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第3章
国の情勢
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アイーン王国、この国は、直径500キロくらいの大きな島である、シームラ島の中にある。
シームラ島の中心には、竜神オー様と竜神ジー様がマナ噴出口に住む標高5000mのオージー山が構える。
この山からは、マナが噴出されているために、島の中心に行くほど強い魔物がいる。
マナは空気より重いために麓にあった洞窟にマナが貯まり、ダンジョンに変化していった。
竜族との契約がある人間以外は、この山を登るのを禁止されている。
禁止されているというよりも、大きな結界で守られているので入ることはできない。
この島を縦断するように、ヘンナー山(標高3500m)から始まりオージー山までは、2000m級の山々からなる山脈が通っている。
ヘンナー山はいきなり海から垂直に隆起した巨大な岩でできていた。
オージー山は、日本の富士山に似ているきれいな山である。
オージー山からヘンナー山の反対側にも大きな山は無いが山脈は続いている。
反対側も切り立った岩で海になるために歩いて渡ることはできない。
今から1000年ほど前に、山脈を貫くトンネルを作ろうとしたが、龍脈とぶつかり、大量のマナが放出され、魔物が溢れ出し、アイーンの反対側は魔物に占領されてしまった。
それを今から500年前に、軍隊と冒険者を船で送り込み魔物を駆逐した。
トンネルは、ダンジョンに変化していた。
ドリーフの島には、アイーン国と、山脈の反対にあるイカリア共和国の2つ存在する。
アイーン国のダンジョン今から300年ほど前に、成長したダンジョンと龍脈にぶつかり魔物が溢れそうになったが、軍隊と冒険者が協力して魔物の封じ込めに成功した。
南ドリーフ地方(ダムール側)には3つ、北ドリーフ地方(ダムール側)にも3つの国があり、
北ドリーフ地方では、アイーンが一番大きな軍隊を持ち国力も大きい。
海は夏になると巨大な海魔獣が餌を求めてやって来るために、船が使えなくなる。
また、海流も激しいために、海流が止まる春分と秋分の日にしか、船を出すことができない。
北ドリーフ地方では、国同士が仲良くやっており、戦争などもこの1000年は起きていない。
南ドリーフ地方では、ダンジョンから一番遠いダムールは、国力が弱く度重なる侵略を受けていた。
国民は貧しく最低限の暮らしをしていた。
冬の間に、浮遊城を使い、隣国のタカキブ王国を滅ぼし、ダンジョンのあるイカリア共和国に攻め込もうとしていた。
勇者が先頭になって、相手国の軍隊に攻め込み残るのは、イカリア国のダンジョン街だけになった。
ダンジョンの冒険者は強くて、勇者も苦戦をしていた。
そこで、兵糧作戦でダンジョンの入り口を封鎖することになった。
そのおかげで、ダムールとアイーンの開戦が遅れることになる。
それでも、ほぼ南ドリーフ地方を制圧した勇者は、今まで虐げられていたダムール国民にとって、国の英雄になっていった。
南ドリーフ地方の事変は北ドリーフ地方に、軍事用高性能通信魔道具(ホットライン)により情報が入ってきた。
北ドリーフ地方の国の重鎮がホットラインを使い会議をすることになった。
それぞれの国が持っている情報が集められ検討する。
俺の提案により、合衆国スタイルで、3つの国を併合することになった。
・3つの国がそれぞれ州として、合衆国に加わる。
・アイーン国をはじめすべての王族、貴族、奴隷の廃止。
・戦争が終わるまでの暫定処置として、アイーン国王が大統領、
その他の国の国王が副大統領になることが決定。
・戦争後は、国民の選挙により決める。
・軍隊は合衆国が管理する。今まであった軍を統一する。
・お金の統一して、新金貨、新銀貨、新銅貨に加えて、鉄貨(10円)の発行がきまる。
・税金を統一して、合衆国が受け取り、各州に分配する。
・それ以外は州の自由に任せる。
・州の知事は、暫定として、国王が指名する。戦争後は選挙を行う。
各国の貴族達の反対があったが、国王自らが王室を廃止したために、従うしかなかった。
4月1日に国を併合することが決まった。
シームラ島の中心には、竜神オー様と竜神ジー様がマナ噴出口に住む標高5000mのオージー山が構える。
この山からは、マナが噴出されているために、島の中心に行くほど強い魔物がいる。
マナは空気より重いために麓にあった洞窟にマナが貯まり、ダンジョンに変化していった。
竜族との契約がある人間以外は、この山を登るのを禁止されている。
禁止されているというよりも、大きな結界で守られているので入ることはできない。
この島を縦断するように、ヘンナー山(標高3500m)から始まりオージー山までは、2000m級の山々からなる山脈が通っている。
ヘンナー山はいきなり海から垂直に隆起した巨大な岩でできていた。
オージー山は、日本の富士山に似ているきれいな山である。
オージー山からヘンナー山の反対側にも大きな山は無いが山脈は続いている。
反対側も切り立った岩で海になるために歩いて渡ることはできない。
今から1000年ほど前に、山脈を貫くトンネルを作ろうとしたが、龍脈とぶつかり、大量のマナが放出され、魔物が溢れ出し、アイーンの反対側は魔物に占領されてしまった。
それを今から500年前に、軍隊と冒険者を船で送り込み魔物を駆逐した。
トンネルは、ダンジョンに変化していた。
ドリーフの島には、アイーン国と、山脈の反対にあるイカリア共和国の2つ存在する。
アイーン国のダンジョン今から300年ほど前に、成長したダンジョンと龍脈にぶつかり魔物が溢れそうになったが、軍隊と冒険者が協力して魔物の封じ込めに成功した。
南ドリーフ地方(ダムール側)には3つ、北ドリーフ地方(ダムール側)にも3つの国があり、
北ドリーフ地方では、アイーンが一番大きな軍隊を持ち国力も大きい。
海は夏になると巨大な海魔獣が餌を求めてやって来るために、船が使えなくなる。
また、海流も激しいために、海流が止まる春分と秋分の日にしか、船を出すことができない。
北ドリーフ地方では、国同士が仲良くやっており、戦争などもこの1000年は起きていない。
南ドリーフ地方では、ダンジョンから一番遠いダムールは、国力が弱く度重なる侵略を受けていた。
国民は貧しく最低限の暮らしをしていた。
冬の間に、浮遊城を使い、隣国のタカキブ王国を滅ぼし、ダンジョンのあるイカリア共和国に攻め込もうとしていた。
勇者が先頭になって、相手国の軍隊に攻め込み残るのは、イカリア国のダンジョン街だけになった。
ダンジョンの冒険者は強くて、勇者も苦戦をしていた。
そこで、兵糧作戦でダンジョンの入り口を封鎖することになった。
そのおかげで、ダムールとアイーンの開戦が遅れることになる。
それでも、ほぼ南ドリーフ地方を制圧した勇者は、今まで虐げられていたダムール国民にとって、国の英雄になっていった。
南ドリーフ地方の事変は北ドリーフ地方に、軍事用高性能通信魔道具(ホットライン)により情報が入ってきた。
北ドリーフ地方の国の重鎮がホットラインを使い会議をすることになった。
それぞれの国が持っている情報が集められ検討する。
俺の提案により、合衆国スタイルで、3つの国を併合することになった。
・3つの国がそれぞれ州として、合衆国に加わる。
・アイーン国をはじめすべての王族、貴族、奴隷の廃止。
・戦争が終わるまでの暫定処置として、アイーン国王が大統領、
その他の国の国王が副大統領になることが決定。
・戦争後は、国民の選挙により決める。
・軍隊は合衆国が管理する。今まであった軍を統一する。
・お金の統一して、新金貨、新銀貨、新銅貨に加えて、鉄貨(10円)の発行がきまる。
・税金を統一して、合衆国が受け取り、各州に分配する。
・それ以外は州の自由に任せる。
・州の知事は、暫定として、国王が指名する。戦争後は選挙を行う。
各国の貴族達の反対があったが、国王自らが王室を廃止したために、従うしかなかった。
4月1日に国を併合することが決まった。
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