R18 短編集

上島治麻

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「ふう……そろそろイイ具合に仕上がって来たかな?」

 後藤の人差し指と中指が柔らかくなったアナルをぐぱっと大きく開く。淫らな糸を引きながら開けられた孔のなかは、赤く濡れて蠢いている。

「ひっ……♡」

 絶頂の余韻に震える昴は、無意識のうちに甘い吐息を零した。散々虐め抜かれすっかり柔らかくなり物欲しげにひくつくその孔へ。、後藤は自らの男根を突き入れた。

「ほら、処女穴開通だ♡おめでとうスバルくん♡」

 一気に根元まで埋め込むと、そのまま激しい抽挿を始める。亀頭と竿で前立腺を容赦なく押しつぶされ抉られる感触に昴は目を白黒させ喘ぐ。

「お゛っ!?♡♡あがぁっ!♡♡♡んおおぉっ!!♡♡」
「どうスバルくん?おじさんのちんぽはそんなに気持ちいいかい?」

 パンッパンッという肉同士がぶつかり合う音が響き渡る。その度に昴の口からは悲鳴じみた声が上がった。
 アナルビーズでは届かなかった奥の奥まで後藤の男根に突き上げられ、昴の身体は大きく跳ね上がる。もう何度絶頂を迎えたか解らなかったが、それでもなお身体は貪欲に快感を求め続けていた。

「うぐっ♡おおおおおん♡きもちっ、いい♡きもちぃからもぉやめて……♡」

 後藤の動きに合わせて昴自身も無意識に腰を動かしてしまっていた。その動きに気付いた後藤はニヤリと笑みを浮かべ、より一層抽挿の速度を上げる。

「スバルくん……ホントに気持ちいいかい?ちゃんと言ってごらん」
「ほっ、ホントでしゅっ♡きもちいいですうぅうっ!♡♡♡ケツあなぁっおちんぽでいっぱい突かれてぇええきもちぃいですぅうううう♡♡♡」

 完全に快楽に屈服してしまっている昴を見て満足したのか、後藤の動きはさらに激しさを増した。
 肉打音が一層大きく響く度、結合部から溢れる淫液が泡立った。

「ひぃいいんっ!♡しょこおっ♡もっとずぽずぽしてくださぁいっ!!♡♡♡」

 後藤が腰を動かすたびに昴のペニスからは垂れ流しになっている我慢汁とザーメンが飛び散り、ソファを汚していく。だが今の彼にはそんなことを気にしている余裕などなかった。ただ目の前の快楽に溺れることしか考えられないのだ。
 そんな昴の姿を見た後藤はククッと喉を鳴らしたかと思うと耳元に顔を寄せて囁いた。

「ほらスバルくん……言ってごらん?おじさんにケツ穴穿られてイきまくっちゃう変態ですって……」
「んあっ、ぁあ……!♡」

 昴は後藤の言葉に一瞬正気に戻ったが、すぐにまた蕩けた顔に戻ってしまう。もう何も考えられないといった様子で口の端からよだれを垂らして喘いだ。

「ぼくはっ♡ケツ穴穿られてイくへんたいでしゅぅううっ!!♡♡おじさんのちんぽにぃぃいっ!♡♡♡」

 もう昴には自分が何を言っているのかさえわからなかった。ただ快楽だけを求める獣となり果てた彼は無意識のうちに自ら腰を振り始めていた。

「ちんぽしゅきっ♡しゅきぃ♡あああうっ♡」
「スバルくん♡もっとまんこしてほしいかい?」
「してっ♡まんこしてくだしゃっ♡いひぃ゛ぃ♡」
「それじゃあ今度から私のことは【パパ】と呼びなさい。いいね?」
「あっはああああ゛……♡ぱ、パパ♡パパ♡パパのぉチンポ欲しい……!」

 ほんの数時間前まで処女だったとは到底思えない粘った腰つきと淫語で昴は後藤を誘う。中の野太いペニスを締め付けてやると、、相手は低く唸った。

「おおっ……ふ……すっかりスケベな子になっちゃって、パパは嬉しいよスバル♡よぉしよし、ご褒美にパパの本気ピストンでイかせてやろうな? スバルの雄子宮にザーメンタップリ流し込んでやるからな……フンッ!」

 後藤は繋がったまま体勢を変えた。ソファの上で立ち上がり、昴の下半身を抱え込み所謂【ちんぐり返し】にしてしまうと、真上から思いきり杭打つ。

「あ゛っ♡しゅごいぃっ♡♡ケツ穴めくれちゃううぅうっ!♡♡♡」
「ほら、もっとまんこ締め付けろ!」

 パンッパンッという肉と肉のぶつかる音に合わせて昴の尻が波打つように揺れる。後藤は何度も激しく腰を打ち付けた。

「んおおぉおおぉっ!!♡しゅごいぃいいいっ!!♡♡♡」
「ほぉら、スバルの子宮口とパパちんぽがディープキスし合ってるぞ……わかるだろう?」

 後藤の言う通り昴の結腸口は亀頭を飲み込みキュウキュウ締め付けていた。腸壁越しに前立腺を擦られ、更に奥まで犯されてしまいもう限界だった。

「あ゛っ!♡あ゛っ!♡イぐっ! イぎまずうぅううっ!!♡♡♡」
「ああ、いいとも! パパもそろそろ限界だ……スバルの子宮にザーメン注いでやるからなっ♡」

 後藤がラストスパートをかけるようにピストン運動を速めると、昴の口からは悲鳴にも似た喘ぎ声が上がった。

「お゛っ♡おごぉおっ!!♡♡♡イグゥウウッ!!!♡♡♡」

 昴が絶頂を迎え、噴きこぼれた潮が自分の顔面や胸元をしとどに濡らしていく。

「ぐおぉっ……スバルの絶頂痙攣まんこがパパのチンポに媚びてるぞっ! 出るっ……出すからなっ! 一か月熟成に熟成を重ねた特製濃厚パパザーメン……身体の奥でしっかり受け止めるよっ……おおおおふぅっ♡」

 後藤は昴の最奥に亀頭を押し込み、そこで射精した。大量の精液が腸内を満たしていき、あまりの量の多さに接合部から逆流してきたザーメンが溢れ出すほどであった。後藤は昴の痙攣する肉体へ伸し掛かり、肥った全身を使い抑え込んだ。未だ途切れぬ射精中にもかかわらず、円を描くように腰をゆっくりとグラインドさせながら半開きになる蠱惑的な唇へむしゃぶりついた。そうやってたっぷり数分間、密着しキスをしてから体を離す。

「ハハ、白目剝いて失神するほど気持ちよかったんだなあスバル」

 後藤は意識を失ってしまったスバルの頬を愛おしげに撫でてやる。

「少し休憩したら続きはベッドでしようね……」

 そう言って後藤は新しいシャンパンのボトルを開けグラスに注ぎ入れた。
 昴の長い夜はまだ始まったばかりなのであった――。

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