騎士ヴィアンの訳アリ事情

カリノア

文字の大きさ
5 / 26

2:勇者物語

しおりを挟む
このロンネーナ王国には、長い歴史がある。
 一般的に『闇夜やみよの時代』と言われる建国二百年ほどは、人界と魔界を絶つ『壁』がまだ完成しておらず、力の弱い人間たちは多くの魔物と魔人に蹂躙されつくされた。
 日々殺され数を減らす人間。このまま滅亡しかないのかと思われた時、か弱き人間の中に、一人の赤子が誕生した。
 赤子の名は、カインキスト・ユーストリア。
 カインキストは、通常の人間の何倍もの速さで成長し、日に日に強さを増していった。
 本来なら、魔物や魔人にしか扱えない魔術も、カインキストは何の事もなく扱った。
 そのためか、人とは思えぬ秀麗な容姿も相まって、彼は人の形に生まれた魔人なのではないかという噂も、当時巷を騒がした。
 当世ロンネーナ王国国王は、その子供が幼いうちに殺してしまうように命令を出したが、一人として命令を果たせる者はいなかった。子供に殺されたわけではない。皆、無傷で帰ってきた。しかし、誰も命令を遂行できなかったのである。
 そんな、一方的な国王の攻撃が続きながらも、子供はすくすくと問題なく成長し、立派な青年になっていった。
 その頃になると、カインキストは魔物・魔人討伐を単身でするようになっていた。普通ならば、大の大人が二~三十人集まってやっと倒せるような魔物も、カインキストは一人で楽々と討伐していく。
 そうなると、それまでカインキストと迫害していた大人たちは、手のひらを反すように彼を優遇し始めた。自分たちの代わりに、カインキストに討伐をやらせようというのである。
 彼らが言うには、
「自分たちよりも強くて、確実に魔物の奴らを減らせる人間に任せて何が悪い。
 その方が、人間はこれ以上減らない、魔物の奴らはどんどん減らしていく事ができる。万々歳じゃないか。俺たちが一緒に行ったところで、奴の足手まといになるだけよ」
 という事らしい。
 ごもっともにも見える主張だが、要約するとこうである。
「あんな恐ろしい化け物相手に、これ以上戦っていられるか。バケモン同士、 せいぜい殺しあっていろ」
 カインキストへの蔑視丸出しの、最早せいせいするくらいの考え方だが、それを向けられる当人はまるで気にしていなかった。むしろ、気が付いていたかどうかすら怪しい。
 カインキストは、淡々と魔界の侵略者を減らしていき、最終的に奴らの退路を断った。
 それが、今日までもロンネーナ王国が誇る三大魔術師『ロゥガリヤ』が管理する、『壁』である。
 『壁』は、膨大な、それでいてカインキストによって完璧に制御、支配された魔力によって作られた代物である。『壁』の実態は、カインキストの魔力が凝縮されたものだった。
 この時すでに「救世の勇者」と呼ばれていた彼は、『壁』によって侵略者たちの退路を断ち、魔族らをことごとく滅ぼしていった。
 『闇夜の時代』末期、人界には、魔族の王即ち「魔王」シルヴィアンヌ自らが侵略してきたいた。
 シルヴィアンヌは、「救世の勇者」によって数をことごとく減らしていく同族たちを見て、さぞ絶望したことだろう。だが、これも運命が定めた報いだったのだ。
 最後に、「魔王」シルヴィアンナも、二百年続いた悪夢の露と消えた。
―――こうして、『闇夜の時代』は終わりを告げる。

「人界には平和が戻り、魔族らを人界から滅ぼした「救世の勇者」は、今世まで「人界の守り手」として多くの人々を見守っています。―――お終り」
 子供向けに簡単に書かれたユーストリア教救世書を読み上げた男は、にっこりと話に聞き入っていた子供たちに笑いかけた。
「は―――っ!! やっぱ、カインキスト様ってかっけぇよなぁあっ!!」
 感嘆の息をついた赤毛の男の子が、頬を紅潮させて言った。瞳がキラキラと輝いて、小さい子ならではの初々しさがあった。
「そーそー、きっと剣撃もものすごく強かったんだよ」
 もう一人の、金茶色の髪の男の子も、共感したように頷く。
「あ、憧れる…………ね」
 頬をぱっと赤らめて、茶髪の女の子も控えめながら言った。
「なぁ、兄ちゃん。カインキスト様ってどんな人か知ってるか?」
 ひときわ元気な赤髪の子は、本を読んでくれた男に、そう尋ねた。
「え? え~とだなぁ、「救世の勇者」って言えいわれてるくらいなんだから、
 きっとものすごくすごい人なんじゃないかなぁ。な~んて、ね?」
 男は、子供よりも語彙にかける、陳腐な答えを返した。心なしか冷や汗をかいている。
「なんだよ、それぇ」
「もっと他にないの?」
「お兄さんの意見を聞きたいな」
「え、えぇえ~…………とぉ~」
 無邪気な残酷さで、男を追い立ててい行く子供たち。
 男は、だらだらと脂汗をかきながら、言葉を必死に探す。(物理的に)ぐるぐると頭を回転させて、それを見ておかしくなった子供たちに笑われても、答えは思いつかなかった。
「う、う~ん……。えぇ~とぉねぇえぇえ…………」
 最早、唸り声しか出ないのが情けなかった。
「え……と、カインキストは、たぶん孤独な人だったんだと……思うよ。自分一人だけが異質で、寂しくて、でも周りからは勇者だなんだと崇められて……。そんな人生、おそらく僕だったら耐えられないな」
 男は、頭をかきながら、囁くようにようやく口を開いて言った。微かに、もどかしさを感じさせる声色だった。
「ふ~ん?」
「こどく? ってなぁに?」
「あがめる、って?」
 子供たちは、男の話がよく分かっていないようだった。あまり聞き覚えのない言葉の意味を、しきりに男に聞いている。
 そんな子供に、男は苦笑した。温かな、それで言って淋しげな笑いだった。
「君らも、そのうち分かるようになるよ。大人になったら、ね」
 男はなおも不思議そうに首を傾げる子供たち一人一人の頭をポンポン、と撫でで、その場を後にした。
 男の姿が完全に子供たちの視界から消えたころ、男の傍に音無く付き従う者が現れた。
「よかったのですか?」
 現れた者が言う。
「いいんだよ。たまの息抜きも」
 男は、口元をほころばせる。だが、その瞳は遠くを眺めているのか、うつろだった。
「さようですか」
 静かに、現れた者が答えた。微かに苛立ちを含んでいると思ったのは、気のせいだろうか。
「ははっ、でもさすがに困ったよ」
 何を指しているのか、長年男に付き従う者にはすぐに思い当たった。
「子供というものは、無邪気で残酷なものですからね」
「そうに違いない」
 男は、音を立てて笑った。
 先までの、淡い暗さなどどこにもない。陽気な雰囲気だけがあった。
 つられて、男の従者も笑う。
「ああ、そうだ。姉者は、後どれくらいでこの王都に着きそうだ?」
 男が、悪戯っぽく言う。その表情は、悪だくみが好きな少年みたいだった。
「少なくとも、後四日ほどでご到着されるかと」
「四日か。まぁ、そのくらいかかるか。ブリカンデルは遠い」
 男は、従者の返答に満足した。珍しくうきうきした面持ちである。
「嬉しそうですね」
 従者も、思わず言ってしまうほどだ。
「まぁな。久しぶりにお会いできるのだからな。我らが『ヴィアコルドーナ』に」
「確か、十九年ぶりですか」
「もうそんなになるのか、お綺麗にご成長されているだろうな」
 男は、長らく顔を見ていない従妹お思い浮かべて言った。
「あの方は、シル伯母様に似たからなぁ」
「シスコンに聞こえも致しますが……否定は致しません」
「お前にはやらんぞ」
 男は、きっと従者を睨みつける。
「そんな、滅相も。恐ろしくて、それがしの手には負えませんよ」
 従者は、恐縮しきった風に肩をすくめた。
「何だと? あんなにお綺麗な方が、恐ろしいと言ったか?」
 男は聞き捨てならぬと、声を荒げる。
「はい。昔から、お綺麗な方ほど恐ろしいというのは、よく言われている事でございます」
 さらっと、従者は受け流す。ここら辺は手慣れたものだ。
「んんん……。確かにな。シル伯母様が怒った時は肝が冷えた」
「それがしもです」
 主従は、そろってうんうんと頷きあった。
「とこで、主。ひとつ気になった事があるのですが」
「ん?」
「主は、従妹様をこんなにも(呆れるくらい)大切になさっておいでですのに、何故王都に呼び戻したのですか?」
「ああ、そうだな……時が満ちたから、とでも言うのかな。まぁ、そんなところだ」
「さようでございますか」
 つまりは、詳しく言う気が無いという事か。―――少なくとも、今は。
 従者は、それ以上追求しなかった。
「そう、でございますか」
 主従は、それからしばらく黙って歩いていた。重い沈黙は無い。従者にとって主の沈黙は普通の事であったし、主からしても日常の一部であった。そもそも、男はそんなに饒舌ではないのである。
「従妹殿は、きっと僕のことを覚えていない」
 賑やかな街中を超え、王都の郊外に差し掛かった頃、唐突に男が言った。
「主が封じられたのではないですか?」
 従者は、不可思議そうに問う。
「違う。僕ではない誰かが、そう、他の誰かが従妹殿の記憶を封じた」
 男は、従者の言葉を否定した。男はひそやかに続ける。
「その誰かが、僕らの真の敵なんだ。そいつを始末しない限り、あの方は××になれない」
「主……」
「なんて、少し感傷的だな。暗くなってもしょうがない。今は、もうすぐ従妹殿に会えることを喜ぼう」
 ははっ、と、男は笑った。それが酷く悲しげに見えたのは、従者の気のせいだったのかは定かではない。
「さっ、そろそろ帰らないと、さすがに怒られるかな」
 気が付けば、空は夕暮にすっかり染まっていた。家を出た時は、確かまだ太陽が東の上空にあったはずだ。大分、というか、かなりの時間外でフラフラしていた事にある。
 男は、我が家にいるであろう厳めしい家守を思い浮かべて、ぶるっと身を震わせて見せた。
「主、我らが家守殿は、今頃とてもかんかんに怒っていらっしゃるかと」
「やっぱり?」
 従者も、心なしか顔を青くしていた。
「と言うより、家を出た頃にはもうかんかんだったかと」
「ですよね~」
 うんうんと、二人は神妙に頷いた。今回は甘んじてお怒りを受けようと思う。
「さて、今日の夕飯は何だろうね?」
 この日の夕焼けは、男の目に特別美しく映った。

 この時間帯なると、王都郊外にあるといえどサレウィーの森は闇が凝縮されたような暗黒に包まれる。動物たちも鳴りを潜め、夜の静寂に身を任せているようだ。夜の闇を支配するのは、夜の王者・梟のみ。静寂は、王者の偉大なる声とともに訪れる。
 昼間に屋敷を抜け出した男二人は、密偵にでもなったつもりで屋敷に向かっていた。ガラララ、と古びた音を立てて一階にある大き目の窓を開く。男と従者の二人が、恐るべき我らが家守を避けて、コソ泥よろしく家の中に入っていくためだ。
 やや細身である男は、難なく通り抜けられたが、最後の方で長い灰色の髪が窓の縁に引っかかった。従者の方は、いくら大き目の窓といっても限界があるようで、大柄な体をところどころ突っ返させながら通り抜けた。
 家の主人が留守といえど、この屋敷の家守は大変優秀なようである。とっくに日が傾いた時間だというのに、部屋の中は明るかった。部屋に設置してあるロウソク一本一本にきちんと灯がともっている。
「この光景を見ると、本当に申し訳なくなってくる」
 男が部屋を見渡して、しみじみといった。
「ありがたい限りですよね」
 従者も、主に同意した。
「さて、そんなありがたい存在を避けて、こんな回りくどい侵入の仕方をしたわけだが」
「はい」
「やはり夕飯までに謝りに行くべきだろうか」
 きゅるきゅると、男の腹が鳴った。どうやら、朝から何も食べていないようである。地下の厨房から、美味しそうな匂いが漂ってきていた。
「…………恐れながら、主」
「何だ?」
 従者が怪訝そうに主を見やった。
「それがしがいずとも、昼飯はお召しになったでしょうか」
「………………」
 男は、あからさまに従者から視線を外した。
「―――主」
「う、うん?」
「昼飯は、しっかり召し上がってください、と申し上げているはずですが?」
「はい……、その通りです」
 観念観念と男はうなだれた。従者の視線が刺さる刺さる。
「主、行きましょうか」
「そうですね」
 従者相手に敬語を使ってしまっているのが、なんとも情けなかった。
「ああっ!! やっと帰ってきたっ!」
 濡れた子犬さながらに、のこのこと夕飯を作っていた家守の前に現れた男と従者。
 のんびりと今夜のシチューのかき混ぜていた家守は、二人を見つけて淡い色合いの眉を釣り上げ、声を荒げる。
「はい、帰ってきました」
 えへへ、と男は笑う。
「ばっかもんっ! 野垂れ死んでるかと思ったぞっ!」
 家守は、カッと目を見開き、シチューをかき混ぜていたお玉を男にびしっと向ける。
「アレジセ、小生の記憶が正しければ、お前はこの馬鹿者のお目付け役だったはずだろう!?」
 家守は、男の従者に向かって言う。腰にお玉を持っていない方の手を置き、胸にを反らせた時に舞った栗色の髪は柔らかで、怒ったときの恐ろしさを半減しているように思われる。
「いいえ、とも、はい、とも言えます」
 従者――もといアレジセは、鬼の形相で怒る家守に気後れなど全くせず、しれッとそう返した。
「そうかい、そうかい。全く以て可愛げの無いのないガキになったよ」
 半目になって家守は言った。今度は、くるりと男に向き変える。
「と、言う事だそうだけれど、そんな事は結構どうでもいい」
「どうでもいい……」
 家守の適当な発言に、アレジセが怪訝そうに呟いた。
「アース? お主、今日は何をする日だったか?」
 アレジセの文句など耳に入らない家守は、にっこりと男に笑ってみせる。その笑顔に何とも恐怖をかきたてられた。
「え、え~とぉ……ですねぇえぇ」
 男はだらだら額に汗を流す。大き目の瞳がこれでもかというほど泳いでいる。
「うん? 聞かせてくれ」
「――その」
「その?」
「…………」
 とうとう男は沈黙する。いい言い訳が思いつかなかったのだ。
「お主の言い分は?」
「―――ありません」
 がっくりと、男は膝から床に倒れこんだ。
「大丈夫でございますか? 主」
「あ、あぁ」
「そこに座りこまれると邪魔なんだがなぁ」
 アレジセに支えられて、男はよろよろ立ち上がる。妙に芝居がかった仕草だった。
「さて、アース。今日お主は何をしようとしていたのだ?」
 アレジセ同様、男の仕草になれたものな家守は、気にせず続ける。
「しょ、書類整理です」
「うん、小生もそう聞いたな。――では、それを踏まえて今日は何をした?」
「……朝食を食べてから市に行きました」
 渋々といったていで、男は告白した。
「それはどういう事か?」
「仕事をさばりました」
「ん?」
 家守は、もっとあるだろうと男を促す。
「や、約束を破りました……っ」
 この光景を見て、アレジセは一方的な尋問を見た気がした。が、事が事実なので止めには入らない。彼もまた、被害者の一人なのである。
「うん。そうだなぁ」
 わざとなのか、家守はのんびりとも見える口調で満足そうに答えた。
「はい」
 悪戯が母親に見つかった悪戯小僧が、そこにいた気がした。
「お主が仕事をさぼったら、どうなるだろう?」
 なお、家守は先を促す。最早、洗脳されている気分になってきた男である。
「部下たちが困ります」
「ああ、そうなるな。当然」
 家守は相槌を打つ。
「その後は? どうなる?」
「部下たちが、僕に仕事をさせようと、家に押しかけてきます」
「その通りだ」
「となると、当然ガサツなあいつらは、乱暴に屋敷の戸を叩きますね」
 と、アレジセ。
「…………そう! その通りなんだよ!! 全く!!!」
 ドンっ! 家守が台を叩いた。
 へ? と、主従はあっけにとられる。
「な、何が?」
「分からないか!? 奴ら、ノックが荒いんだよ!!」
「は?」
「ドンドンドンドンと! もッと丁寧に叩かんか。ノッカーが壊れるわっ! この家はもう古いんだ。丁重に扱わなかったら、あっという間に壊れるぞ」
「「…………」」
 家守の激憤に、正直二人はついていけなかった。「何言ってんだこいつ」的な顔をしている。
 怒りの論点が、人とは違うのだ。―――と言うかそもそも家守は、人というか家の精霊みたいなものなので人間ではないのだが。
「…………何と言うか、さすが家守」
「第一に家。第二にも家。流石ですね、ここまでくると最早、天晴です」
「小ばかにしてるのか。小生は家の守護者だぞ? 家の心配をするのが第一なのは当然だ」
 家守は、フンス、と鼻から息を吹いた。
「あ、そうですか」
「うんうん。分かったよ。これから気を付けます」
 悟りを微かに見た二人であった。傍から見たら、「めんどくせー」と言っているようにしか見えないとしてもだ。
「馬鹿にするなよ? ホームレスにはなりたくないだろう?」
「それはそうだが、とりあえず飯にしないか?」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!

ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。 ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!? 「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」 理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。 これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

拾われ子のスイ

蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】 記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。 幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。 老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。 ――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。 スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。 出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。 清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。 これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。 ※週2回(木・日)更新。 ※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。 ※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載) ※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。 ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

処理中です...