ライアスの翼シリーズ① ~光と影の王女~

桜野 みおり

文字の大きさ
1 / 15
第1章 魔境獣と仮面剣士

(1)砂漠の国

しおりを挟む
この世界には国というものがいくつも存在するが、当然ながらその大きさも置かれている状況も千差万別だ。
その国は砂漠の真ん中に存在していた。

タムール国。別名、砂漠の国と呼ばれるこの国は「七国同盟」と呼ばれる国のひとつである。
この国の人々は、緑色の髪と青色の瞳をもつ一族だ。
双対国はラミンナ国。

双対国とは、基本的にとなり合っている国で、双方の国がお互いに深く関わっている国のことを指す。
分かりやすいのは、双方の容姿が髪の色と瞳の色が逆になっていることである。
この原理でいくと、ラミンナ国の人々は青色の髪に緑色の瞳という容姿であることがわかる。

ラミンナ国は別名、水の国と呼ばれている。
この二国は見事に真逆の環境で、ラミンナ国は水が豊富なうえ、作物やその他の資源には事欠かない国で、更に優秀な剣士が多い国としても有名である。

それに比べてタムール国は、砂漠の土地柄ゆえに、作物を育てる事も出来ず、水にも乏しい。
生活のほとんどのものを、他の六国からの輸入に頼っていた。
代わりに輸出品は主に乾燥した薬草とラバット国より仕入れて作成している装飾品である。

ごく一部の人は、砂漠をかなり奥まで歩いたところにある塩分濃度の高い湖まで行き、塩を取りだして売り、生計をたてているものもいる。

「ライアス様、お待ちください。少し落ち着いてください」

そんなタムール国王宮の一室では、なぜか切迫したやりとりが行われていた。

「これが落ち着いていられるか! キール、とにかく原因を見つけにいくぞ」

せかしていうライアスにキールが冷たい声をかける。

「ライアス様、私のいっていることが聞こえませんでしたか?
落ち着いてください。この件に関しましては、ネビィスに命じて、すでに特別隊を編成させております。
ライアス様、よもや、自分で選んだ人物を信用してないことはないですよね?」

かなりな脅し文句である。
ライアス様とは、ライアス・マーティル。この国の王子である。

キールは、キール・ステイン。
タムール国の呪医・呪禁師じゅごんしで、刃物を手に呪文を唱え、邪悪なものを消し去ったり、取り除いたりすることができる。
ライアスが生まれた時から、ずっとライアスに仕えている。
今でも、ライアスのお守り役なのは事実だ。

「キール、いくらネビィスが剣士長でも、腕が最高でも、今回ばかりは勝手が違うだろう?」

「まあ、それはそうですが、それらひっくるめての剣士長だと思いますが。ネビィスはそのことはちゃんと理解していますよ」

「そんなのは分かっているよ。どれだけ大変な思いをしてネビィスを引き抜いたと思っている?
だけど、実質なにも分からない状態でのコンタクトはかなり危険な気がするだろ?」

キールはすこし呆れた様子になるといった。

「そんなことは分かっています。だからといって、あなた自らが動かれる方が困ることは理解出来ますよね?」

ライアスは一瞬、言葉に詰まるが、それでも食い下がった。

「キール、状況は分からないが、魔境国の獣が相手だよな?
普通に考えて、生きて帰ることができる保証はない!
俺は大切な部下たちをそんなところに行かせ、むざむざ殺されてほしくはない」

「随分ないいようですね。彼らのこと、本当に信頼していますか?」

「信頼も信用も100%しているよ。でも、だからこそ、状況の見極めが大事なんじゃないか。
俺は唯一、聖霊獣に守られている。魔境国の獣に対抗する何かがあるとすれば、それは聖霊国の聖霊獣だけじゃないだろうか?
幸いにも俺は聖霊獣を持っている。なあ、いいだろう?」

この世界は結構いびつに出来ている。
七国同盟は真ん中に存在しているが、魔境国・ガイネスと聖霊国・ファイネスはそこには属さない。
魔境国は下に、聖霊国は上に存在している。

魔境国はベルベット国と双対国なのだが、聖霊国は唯一の独立国で双対国はない。
そしてどういうわけか、メカニズムは謎なのだが、上下に位置する国のものたちだけが、自分たちの分身のような獣をもっている。
そして王族のみ、その獣を身体の中に直接宿しているのだ。
守護獣と呼ばれるそれらは、滅多なことでは人前に姿を現すようなことはしない。

つまり、今回出没しているのは、王族の守護獣ではないということは間違いないだろう。
だからといって、喜ぶことは出来ない。
魔境国の獣にしろ、聖霊国の獣にしろ、その力の凄さがまるっきり把握出来ないからだ。
王族には守護獣がいるが、それ以外の民も守護獣を持っている。
つまりふたつの国では守護獣を持つことが当たり前のことなのである。いわば習慣といえばいいだろうか。

ライアスは子どもの頃、現聖霊国の王様であるアドニス・ペイルに聖霊獣・シルフェを与えられた。
おそらく七国のなかで唯一のラッキーな人物といえなくもない。
なぜそうなったのかは後でわかるとして、そのシルフェはずっとライアスのことを守っていた。

「そうだとしても、ある程度内容を把握してからです。シルフェの乱用はよろしくない! 今、あなたに動かれることは得策ではない。
ご理解いただけますよね?」

否を許さない表情に、ライアスは仕方なさそうにうなだれた。

「その代わり、私が何かあっても対応できるように、ネビィスと共に出向きます。これでも一応、呪医ですから。何かあればすぐにお知らせします。いいですね? 
王様とは、時に城で潔く待っているのも大切な仕事です。あなたはいずれこの国の王様に成られるお方です。
そこのところはお忘れなきよう。」

「分かった。わかったよ」

どんなにがんばっても、キールには勝てない。
わかっていてもどうにかしたい。ある意味それは、ライアスのいいところでもあった。

ただ、こういう時、キールはすごく不安になる。
現王、ジュレップ・マーティルには側近や護衛剣士がいるのに対して、ライアスにはそれがいない。
聖霊獣・シルフェの凄さは誰もが認めているからだ。

これで大人しくしてくれるといいんですけどね・・・・・・
心の中で呟いたキールは、意を決して、動き始める。

「ご理解力がおありで何よりです。では、いってまいります」

「すまない。頼む、キール。必ずみんなを生きて連れて帰ってくれ」

「もちろんです。危ないようでしたら、私が責任を持ってみんなを撤収させますから。大丈夫です」

本当はそんな保証、どこにもなかったのだが、ここではあえてそういうしかなかった。

キールはうやうやしく礼をすると、きびすを返し、部屋を出る。
そのまま、現剣士長であるネビィス・ビルドと合流する。

「ネビィス、用意は出来ましたか?」

「キール、はい。この国の中でも有数の腕を持つ剣士たちばかりを集めています」

その辺は抜け目がないことは、キールはちゃんとわかっていた。

それにしても、ライアス様の人選力はすごい。
心の中で呟くキール。

剣士長であるネビィス・ビルドは青色の長い髪を束ねてくくり、綺麗な緑色の瞳をしていた。彼はタムール国にいても、元はラミンナ国の人間だからだ。
この国の剣士に技術力がないのは、誰もが認めるところである。

その対策として、というか、そもそも、ライアスは自国を守るためには柔軟な姿勢が大事といって、他国の逸材ばかりを探しては引き抜き、すごく効率的な人選と配置を行ってきた。
それを頭の硬い長老たちはよしとしなかったが、現王は認めていた。

他の集められた剣士たちは、緑色の髪に青い瞳、タムール国民だとわかる。ちなみにキールはベルベット国の出身で漆黒の短髪に白銀色の瞳をしている。

これは補足だが、ベルベット国の人たちは主に呪禁師・魔術師まじゅつし魔道士まどうし呪医じゅういなどの職業につき、他国へと散らばっていくのが一般的である。つまり、どこの国にも、こういう人がまあまあの数、いるということである。

「さすがです。ですが、今回はどうなるか全く予想がつきません。
ライアス様もひどく気にされて、自ら出向くとおっしゃられたのを必死でお止めしたので」

キールの言葉に、ネビィスがほんの少しだけ笑みを浮かべる。

「ライアス様らしいですね。あのお方は聖霊獣をもっておいでだから、どうにかできると思われたのでしょう?」

ネビィスの問いに、キールは苦笑を向ける。

「ご名答です! みんなを死なせたくないとおっしゃっていましたよ。だから、自分に行かせてくれと。まあ、あの方らしいですけどね」

その言葉にネビィスは、つられて笑う。

「命なんて惜しいと思ったことは、一度もないんですがねぇ。
ライアス様にお会いして、ここに来ると決めた時から、この命はライアス様のものだと思っていますから。
でも、まあ、もう少しあのお方に仕えていたいので、まだ、死ぬつもりはありませんが。
でも、確かに、今回は危険な案件ですよね?」

ネビィスが少しだけ表情を曇らせる。

「ええ、確かに・・・・・・でも、まあ、あなたが死ぬようなことになったら、代わりに私が死んであげますから、気にしないでください」

平気な顔で、結構おそろしいことをいうキールに、一瞬だけネビィスは固まると、すぐにフッと笑う。

「キール、あなたを殺してしまったら、それこそライアス様に申し訳が立たない。とりあえず今は、マイナス思考はやめましょう。
みんな生きて帰れると信じて、最善を尽くしましょう」

「そうですね。頼りにしていますよ、ネビィス」

そういうと、キールは楽しそうに笑い出す。

「では、行きますか? ですが、正確な場所は特定できていないですよね?」

「ええ、ですが何にしろ、タムール国民が狙われているということだけは確かなようですよ」

キールの言い方に、ネビィスはほんの少しだけ考える仕草をした。

「では、このまま砂漠へ出てみれば大丈夫ですね。
タムール国民が狙われているということは、下手にこっちが探さなくても、相手の方から出向いてくれるということですよね?
私とキールは別ですが、他は生粋のタムール国民ですから、これだけいれば嫌でも来るでしょう」

ネビィスの剣士長としての資質は、歴代の中でも群を抜いてナンバーワンである。ライアスは何よりも、人の中にある本質を見抜く力に長けていた。

「まあ、そういうことになりますね。私は一を喋ったら十を理解してくれる、あなたが大好きですよ。余計なことをいわなくても、ちゃんと伝わりますから」

少しだけ、悪戯っぽい表情で、キールは嬉しそうにいった。

「それは、とても光栄です」

そのまま、集まっている剣士たちを見て、宣言する。

「では、剣士諸君、心して砂漠へと参りましょう。あなたたちはみんな、剣士の中でもトップクラスの者たちばかりです。
でも、決して自分たちの力を過信しないように。相手は人ではありません。くれぐれも心して行動してください」

「はあ!」

一斉に上がるかけ声とともに、剣士たちの部隊はゆっくりとタムール国を後にした。

ライアスは城の中から、その様子を心配げに見守っていた。
タムール国には剣士はいるが、騎士はいない。
国によって持っている国もあれば、持っていない国もある。

砂漠の砂は、騎士が着る鎧が重すぎて、逆に動き辛くなるため、騎士を配置してないのである。
隣のラミンナ国は剣士で有名な国ではあるが、ここは七国の中で二番目に大きな国であるにもかかわらず、騎士は置いていない。
聞くところによると、騎士が着る鎧は身を守る為のもの。けれどそれは、剣士としての信念からは相反するというである。
あくまでも剣士は王や王妃のために、その命を捧げる覚悟で臨み、自分の保身を計ってはいけないのである。
自分の腕のみで王や王妃を守っていくそれが美学というものらしい。

ただ、ライアス自身は、こんな時のために、騎士というものを置いておく選択もアリかもしれないと思っていた。

一方、ネビィスたちは案外楽しげに、歩みを進めていた。

「砂漠のど真ん中よりも、オアシスの近くの方がまだいくらか助かる率が上がりますよね?」

楽しげに歩きながらも、ネビィスは頭の中であらゆることを考えていた。

「そうですね。でも、まあ、こればっかりは賭けですから、実際に実物に会ってみないとわからないですよね。正直なことをいえば、私の呪禁師としての力がどこまで通じるか、謎ですよ」

「キール、でも、案外楽しそうですね」

表情だけ見ていると本当に楽しそうで、ネビィスは思わず問いかけた。
ネビィスの言葉に、キールは苦笑を浮かべる。

「楽しそう・・・・・・楽しいですよ。元々、城の中で大人しくしているよりも、外に出ている時の方が性に合っていますから。こんなことは口が裂けてもライアス様にはいえないですけどね」

タムール国を出て、部隊はかなりな速さで砂漠を横切っていた。
ネビィスが考えるオアシスまでは、半分を少し切ったところだった。
昼間の気温はかなり高くなるので、なるべく早くオアシスまで辿り着きたいとネビィスは考えていた。

「ですね」

「まあ、ネビィス、あんまり気にしないでください。
それにそろそろ来そうですよ」

ニコニコと笑みを崩さないままで、キールは瞳を怪しく輝かせて、少し先の砂ばかりの風景に目をこらす。

「の、ようですね」

ネビィスは顔色ひとつ変えることなくそういうと、腰に差した剣を引き抜いた。
それに倣うかのように、他の剣士たちもみなそれぞれに剣を抜き、身構えていく。
オアシスに辿り着く前に事が起こってしまったことに、いささか不安を覚えるネビィス。

しかし、この状況ではもう、後には引けない。
精神を集中させて、そのものの位置を探る。
ひどく禍々しい気が立ち込めているにも関わらず、姿はまだ見えない。

「どうやらまだ、砂の中のようですね?」

広大な砂漠の砂の本当に微妙な動きを感じて、まるで呟くかのようにいうキール。

「ええ、かくれんぼが好きみたいですね」

「しょうがありませんね」

キールは自分の懐から短剣を取り出すと、呪文を唱える。

「逆巻く風よ、我が元に来たれ! 悪しき者の存在を我に示せ!」

朗々としたキールの声に反応して、すぐ目の前に竜巻が現れると、回転しながら砂を巻き上げていく。

「ネビィス、後は頼みますよ」

「はい! ありがとうございます」

巻き上げられた砂の先で、見た事もない黒くて大きな物体が蠢いている。

「あれは、いったい・・・・・・」

さすがのネビィスも思わず呟く。
真っ黒な身体は黒い棘に覆われていて、真ん中に真っ赤な目がふたつ。そして、棘とトゲの間から、シュルシュルと音をさせながら、触手のようなもの何本も伸びている。

「残念ながら、私も初めて見ます。やっぱり魔境国の獣の一種ではあるはずですが、さて、うかつに近づいてもいいものかどうか?」

ボディが黒いので、魔境国の獣であることは間違いないのだが、お目にかかるのは間違いなく初なので、対処の仕方がわからない。
キールの問いに、ネビィスは少し呼吸を整えながら考えを巡らせる。
ネビィスが何かを口走るより先に、帯同していた若い剣士が果敢にも切りかかっていく。

「ネビィス様、行きます」

瞬間的に直感で、ヤバいと判断するネビィス。

「まて! 早まるな!!」

ネビィスの止める声よりも先に、その剣士はまともにその物体へと切りかかる。後に何人かが続いた。

「でやーっ、覚悟!」

その瞬間、獣の赤い瞳がギラリと輝くと、一斉に黒い棘と触手が剣士たちをめがけて襲いかかる。
そして、あっという間に串刺しにされると絶命する。したたる鮮血と苦悶の表情が心を鷲づかみにする。
更に、触手が幾重にも絡まり剣士たちの身体を隠していくと、その身体すらも跡形なく消え去っていく。
次々に消えていくその姿に、さすがに血の気が引いていく。

「これは、思った以上に厄介な・・・・・・とにかく、みんな近づくな!」

ネビィスは取りあえず、みんなに指示を出してから、策を考える。
しかし、キールはそれでも冷静に獣を見つめていた。

「我が内に眠りし力、呪禁師、キール・ステインの名において命ずる。
戒めの力よ、我が手と足となりて、かの獣の動きを封じよ!」

キールの声が静かに響き渡る。術師の類いはいろいろいるが、共通するのは、みんな結界を張ることと、そこに閉じ込めたものを呪縛する力だけはあるということだ。キールは魔術師に技を教わったので、なかなかの腕前を持っていた。

「獣よ、大人しくしなさい!」

キールの声と共に結界が張られ、すぐに獣の動きが止まる。

「ネビィス、今です!」

「でやーっ!」

かけ声と共にネビィスは軽やかに剣を振るうと、一太刀で獣を仕留めた。
その体がスパリとふたつに切れる。見事な切れ味。腕前の凄さが見て取れる剣捌きだった。

「お見事!」

しかし、キールの声を聞きながら獣を見つめた瞬間、あり得ないことが起こり始める。
スッパリと切れた切り口が、すぐに再生を始めた。
ぐちゅぐちゅと嫌な音をたてながら、切り口が蠢くと、すぐにくっついて元の体を形成する。どうやら、七国の生き物ではないため、再生する能力があるらしい。

「嘘だろう?」

周りの剣士たちの呟きはすでに、絶望に近いものがあった。

「ちっ、なんなんですか、たちが悪いですね。ですが、残念ながら、私のこの力も長くは持ちません。
ネビィス、私が何とか力を押さえているうちに、策を考えてください」

疲れている表情のキールから、結界が長く持たないことはすぐに理解できた。
しかし、相手の弱点がわからない。
切ってしまったにも関わらず、再生してしまう獣。
そんなものなど聞いたことがない。
いくら元ラミンナ国の剣士とはいえ、これには策が見つからなかった。

「キール、済みません。この短時間では、いい案が浮かびません。
私が囮になります。後はみんなで一斉に棘と触手を切り落としてもらっていいですか? ・・・・・・まあ、上手くいけばの話ですが」

おおよそ得策ではないようなことを呟いて、剣を身構えるネビィス。
他の剣士たちは青ざめた表情で一応に頷く。

とにかく、何かしないと全滅しかねない。
これから先の為にも、被害は必要最小限にしたいが、獣をこれだけ怒らせてしまった以上、みんなを逃がすことは無理だと思われる。

「ネビィス、私と心中する気がありますか?」

キールが静かに問いかける。

「キール、喜んで。ライアス様には悪いですが、事ここに至っては仕方ありません」

「OK! まあ救いなのは、ひとりじゃないってことですね。
無理心中もこれだけ多いとたいしたものですよ」

キールは最後まで、軽口をたたくと、力を更に込める。

「ネビィス、幸運を祈ります!」

それでも、イメージは間違いなく、最悪な方へと流れていた。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

【完結】国外追放の王女様と辺境開拓。王女様は落ちぶれた国王様から国を買うそうです。異世界転移したらキモデブ!?激ヤセからハーレム生活!

花咲一樹
ファンタジー
【錬聖スキルで美少女達と辺境開拓国造り。地面を掘ったら凄い物が出てきたよ!国外追放された王女様は、落ちぶれた国王様゛から国を買うそうです】 《異世界転移.キモデブ.激ヤセ.モテモテハーレムからの辺境建国物語》  天野川冬馬は、階段から落ちて異世界の若者と魂の交換転移をしてしまった。冬馬が目覚めると、そこは異世界の学院。そしてキモデブの体になっていた。  キモデブことリオン(冬馬)は婚活の神様の天啓で三人の美少女が婚約者になった。  一方、キモデブの婚約者となった王女ルミアーナ。国王である兄から婚約破棄を言い渡されるが、それを断り国外追放となってしまう。  キモデブのリオン、国外追放王女のルミアーナ、義妹のシルフィ、無双少女のクスノハの四人に、神様から降ったクエストは辺境の森の開拓だった。  辺境の森でのんびりとスローライフと思いきや、ルミアーナには大きな野望があった。  辺境の森の小さな家から始まる秘密国家。  国王の悪政により借金まみれで、沈みかけている母国。  リオンとルミアーナは母国を救う事が出来るのか。 ※激しいバトルは有りませんので、ご注意下さい カクヨムにてフォローワー2500人越えの人気作    

家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜

奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。 パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。 健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。

王女様は聖女様?おてんば姫の大冒険~ペットのドラゴンが迷子なので冒険者になって探しに行きます!~

しましまにゃんこ
ファンタジー
アリシア王国の第3王女ティアラ姫には誰にも言えない秘密があった。 それは自分が全属性の魔力を持ち、最強のチート能力を持っていた「建国の賢者アリシア」の生まれ変わりであること! 8才の誕生日を境に前世の記憶を取り戻したものの、500年後に転生したことを知って慌てる。なぜなら死の直前、パートナーのドラゴンに必ず生まれ変わって会いにいくと約束したから。 どこにいてもきっとわかる!と豪語したものの、肝心のドラゴンの気配を感じることができない。全属性の魔力は受け継いだものの、かつての力に比べて圧倒的に弱くなっていたのだ! 「500年……長い。いや、でも、ドラゴンだし。きっと生きてる、よね?待ってて。約束通りきっと会いにいくから!」  かつての力を取り戻しつつ、チートな魔法で大活躍!愛する家族と優しい婚約者候補、可愛い獣人たちに囲まれた穏やかで平和な日々。 しかし、かつての母国が各国に向けて宣戦布告したことにより、少しずつ世界の平和が脅かされていく。 「今度こそ、私が世界を救って見せる!」 失われたドラゴンと世界の破滅を防ぐため、ティアラ姫の冒険の旅が今、始まる!   剣と魔法が織りなすファンタジーの世界で、アリシア王国第3王女として生まれ変わったかつての賢者が巻き起こす、愛と成長と冒険の物語です。 イケメン王子たちとの甘い恋の行方もお見逃しなく。 小説家になろう、カクヨムさま他サイトでも投稿しています。

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

【コミカライズ決定】愛されない皇妃~最強の母になります!~

椿蛍
ファンタジー
【コミカライズ決定の情報が解禁されました】 ※レーベル名、漫画家様はのちほどお知らせいたします。 ※配信後は引き下げとなりますので、ご注意くださいませ。 愛されない皇妃『ユリアナ』 やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。 夫も子どもも――そして、皇妃の地位。 最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。 けれど、そこからが問題だ。 皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。 そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど…… 皇帝一家を倒した大魔女。 大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!? ※表紙は作成者様からお借りしてます。 ※他サイト様に掲載しております。

処理中です...