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第二十一話
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綾人がいない昼休み、私はいつのもように綾人の席で伏せている。最近は日光が強くなりつつあり、心地よいというより暑いと感じてくる日が増えてきたように思う。
「真奈美ちゃん、また橘君を行かせたの?」
「う~~ん」
伏せたまま生返事をする。声の主は見なくてもわかった。前に綾人の噂を教えてくれた人、名前は確か柏木かしわぎさんだった。
「真奈美ちゃんはさ、綾人君が誰かの彼氏になってもいいの?」
「それは・・・」
体を起こし青い空を見上げる。綾人は今日も屋上であの後輩とご飯を共にしているのだろう。私よりうまく出来た弁当をもらって。
私も最近料理をする頻度を増やした。あの時は対抗意識に任せて自分の状況も考えず綾人にあんなことを言ってしまった。
綾人は優しいから、私の焦げた弁当を半分も食べてくれた。それは本当に嬉しかった。
でも、焦げたものより綺麗にできたものを食べて欲しい。
そんな思考を巡らせていると柏木さんが向かいの空いた席に座った。
「ねえ、真奈美ちゃん」
「なに?」
「今度体育祭あるじゃん?」
「うん」
「そのときさ、空いた時間出来るじゃん?」
「うん」
「体育倉庫空いてるじゃん?」
「そうだね、荷物の取り出したりした後だから多分」
柏木さんはそこまで言うとニコッとなにかを企んだような笑顔を見せた。
「橘君を連れ込んじゃえば」
「はいぃぃ!」
予想外の発想に大きな声が出た。クラスのみんなが私の声に驚いて凝視してくる。そんな視線を浴びながらサッと綾人の席に着いた。
「何を言っているの!」
努めて小さな声で柏木さんに言う。しかし彼女はケロッとした顔をした。
「よくある話しじゃん。この学校でも本当に二人っきりになりたい人たちは絶対に人目に入らないからってよく選んでいるよ」
みんなってと言いかけたものの、確かにと思うところもあった。家はお互い隣同士だからといって部屋に上がることは小学校以来していない。いや、いけなくなったという方が正しい。私が綾人を異性として意識したからかもしれない。
そうなると体育倉庫はあり?なのかもしれない。
「提案はしたから、決めるのは真奈美ちゃんだよ」
そう言って柏木さんは別の女子グループの中に入って行った。
「真奈美ちゃん、また橘君を行かせたの?」
「う~~ん」
伏せたまま生返事をする。声の主は見なくてもわかった。前に綾人の噂を教えてくれた人、名前は確か柏木かしわぎさんだった。
「真奈美ちゃんはさ、綾人君が誰かの彼氏になってもいいの?」
「それは・・・」
体を起こし青い空を見上げる。綾人は今日も屋上であの後輩とご飯を共にしているのだろう。私よりうまく出来た弁当をもらって。
私も最近料理をする頻度を増やした。あの時は対抗意識に任せて自分の状況も考えず綾人にあんなことを言ってしまった。
綾人は優しいから、私の焦げた弁当を半分も食べてくれた。それは本当に嬉しかった。
でも、焦げたものより綺麗にできたものを食べて欲しい。
そんな思考を巡らせていると柏木さんが向かいの空いた席に座った。
「ねえ、真奈美ちゃん」
「なに?」
「今度体育祭あるじゃん?」
「うん」
「そのときさ、空いた時間出来るじゃん?」
「うん」
「体育倉庫空いてるじゃん?」
「そうだね、荷物の取り出したりした後だから多分」
柏木さんはそこまで言うとニコッとなにかを企んだような笑顔を見せた。
「橘君を連れ込んじゃえば」
「はいぃぃ!」
予想外の発想に大きな声が出た。クラスのみんなが私の声に驚いて凝視してくる。そんな視線を浴びながらサッと綾人の席に着いた。
「何を言っているの!」
努めて小さな声で柏木さんに言う。しかし彼女はケロッとした顔をした。
「よくある話しじゃん。この学校でも本当に二人っきりになりたい人たちは絶対に人目に入らないからってよく選んでいるよ」
みんなってと言いかけたものの、確かにと思うところもあった。家はお互い隣同士だからといって部屋に上がることは小学校以来していない。いや、いけなくなったという方が正しい。私が綾人を異性として意識したからかもしれない。
そうなると体育倉庫はあり?なのかもしれない。
「提案はしたから、決めるのは真奈美ちゃんだよ」
そう言って柏木さんは別の女子グループの中に入って行った。
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