6 / 40
06 月下の祝宴
しおりを挟む
魔王城。
セリス、グラドらと共に、
第一歩の成功を祝う、ささやかな宴が開かれていた。
――眠りの森を越えた、最初の物流実績。
場所は、大広間ではない。
城の一角にある、小さな食堂。
天井には円形の天窓があり、
そこから、今宵の満月が静かに覗いている。
豪奢さはない。
だが、必要なものはすべて揃っていた。
温かな料理。
程よく冷えた酒。
そして――肩の力を抜いて語らえる距離。
「おめでとうございます、魔王様」
セリスが、エールの入ったジョッキを掲げた。
普段の冷静な参謀の面影は薄く、
頬はほんのり上気し、
笑みにはどこか妖艶さすら滲んでいる。
……かなり飲んでいる。
「……」
グラドも、無言のままジョッキを持ち上げた。
こちらも、量は相当いっているはずだが、
表情は微塵も崩れない。
まるで、飲酒が無効化されているかのようだ。
私は、二人の様子を眺めながら、
ずっと気になっていたことを、そっと口にした。
「ヴァルディス。
あなたと、セリス卿、グラド卿は……
どういう関係なのですか?」
問いかけに、ヴァルディスは少しだけ目を細めた。
「ああ。
ふたりはな――」
少し間を置いて、懐かしむように言う。
「私が幼いころにつけられた、同い年の世話役であり、
遊び相手の家来だ」
さらりと付け加えた。
「人間風に言えば、幼馴染だな」
(……いや、それは)
私は、内心で小さく首を傾げる。
(幼馴染とは、言わないと思うのだけれど)
ヴァルディスは、
温かい視線で二人を見やる。
「幼いころは、
セリスはお転婆というか、完全にガキ大将でな」
「ちょっ……!」
セリスが、慌てて声を上げる。
「魔王様!
幼少期の話は勘弁してください!」
「グラドは、逆に泣き虫だった」
「……」
グラドは何も言わない。
ほんの一瞬だけ、
照れたように視線を逸らした。
「おもしろい思い出が、いくつかある。
今度、ゆっくり話してやろう」
「そんなこと言ったら、
ぼっちゃんも、よっぽどでしたけどね!」
セリスが、勢いよく言い返す。
グラドが、無言で、深くうなずいた。
その仕草だけで、
すべてを物語っている。
(……ああ)
私は、静かに思った。
この三人は、
単なる主従ではない。
長い時間を共に過ごし、
同じものを見て、
同じ恐怖と責任を分け合ってきた――
揺るがない絆だ。
◇
やがて、話題は自然と戻る。
――物流経路改革の件。
私は、
オレンジジュースをちびちびと口に運びながら、
素朴な疑問を投げかけた。
「ヴァルディス。
今回の従者や護衛たちは……
魔族が“化けて”いたのでしょう?」
彼は、あっさりとうなずく。
「そうだ」
「正体がばれることは、ないのですか?」
セリスとグラドも、
さりげなくこちらに意識を向ける。
「余程の人間――
たとえば、大司教クラスでもない限り、
見破られることはないだろうな」
たいした自信だ。
(……自信というより、
経験から来ている顔ね)
「まあ、心配はいらん」
ヴァルディスは、ジョッキを傾け、
ふっと口角を上げた。
「いずれ、こちらから正体を明かすつもりだ」
「こちらから……?」
「ああ」
彼の目が、
一瞬だけ、鋭くなる。
「後戻りできなくなった、その時にな」
――悪い顔だ。
◇
策を語るときのヴァルディスは、どこか楽しそうで、同時に容赦がない。
「私は、これから“商人ヴァルス”を演じていくわけだが……」
ヴァルディスは、杯を指先で軽く回しながら言った。
「少しばかり、小細工をしたい」
「小細工、ですか?」
「ああ。
最初に大きな実績を見せた。
次は――信用の構築だ」
なるほど。
いきなり利益をもたらす存在は、怪しまれる。
だが、実績を積み、生活をこの街に根付かせれば話は別だ。
「ヴェルハイムに屋敷を構える」
ヴァルディスは、さも当然のように言った。
「“最近、この街に越してきた西方の大商人”としてな」
私は、静かに頷いた。
「私一人ではない」
彼は続ける。
「お前たちとも、一緒に暮らしている設定にする」
「……設定?」
思わず聞き返す。
「ああ。もちろん、私は主人だ」
少しも迷わず言い切る。
「グラドは――執事」
一拍置いて、
「セリスは、メイドだな」
一瞬、頭の中に光景が浮かんだ。
黒髪をきちんと結い、
きびきびと動くメイド服姿のセリス。
(……あれ?)
(普通に、可愛いのでは?)
私は、口元を押さえながら、にこやかに言った。
「とても、お似合いなのではないでしょうか?」
「なっ――!」
セリスが、勢いよく立ち上がる。
「参謀のこの私が、メイドですか!?」
声が裏返っている。
その横で、グラドは腕を組んだまま、黙っている。
(執事……は、さすがに無理があるわね)
どう見ても、威圧感が強すぎる。
屋敷の前に立っているだけで、不審者が逃げ出しそうだ。
私は、率直に言った。
「執事は……少し厳しいかと。
グラド卿は、力仕事担当の方が自然です」
ヴァルディスは、少し考え、すぐに頷いた。
「そうだな。庭師だ」
即決だった。
「庭師……」
グラドが、小さく呟く。
だが、その口調には拒絶はなかった。
むしろ――
(……まんざらでもない?)
ほんのわずか、口元が緩んだように見えた。
セリスは、まだ納得していない様子で、ぶつぶつと何か言っている。
「……問題は」
ヴァルディスは、そこで言葉を切り、
ゆっくりと視線をこちらに向けた。
「エリシア、そなただ」
値踏みするような視線。
いや、違う。
計算している目だ。
「そなたを、どういう立場で置くか」
私は、自然と背筋を伸ばした。
(……来たわね)
この“設定”の中で、
私がどんな役を演じるのか。
それは――
ただの付け足しでは、済まない。
ヴァルディスは腕を組み、即断した。
「婚約者のままでは無理がある。
だが、
年端もいかない少女が同じ屋敷に住んでいても自然な設定としたい」
一拍。
「妹だな!」
ドヤ顔である。
(妹枠。きた)
「そうですね。一番自然かもしれません」
私は即座に同意しつつ、
「……顔はまったく似てませんが」
「細かいことだ」
横で聞いていたエリスが、遠慮がちに口を挟む。
「で、では……私は、妹その二、ということで……?」
しかし、その声はきれいにスルーされた。
「問題は呼び方だな」
ヴァルディスが指を折り始める。
「お兄さん。
お兄様。
兄貴……」
「――やはり、ここは」
溜めて、
「おにいちゃん、か!!」
(そこに本気出すな)
「お兄様とお呼びしますね」
私は即答した。
ぴしゃり。
「……む」
不満げに唸るヴァルディス。
「まあ、仕方あるまい……」
こうして私は、
“商人ヴァルスの妹”となった。
セリス、グラドらと共に、
第一歩の成功を祝う、ささやかな宴が開かれていた。
――眠りの森を越えた、最初の物流実績。
場所は、大広間ではない。
城の一角にある、小さな食堂。
天井には円形の天窓があり、
そこから、今宵の満月が静かに覗いている。
豪奢さはない。
だが、必要なものはすべて揃っていた。
温かな料理。
程よく冷えた酒。
そして――肩の力を抜いて語らえる距離。
「おめでとうございます、魔王様」
セリスが、エールの入ったジョッキを掲げた。
普段の冷静な参謀の面影は薄く、
頬はほんのり上気し、
笑みにはどこか妖艶さすら滲んでいる。
……かなり飲んでいる。
「……」
グラドも、無言のままジョッキを持ち上げた。
こちらも、量は相当いっているはずだが、
表情は微塵も崩れない。
まるで、飲酒が無効化されているかのようだ。
私は、二人の様子を眺めながら、
ずっと気になっていたことを、そっと口にした。
「ヴァルディス。
あなたと、セリス卿、グラド卿は……
どういう関係なのですか?」
問いかけに、ヴァルディスは少しだけ目を細めた。
「ああ。
ふたりはな――」
少し間を置いて、懐かしむように言う。
「私が幼いころにつけられた、同い年の世話役であり、
遊び相手の家来だ」
さらりと付け加えた。
「人間風に言えば、幼馴染だな」
(……いや、それは)
私は、内心で小さく首を傾げる。
(幼馴染とは、言わないと思うのだけれど)
ヴァルディスは、
温かい視線で二人を見やる。
「幼いころは、
セリスはお転婆というか、完全にガキ大将でな」
「ちょっ……!」
セリスが、慌てて声を上げる。
「魔王様!
幼少期の話は勘弁してください!」
「グラドは、逆に泣き虫だった」
「……」
グラドは何も言わない。
ほんの一瞬だけ、
照れたように視線を逸らした。
「おもしろい思い出が、いくつかある。
今度、ゆっくり話してやろう」
「そんなこと言ったら、
ぼっちゃんも、よっぽどでしたけどね!」
セリスが、勢いよく言い返す。
グラドが、無言で、深くうなずいた。
その仕草だけで、
すべてを物語っている。
(……ああ)
私は、静かに思った。
この三人は、
単なる主従ではない。
長い時間を共に過ごし、
同じものを見て、
同じ恐怖と責任を分け合ってきた――
揺るがない絆だ。
◇
やがて、話題は自然と戻る。
――物流経路改革の件。
私は、
オレンジジュースをちびちびと口に運びながら、
素朴な疑問を投げかけた。
「ヴァルディス。
今回の従者や護衛たちは……
魔族が“化けて”いたのでしょう?」
彼は、あっさりとうなずく。
「そうだ」
「正体がばれることは、ないのですか?」
セリスとグラドも、
さりげなくこちらに意識を向ける。
「余程の人間――
たとえば、大司教クラスでもない限り、
見破られることはないだろうな」
たいした自信だ。
(……自信というより、
経験から来ている顔ね)
「まあ、心配はいらん」
ヴァルディスは、ジョッキを傾け、
ふっと口角を上げた。
「いずれ、こちらから正体を明かすつもりだ」
「こちらから……?」
「ああ」
彼の目が、
一瞬だけ、鋭くなる。
「後戻りできなくなった、その時にな」
――悪い顔だ。
◇
策を語るときのヴァルディスは、どこか楽しそうで、同時に容赦がない。
「私は、これから“商人ヴァルス”を演じていくわけだが……」
ヴァルディスは、杯を指先で軽く回しながら言った。
「少しばかり、小細工をしたい」
「小細工、ですか?」
「ああ。
最初に大きな実績を見せた。
次は――信用の構築だ」
なるほど。
いきなり利益をもたらす存在は、怪しまれる。
だが、実績を積み、生活をこの街に根付かせれば話は別だ。
「ヴェルハイムに屋敷を構える」
ヴァルディスは、さも当然のように言った。
「“最近、この街に越してきた西方の大商人”としてな」
私は、静かに頷いた。
「私一人ではない」
彼は続ける。
「お前たちとも、一緒に暮らしている設定にする」
「……設定?」
思わず聞き返す。
「ああ。もちろん、私は主人だ」
少しも迷わず言い切る。
「グラドは――執事」
一拍置いて、
「セリスは、メイドだな」
一瞬、頭の中に光景が浮かんだ。
黒髪をきちんと結い、
きびきびと動くメイド服姿のセリス。
(……あれ?)
(普通に、可愛いのでは?)
私は、口元を押さえながら、にこやかに言った。
「とても、お似合いなのではないでしょうか?」
「なっ――!」
セリスが、勢いよく立ち上がる。
「参謀のこの私が、メイドですか!?」
声が裏返っている。
その横で、グラドは腕を組んだまま、黙っている。
(執事……は、さすがに無理があるわね)
どう見ても、威圧感が強すぎる。
屋敷の前に立っているだけで、不審者が逃げ出しそうだ。
私は、率直に言った。
「執事は……少し厳しいかと。
グラド卿は、力仕事担当の方が自然です」
ヴァルディスは、少し考え、すぐに頷いた。
「そうだな。庭師だ」
即決だった。
「庭師……」
グラドが、小さく呟く。
だが、その口調には拒絶はなかった。
むしろ――
(……まんざらでもない?)
ほんのわずか、口元が緩んだように見えた。
セリスは、まだ納得していない様子で、ぶつぶつと何か言っている。
「……問題は」
ヴァルディスは、そこで言葉を切り、
ゆっくりと視線をこちらに向けた。
「エリシア、そなただ」
値踏みするような視線。
いや、違う。
計算している目だ。
「そなたを、どういう立場で置くか」
私は、自然と背筋を伸ばした。
(……来たわね)
この“設定”の中で、
私がどんな役を演じるのか。
それは――
ただの付け足しでは、済まない。
ヴァルディスは腕を組み、即断した。
「婚約者のままでは無理がある。
だが、
年端もいかない少女が同じ屋敷に住んでいても自然な設定としたい」
一拍。
「妹だな!」
ドヤ顔である。
(妹枠。きた)
「そうですね。一番自然かもしれません」
私は即座に同意しつつ、
「……顔はまったく似てませんが」
「細かいことだ」
横で聞いていたエリスが、遠慮がちに口を挟む。
「で、では……私は、妹その二、ということで……?」
しかし、その声はきれいにスルーされた。
「問題は呼び方だな」
ヴァルディスが指を折り始める。
「お兄さん。
お兄様。
兄貴……」
「――やはり、ここは」
溜めて、
「おにいちゃん、か!!」
(そこに本気出すな)
「お兄様とお呼びしますね」
私は即答した。
ぴしゃり。
「……む」
不満げに唸るヴァルディス。
「まあ、仕方あるまい……」
こうして私は、
“商人ヴァルスの妹”となった。
10
あなたにおすすめの小説
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
婚約破棄された際もらった慰謝料で田舎の土地を買い農家になった元貴族令嬢、野菜を買いにきたベジタリアン第三王子に求婚される
さら
恋愛
婚約破棄された元伯爵令嬢クラリス。
慰謝料代わりに受け取った金で田舎の小さな土地を買い、農業を始めることに。泥にまみれて種を撒き、水をやり、必死に生きる日々。貴族の煌びやかな日々は失ったけれど、土と共に過ごす穏やかな時間が、彼女に新しい幸せをくれる――はずだった。
だがある日、畑に現れたのは野菜好きで有名な第三王子レオニール。
「この野菜は……他とは違う。僕は、あなたが欲しい」
そう言って真剣な瞳で求婚してきて!?
王妃も兄王子たちも立ちはだかる。
「身分違いの恋」なんて笑われても、二人の気持ちは揺るがない。荒れ地を畑に変えるように、愛もまた努力で実を結ぶのか――。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。
【1話完結】あなたの恋人は毎夜わたしのベッドで寝てますよ。
ariya
ファンタジー
ソフィア・ラテットは、婚約者アレックスから疎まれていた。
彼の傍らには、いつも愛らしい恋人リリアンヌ。
婚約者の立場として注意しても、アレックスは聞く耳を持たない。
そして迎えた学園卒業パーティー。
ソフィアは公衆の面前で婚約破棄を言い渡される。
ガッツポーズを決めるリリアンヌ。
そのままアレックスに飛び込むかと思いきや――
彼女が抱きついた先は、ソフィアだった。
私の生前がだいぶ不幸でカミサマにそれを話したら、何故かそれが役に立ったらしい
あとさん♪
ファンタジー
その瞬間を、何故かよく覚えている。
誰かに押されて、誰?と思って振り向いた。私の背を押したのはクラスメイトだった。私の背を押したままの、手を突き出した恰好で嘲笑っていた。
それが私の最後の記憶。
※わかっている、これはご都合主義!
※設定はゆるんゆるん
※実在しない
※全五話
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
【完結】悪役令嬢ですが、元官僚スキルで断罪も陰謀も処理します。
かおり
ファンタジー
異世界で悪役令嬢に転生した元官僚。婚約破棄? 断罪? 全部ルールと書類で処理します。
謝罪してないのに謝ったことになる“限定謝罪”で、婚約者も貴族も黙らせる――バリキャリ令嬢の逆転劇!
※読んでいただき、ありがとうございます。ささやかな物語ですが、どこか少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる