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砂漠の国・タムール国
その国の王子・ライアスは不足の事態に悩んだいた。
自国近辺で魔境国の獣・魔境獣らしきものが出現して、自国の人間や近くを通る旅人を襲っているとのこと。
事態を重く見たライアスは、状況を探るべく、部隊を編成。
呪禁師であるキールは剣士長であるネビィスと共に事態の解明のため、砂漠に出るが、そこで出くわした獣はとてもたちが悪いものだった。
絶対絶命に追いつめられる剣士たち。
そのピンチを救ったのは、見たこともない仮面をつけた剣士・エリオルだった。
一緒にいた魔術師はキールの知り合いハワードで、自国を助けてもらうように交渉を試みるキール。
何とかOKをもらったところで、ほかにも獣が出現しようとしていることが判明。
ハワードとエリオルは時渡りの力を使い、一瞬で目的の場所へ。
そこにいたのはライアス王子と二体の魔境獣。
エリオルの機転で何とか魔境獣を撃退することに成功。
ハワードたちも合流して、タムール国に戻ることになった。
果たして魔境獣がタムール国周辺で出現している理由は何なのか?
真相解明のための冒険が始まりを告げる。
文字数 111,301
最終更新日 2025.09.08
登録日 2025.09.07
満月をテーマに、まったくイメージの違う短編2作を作成してみました。
満月の贈りもの
ケーキを囲んで、蒼良の誕生日をしていたが、蒼良は「ママの嘘つき」と言って泣き出した。
蒼良は誕生日には父親が帰ってくると信じていた。
しかし、実際は、蒼良の父は3年前、交通事故で他界していた。
悲しませないために、誕生日には帰ってくると、嘘をついていたのだ。
いつまでも隠しきれないと悟った私は、蒼良に本当のことを告げた。
そして、あの満月とともにパパは帰ってくるからと言ってしまった。
それから満月は蒼良にとって父親になった。
そしてその後の蒼良と名前に隠された真実がほんわか、あったかい気持ちになります。
檻の中の月
いつも警察のお世話になる手のつけられない俺。
酒におぼれ、自分の不甲斐なさをいつも他のせいにしてきた。
そんな俺を檻の中の月は小馬鹿にして・・・
酔いが覚めた次の日、迎えに来たのは母ではなく妹で、母が倒れたことを知る。
自分自身の愚かさと向き合うとき、月は俺に違った姿を見せてくれる。
人間は弱い、けれど・・・ときに強くなることができるのもまた人故なのである。
満月を通して、改めて生きること、家族の愛情に気づいていただければ幸いです。
文字数 4,239
最終更新日 2021.06.05
登録日 2021.06.05
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