12 / 26
第1章 悪魔の辺境伯
11.読者様の中に、説明できる方はいらっしゃいますか?
しおりを挟む
「ソ、ナ……?」
教えられた名前を、思わず復唱する。
原作小説の記憶をたぐるように、脳内で検索をかけてみた。
……いない。
少なくとも、ソナなんて名前のキャラは登場していない。
やっぱりモブ?
……いやいや、そんなわけがない。こんなエロイケメンがモブであってたまるか。
「あのー……もうちょっとヒントもらえないでしょうか?」
「ヒント? どういうこと?」
ソナは楽しそうに笑った。
「なになに? 俺のこと、気になっちゃった?」
「いや、勘違いしないでください。そういう意味じゃないです」
半歩引いて即否定する私に、彼はますます面白そうな顔をする。
いちいち前髪を揺らしながら色気を撒き散らさないでほしい。
「ソナ!!」
その声と同時に、視界の端から影が差し込んだ。
ティーセットを手にしたシルヴァンだ。
彼はそれをテーブルの上に置くと、迷いなくソナと私の間に割って入った。
「離れろ。彼女に迷惑をかけるな」
「よお、シルヴァン。元気か」
「いつ来たんだお前。来るなら一通寄こせ」
「なんだよ、お堅いぶっちゃって」
シルヴァンはむっとしてソナを睨む。
ソナはにやにやしながら、「へえ~」と意味深につぶやいた。
「そんな怖い顔すんなよ。別にただ会話してただけさ」
ねえ?と、ソナが私と目を合わせる。
「おい!」
「ははは。お前、結構束縛強いタイプなのな。知らなかったわ」
「そくば……何言ってんだ! からかうな!」
「からかってねえよ。お前もちゃんと普通の恋ってやつができるんだなあ、って俺は感心してるのよ?」
「~~~~っ、もう黙れ。何も言うな」
二人のやり取りを呆然と見つめていると、それに気づいたシルヴァンが、はっとして咳払いをした。
「彼は、この辺りを管轄とする皇立憲兵隊で隊長を務めている男です」
「はい。皇立憲兵隊四番隊隊長でございます」
ソナはわざとらしく敬礼してみせる。
(皇立憲兵隊四番隊……)
皇立憲兵隊四番隊――皇都の治安を守る憲兵隊の中でも、特に厄介払いの汚れ仕事を押し付けられる部署だ。
いわゆる左遷先。
小説の中でも、騎士団のようなエリートコースから外れた、素行不良の兵士や政治的に疎まれた者たちが集められる場所として描かれていた。
「改めて自己紹介を。ソナヴィス・ラウです。お見知りおきを」
「またの名を、破壊神」
「ご紹介ありがとうございます。私はーーえ? 破壊神!?」
ぼそっと横から付け加えられた言葉に、うっかり「お前かー!!」と叫びかける。
やはりモブではなかった!クセ強四天王、お前もだったか!
まさかの正体に脳内テンションが急上昇する。
「めっちゃ気になってました破壊神。出てきてくれてありがとうございます」
「え?」
「いえ、こっちの話です。お気になさらず」
手のひらを突き出して言うと、、ソナは一瞬きょとんとし、それから堪えきれないように噴き出した。
「ははっ、いいね! やっぱり面白いわ、シェリー嬢。
こんなユーモアもあって美しい女性を妻に迎えられるなんて――シルヴァン、お前も幸せ者だな」
「えっ」
「……どうして、彼女のことを知っている」
低く咎めるような声に、ソナは肩をすくめる。
「辺鄙な田舎だぜ? 噂が広まるのなんて一瞬さ。
“悪魔に捧げられた、うら若き淑女”……生贄だのなんだの、好き勝手言われてるぞ」
「くだらない」
「今に始まった話じゃないだろ」
からかって、突っ込んで、言い返して。
そんな二人の会話を、私は横で呆然と眺めていた。
会話が途切れない。
こんなふうに言葉を重ねるシルヴァンを見るのは、初めてかもしれない。
(シルヴァンって、こんなに喋るタイプだったっけ)
いつもは寡黙で、言葉を選ぶように話す人なのに。
この軽口の応酬は、普段の彼とはまるで違う。
(……仲、いいんだ)
私の時とは違う。
そう思った途端、胸の奥がほんの少しだけ沈んだ。
表情に出てしまったのか、ふと目が合ったソナが困ったように眉を顰めた。
「ちょっと待って。その表情。今、なんか誤解したな」
「えっ」
彼は私から視線を外し、シルヴァンを見る。
「お前、ちゃんと呪いのこと話してるか?」
「呪い……?」
思わず聞き返した瞬間、シルヴァンの表情がびくりと揺れた。
「いや……それ、は……」
言葉が続かない。
沈黙が落ちて、空気がぴんと張り詰める。
「お前、その顔は言って――……ほぁ」
真面目な顔をして言葉を続けようとしたソナが、急に変な声を出した。
(……ほぁ?)
鼻を押さえ、必死に呼吸を整えようとする様子を見て、シルヴァンの顔色が変わる。
「ソナ! ばか、こらえろ!」
ソナは口を半開きにして上を仰ぎながら、ああ……とか、へあ……とか奇妙な気の抜けた声を漏らし続ける。
この動作には見覚えがある。出そうで出ない、出なさそうで出る、あの嫌な間。
(……くしゃみ?)
そう首を傾げた瞬間、視界が塞がれた。
シルヴァンが、覆い被さるように私を抱き寄せたのだ。
次の瞬間。
「ぶぇっくしょおおおおん゛!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
爆風。
文字通りの、爆風だった。
髪も服も後ろへ持っていかれ、耳鳴りがする。
凄まじい破壊音が庭に響き渡った。
突風が過ぎ去り、シルヴァンの腕の中から恐る恐る顔を出すと、さっきまであったテーブルと椅子が、無残な姿に変わっていた。
「……は!?」
理解が追いつかない私をよそに、ソナはまた鼻をむずむずさせている。
「はぁん……ふぇあぁ……」
それを見た瞬間、シルヴァンが走り出した。
庭の一角に植えられたラベンダーを、ちぎるように摘み取る。
そして次の瞬間、迷いなく――
ソナの鼻の穴に、そのラベンダーの花をぶっ刺した。
(えええ!? どういうことぉぉーー!?)
ズギャアアアンという効果音と集中線が見えた気がした。
あまりに衝撃的な光景に、一瞬、視界が白くなる。
ゼイゼイと肩で息をしながら、男の鼻の穴に花を突っ込んだまま固まるシルヴァン。
鼻からラベンダーを生やしたまま、ぴたりと動きを止めたソナ。
何が起きているのかわからず、ただ呆然と突っ立っている私。
異世界恋愛小説の世界で、絶対にありえない光景が目の前に広がっていた。
……あれ?
もしかして私が迷い込んだ世界、ギャグ漫画だったんだろうか。
「え……なにこれ……?」
ちょっと誰か、説明してください。
教えられた名前を、思わず復唱する。
原作小説の記憶をたぐるように、脳内で検索をかけてみた。
……いない。
少なくとも、ソナなんて名前のキャラは登場していない。
やっぱりモブ?
……いやいや、そんなわけがない。こんなエロイケメンがモブであってたまるか。
「あのー……もうちょっとヒントもらえないでしょうか?」
「ヒント? どういうこと?」
ソナは楽しそうに笑った。
「なになに? 俺のこと、気になっちゃった?」
「いや、勘違いしないでください。そういう意味じゃないです」
半歩引いて即否定する私に、彼はますます面白そうな顔をする。
いちいち前髪を揺らしながら色気を撒き散らさないでほしい。
「ソナ!!」
その声と同時に、視界の端から影が差し込んだ。
ティーセットを手にしたシルヴァンだ。
彼はそれをテーブルの上に置くと、迷いなくソナと私の間に割って入った。
「離れろ。彼女に迷惑をかけるな」
「よお、シルヴァン。元気か」
「いつ来たんだお前。来るなら一通寄こせ」
「なんだよ、お堅いぶっちゃって」
シルヴァンはむっとしてソナを睨む。
ソナはにやにやしながら、「へえ~」と意味深につぶやいた。
「そんな怖い顔すんなよ。別にただ会話してただけさ」
ねえ?と、ソナが私と目を合わせる。
「おい!」
「ははは。お前、結構束縛強いタイプなのな。知らなかったわ」
「そくば……何言ってんだ! からかうな!」
「からかってねえよ。お前もちゃんと普通の恋ってやつができるんだなあ、って俺は感心してるのよ?」
「~~~~っ、もう黙れ。何も言うな」
二人のやり取りを呆然と見つめていると、それに気づいたシルヴァンが、はっとして咳払いをした。
「彼は、この辺りを管轄とする皇立憲兵隊で隊長を務めている男です」
「はい。皇立憲兵隊四番隊隊長でございます」
ソナはわざとらしく敬礼してみせる。
(皇立憲兵隊四番隊……)
皇立憲兵隊四番隊――皇都の治安を守る憲兵隊の中でも、特に厄介払いの汚れ仕事を押し付けられる部署だ。
いわゆる左遷先。
小説の中でも、騎士団のようなエリートコースから外れた、素行不良の兵士や政治的に疎まれた者たちが集められる場所として描かれていた。
「改めて自己紹介を。ソナヴィス・ラウです。お見知りおきを」
「またの名を、破壊神」
「ご紹介ありがとうございます。私はーーえ? 破壊神!?」
ぼそっと横から付け加えられた言葉に、うっかり「お前かー!!」と叫びかける。
やはりモブではなかった!クセ強四天王、お前もだったか!
まさかの正体に脳内テンションが急上昇する。
「めっちゃ気になってました破壊神。出てきてくれてありがとうございます」
「え?」
「いえ、こっちの話です。お気になさらず」
手のひらを突き出して言うと、、ソナは一瞬きょとんとし、それから堪えきれないように噴き出した。
「ははっ、いいね! やっぱり面白いわ、シェリー嬢。
こんなユーモアもあって美しい女性を妻に迎えられるなんて――シルヴァン、お前も幸せ者だな」
「えっ」
「……どうして、彼女のことを知っている」
低く咎めるような声に、ソナは肩をすくめる。
「辺鄙な田舎だぜ? 噂が広まるのなんて一瞬さ。
“悪魔に捧げられた、うら若き淑女”……生贄だのなんだの、好き勝手言われてるぞ」
「くだらない」
「今に始まった話じゃないだろ」
からかって、突っ込んで、言い返して。
そんな二人の会話を、私は横で呆然と眺めていた。
会話が途切れない。
こんなふうに言葉を重ねるシルヴァンを見るのは、初めてかもしれない。
(シルヴァンって、こんなに喋るタイプだったっけ)
いつもは寡黙で、言葉を選ぶように話す人なのに。
この軽口の応酬は、普段の彼とはまるで違う。
(……仲、いいんだ)
私の時とは違う。
そう思った途端、胸の奥がほんの少しだけ沈んだ。
表情に出てしまったのか、ふと目が合ったソナが困ったように眉を顰めた。
「ちょっと待って。その表情。今、なんか誤解したな」
「えっ」
彼は私から視線を外し、シルヴァンを見る。
「お前、ちゃんと呪いのこと話してるか?」
「呪い……?」
思わず聞き返した瞬間、シルヴァンの表情がびくりと揺れた。
「いや……それ、は……」
言葉が続かない。
沈黙が落ちて、空気がぴんと張り詰める。
「お前、その顔は言って――……ほぁ」
真面目な顔をして言葉を続けようとしたソナが、急に変な声を出した。
(……ほぁ?)
鼻を押さえ、必死に呼吸を整えようとする様子を見て、シルヴァンの顔色が変わる。
「ソナ! ばか、こらえろ!」
ソナは口を半開きにして上を仰ぎながら、ああ……とか、へあ……とか奇妙な気の抜けた声を漏らし続ける。
この動作には見覚えがある。出そうで出ない、出なさそうで出る、あの嫌な間。
(……くしゃみ?)
そう首を傾げた瞬間、視界が塞がれた。
シルヴァンが、覆い被さるように私を抱き寄せたのだ。
次の瞬間。
「ぶぇっくしょおおおおん゛!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
爆風。
文字通りの、爆風だった。
髪も服も後ろへ持っていかれ、耳鳴りがする。
凄まじい破壊音が庭に響き渡った。
突風が過ぎ去り、シルヴァンの腕の中から恐る恐る顔を出すと、さっきまであったテーブルと椅子が、無残な姿に変わっていた。
「……は!?」
理解が追いつかない私をよそに、ソナはまた鼻をむずむずさせている。
「はぁん……ふぇあぁ……」
それを見た瞬間、シルヴァンが走り出した。
庭の一角に植えられたラベンダーを、ちぎるように摘み取る。
そして次の瞬間、迷いなく――
ソナの鼻の穴に、そのラベンダーの花をぶっ刺した。
(えええ!? どういうことぉぉーー!?)
ズギャアアアンという効果音と集中線が見えた気がした。
あまりに衝撃的な光景に、一瞬、視界が白くなる。
ゼイゼイと肩で息をしながら、男の鼻の穴に花を突っ込んだまま固まるシルヴァン。
鼻からラベンダーを生やしたまま、ぴたりと動きを止めたソナ。
何が起きているのかわからず、ただ呆然と突っ立っている私。
異世界恋愛小説の世界で、絶対にありえない光景が目の前に広がっていた。
……あれ?
もしかして私が迷い込んだ世界、ギャグ漫画だったんだろうか。
「え……なにこれ……?」
ちょっと誰か、説明してください。
12
あなたにおすすめの小説
目覚めたら大好きなアニメの悪役令嬢でしたが、嫌われないようにしただけなのに全員から溺愛されています
月影みるく
恋愛
目を覚ましたら、大好きだったアニメの世界。
しかも私は、未来で断罪される運命の悪役令嬢になっていた。
破滅を回避するために決めたことはただ一つ――
嫌われないように生きること。
原作知識を頼りに穏やかに過ごしていたはずなのに、
なぜか王族や騎士、同年代の男女から次々と好意を向けられ、
気づけば全員から溺愛される状況に……?
世界に一人しかいない光属性を持つ悪役令嬢が、
無自覚のまま運命と恋を変えていく、
溺愛必至の異世界転生ラブファンタジー。
悪役令嬢に転生しましたが、全部諦めて弟を愛でることにしました
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢に転生したものの、知識チートとかないし回避方法も思いつかないため全部諦めて弟を愛でることにしたら…何故か教養を身につけてしまったお話。
なお理由は悪役令嬢の「脳」と「身体」のスペックが前世と違いめちゃくちゃ高いため。
超ご都合主義のハッピーエンド。
誰も不幸にならない大団円です。
少しでも楽しんでいただければ幸いです。
小説家になろう様でも投稿しています。
生まれ変わりも楽じゃない ~生まれ変わっても私はわたし~
こひな
恋愛
市川みのり 31歳。
成り行きで、なぜかバリバリのキャリアウーマンをやっていた私。
彼氏なし・趣味は食べることと読書という仕事以外は引きこもり気味な私が、とばっちりで異世界転生。
貴族令嬢となり、四苦八苦しつつ異世界を生き抜くお話です。
※いつも読んで頂きありがとうございます。誤字脱字のご指摘ありがとうございます。
モブ転生とはこんなもの
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
あたしはナナ。貧乏伯爵令嬢で転生者です。
乙女ゲームのプロローグで死んじゃうモブに転生したけど、奇跡的に助かったおかげで現在元気で幸せです。
今ゲームのラスト近くの婚約破棄の現場にいるんだけど、なんだか様子がおかしいの。
いったいどうしたらいいのかしら……。
現在筆者の時間的かつ体力的に感想などを受け付けない設定にしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
他サイトでも公開しています。
幽霊じゃありません!足だってありますから‼
かな
恋愛
私はトバルズ国の公爵令嬢アーリス・イソラ。8歳の時に木の根に引っかかって頭をぶつけたことにより、前世に流行った乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまったことに気づいた。だが、婚約破棄しても国外追放か修道院行きという緩い断罪だった為、自立する為のスキルを学びつつ、国外追放後のスローライフを夢見ていた。
断罪イベントを終えた数日後、目覚めたら幽霊と騒がれてしまい困惑することに…。えっ?私、生きてますけど
※ご都合主義はご愛嬌ということで見逃してください(*・ω・)*_ _)ペコリ
※遅筆なので、ゆっくり更新になるかもしれません。
【完結】名前もない悪役令嬢の従姉妹は、愛されエキストラでした
犬野きらり
恋愛
アーシャ・ドミルトンは、引越してきた屋敷の中で、初めて紹介された従姉妹の言動に思わず呟く『悪役令嬢みたい』と。
思い出したこの世界は、最終回まで私自身がアシスタントの1人として仕事をしていた漫画だった。自分自身の名前には全く覚えが無い。でも悪役令嬢の周りの人間は消えていく…はず。日に日に忘れる記憶を暗記して、物語のストーリー通りに進むのかと思いきや何故かちょこちょこと私、運良く!?偶然!?現場に居合わす。
何故、私いるのかしら?従姉妹ってだけなんだけど!悪役令嬢の取り巻きには絶対になりません。出来れば関わりたくはないけど、未来を知っているとついつい手を出して、余計なお喋りもしてしまう。気づけば私の周りは、主要キャラばかりになっているかも。何か変?は、私が変えてしまったストーリーだけど…
【完結】溺愛?執着?転生悪役令嬢は皇太子から逃げ出したい~絶世の美女の悪役令嬢はオカメを被るが、独占しやすくて皇太子にとって好都合な模様~
うり北 うりこ@ざまされ2巻発売中
恋愛
平安のお姫様が悪役令嬢イザベルへと転生した。平安の記憶を思い出したとき、彼女は絶望することになる。
絶世の美女と言われた切れ長の細い目、ふっくらとした頬、豊かな黒髪……いわゆるオカメ顔ではなくなり、目鼻立ちがハッキリとし、ふくよかな頬はなくなり、金の髪がうねるというオニのような見た目(西洋美女)になっていたからだ。
今世での絶世の美女でも、美意識は平安。どうにか、この顔を見られない方法をイザベルは考え……、それは『オカメ』を装備することだった。
オカメ狂の悪役令嬢イザベルと、
婚約解消をしたくない溺愛・執着・イザベル至上主義の皇太子ルイスのオカメラブコメディー。
※執着溺愛皇太子と平安乙女のオカメな悪役令嬢とのラブコメです。
※主人公のイザベルの思考と話す言葉の口調が違います。分かりにくかったら、すみません。
※途中からダブルヒロインになります。
イラストはMasquer様に描いて頂きました。
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる