精霊に転生した少女は周りに溺愛される

紅葉

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プロローグ

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私の家は親の仲があまり良くなく会えばいつも喧嘩していた。
その日も部屋の中で過ごしいた。いつもより物音がとても大きく聞こえてきて、様子を見に行ってみたら父が母を包丁で刺していた所だった。
私は急いで逃げようと思い踵を返そうとしたら、父に捕まり母と同じように刺された。私は確信した。これは終わったなと。薄れゆく意識の中で父が逃げていくところが見えてそこで暗くなった。





「こんにちは、はじめまして」
目が覚めたらイケメンの青年が笑顔で話しかけられた。だけど、背中の後ろには羽が生えている。いがいと似合っていたのは、流石イケメンは何着ても似合うという理屈なのだろうか。見渡してみても真っ白な空間見たいな場所だった。
「えっと、あなたは誰ですか?」
「僕は神様だよー!」
「あっ、宗教の勧誘はいいです。」
「宗教の勧誘じゃないよ~、僕本当に神様なんだよ~」
なんかすっごい涙目で訴えられてきた。面倒いから一応認めておこう。
「一応じゃなくて認めてよ~」
あれ、なんか心の声読まれた気がする。
「一応神様だからね!!」
あっ、自分で一応って言った。
「じゃなくて、神様だよ!!」
「もう面倒なのでその事はもういいです。先に進んでください。」
「分かったよ~、進めればいいんでしょ」
自称神様が拗ねた。
「自称じゃなくて本当に神様だから!!あ~、本当に進まないから進めるね」
あなたのツッコミで進まないんです。これも神様には分かるか。
「うん、分かってるからね」
回答ありがとうございます。
「まぁ、いいや。実はね君の今までをずっと見ていたんだけど、さすがに可哀想だから僕の世界に招待しようと思って呼んだんだよ!」
これぞ俗に言うの異世界転生なのか。
「そういう事になるね。だからね、君を転生させるにも、一応君の願いを聞いて、それから転生させようと思ってね。」
「では、人以外でお願いします。」
「分かったよ、じゃあ、僕のおすすめに転生させてあげる!」
「それが何なのかは分かりませんが、お願いします。あとは、おまかせでいいです。」
「オッケー!!まぁ、そこはついてからのお楽しみということで!!じゃあ、容姿や場所は僕が決めとくね!」
「はい、それでいいです。」
「よし!だいたいこれぐらいかな~うん、これでバッチリ!!準備も出来たし、しっかり楽しんでおいでね~」
「それは分かりませんが、色々とありがとうございました。」
「いえいえ、どういたしまして。」
そして、私は光の中に包まれながら意識が遠のいた。
「幸せに過ごせるように僕は見守ってるね。」


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