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19 リックのやらかし
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リックが寝ている間に、妖精は何処からか大量の魔石を持ってきて、寝ているリックの側に積み上げていった。
その音に気づいたのかリックが目を覚ました。
「どこから、もってきたのかにゃ?これ」
とリックが言った途端、リックが視ているであろう光景が俺たちにも見えた。
「つまり、これはおとしゃまたちの、、」
視えた光景から魔石の出処が分かったリックがそう呟いた。
呟いたあと、何かを悩んでいたけど
「いきのびるため!ひつようなこと!」
と言って、マジックバッグに魔石と魔導本を入れた。そして、妖精に騎士の訓練所に案内してと頼んだ。
場面は変わり、訓練所。疲れ切ったリックが愚痴を言いながら座り込んでいた。
少し休憩した後、魔導本を見ながら魔法陣を描き始めた。
しかし、歪な円にかわいい顔を顰めたリックだけど、そこは妖精がサポートして、キレイな円に整えてた。
リックは妖精にお礼を言い、魔法陣の続きを描き始めた。
「リックは文字も書けないはずだが、そこは妖精がサポートするのだろうか?」
ここまで黙って見ていたが、素朴な疑問が頭をよぎって、つい口にしてしまった。
しかし、文字もリックが描き始めた。
しかし、その文字は俺たちには読めないもので、妖精がキレイに書き直していたけど、時々リックが文字の違いを注意していた。
「父上、セバス。あの文字を見たことは?」
俺が知らないだけで、2人は知っているかと聞いてみた。
「いや、わしは見たことない」
「私も、存じ上げません」
ジャンやアレイもそれに同意した。
「妖精文字なら、妖精が書き間違えるわけないし。リックはどこであんな文字を覚えたんだ?」
魔法陣を完成させ、その中心に魔石をゴロッと置いた。
「リック?!何を!」
「そんな一気に付与するものではないわよ!」
驚きのあまり、触れられないのを忘れてリックに駆け寄ってしまった。
案の定、リックはその場に倒れてしまった。
それを見た妖精が慌てて何処かへ行き、戻ってきた時には大きなタライを持ってきていた。その中身はあのエクサリーだった。
妖精はタライとリックの間を行き来していた。
リックはゆっくりとタライまで行き、タライの中にある手酌を掴み飲んだ。
エクサリーで回復したリックに俺達はホッと胸を撫で下ろした。が、リックはこれ幸いと無茶な付与を続け、続け様にゴーレムまで作り出した。
「もう、リックの行動がどうのというのはこの際どうでもいい。マナーだけではなく、常識もたたき込む」
大量の魔石に付与しゴーレムも作って、エクサリーを飲むを繰り返すリックに俺は吹っ切れた。
神がリックを生かすために何かをして、リックの性格が変わったとしても、リックはリック。俺達の可愛い息子には変わりない。
だから、今のリックを受け入れ、教育していこうと決意した。それは、俺だけではなく、ここに居る全員がそう思ったのか、その目は無茶をするリックをどう説教するかと考えていた。
エクサリーの飲み過ぎで何度か訓練所にあるトイレに行ったけど、訓練所のトイレはリックにとっては高い位置にある。どうするのかと思って見ていたら妖精がリックを持ち上げた。
トイレから戻ったリックは、魔法陣の前で
「しようにんは、ふつうのつちでいいけど、ゆうげきたいや、もんばんや、かべは、もっとかたいのがいいかも」
と、リックが口にした途端、ダイヤモンド、ルビー、エメラルド、琥珀。オリハルコン、アダマンタイト、ミスチルが塊で現れた。それを見たリックは
「ふよういにゃことを、いうものではにゃいにゃ、、、でも、ようせいしゃん、ありがちょう、、、」
と言った。
「ちょっ、え?はあ~?何なんだ、あの塊は!」
俺以外の全員も、目を大きく見開いていた。
リックのあの一言で、妖精はこれを出したのか?
「これは、戻った後色々と大変そうですね。旦那様が」
❝ちょっとセバス?何言ってるのかな?もちろんセバスも手伝うよね?❞という感じでセバスを見たけど、セバスは頑として俺を見ようとはしなかった。
リックは空を見て、部屋へ戻ろうとしてゴーレムにお願いする。すると
「きゃっ!リック!!」
レイナが思わず声を出したのも無理はない。手加減無しでゴーレムがリックを掴もうとしたのだ。リックもこれにはビックリしながら
「うわぁ!そっと、やさしく、かかえて!」
と慌てて言っていた。リックのその言葉を聞いて、少し悩んだ素振りをしてから、ゆっくりとそっとゴーレムはリックを抱えた。
「ほっ。しかし、ゴーレムに言葉が通じるとは、リックはまたとんでもないものを作ったものだな」
父上の言う通り、普通のゴーレムは作り出した時の指令の通りにしか動かない。追加で命令をした所でそれを理解し、行動に移すことはないのだ。
その後、リックは部屋に戻り、ゴーレム達は広い書庫へと妖精に案内させ、眠りについた。
だから今日はここまでで俺たちも目覚めるのかと思った。だけど、場面が変わり朝になった。
「どうやらまだ続くみたいだな」
俺は誰に言うでもなく呟いた。
リックは妖精にゴーレム達の場所を聞いたけど、妖精はリックを使用人達の休憩所へ案内した。そこには信じられない光景があった。
「ごはん、、、なんで?」
そうリックが言った通り、そこには一人分の食事が用意されていた。しかも、ゴーレムが言葉を発したのだ。
「リックよ。色々とやらかしてくれるな。父様、もう頭パンクしそうだよ」
ゴーレムが言葉を理解するのも、言葉を発するのも普通のことではない。しかも、リック曰く使用人ゴーレム達の姿も問題なのだ。
本来のゴーレムは、岩でも土でもかなり大きく、ガタイもいい。しかし、リックの作ったゴーレムは土人形という形容がぴったりな、人に近い姿をしている。
大きさも、人よりも大きいがあり得ない高さではない。しかも人の様な顔もあるのだ。その表情は動かないようだが
リックは1体のゴーレムに名前を付け、朝食の後は、ゴーレムに仕事場を振り分けた。
そして、ディアと名付けたゴーレムを連れ訓練所へ向かい、ゴーレム作りを再開した。
その際、ディアに宝石の塊を割るよう指示をした。そして、出来上がった1体の全身ダイヤモンドのゴーレムを見て
「おもってたのと、ちょっとちがう?」
と言って、魔法陣を見た。すると魔法陣の形が違っていたのか妖精にいじったか聞くと、ディアが妖精の言葉を伝えた。だけど俺はゴーレムを見てその場に崩れ落ちていた。
「リック!父様を過労死させたいのか?どうしてそんな規格外なゴーレムを作るんだ!」
俺がそう言って崩れ落ちていると
「旦那様。リック様のお言葉をちゃんと聞いていましたか?リック様は思っていたのと違うと言ったのですよ?全身ダイヤモンドゴーレムをお作りになるつもりは無かったということです。しかも、ああなったのは妖精様が魔法陣をイジったからだと言ってるではないですか。人の話はちゃんと聞いてください」
「セバスが冷たい、、」
俺達がそんなやり取りをしている中、リックが
「これ、すたん、ぴーとのあと、もんだいにならなかにゃ。おとしゃまのおしごと、ふやすあんけん」
「うん。おさないぼくをひとり、おいていった、おとしゃまたちがわるい!おさないこどもは、かちなんてわからないからね!」
と言った。
「リック、、、、その言い方は、価値がわかっている者の言い方だぞ。はぁ~。わざとでは無かったにしても、置いていったことを怒っているのだな」
当たり前だけど。とは言わなかった。
それから場面が変わり、隣国側の門の所になった。
門の近くには宝石のゴーレムと、オリハルコンとアダマンタイトにミスチルのゴーレムまであり、1体のゴーレムがそれらに何かを話していた。
「胃、胃が、、」
しかし、規格外な行動はさらに続いた。オリハルコンとアダマンタイトのドーム型の壁が町を覆ったのだ。作ったのは妖精のようだが
「ライル。わしも手を貸そう」
「ありがとうございます。父上」
再起不能になった俺の肩に手を置いて、父上が言った。
ドーム型の壁を作ったことで町は真っ暗になっていた。その事でリックは夜の対策してない!ってなったけど、そこは妖精が何とかしてくれることになった。そこまででまた場面が変わった。
「太陽の光が入ってないか?って事は翌日ってことだろうけど、、」
ドーム型の壁で陽の光は入らなかったはず。その事はリックも疑問に思ったらしく、ディアに聞いていた。ディア曰く、妖精が素材そのままに天上部分を透明にしたとの事だった。
「父上、、」
俺が父上に助けを求めたら、そっと目を逸らされ肩に手を置かれた。
俺の状態なんて分からないリックは、上半身は人型で下半身が荷馬車の様なゴーレムを作っていた。
どうやら宝石のゴーレムが討伐したものを解体・運搬する為のゴーレムを作ったらしい。
そしてまた場面が変わり、スタンピードの日を迎えた所で覚醒の兆しがあった。
*****
少し長くなってしまったので、駆け足で書いたので話が飛んでいるかもしれません😔そこは❝作者だし❞と寛大な心でお読みくだされば幸いです🥺
次からはリック視点です。
その音に気づいたのかリックが目を覚ました。
「どこから、もってきたのかにゃ?これ」
とリックが言った途端、リックが視ているであろう光景が俺たちにも見えた。
「つまり、これはおとしゃまたちの、、」
視えた光景から魔石の出処が分かったリックがそう呟いた。
呟いたあと、何かを悩んでいたけど
「いきのびるため!ひつようなこと!」
と言って、マジックバッグに魔石と魔導本を入れた。そして、妖精に騎士の訓練所に案内してと頼んだ。
場面は変わり、訓練所。疲れ切ったリックが愚痴を言いながら座り込んでいた。
少し休憩した後、魔導本を見ながら魔法陣を描き始めた。
しかし、歪な円にかわいい顔を顰めたリックだけど、そこは妖精がサポートして、キレイな円に整えてた。
リックは妖精にお礼を言い、魔法陣の続きを描き始めた。
「リックは文字も書けないはずだが、そこは妖精がサポートするのだろうか?」
ここまで黙って見ていたが、素朴な疑問が頭をよぎって、つい口にしてしまった。
しかし、文字もリックが描き始めた。
しかし、その文字は俺たちには読めないもので、妖精がキレイに書き直していたけど、時々リックが文字の違いを注意していた。
「父上、セバス。あの文字を見たことは?」
俺が知らないだけで、2人は知っているかと聞いてみた。
「いや、わしは見たことない」
「私も、存じ上げません」
ジャンやアレイもそれに同意した。
「妖精文字なら、妖精が書き間違えるわけないし。リックはどこであんな文字を覚えたんだ?」
魔法陣を完成させ、その中心に魔石をゴロッと置いた。
「リック?!何を!」
「そんな一気に付与するものではないわよ!」
驚きのあまり、触れられないのを忘れてリックに駆け寄ってしまった。
案の定、リックはその場に倒れてしまった。
それを見た妖精が慌てて何処かへ行き、戻ってきた時には大きなタライを持ってきていた。その中身はあのエクサリーだった。
妖精はタライとリックの間を行き来していた。
リックはゆっくりとタライまで行き、タライの中にある手酌を掴み飲んだ。
エクサリーで回復したリックに俺達はホッと胸を撫で下ろした。が、リックはこれ幸いと無茶な付与を続け、続け様にゴーレムまで作り出した。
「もう、リックの行動がどうのというのはこの際どうでもいい。マナーだけではなく、常識もたたき込む」
大量の魔石に付与しゴーレムも作って、エクサリーを飲むを繰り返すリックに俺は吹っ切れた。
神がリックを生かすために何かをして、リックの性格が変わったとしても、リックはリック。俺達の可愛い息子には変わりない。
だから、今のリックを受け入れ、教育していこうと決意した。それは、俺だけではなく、ここに居る全員がそう思ったのか、その目は無茶をするリックをどう説教するかと考えていた。
エクサリーの飲み過ぎで何度か訓練所にあるトイレに行ったけど、訓練所のトイレはリックにとっては高い位置にある。どうするのかと思って見ていたら妖精がリックを持ち上げた。
トイレから戻ったリックは、魔法陣の前で
「しようにんは、ふつうのつちでいいけど、ゆうげきたいや、もんばんや、かべは、もっとかたいのがいいかも」
と、リックが口にした途端、ダイヤモンド、ルビー、エメラルド、琥珀。オリハルコン、アダマンタイト、ミスチルが塊で現れた。それを見たリックは
「ふよういにゃことを、いうものではにゃいにゃ、、、でも、ようせいしゃん、ありがちょう、、、」
と言った。
「ちょっ、え?はあ~?何なんだ、あの塊は!」
俺以外の全員も、目を大きく見開いていた。
リックのあの一言で、妖精はこれを出したのか?
「これは、戻った後色々と大変そうですね。旦那様が」
❝ちょっとセバス?何言ってるのかな?もちろんセバスも手伝うよね?❞という感じでセバスを見たけど、セバスは頑として俺を見ようとはしなかった。
リックは空を見て、部屋へ戻ろうとしてゴーレムにお願いする。すると
「きゃっ!リック!!」
レイナが思わず声を出したのも無理はない。手加減無しでゴーレムがリックを掴もうとしたのだ。リックもこれにはビックリしながら
「うわぁ!そっと、やさしく、かかえて!」
と慌てて言っていた。リックのその言葉を聞いて、少し悩んだ素振りをしてから、ゆっくりとそっとゴーレムはリックを抱えた。
「ほっ。しかし、ゴーレムに言葉が通じるとは、リックはまたとんでもないものを作ったものだな」
父上の言う通り、普通のゴーレムは作り出した時の指令の通りにしか動かない。追加で命令をした所でそれを理解し、行動に移すことはないのだ。
その後、リックは部屋に戻り、ゴーレム達は広い書庫へと妖精に案内させ、眠りについた。
だから今日はここまでで俺たちも目覚めるのかと思った。だけど、場面が変わり朝になった。
「どうやらまだ続くみたいだな」
俺は誰に言うでもなく呟いた。
リックは妖精にゴーレム達の場所を聞いたけど、妖精はリックを使用人達の休憩所へ案内した。そこには信じられない光景があった。
「ごはん、、、なんで?」
そうリックが言った通り、そこには一人分の食事が用意されていた。しかも、ゴーレムが言葉を発したのだ。
「リックよ。色々とやらかしてくれるな。父様、もう頭パンクしそうだよ」
ゴーレムが言葉を理解するのも、言葉を発するのも普通のことではない。しかも、リック曰く使用人ゴーレム達の姿も問題なのだ。
本来のゴーレムは、岩でも土でもかなり大きく、ガタイもいい。しかし、リックの作ったゴーレムは土人形という形容がぴったりな、人に近い姿をしている。
大きさも、人よりも大きいがあり得ない高さではない。しかも人の様な顔もあるのだ。その表情は動かないようだが
リックは1体のゴーレムに名前を付け、朝食の後は、ゴーレムに仕事場を振り分けた。
そして、ディアと名付けたゴーレムを連れ訓練所へ向かい、ゴーレム作りを再開した。
その際、ディアに宝石の塊を割るよう指示をした。そして、出来上がった1体の全身ダイヤモンドのゴーレムを見て
「おもってたのと、ちょっとちがう?」
と言って、魔法陣を見た。すると魔法陣の形が違っていたのか妖精にいじったか聞くと、ディアが妖精の言葉を伝えた。だけど俺はゴーレムを見てその場に崩れ落ちていた。
「リック!父様を過労死させたいのか?どうしてそんな規格外なゴーレムを作るんだ!」
俺がそう言って崩れ落ちていると
「旦那様。リック様のお言葉をちゃんと聞いていましたか?リック様は思っていたのと違うと言ったのですよ?全身ダイヤモンドゴーレムをお作りになるつもりは無かったということです。しかも、ああなったのは妖精様が魔法陣をイジったからだと言ってるではないですか。人の話はちゃんと聞いてください」
「セバスが冷たい、、」
俺達がそんなやり取りをしている中、リックが
「これ、すたん、ぴーとのあと、もんだいにならなかにゃ。おとしゃまのおしごと、ふやすあんけん」
「うん。おさないぼくをひとり、おいていった、おとしゃまたちがわるい!おさないこどもは、かちなんてわからないからね!」
と言った。
「リック、、、、その言い方は、価値がわかっている者の言い方だぞ。はぁ~。わざとでは無かったにしても、置いていったことを怒っているのだな」
当たり前だけど。とは言わなかった。
それから場面が変わり、隣国側の門の所になった。
門の近くには宝石のゴーレムと、オリハルコンとアダマンタイトにミスチルのゴーレムまであり、1体のゴーレムがそれらに何かを話していた。
「胃、胃が、、」
しかし、規格外な行動はさらに続いた。オリハルコンとアダマンタイトのドーム型の壁が町を覆ったのだ。作ったのは妖精のようだが
「ライル。わしも手を貸そう」
「ありがとうございます。父上」
再起不能になった俺の肩に手を置いて、父上が言った。
ドーム型の壁を作ったことで町は真っ暗になっていた。その事でリックは夜の対策してない!ってなったけど、そこは妖精が何とかしてくれることになった。そこまででまた場面が変わった。
「太陽の光が入ってないか?って事は翌日ってことだろうけど、、」
ドーム型の壁で陽の光は入らなかったはず。その事はリックも疑問に思ったらしく、ディアに聞いていた。ディア曰く、妖精が素材そのままに天上部分を透明にしたとの事だった。
「父上、、」
俺が父上に助けを求めたら、そっと目を逸らされ肩に手を置かれた。
俺の状態なんて分からないリックは、上半身は人型で下半身が荷馬車の様なゴーレムを作っていた。
どうやら宝石のゴーレムが討伐したものを解体・運搬する為のゴーレムを作ったらしい。
そしてまた場面が変わり、スタンピードの日を迎えた所で覚醒の兆しがあった。
*****
少し長くなってしまったので、駆け足で書いたので話が飛んでいるかもしれません😔そこは❝作者だし❞と寛大な心でお読みくだされば幸いです🥺
次からはリック視点です。
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