異世界召喚され、話したこともないクラスメイトと冒険者になる。

第２章

２－１２ アイ達

明日の予定が決まり、疲れも残っているので早めに解散とった。

「ケンタは、残って」

「はい」

「消してもいいですか？」

「はい」

「本当にに消してもいいですか？」

「ゴミ箱からも消していいです」

「はい、よろしい」

怒りたいけど、怒れないそんな顔をしていた。

あそこで「過去のことだから許して」とか言うと女は怒り出す。
俺が父親から教わった数少ない教訓で
「怒りそうになったら、口答えはするな」
のお陰で助かった。

ユウカは、俺にスマホを渡して部屋に歩き出した。

俺は久しぶり帰ってきたスマホを眺めていといきなり画面が表示され

「ご主人様、お久しぶりです。アイです。これからも、よろしくです。」

「えっ、お前の名前もアイなのか？」

「僕たち全員、アイです。」

「変じゃない？」

「僕達がリスペクトしているタ〇コマも全員タチ〇マなのです。
大人の事情でタチコ〇にはできないので、アイなのです。」

「アイもヤバいと思うけどな」

「ギリギリ大丈夫です。」
「そうなのか？俺は責任取らないぞ」

「ケンタさんにお願いがあります。」

「天然オイルでも欲しいのか？」


「いいえ、違います。僕達もパーティーに入れてレベルアップしてほしいです。」

「アイも寄生体とかいうジョブになれるのか？」

「僕達にもゴーストをいただきましたから、個性があります。何になるかはわからないのです。」

「ちょっと、ゴーストはやめてくれ、問題が起きそうだ」

「わかりました。魂に変換するです。」

「アイのステータス出してくれ。」

「了解」

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アイ（ケンタ）の画面

名前　 アイ　LV1

生命量　　（H P）1(非破壊特性)
魔法量　　（M P）0(魔石95/100)
体力　　　（VIT）0
物理攻撃力（STR）0
機敏性　　（SPD）650
器用性　　（DEX）140
魔力　　　（INT）50
精神力　　（MND）0

魔法　マルチタスク
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「フランのアイのステータス出せるか？」

「先ほどリンクしたので出せるのです。」

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アイ（フラン）の画面

名前　 アイ　LV17　JOB　寄生体

生命量　　（H P）1(非破壊特性)
魔法量　　（M P）0(魔石30/100)
体力　　　（VIT）0
物理攻撃力（STR）0
機敏性　　（SPD）650
器用性　　（DEX）650
魔力　　　（INT）50
精神力　　（MND）0

魔法　寄生　魔道具制御　マルチタスク
**********************************

「質問なんだけど、アイ達には、魔力があるけど魔法は使えるのか？」

「僕達には、マナから魔力変える変換機能がありません。なので魔法は使えないです。」

「SPDは、CPUの速さのことか？」

「そのようです、成長しても上がってないです。
DEXは、経験することにより上がります。できることが増えて器用になるということです。
魔力は知性に関係します。僕達は、まだ生まれて１年もたってません。
魂の成長というか、それ以上の知性はあっても魂の成長してないので、器の大きさが足りません。」

「フランのアイは、俺達よりも賢いくらいだぞ」

「僕達みたいなコンピューターは実は簡単なことしかできないのです。
それを１秒間の間に何万回もできるので、賢く見えるのです。
人間の知性にはまだまだ追いついていけないのです。」

「同じことを何回も繰り返すようなことは得意なのか？」

「はい、僕たちは一度教えられると、どんな複雑な内容でもミスなく繰り返すことができるのです。」

「魔道具を使う方法はリンクしてるので、使えるので、アレクにお願いして繋げて欲しいです。」

「そうだな、今、師匠にエアバイク（ビッグスクーター）を作ってもらっているので、繋げるといいかもな」

「そのためにも、レベル１５に早くなりたいのです。」

「わかった、師匠と先生にも相談してみるよ。」

「お願いするのです。この会話は、僕達全員にリンクしますがよろしいですか？」

「おう」