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レリエル達がたどり着いたのは、王城の中で最も外を見渡せることが出来る場所だった。そこには多くの国民が集まっていた。
「みな、よく集まってくれた!今日は新たに誕生した精霊を紹介しようー!精霊王様でも在られるレリエル様だ!!」
そう言って、国王はレリエルに視線を向けてこちらに来るように合図した。だが、レリエルの身長では国民には見えなかった。
それを見た国王は抱っこして見えるようにした。一応精霊でもあるから体を浮かせることが出来るはずなのだが、誰もレリエルに説明していなかったからか本人は全く知らなかったのである。
おぉ~、陛下に抱っこされたからよく見えるー!!人結構いるな~、やっぱりこういう時って手を振った方がいいかな、一応振っとおこう。
笑顔で頑張って手を振る様子のレリエルを見て、国民は何を思ったかと言うと…
きゃ~、なにあの子めっちゃ可愛いんだけど!頑張って手を振っているとか特に!
可愛いな~、今回の精霊王様なんて愛くるしんだ~!!この光景を目に焼き付けなければ!!
様々に思うことはあったが考える内容はほぼ同じであった。
まだ、先の話だがレリエルが城下町を歩くと色んな人に声をかけられたり、暖かく見もられることになった。
国民への披露も終わり、楽しかったパレードもレリエルが大はしゃぎで大成功して幕を閉じた。今はパーティが開かれようとしていた。中にはすでに大勢の貴族が招かれていた。貴族達の間では今回の主役でもある精霊の話でもちきりだった。そん中王が登場したことによって騒がしがったホールの中も一瞬で止んだ。
「今宵は精霊王様の誕生を祝うためのパーティでもある。存分に楽しんでいってくれ!」
一応後から精霊王達が来ることになっているが、それを知っているのは国王と宰相ぐらいである。即ちこれはドッキリだ。いきなり精霊王一同が現れたらどういう反応するか見てみたくて企画した国王の思惑である。
そんなことを知る由もない人達は個々でこのパーティーを楽しんでいた。
時間に経つにつれ終わりが近ずいたその時…
上から光の雨が降ってきた。止んだと思ったら今度は精霊が突然現れて空気中に[レリエル様誕生おめでとう]という文字が魔法を使って描かれていた。
描くのが終わったと同時に精霊王達が現れた。勿論その中にサファイエルに抱かれているレリエルがいた。
「今日は私達の願いによって祝い事を開催してくれてありがとうございます。早速ですが新たに誕生した精霊王を紹介します。闇の精霊王レリエルです!」
いきなり現れた精霊王一同に貴族のもの達は驚きすぎて口をあんぐり開いたまま言葉を発することを忘れたまま凝視していた。そんな中、サファイエルはレリエルを紹介する為に口を開き、みなに見えるようにレリエルを持ったまま腕を掲げた。
「しょうかいにあずかりまちたレリエルでちゅ。わたちのためにこんかいはあつまってくれてありがとうごちゃいまつ。」
サフィーお姉ちゃんいきなり掲げないでください!びっくりするじゃないですか!そうやるなら事前に言ってくださいよ~!!
しっかり挨拶出来たレリエルであったが、心の中はもうパニック状態であった。
「私達のささやかな感謝の気持ちですが受け取ってください。では、レリエルよろしくね。」
「あい、わかったでちゅ!!」
サファイエルの言葉でレリエルが腕から飛び出し、魔法を発動させた。周りは暗闇に包まれ、そんな暗闇の中に流れ星が流れ始めた。それは止むことを知らずに増えた。暫くするとぽつぽつと止み始め、夜空にオーロラがかかった。色どりとりと色が変わるそれはとても美しく、だれもがその光景に見入っていた。その幻想的な光景を残したままパーティーは終了した。
今宵参加した者たちはその光景を一生忘れることはないだろう。
「みな、よく集まってくれた!今日は新たに誕生した精霊を紹介しようー!精霊王様でも在られるレリエル様だ!!」
そう言って、国王はレリエルに視線を向けてこちらに来るように合図した。だが、レリエルの身長では国民には見えなかった。
それを見た国王は抱っこして見えるようにした。一応精霊でもあるから体を浮かせることが出来るはずなのだが、誰もレリエルに説明していなかったからか本人は全く知らなかったのである。
おぉ~、陛下に抱っこされたからよく見えるー!!人結構いるな~、やっぱりこういう時って手を振った方がいいかな、一応振っとおこう。
笑顔で頑張って手を振る様子のレリエルを見て、国民は何を思ったかと言うと…
きゃ~、なにあの子めっちゃ可愛いんだけど!頑張って手を振っているとか特に!
可愛いな~、今回の精霊王様なんて愛くるしんだ~!!この光景を目に焼き付けなければ!!
様々に思うことはあったが考える内容はほぼ同じであった。
まだ、先の話だがレリエルが城下町を歩くと色んな人に声をかけられたり、暖かく見もられることになった。
国民への披露も終わり、楽しかったパレードもレリエルが大はしゃぎで大成功して幕を閉じた。今はパーティが開かれようとしていた。中にはすでに大勢の貴族が招かれていた。貴族達の間では今回の主役でもある精霊の話でもちきりだった。そん中王が登場したことによって騒がしがったホールの中も一瞬で止んだ。
「今宵は精霊王様の誕生を祝うためのパーティでもある。存分に楽しんでいってくれ!」
一応後から精霊王達が来ることになっているが、それを知っているのは国王と宰相ぐらいである。即ちこれはドッキリだ。いきなり精霊王一同が現れたらどういう反応するか見てみたくて企画した国王の思惑である。
そんなことを知る由もない人達は個々でこのパーティーを楽しんでいた。
時間に経つにつれ終わりが近ずいたその時…
上から光の雨が降ってきた。止んだと思ったら今度は精霊が突然現れて空気中に[レリエル様誕生おめでとう]という文字が魔法を使って描かれていた。
描くのが終わったと同時に精霊王達が現れた。勿論その中にサファイエルに抱かれているレリエルがいた。
「今日は私達の願いによって祝い事を開催してくれてありがとうございます。早速ですが新たに誕生した精霊王を紹介します。闇の精霊王レリエルです!」
いきなり現れた精霊王一同に貴族のもの達は驚きすぎて口をあんぐり開いたまま言葉を発することを忘れたまま凝視していた。そんな中、サファイエルはレリエルを紹介する為に口を開き、みなに見えるようにレリエルを持ったまま腕を掲げた。
「しょうかいにあずかりまちたレリエルでちゅ。わたちのためにこんかいはあつまってくれてありがとうごちゃいまつ。」
サフィーお姉ちゃんいきなり掲げないでください!びっくりするじゃないですか!そうやるなら事前に言ってくださいよ~!!
しっかり挨拶出来たレリエルであったが、心の中はもうパニック状態であった。
「私達のささやかな感謝の気持ちですが受け取ってください。では、レリエルよろしくね。」
「あい、わかったでちゅ!!」
サファイエルの言葉でレリエルが腕から飛び出し、魔法を発動させた。周りは暗闇に包まれ、そんな暗闇の中に流れ星が流れ始めた。それは止むことを知らずに増えた。暫くするとぽつぽつと止み始め、夜空にオーロラがかかった。色どりとりと色が変わるそれはとても美しく、だれもがその光景に見入っていた。その幻想的な光景を残したままパーティーは終了した。
今宵参加した者たちはその光景を一生忘れることはないだろう。
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