンチを使って降りた。
崖の下は鬱蒼と茂る森の中だった。
しばらくは、そのまま歩き草原に出るまで、熊を回避しながら歩いた。
草原に出る手前でキャンプを張り、睡眠を取ることにした。
アイが見張りをするので、全員寝ても問題ないのでキャンプの中で、着ぐるみのまま、朝まで寝ることができた。
起きると、革を剥いだ熊の死体が5匹ほどあった。
「アイ、何やってるんだ?」
「私も着ぐるみ欲しい」と、言って器用に作っていた。
自分では装着できないと言うので、着せてやった。
熊の死体は、アイテムボックスに格納した。
その後、携帯食料とお茶を口にした後、板をはめて準備をした。
フランに方向を聞いて、次の山までの葉の枯れた草原を走り、途中に川を渡り人の反応の無いルートを探しながら進んだ。
2つ目の山は、なだらかで人が通り抜ける道があるので、夜まで待ち、人がいなくなるのを確認してから、ポートで一気に駆け抜けた。
「微弱な電波を感じ取ったようですね。方向は南南西、距離は5キロくらいです。」
「俺のマップにも、人を感知している。
フラン、もう少し近づいたら連絡とれるか聞いてくれ?」
「こちらから呼び続けるそうです。」
「了解。板をつけたまま、ゆっくりと進む」
「了解」
「アイに連絡取れたら、教えてくれと伝えてくれ。」
「了解」
俺たちは、アレクの住む村に少しずつ進んでいった。
今は、山の麓に向かって走っている。
新たにトランシーバーの魔道具を作ってもらい。
1 俺
2 ユウカ
3 立花さん
4 フラン
5 師匠
6 先生
7 予備
8 予備
の番号をセットした。
向う峠を越えるときは、日が沈んだ後にするために、昼過ぎから登山開始になった。
食事も終わり峠に、向かってボードを走らせた。
自分の足で歩いたほうが早いスピードまで落ちてきたので、歩くことにした。
何度も神殿の階段を登り降りしたので、足腰は強い。
「頭痛くない、大丈夫?」と、声をかけた。
「大丈夫」と全員から返事が来た。
それからも休むことなく歩き続けたが、頭は痛くならない。
「このまま、行けそう?」
「問題無し」と返事。
太陽の位置を確認しながら時間調整のために休憩、久しぶりに苦いお茶を飲む。
インナーのおかげで全然寒くない。
冷えたお茶で体をクールダウン。
「やっぱり、マナが薄くなってるね。MPが下がり始めた。」
俺は、魔物探知を絶えず使っているためにMPが下がり始めた。
「大丈夫?」
「この減り方なら5時間は持つから問題無い。」
「それよりも、あのカラス鬱陶しいね」
「俺たちが倒れるのを待ってるみたいだな、やっつける?」
「ほっておきましょ、無駄な戦力は使わずに温存しましょう。」
「そうだね」
カラスは、無視してそのまま登りきり峠の頂上の手前で、熊の着ぐるみを着て、日が暮れるのをまった。
「山の向こうはどんな感じ?」
「熊の反応があるけど、そんなに数は多くない。人の反応は近くにない。峠を超えたらそのまま、歩いて降りるよ。」
「了解」
この世界にも月はあるが、満ち欠けは無い。いつでも満月なので、慣れればある程度は見える。
日が完全に沈むと反対側から月が現れた。
「この世界の月って、青くてきれいだね」
「ケンタ、あれは月ではないのじゃ、惑星じゃ。人も住んでるようじゃ」
「マジ!」
「言い伝えなんじゃが、我々の祖先は、あの星から来たと言われておるのじゃ」
「そうなんだ」
「今、首都で開発してもらってる水素推進装置が完成すれば行けるかもしれないよ」
「本当なのか?」
「元の世界では、水素推進装置を使って月に行ってたよ。」
「いろいろ夢が広がるのじゃ」
「そろそろ完全に暗くなったので、山超えるよ」
「了解」
青い光が薄くなか、バトルスーツと、熊4匹が山を下りはじめた。
ほぼ垂直に落ちる崖をウィンチを使って降りた。
崖の下は鬱蒼と茂る森の中だった。
しばらくは、そのまま歩き草原に出るまで、熊を回避しながら歩いた。
草原に出る手前でキャンプを張り、睡眠を取ることにした。
アイが見張りをするので、全員寝ても問題ないのでキャンプの中で、着ぐるみのまま、朝まで寝ることができた。
起きると、革を剥いだ熊の死体が5匹ほどあった。
「アイ、何やってるんだ?」
「私も着ぐるみ欲しい」と、言って器用に作っていた。
自分では装着できないと言うので、着せてやった。
熊の死体は、アイテムボックスに格納した。
その後、携帯食料とお茶を口にした後、板をはめて準備をした。
フランに方向を聞いて、次の山までの葉の枯れた草原を走り、途中に川を渡り人の反応の無いルートを探しながら進んだ。
2つ目の山は、なだらかで人が通り抜ける道があるので、夜まで待ち、人がいなくなるのを確認してから、ポートで一気に駆け抜けた。
「微弱な電波を感じ取ったようですね。方向は南南西、距離は5キロくらいです。」
「俺のマップにも、人を感知している。
フラン、もう少し近づいたら連絡とれるか聞いてくれ?」
「こちらから呼び続けるそうです。」
「了解。板をつけたまま、ゆっくりと進む」
「了解」
「アイに連絡取れたら、教えてくれと伝えてくれ。」
「了解」
俺たちは、アレクの住む村に少しずつ進んでいった。
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