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久しぶりにふかふかベッドで熟睡して疲れは取れた。食べ物も庭に実ってるものを適当にむしって食べた。
しかも!この教会、お風呂とトイレも各部屋に付いていた!教会の中は二階建てになっていて、二階の通路を挟んで左右に部屋がある。その手前を俺の部屋にした。奥まで行く気力が無かったとも言う。
それに庭に果物の実とは違う、青と赤の木の実がなってたので鑑定してみたら、なんと!シャンプー・トリートメントとボディーソープだった。青がシャンプーとトリートメント。ツルツルの実がシャンプーで、ゴツゴツしてる実がトリートメント。しかも一つの実で一回分と分かりやすい。
早速、それぞれ一つずつ取ってお風呂へ!
お風呂は日本人に嬉しい湯船付き!洗い場にはシャワー!神様分かってる~!
木の実は皮ごと潰せばいいので、ゴミは出ない。赤い実のボディーソープは、実が大きいのでそのまま潰せば皮で体か洗える。洗い終われば皮はお湯に溶けるので、ゴミは出ない!環境に優しいね~。
睡眠もしっかり取り、お腹も満たされ、体もさっぱりしたところで神像の前に来た。
神像の前に教壇があり、そこに地図がある。
昨日、神様はここに行ってと地図の一部を光らせた。ここまで至れり尽くせりでは神様のお願いを聞かない訳にはいかない。神様のお願いをちょっとは聞こう!
早速地図の場所、教会から通りを3つほど行くと、そこには10人以上の孤児がいた。そして俺は逃げた。
自分がどちらかといえば人見知りのコミュ障側なのを忘れてた。
どうしようと頭を抱えていると、さっきのスラムの孤児のリーダーらしき少年が後を追ってきたのか、声をかけてきた。
「お前、見ない顔だな?どこから来たんだ?服はボロボロなのに、なんか小綺麗だな?」
ちらっと後ろを振り返ると、リーダーらしき少年(もう面倒だリーダーでいいや)がジロジロと俺を観察していた。
来る前にお風呂に入ったので体は清潔になったが、神様が服は用意してなくて着ていたものを洗って、また着たからボロ布のままだからな。
しかしあちらから声をかけてきたので会話の足掛かりは出来た。俺は振り返りリーダーに
「俺はミクリ。数日前に孤児院から逃げて来たんだ。そこは違法に人身売買をしていたから。俺は他の奴らを見捨てて、自分だけ逃げた」
言葉にすると罪悪感、ハンパないな。知らずに手に力が入っていた。気付いて、誤魔化すために手を握ったり開いたりを数回した。
「逃げた先に廃教会があって、そこで神様からここの人達を助けてあげてって言われたら来た」
言ってて自分でも痛い人物に思えてきた。案の定、リーダーも不審な目で俺を見てる。慌てた俺は自分でも何を言ってるか分からないような事を口走っていた。
「嘘じゃない証拠に、君だけでも確認に来ればいいよ。だけどこれだけは言っておくね。神様が言うには、その教会には悪意のある人は入れないと言うことと、ここの皆は神様のお墨付きだから大丈夫だって言ってた。どうする?」
リーダーは不振に思いつつも考えてから
「神は何もしてくれなかった。今まで4人、俺の仲間は病気になって死んだ。助けてと言っても助けてくれなかった」
「うん、それは当たり前だね。神様は個人を助けるとこはない。でもそれは、どんな人間にも平等であろうとする、神様の世界のルールだから。助けを求めてるのに助けられないのは、神様も辛いと思うよ?」
リーダーが揺らいでいるのが分かった俺は、リーダーを見据えたまま、
「でも今、神様は俺を通じて俺の手の届く範囲の人を助けようとしてる。何で今なのか?何で俺が選ばれたのかはわからない。俺は何も持ってないから。人を動かせるカリスマ性も、人を喜ばせられる技術も、何も持ってない」
ただ、転生者と言うだけ。
「だから、俺を助けて欲しい。神様が助けて欲しいって言う人達を助ける手伝いをして欲しいんだ。君はあんなに沢山の子供達を束ねられているんだもん。そういう素質があるだよ。だから、力を貸して」
俺はリーダーに手を差し出した。
子供は俺を見定めるように見て、後ろで心配そうに見ている子供達を見て、、、俺の手を取った。
「もう、あいつらが飢える事も、寒さに震える事も、病気で死ぬ事も無くなるなら、喜んで力になる」
自分の事ではなく、他の子供達の事を当たり前のように優先する。そんな彼が眩しく思えた。記憶を思い出す前とはいえ、俺は一緒に暮らしてた子供達を見捨てたから。ちょっとセンチな気持ちになったけど、俺は笑顔で
「ああ、俺のいる教会は神様の加護で護られているらしいから、食べ物も豊富にある。後、一人一部屋ずつ使えるし、各部屋に風呂もトイレもあるぞ」
俺の言葉に後ろ子供達から歓声が上がった。リーダーらしき子供も呆れながらも嬉しそうなのが見て取れた。
「俺はとんでもない奴の手を取ったのかな?まぁ、後悔は無いが。俺はレジーって言うんだ。よろしくな!」
まずはファーストミッションクリア!
しかも!この教会、お風呂とトイレも各部屋に付いていた!教会の中は二階建てになっていて、二階の通路を挟んで左右に部屋がある。その手前を俺の部屋にした。奥まで行く気力が無かったとも言う。
それに庭に果物の実とは違う、青と赤の木の実がなってたので鑑定してみたら、なんと!シャンプー・トリートメントとボディーソープだった。青がシャンプーとトリートメント。ツルツルの実がシャンプーで、ゴツゴツしてる実がトリートメント。しかも一つの実で一回分と分かりやすい。
早速、それぞれ一つずつ取ってお風呂へ!
お風呂は日本人に嬉しい湯船付き!洗い場にはシャワー!神様分かってる~!
木の実は皮ごと潰せばいいので、ゴミは出ない。赤い実のボディーソープは、実が大きいのでそのまま潰せば皮で体か洗える。洗い終われば皮はお湯に溶けるので、ゴミは出ない!環境に優しいね~。
睡眠もしっかり取り、お腹も満たされ、体もさっぱりしたところで神像の前に来た。
神像の前に教壇があり、そこに地図がある。
昨日、神様はここに行ってと地図の一部を光らせた。ここまで至れり尽くせりでは神様のお願いを聞かない訳にはいかない。神様のお願いをちょっとは聞こう!
早速地図の場所、教会から通りを3つほど行くと、そこには10人以上の孤児がいた。そして俺は逃げた。
自分がどちらかといえば人見知りのコミュ障側なのを忘れてた。
どうしようと頭を抱えていると、さっきのスラムの孤児のリーダーらしき少年が後を追ってきたのか、声をかけてきた。
「お前、見ない顔だな?どこから来たんだ?服はボロボロなのに、なんか小綺麗だな?」
ちらっと後ろを振り返ると、リーダーらしき少年(もう面倒だリーダーでいいや)がジロジロと俺を観察していた。
来る前にお風呂に入ったので体は清潔になったが、神様が服は用意してなくて着ていたものを洗って、また着たからボロ布のままだからな。
しかしあちらから声をかけてきたので会話の足掛かりは出来た。俺は振り返りリーダーに
「俺はミクリ。数日前に孤児院から逃げて来たんだ。そこは違法に人身売買をしていたから。俺は他の奴らを見捨てて、自分だけ逃げた」
言葉にすると罪悪感、ハンパないな。知らずに手に力が入っていた。気付いて、誤魔化すために手を握ったり開いたりを数回した。
「逃げた先に廃教会があって、そこで神様からここの人達を助けてあげてって言われたら来た」
言ってて自分でも痛い人物に思えてきた。案の定、リーダーも不審な目で俺を見てる。慌てた俺は自分でも何を言ってるか分からないような事を口走っていた。
「嘘じゃない証拠に、君だけでも確認に来ればいいよ。だけどこれだけは言っておくね。神様が言うには、その教会には悪意のある人は入れないと言うことと、ここの皆は神様のお墨付きだから大丈夫だって言ってた。どうする?」
リーダーは不振に思いつつも考えてから
「神は何もしてくれなかった。今まで4人、俺の仲間は病気になって死んだ。助けてと言っても助けてくれなかった」
「うん、それは当たり前だね。神様は個人を助けるとこはない。でもそれは、どんな人間にも平等であろうとする、神様の世界のルールだから。助けを求めてるのに助けられないのは、神様も辛いと思うよ?」
リーダーが揺らいでいるのが分かった俺は、リーダーを見据えたまま、
「でも今、神様は俺を通じて俺の手の届く範囲の人を助けようとしてる。何で今なのか?何で俺が選ばれたのかはわからない。俺は何も持ってないから。人を動かせるカリスマ性も、人を喜ばせられる技術も、何も持ってない」
ただ、転生者と言うだけ。
「だから、俺を助けて欲しい。神様が助けて欲しいって言う人達を助ける手伝いをして欲しいんだ。君はあんなに沢山の子供達を束ねられているんだもん。そういう素質があるだよ。だから、力を貸して」
俺はリーダーに手を差し出した。
子供は俺を見定めるように見て、後ろで心配そうに見ている子供達を見て、、、俺の手を取った。
「もう、あいつらが飢える事も、寒さに震える事も、病気で死ぬ事も無くなるなら、喜んで力になる」
自分の事ではなく、他の子供達の事を当たり前のように優先する。そんな彼が眩しく思えた。記憶を思い出す前とはいえ、俺は一緒に暮らしてた子供達を見捨てたから。ちょっとセンチな気持ちになったけど、俺は笑顔で
「ああ、俺のいる教会は神様の加護で護られているらしいから、食べ物も豊富にある。後、一人一部屋ずつ使えるし、各部屋に風呂もトイレもあるぞ」
俺の言葉に後ろ子供達から歓声が上がった。リーダーらしき子供も呆れながらも嬉しそうなのが見て取れた。
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まずはファーストミッションクリア!
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