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「新しい担当の落合といいます、よろしく深月先生」
インターフォンの音が聞こえて玄関口に出ると、明るい茶髪の人が朗らかに笑ってそこに居た。思わず私はまじまじと相手を見つめた。
「ああ、比嘉ですか?気にしないでください、元気にやってますよ。それに編集が変わることはよくある事です」
「…そ、う」
私は震える腕を引き寄せて抱きしめた。比嘉さんがいいと言った時、私は喜んだ。…だけど、それも一瞬。だって私には「今までと違う」という手応えは無かった。だから、どうしていいと言ったのか後から分からなくなって、でも、そう。やっぱり編集長は通せなかったんだ。
「深月先生の話、格段に良くなってますよ!でもまだちょっと足りないですね。一緒に調整して、また大ヒットに返り咲きましょう!」
「………、今のままでできると思う?」
声が震えた。
「今…?このままじゃまあ厳しいでしょう。刷ってもらってもまあ、書店に並ぶのは難しいっすね」
「そう…」
比嘉さんの嘘つき。何が良いと思う、だ。やっぱり全然良くないんじゃないか。
「大丈夫!俺が来たからには、泥舟に乗った気分で任されてください!」
「…それ、沈みますよね」
自分の胸を自信ありげに叩いて明るく言う彼に、私は力なく突っ込んだ。
かちかち 何もない白紙の上で私はただエンターキーを押す。落合さんと二人三脚で初めても、私の頭からは何かが抜け落ちてしまったみたいに空白。ひとつ大きなため息をついてスマホを手元に引き寄せる。スケジュールは比嘉さんと書かれている文字は過去のものになって、代わりに落合さんが書かれるようになった。もちろん頻度は高くない、比嘉さんとの時間があまりにも長かったと、その時ようやく気付いて、同時に会いたくてたまらない衝動に陥る。比嘉さんからのメッセージは、最後の事務的なもので止まってしまっている。「担当の変更、急で申し訳ございません。落合には引き継ぎを済ませていますので安心して下さい」という言葉に「分かりました」と一言返信して終わっている。今までありがとうございました、が打てなかったのは、これで最後にしたくないという私の甘さ。比嘉さんにとっては全部が仕事で、義務みたいなものだったのかもしれない、でもそれが全部だと思いたくない気持ちがある。優しい眼差し、大きな手のひら、……何故、良いなんて言ったんだろう。もう「良い」という意味でなく、もう「いい」と見切ってしまったということ?分からなくて頭がぐるぐるする。胸が締め付けられて上手く息が出来ない。ひとつ深呼吸をして、PC画面を見つめて、再び頭をテーブルに打ちつけた。
ふと目が覚めて、壁に掛けられた時計の針が5時を指していた。いつの間にか眠ってしまっていたらしい、ひとつお腹が鳴って、そういえば朝からなにも食べていなかった事に気づく、こんな状況でもお腹がすくのかと人間の生命力の強さに苦笑して、立ち上がって上着を羽織った。気分転換に外食でもしよう。外に出ると風が吹いて肌を突き刺す。私は足早にエレベーターへと向かった。
知らず、自分の足が比嘉さんと一緒に行った喫茶店に向かっていたことに、店舗の前に来気づく。自分の未練がましさに苦笑する。ドアノブに手をかけて躊躇う、ここはあまりにも思い出が多すぎる。やめようか、とドアノブから手を降ろそうとしたところで、後ろで人が待っていることに気づいた。
「えっと……?入らないんですか?」
「あ、ごめんなさい!ぼーっとしててっ……、」
見知らぬ人の戸惑う声が聞こえて、私はドアノブを握りなおした。
椅子に座って後悔が襲ってきた、コーヒーの香り、暖かな暖色の灯り、それが全て前のまま。決定的に違うのは目の前に比嘉さんが居ないということ。けれども今更店を出るのもおかしい、私はひとりメニュー表を広げて、一番量の少なそうな、サンドウィッチを注文した。ひとり待つ間、暗がりの外に視線を向ける。平日の夕方は帰宅する人たちが寒そうに肩を震わせながら足早に去っていく。
「あら……?もしかして、深月月子先生ですか?」
ぼんやりと外を見ていると、声をかけられて視線を向ける。モデルのように背の高い綺麗な女性、けれど見覚えがなく、ひとつ瞬きをした。作家のひとり?…それとも、読者だろうか。
「え、と…」
戸惑う私に彼女はにこりと微笑んで、対面の席へと座った。
「はじめまして、比嘉健の元妻です」
その言葉に私は目を見開いた。
「も……、と、…あ、いや、ごめんなさい。比嘉さんには大変お世話になりました」
踏み込んで行けない領域だと気づいて、すぐに謝罪する。頭を下げる。
「ああ、別れたこと知らなかったのね。ええ、そう。別れたの。私達」
心臓が早鐘を打って、耳にまで聞こえてくる。顔を上げられない、両手をぐっと握りしめる。もしかしてだけれど、私のせい…?
「ああ、気にしないで。離婚は私達ふたりの問題よ」
「……え?」
その言葉に顔を上げる、そこへお待たせしました、と料理が運ばれてきて私の前にサンドイッチが置かれた。彼女は、私との会話を切り上げて店員さんに何かを注文していた。私の視線はまた下に下がる、感情をどう処理すればいいのか分からない。
「ああ、食べていいのよ?気にしないで」
「………は、はい」
言われるがままにサンドイッチを手に取って一口食べるけれど、もそもそするばかりで味がまるで分からない。
「彼ね、大学の頃から編集者になるのが夢だったのよ?」
「………」
食べる手が止まって、入っている卵を見つめる。
「あなたの担当になった時もそれは嬉しそうだったわ、初めて担当する作家だからって、やる気に満ちてたの……、でもまあ、今後は…、分からないわね」
「…ぇ」
声が震える、比嘉さんは私の担当外れた。……それって、もう編集者じゃなくなったってこと?明確な答えは出ないまま頭がぐるぐると回る。
「ふふ、深月先生は随分と若く見えるのね。ああ、でも実際に若いのかしら、デビューは高校生でしょう?彼も保護者のような思いになっていたのかもしれないわね」
ふふと微笑んで、店員さんが彼女にコーヒーを運んできて、比嘉さんと同じようにブラックのまま口を付けた。サンドイッチを持ったまま、何と返していいのか分からないまま、コップに視線を向けると、お冷の結露がコップを伝ってテーブルに落ちた。
「あ、の…、別れたのって...、」
聞いて口を噤む、入ってはいけない領域だとは分かっている。でも聞かずにはいられなかった。聞いても意味なんてないことも分かってる、だって、多分、比嘉さんは……、私を、一作家としてしか見てない。
「ああ、さっきも言ったけれど、私達の問題よ?……でもそう、仕事熱心な人だから、あなたと一緒の時間のほうが長かったくらいじゃない?」
「……っ、」
私の視線が揺らぐ、比嘉さんは、どういうこと?……私が、仕事として彼に協力を仰いだせいで、別れてしまったの?夢だった編集の仕事はもうしていないの…?
「あ、の……、」
「ごめんなさい、急に来て話してしまったわ。姿を見たからつい、お話してみたくなっちゃって」
何と喋ればいいのか分からないまま声を出した私に、彼女はにこりと微笑んで立ち上がった。
「お会計しておくわ、ごゆっくり」
そういう彼女を見上げる私は、酷い顔をしていたと思う。一口食べただけのサンドイッチに視線を落とす。鮮やかなはずの黄色がくすんだ色に見えた。
ひとりぽつんと残った喫茶店で、味のしないサンドイッチを無理矢理お腹に詰め込んで外へと出た。冷たい空気に身を小さくすると、雪が降っていることに気づく。どおりで寒いわけだ。マンションに帰るために足を向ければ、どこかでクリスマスソング鳴っていて、今日がクリスマスだったことを知る。いつもひとりだったクリスマス、今年だって寂しくないはずなのに、ぽたりと雫が頬から落ちた。雪が雨に変わったんだ。きっとそう、そうに決まってる。そう思い込みたいのに、目の端から幾つもの涙が溢れて止まらない。ただ、ひたすらに胸が痛い。
「っ、う、」
叫ぶ言葉も見つからずに、私はそのまま走り出す。
鍵を回して靴も乱雑に脱ぎ捨てると、そのままベッドの上にうつ伏せになって、手近にあった枕を引き寄せて抱きしめる。自分の感情が処理できなくていくつもの涙が落ちていく、これは何に対しての涙なんだろう。滲む視界の端で、何度も読み返したファンレターが小さなテーブルの上に置いてあるのを見つけた。私の本が書店に並ばなくなってからも毎回送り続けてくれる人。近づいて手に取ると、整った綺麗な字が並んでいる。毎回1枚だけ、一言だけのファンレター。あなたのためにも書きたいと思った、けど、もう歩けないかもしれない。テーブルに頭を打ち付けて、電気もつけないままに私はただその手紙を抱きしめた。
インターフォンの音が聞こえて玄関口に出ると、明るい茶髪の人が朗らかに笑ってそこに居た。思わず私はまじまじと相手を見つめた。
「ああ、比嘉ですか?気にしないでください、元気にやってますよ。それに編集が変わることはよくある事です」
「…そ、う」
私は震える腕を引き寄せて抱きしめた。比嘉さんがいいと言った時、私は喜んだ。…だけど、それも一瞬。だって私には「今までと違う」という手応えは無かった。だから、どうしていいと言ったのか後から分からなくなって、でも、そう。やっぱり編集長は通せなかったんだ。
「深月先生の話、格段に良くなってますよ!でもまだちょっと足りないですね。一緒に調整して、また大ヒットに返り咲きましょう!」
「………、今のままでできると思う?」
声が震えた。
「今…?このままじゃまあ厳しいでしょう。刷ってもらってもまあ、書店に並ぶのは難しいっすね」
「そう…」
比嘉さんの嘘つき。何が良いと思う、だ。やっぱり全然良くないんじゃないか。
「大丈夫!俺が来たからには、泥舟に乗った気分で任されてください!」
「…それ、沈みますよね」
自分の胸を自信ありげに叩いて明るく言う彼に、私は力なく突っ込んだ。
かちかち 何もない白紙の上で私はただエンターキーを押す。落合さんと二人三脚で初めても、私の頭からは何かが抜け落ちてしまったみたいに空白。ひとつ大きなため息をついてスマホを手元に引き寄せる。スケジュールは比嘉さんと書かれている文字は過去のものになって、代わりに落合さんが書かれるようになった。もちろん頻度は高くない、比嘉さんとの時間があまりにも長かったと、その時ようやく気付いて、同時に会いたくてたまらない衝動に陥る。比嘉さんからのメッセージは、最後の事務的なもので止まってしまっている。「担当の変更、急で申し訳ございません。落合には引き継ぎを済ませていますので安心して下さい」という言葉に「分かりました」と一言返信して終わっている。今までありがとうございました、が打てなかったのは、これで最後にしたくないという私の甘さ。比嘉さんにとっては全部が仕事で、義務みたいなものだったのかもしれない、でもそれが全部だと思いたくない気持ちがある。優しい眼差し、大きな手のひら、……何故、良いなんて言ったんだろう。もう「良い」という意味でなく、もう「いい」と見切ってしまったということ?分からなくて頭がぐるぐるする。胸が締め付けられて上手く息が出来ない。ひとつ深呼吸をして、PC画面を見つめて、再び頭をテーブルに打ちつけた。
ふと目が覚めて、壁に掛けられた時計の針が5時を指していた。いつの間にか眠ってしまっていたらしい、ひとつお腹が鳴って、そういえば朝からなにも食べていなかった事に気づく、こんな状況でもお腹がすくのかと人間の生命力の強さに苦笑して、立ち上がって上着を羽織った。気分転換に外食でもしよう。外に出ると風が吹いて肌を突き刺す。私は足早にエレベーターへと向かった。
知らず、自分の足が比嘉さんと一緒に行った喫茶店に向かっていたことに、店舗の前に来気づく。自分の未練がましさに苦笑する。ドアノブに手をかけて躊躇う、ここはあまりにも思い出が多すぎる。やめようか、とドアノブから手を降ろそうとしたところで、後ろで人が待っていることに気づいた。
「えっと……?入らないんですか?」
「あ、ごめんなさい!ぼーっとしててっ……、」
見知らぬ人の戸惑う声が聞こえて、私はドアノブを握りなおした。
椅子に座って後悔が襲ってきた、コーヒーの香り、暖かな暖色の灯り、それが全て前のまま。決定的に違うのは目の前に比嘉さんが居ないということ。けれども今更店を出るのもおかしい、私はひとりメニュー表を広げて、一番量の少なそうな、サンドウィッチを注文した。ひとり待つ間、暗がりの外に視線を向ける。平日の夕方は帰宅する人たちが寒そうに肩を震わせながら足早に去っていく。
「あら……?もしかして、深月月子先生ですか?」
ぼんやりと外を見ていると、声をかけられて視線を向ける。モデルのように背の高い綺麗な女性、けれど見覚えがなく、ひとつ瞬きをした。作家のひとり?…それとも、読者だろうか。
「え、と…」
戸惑う私に彼女はにこりと微笑んで、対面の席へと座った。
「はじめまして、比嘉健の元妻です」
その言葉に私は目を見開いた。
「も……、と、…あ、いや、ごめんなさい。比嘉さんには大変お世話になりました」
踏み込んで行けない領域だと気づいて、すぐに謝罪する。頭を下げる。
「ああ、別れたこと知らなかったのね。ええ、そう。別れたの。私達」
心臓が早鐘を打って、耳にまで聞こえてくる。顔を上げられない、両手をぐっと握りしめる。もしかしてだけれど、私のせい…?
「ああ、気にしないで。離婚は私達ふたりの問題よ」
「……え?」
その言葉に顔を上げる、そこへお待たせしました、と料理が運ばれてきて私の前にサンドイッチが置かれた。彼女は、私との会話を切り上げて店員さんに何かを注文していた。私の視線はまた下に下がる、感情をどう処理すればいいのか分からない。
「ああ、食べていいのよ?気にしないで」
「………は、はい」
言われるがままにサンドイッチを手に取って一口食べるけれど、もそもそするばかりで味がまるで分からない。
「彼ね、大学の頃から編集者になるのが夢だったのよ?」
「………」
食べる手が止まって、入っている卵を見つめる。
「あなたの担当になった時もそれは嬉しそうだったわ、初めて担当する作家だからって、やる気に満ちてたの……、でもまあ、今後は…、分からないわね」
「…ぇ」
声が震える、比嘉さんは私の担当外れた。……それって、もう編集者じゃなくなったってこと?明確な答えは出ないまま頭がぐるぐると回る。
「ふふ、深月先生は随分と若く見えるのね。ああ、でも実際に若いのかしら、デビューは高校生でしょう?彼も保護者のような思いになっていたのかもしれないわね」
ふふと微笑んで、店員さんが彼女にコーヒーを運んできて、比嘉さんと同じようにブラックのまま口を付けた。サンドイッチを持ったまま、何と返していいのか分からないまま、コップに視線を向けると、お冷の結露がコップを伝ってテーブルに落ちた。
「あ、の…、別れたのって...、」
聞いて口を噤む、入ってはいけない領域だとは分かっている。でも聞かずにはいられなかった。聞いても意味なんてないことも分かってる、だって、多分、比嘉さんは……、私を、一作家としてしか見てない。
「ああ、さっきも言ったけれど、私達の問題よ?……でもそう、仕事熱心な人だから、あなたと一緒の時間のほうが長かったくらいじゃない?」
「……っ、」
私の視線が揺らぐ、比嘉さんは、どういうこと?……私が、仕事として彼に協力を仰いだせいで、別れてしまったの?夢だった編集の仕事はもうしていないの…?
「あ、の……、」
「ごめんなさい、急に来て話してしまったわ。姿を見たからつい、お話してみたくなっちゃって」
何と喋ればいいのか分からないまま声を出した私に、彼女はにこりと微笑んで立ち上がった。
「お会計しておくわ、ごゆっくり」
そういう彼女を見上げる私は、酷い顔をしていたと思う。一口食べただけのサンドイッチに視線を落とす。鮮やかなはずの黄色がくすんだ色に見えた。
ひとりぽつんと残った喫茶店で、味のしないサンドイッチを無理矢理お腹に詰め込んで外へと出た。冷たい空気に身を小さくすると、雪が降っていることに気づく。どおりで寒いわけだ。マンションに帰るために足を向ければ、どこかでクリスマスソング鳴っていて、今日がクリスマスだったことを知る。いつもひとりだったクリスマス、今年だって寂しくないはずなのに、ぽたりと雫が頬から落ちた。雪が雨に変わったんだ。きっとそう、そうに決まってる。そう思い込みたいのに、目の端から幾つもの涙が溢れて止まらない。ただ、ひたすらに胸が痛い。
「っ、う、」
叫ぶ言葉も見つからずに、私はそのまま走り出す。
鍵を回して靴も乱雑に脱ぎ捨てると、そのままベッドの上にうつ伏せになって、手近にあった枕を引き寄せて抱きしめる。自分の感情が処理できなくていくつもの涙が落ちていく、これは何に対しての涙なんだろう。滲む視界の端で、何度も読み返したファンレターが小さなテーブルの上に置いてあるのを見つけた。私の本が書店に並ばなくなってからも毎回送り続けてくれる人。近づいて手に取ると、整った綺麗な字が並んでいる。毎回1枚だけ、一言だけのファンレター。あなたのためにも書きたいと思った、けど、もう歩けないかもしれない。テーブルに頭を打ち付けて、電気もつけないままに私はただその手紙を抱きしめた。
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