Irregular ~存在を許されざるもの~

トド

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第九章 日常

第九章ー②

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 浴室の少し奥に足を進ませると、急に湯気が少なくなった気がする。それに、目がよく見えるからということを差し引いても、浴室の中が随分明るい。

 怪訝に思って天井を見ると、まばゆい光の玉がその付近で二つも浮いている。魔法による効果のようだ。

「こんなに明るい中で、ファリアとリナの裸を……」

 いつもはランプの明かりでしか見ていない、あの愛らしく美しい妻の肢体をはっきりと見ることができると思うと、つい鼻の下が伸びそうになる。

「あっ……」

 不意に気配を感じ、ユウヤは視線を下に戻す。すると、二つの人影が見えた。

 バスタオル一枚で身体を隠し、金色の髪を後ろでまとめた白い肌の少女が深々と頭を下げている。当然ユウヤはファリアだと思っていたのだが、
「本日はようこそお越しくださいました。ユウヤ様」
 その聞いたこともない少女の声に、自分の考えが間違っていたことに気づく。

「今宵、お相手を務めさせて頂きます、セリーナと申します」
 そう言って女が顔を上げる。すごく美しい顔立ちだが、やはりファリアではない。

「…………」
 ユウヤは思考が停止して、呆然とするしかない。

「さぁ、貴女もご挨拶をなさい、シルフィ」

 セリーナと名乗った少女に促されて、脇に控えていた、バスタオル姿で短く淡い青髪の小柄な少女が、不承不承と言った感じで頭を下げる。

「シルフィ……です」
 そう言うと、シルフィと名乗った少女は、興味なさそうな顔でプイッと横を向く。

 彼女の声も聞いたことがない。

「えっ、ええ? あっ、あの、貴女がたは……」
 ユウヤには何がなんだかさっぱりわからない。いや、何よりもまずは。

「すっ、すみませんでした!」
 何が悪かったのかは自分でも分からないが、ユウヤは振り返って浴室を出ようとした。だが、何故か浴室のドアが開かない。

「ユウヤ様。もうメニューは始まっております。お時間までは外に出ることは出来ない仕組みになっておりますので、どうかこちらへ……」
 セリーナと名乗った少女は、そう言って近くに来るように促すが、ユウヤは何とかドアを開けて逃げようとする。

 新婚間もないのに、浮気なんて妻たちに申し訳が立たない。

 ユウヤはそう思い、最後の手段でドアを壊そうと体当たりを試みようとしたのだが、そこで不意にまた頭の中に声が響いた。

『ユウヤ様、落ち着いて下さい。私です、ファリアです』

「ふぁっ、ファリア! あっ、その、あの、家のお風呂場に、知らない女の子がいて……。でっ、でも、浮気なんかしていないよ。だから、その、助けて……」
 もう自分でも訳のわからないことを口にしながら、ユウヤは情けなく助けを懇願する。

『申し訳ありません。少々驚かせすぎてしまいました。今、ユウヤ様の目の前にいるのは、私とリナです。ユウヤ様に掛けた魔法で、姿が異なって見えて、声が違って聞こえているだけなのです』

「……えっ? ほっ、本当に、君たちなのかい?」
『はい。今、右手を上げますね』
 そんな声が聞こえたかと思うと、セリーナが右手を意味もなく上げた。

「……えっ、えっ。しっ、信じられないけれど、本当なんだね……」
 ユウヤは少し安堵したが、やはり眼前の少女たちを見ると、それがいつもの二人だとはとても思えない。

『はい。ですので、ご安心下さい。それと、この展開は、ユウヤ様が娼館で二人の娼婦を買ったという設定でお願いしますね』

「えっ、あっ、ちょっと待って、ファリア」
 ファリアが話を早々に打ち切ってしまったため、ユウヤは途方に暮れるしかない。

「……申し訳ありません、ユウヤ様」
 酷く悲しげな声色で、セリーナがユウヤに声をかけてくる。やはり彼女がファリアだと言われても、まったく実感がない。

「一度お金をお支払い頂き、サービスに入った以上は、変更は出来ないのです。私達ではご不満かもしれませんが、どうか、ご奉仕をさせていただけませんか?」

「いいよ、セリーナ。その、嫌なら無理にさせてもらわなくても」
 シルフィが口を挟む。

 口を尖らし、少しぶっきらぼうな口調で言うこの少女が、あの愛らしいリナだと言われても、これまた信じられない。

「いけませんよ、シルフィ。そんな心にもないことを言っては。貴女も、初めてのお客様が優しそうな方で良かったと喜んでいたではないですか」
「……それは、その……」
 シルフィはそう言って顔を俯ける。

「すみません、ユウヤ様。受付でお聞きになってご存知だとは思いますが、研修こそ受けたものの、私もシルフィもお客様をお取りするのは初めてで、何かとご不満もお有りかと思います。ですが、精一杯ご奉仕させていただきますので、どうか……」
 深々と頭を下げるセリーナ。そして、少し遅れてシルフィも頭を下げる。

「あっ、その、ええと……」
 ものすごい罪悪感と戦いながらも、この二人は自分の妻なのだからと自身に言い聞かせ、ユウヤは口を開く。

「わっ、分かりました。その、お願いします」
 ユウヤは観念して、そう言って二人に歩み寄る。

「お心遣いに感謝致します。それでは、まずはこちらにお座り下さい」
 セリーナに促されて風呂場用の椅子に腰を下ろす。

 そしてそこで、ユウヤはようやく風呂場の床に何かが敷かれていることに気づく。どうやら、空気で膨らんだマットのようだ。

「ただ今、マットの準備をいたしますので、その間は……」
 セリーナの言葉が終わるよりも早く、ユウヤの股間を突然の快感が襲う。

「まぁ、シルフィったら。はしたないですわね」

 いつの間にかバスタオルを脱いで全裸になったシルフィが、僅かに空いていたユウヤの足の隙間を縫うように入り込み、彼のペニスを口に含んだのだ。

 シルフィは小柄だけれど、思ったよりも胸が大きい。だがなにより、小さく締まったおしりが桃のようで愛らしく、つい触りたいとユウヤは思ってしまう。

 だが、そんな事を考えていられたのは僅かな時間だけ。すぐに股間を襲う快感が激しくなってくる。

「そっ、そんな、まだ洗ってないのに……。きっ、汚いままな……」
 ユウヤは懸命に歯を食いしばって快楽に耐える。

「ふふ、ですが仕方がないことですわね。いつも梁型を使って練習するばかりで、本物を口にしたのはこれが初めてなのですから。それに、こんなに大きくて素敵な物を見せられては、我慢ができないのも仕方ありませんわ」
 チャプチャプと湯桶を使って何かをしながら、セリーナは淫靡な笑みを浮かべる。

「さて、マットはこれくらいでよろしいですね」
 湯桶の中身を手にとって、マットにそれを掛けて濡らし終えると、セリーナはバスタオルを脱いで丁寧にたたんでそれを端に置く。

 シルフィの激しい口淫に苛まれながらも、ついユウヤの視線はセリーナの瑞々しい若い裸身に向けられてしまう。

 何よりもまずユウヤの目を引いたのは、彼女の大きな乳房だった。大きくて張りがあるのにとても柔らかそうだ。その形もこの上なく美しいばかりか、桃色の乳輪の大きさのバランスも素晴らしい。

 あまりに美しくも淫らな光景。そして、股間の激しい刺激に、ユウヤは達してしまいそうになる。だが、もう少しで射精できるというところで、
「シルフィ。貴女もこちらにいらっしゃい」
 セリーナのその声に、シルフィはユウヤのペニスからゆっくりと口を離してしまった。

「はぁ、はぁ、はぁ……」
 達することが出来なかった物足りなさと、それとは逆に射精しなくてよかったという安堵感の両方の気持ちがユウヤの心に渦巻く。

「なっ!」

 不意打ちにペニスの先端に感じた刺激に、ユウヤは思わず達しかけた。
 それは、まるで別れを惜しむかのように、愛おしげにペニスの先端にシルフィがキスをしたためだった。

「あっ、ああっ……」
 まずい、これ以上何かされたら出てしまう。そう思ったユウヤは、不安半分期待半分の眼差しをシルフィに向ける。

「……」
 だが、何故かシルフィは少しだけ不満げな顔をし、セリーナの元に駆け寄って行ってしまう。

「まるで猫みたいな娘だな」
 気持ちを落ち着けながら、そんなことをつい思ったユウヤは、慌てて頭を振るう。

 あの子はリナなのだ。自分の妻。そのことを忘れてはいけない。

「……もっ、もしかして、あれって」

 横に目をやると、セリーナとシルフィが、何か粘性をもつ液体を身体に塗り込んでいるのが見えた。そして、同じようにその液体で濡らされたマット。それが意味することを、ユウヤはようやく悟った。

 ユウヤも知識としてはそういったプレイがあることは知っている。しかし、実際にそんな行為を受けたことはない。そういった店があることも知っていたが、そこに行くのは、どうしても躊躇われたからだ。

 だが、興味がなかったと言えば嘘になる。

 ゴクリと、再びユウヤの喉が鳴った。
 するとまるでそのタイミングを待っていたかのように、セリーナとシルフィは、ユウヤの元にすり寄ってくる。

「それでは、ユウヤ様にもローションをお塗りしますね。熱かったり冷たかったりする場合は、仰って下さい」
「……仰って下さい」

 二人の愛らしい少女は、前と後ろに分かれてユウヤの全身にローションを塗り込んでくる。程よい温度で、塗られるたびにその部分がポカポカしてきた。

「まぁ、ますますご立派になるのですね」
 前を塗っていたセリーナが、ユウヤのペニスにまで丁寧に液体を塗り込んでくる。そのあまりの気持ちよさに、少し落ち着いていたユウヤのペニスは再び固くなり、射精を堪えるだけで精一杯だった。

「本気になった男の人の物って、こんなに大きいのですね」
 優しく愛撫しながら、セリーナが興味深げにまじまじとユウヤのペニスに見入っている。

「初めて客を取るといっていたし、男は殆どいない世界なのだから、やはり男性経験はないのかな?」

 ふとそんなことを思ってしまった自分に気づき、ユウヤは怖くなってきた。ファリアとリナのあまりの変貌ぶりに。

「おっ、女って怖い……」

 駄目だ、やっぱりこの二人がファリアとリナだとは思えない。

「さて、それでは最後に」
 セリーナはようやくユウヤのペニスから手を離すと、今度は先程とは別の液体を自分の体に塗っていく。

 後ろを見ると、シルフィも同じように液体を塗っている。だが、その液体が泡立ち、芳しい香りを放ち始めたことから、それが石鹸の類なのだと分かった。

「特別性の石鹸です。口に含んでも問題がない優れものですわ」
 セリーナは自分の躰を泡まみれにして微笑んだ。

「それでは、お体を清めさせて頂きます」
「私達の躰で清めさせて……下さい」

 ユウヤが思い、期待していたとおりの展開がやって来たのだが、嬉しい気持ちよりも妻に対する罪悪感がどんどん大きくなっていく。

「でっ、でも、彼女たちはファリアとリナで……。だから、断るわけにもいかない。だけど、しかし……」

 ユウヤは内心で激しく葛藤していたが、

「あっ、ああ……」
 セリーナとシルフィの二人が、躊躇なく石鹸で泡立てられた肢体をユウヤの硬い体に押し当ててきた。

 柔らかな女の肉の感触が、ユウヤを陶酔させる。さらにそれがローションでヌルヌルと身体を刺激するのはあまりにも気持ちが良い。さらにそこに石鹸の香りが加わって、ユウヤはただその幸福に陶酔するしかない。

「ああっ、目のやり場がないくらい、綺麗で厭らしい……」

 テカテカと輝き、泡をまとう瑞々しく美しい少女の裸身。そして、その二人の少女は自分が知らない少女にしか見えなくて……。

 視覚から入ってくる情報があまりにも膨大かつ淫靡すぎる。対抗策として、目を閉じてそれを遮ろうとすると、今度は触覚が敏感になり、セリーナとシルフィの躰の感触の素晴らしさに達してしまいそうになる。

「腕も綺麗に致します」
 セリーナはそう言うと、豊満な二つの乳房を使ってユウヤの右腕を洗い始めた。暴力的なまでの柔らかで弾力のある感触が腕から伝わってくる。

「だっ、駄目だ。こんなの、おかしくなってしまう」

 セリーナの美しい躰から目が離せない。あまりにも卑猥で美しすぎて。だが、

「なっ! しっ、シルフィ!」

 突然左腕に感じた、ぷにぷにとした独特の心地良い感触に、ユウヤは慌ててそちらに目をやる。

 すると、シルフィが腕に跨り、股間をそこにこすり付けて洗っていた。

「事前にここも綺麗に洗っています。……ですから、大丈夫です」

 顔を上気させるシルフィが可愛くて、扇情的でたまらない。ぶっきらぼうだった口調が、だんだん親密なものに変わって来ていることが、一層愛おしさを加速させる。

「ふふっ。シルフィったら大胆ですわね。これは私も負けていられませんわ」

 セリーナはそう言うと、「失礼します」といい、ユウヤの右腕を手に取ると、シルフィと同じように、股間をこすり付けてユウヤの腕を洗い始める。

「あん。とても固くてたくましいですわ。男の人の腕って、こんなにも女とは違うものなのですね」

 自分の腕は細いとユウヤ自身は思っていたのだが、そう言って褒められるのはやはり嬉しい。

「……あっ、んんっ」
 シルフィが甘い声を漏らし始めた。それを見て、セリーナが微笑ましげに笑みを浮かべる。

「もう、シルフィったら。ユウヤ様にご奉仕している最中だというのに、自分が気持ちよくなってしまうなんて、いけない娘ですね。
 ユウヤ様、申し訳ありません。私どもの教育不足です」

 セリーナはそう言ってユウヤの腕から離れる。

 そして興奮で我を失い、股間を押し付けて快楽を貪るシルフィを優しくユウヤの腕から離す。

「あっ、いやっ……」
 シルフィは僅かに抵抗したが、少しすると我に返り、マットの横にひれ伏してユウヤに頭を下げる。

「もっ、申し訳……あっ、ありませんでした……」

「あっ、いや、その。だっ、大丈夫だから、僕は」
 なんと言えば良いのか分からず、ユウヤは間の抜けた答えを返すしかなかった。

「ご奉仕だと言うことを忘れて、自分だけ気持ちよくなろうとするとは。これは許されないことです。まったく、節操のない、ふしだらなアソコですわ」
 セリーナはシルフィを叱責するが、その目は笑っている。

「あんっ、せっ、セリーナ……」

 セリーナは悪戯っぽく微笑むと、シルフィの背後に周って両腕で強引に彼女の股を開かせた。そして、その股間の淫靡な割れ目をユウヤの眼前に押し出してくる。

「はっ、恥ずかしいよ」
「駄目です、シルフィ。貴女のここはあまりにも堪え性がありません。ですから……」

 セリーナのしなやかな指が、シルフィの股ぐらの卑猥な柔肉部分を滑る。それが堪らなく厭らしい。

「ユウヤ様。どうか、この娘の淫らな割れ目を躾て頂けませんでしょうか? この部分は、自身が快楽を貪るためにあるのではなく、あくまでも男性に、ユウヤ様に喜んで頂くために存在しているということを分からせて頂きたいのです」

 シルフィの濡れたプッシーをなぞって濡れた指をユウヤに見せて、セリーナはそれを躊躇なく舐め取っていく。

「ふふっ、濡れているのはローションと石鹸だけではないみたいです。まだ本物を挿れたことがないにもかかわらず、女の本能で求めているようですわ」

 セリーナの言葉が、魔法のようにユウヤの心を侵食していく。もう視線は、テカテカと輝き、泡を少し纏ったシルフィの股間から離すことが出来ない。

「この無節操に淫液を垂らす穴に、ユウヤ様のその猛々しいものを挿れて下さい」

 ユウヤの股間の肉棒は、もう痛いほど勃起している。

 本当に挿れてしまっても良いのだろうかと不安になってしまう。けれど、シルフィは目を閉じ、顔を恥ずかしそうにプイッと横を向くだけだ。嫌がってはいない。

「さぁ、ユウヤ様」

 促されるまま、シルフィの腰に手を当て、ローションでぬるぬるの彼女の華奢な躰を固定する。

「しっ、シルフィ。そっ、その、いっ、挿れてもいいのかな?」
「…………」
 シルフィはただ黙って期待するような、けれどどこか不満そうな顔をしているだけだったが、小さく頷いた。

「いっ、挿れるよ」
 ユウヤは溢れてくる唾を飲み込み、自分の硬い肉棒をシルフィの桃色の小さな割れ目にあてがい、そこに埋め込むべく腰を前に突き出す。

「あっ、んっ……」
 ローションと石鹸でペニスの滑りが良くなっていたこともあったのだろう。ユウヤの剛直したものは、嬌声を上げるシルフィの膣内に一気に飲み込まれてしまった。

「うっ、うう。おっ、大きい。ずるい、こんなの……」

 すんなり受け止めたかに思えたシルフィだったが、やはり彼女の小さな体にはユウヤのペニスは大きかったのか、息も絶え絶えになって、顔を両手で覆い隠してしまった。

 泣かせてしまったのだろうかとユウヤは心配になったが、セリーナがユウヤの背後に回り込み、柔らかな肢体をこすり付けながら耳打ちしてくる。

「ユウヤ様、シルフィの手を強引に開けて、顔を見てください」
「えっ、でも」

 戸惑うユウヤの耳たぶを、セリーナは優しく甘噛する。

「今のシルフィは躰に力がほとんど入らないはずですから、簡単ですよ。ご奉仕しなければいけない立場であるにも関わらずに、この娘がいまどんな表情をしているのか、ご確認ください」

 ユウヤは言われるままに、シルフィと繋がった状態で躰を前傾させて、シルフィの手を強引にどける。セリーナの言葉どおり、抵抗はまったくなかった。

「だっ、だめ、見ないで……」
 シルフィは快楽に陶酔しきった、とろけそうな笑顔をしていた。先程までのどこか不機嫌そうな顔とは大違いだ。

「シルフィにも困ったものですわ。奉仕をきちんと出来ないばかりか、汚名返上のチャンスとして、こうしてユウヤ様に躾をして頂いている最中にも関わらず、自分一人でこんなに気持ちよく快楽に溺れるなんて」

 セリーナはそう言い、せめてものお詫びと言わんばかりに、背後からユウヤの睾丸を両手で愛撫し始める。

「なっ、だっ、駄目だよ、セリーナ。そんなことをされたら出てしまう」

 ユウヤは抗議の声を上げるが、セリーナの淫らな睾丸マッサージが与えてくる快楽に抗いきることが出来ない。

「あっ、くぅぅぅぅっ」

 セリーナは絶妙な力加減でユウヤの睾丸を刺激し続ける。ユウヤは歯を食いしばってその快楽をこらえていたが、そこでまたセリーナが口を開く。

「ふふふっ。遠慮はいりません。このままシルフィの中に出して下さい。普通のお客様は避妊具を使っていただくのですが、このような躾のなっていない娘のお相手をさせてしまった、せめてものお詫びです」

 セリーナはそう言い、

「ほらっ、シルフィ。いつまで呆けているのですか。せめてものお詫びに、腰を振ってご奉仕をしなくてはいけませんよ。少しでもユウヤ様が気持ちよく射精できるように」

 さらにシルフィにも指示を出す。

 ペニスを受け入れただけで快楽の波に飲まれていたシルフィも、その言葉に懸命に腰を動かして、ユウヤのモノを刺激して来た。

 ユウヤもたまらなくなり、再びシルフィの腰を押さえて腰を振る。その間も、セリーナの愛撫は続いていたため、我慢の限界はすぐにやって来た。

「うっ、あああああああっ!」
 ユウヤはシルフィの膣の中に、溜まりに溜まった精液を吐き出した。

「あっ、ああっ……。あああっ!」
 シルフィもそれと時を同じくして絶頂に達したようだ。嬌声を上げて躰を震わせたかと思うと、そのまま気をやってしまったようで、動かなくなってしまう。

「まぁ。シルフィったら気を失ってしまったようですわね。それだけ、ユウヤ様との躰の相性が良かったのでしょうね」

 セリーナが何かを言っているようだが、ユウヤはしばらく射精後の脱力感と疲労感でそれどころではなかった。

「ふふっ。どうぞ、こちらに横になって下さいませ」

 言われるままに、ユウヤはシルフィのプッシーからペニスを引き抜き、大きなマットの上に倒れるように仰向けになる。

「順番が前後してしまい、申し訳ありません。今度は、私がご奉仕させて頂きます」

 精液で汚れて硬度を失いつつあるユウヤのペニスを、セリーナは当たり前のように口に含む。

「失礼致します」
「あっ、えっ……」

 セリーナは口にしたペニスを舐めながら、躰を回転させて自分の秘部をユウヤの眼前に突き出してくる。彼女の美しい桃色の淫肉がはみ出した割れ目も、キュッとしまったお尻の穴まで丸見えだ。

「おっ、お見苦しいものをお見せしてしまい、申し訳ありません。ですが、これが当店のやり方ですので、どうかお許しを……」

 セリーナはペニスから口を離し、恥ずかしそうな声でそう謝罪する。

 だが、ユウヤは眼前に広がるあまりにも淫らな光景に絶句するばかりだ。

「あっ、またこんなに固くなって……」
 妻のその部分だって、こんなにじっくり見たことはない。ユウヤは興奮でペニスが固くなるのを押さえられなかった。

「ごっ、ごめん」

「いいえ。嬉しいですわ。私の躰でこんなに固くして頂けて」
 そう言うと、ペニスを口に含みながら、セリーナは舌を使って執拗に亀頭部分を舐めていく。特に尿道付近を執拗に刺激してくる。

「くっ、うううっ……」 
 その刺激もユウヤを陶酔させるには十分だったが、今はそういった肉体的刺激以上に、視覚的なものの方が、同仕様もなく彼を興奮させていく。

「こっ、こんな風になっているんだ……」
 息がかかるほど近くにあるセリーナの卑猥な女の部分が、彼女の呼吸とともに僅かに動くのが堪らなく卑猥だ。

「セリーナ達も平気で舐めているし、口に含んでも大丈夫って言っていたよな」

 ただ見ているだけでは我慢ができなくなり、ユウヤはセリーナの陰裂に舌を伸ばして、お返しとばかりにその部分を舐め始める。

「あんっ、ユウヤ様。そっ、そんなところを……」
 熱を帯びた艶やかな声で、セリーナは恥ずかしそうな声を上げる。

「だっ、駄目だったのかな?」
 ユウヤは慌てて舌を離す。

「いっ、いえ。今宵、私の躰は全てユウヤ様のものです。駄目なことなど何も有りません」
 セリーナはそう言って、再び口淫を始める。

「うっ、くっ……。せっ、セリーナ……」

 だが、セリーナのその行為は、先程以上に苛烈なものとなってユウヤを苛む。
 あまりの激しさに、ユウヤは先程のようにセリーナの肢体を楽しむ余裕もない。

「だっ、駄目だ、セリーナ。そんなに強くされたら……」
 ユウヤは堪らえようと頑張ったが、それははかない抵抗に過ぎなかった。

「くっ、あああああああっ!」
 ユウヤのペニスは再び精液を吐露してしまう。

「んっ、んっ、んんっ」

 顔は見えなくても感触と音で、ユウヤは自分が出したものを、セリーナが飲んでいるのが分かった。

「うっ、はあっ、はっ……」
 射精の疲労に息を切らしていたユウヤだったが、吸い込む空気の中に、独特の女の匂いが混ざっているのに気づく。

 セリーナの肌の匂いだけではない。これはもっと濃くて卑猥な匂いだ。

「うわっ、すごく濡れている……」

 セリーナの股間の割れ目から、止めどもなく愛液が溢れ出ている。そして、身じろぎする度に割れ目の肉が、くちゃくちゃと厭らしい水音を立てているのが淫靡すぎる。

「もっ、申し訳ありません。大変はしたないのですが、私は男性の、その、ペニスにご奉仕させて頂くのが好きなのです。ましてや本物の、こんな大きくて素敵なものを味あわせてもらえていると考えただけで……」

 セリーナのような美しい少女が、自分の男性器を口にして股を濡らしている。その事実はユウヤを一層興奮させた。

「あっ、だっ、駄目です。今、そんなことを……さっ、されて、は……」

 欲情を堪えきれなくなったユウヤは、セリーナの腰を掴んで、彼女の濡れた秘部を舐める。
 女の匂いと独特の味を感じる度に、頭がどうにかなってしまいそうだ。

「あんっ、駄目、駄目です。このままでは、私一人が、いっ、あっ、いやっ、舌を、そんな奥に……ああっ!」
 セリーナの嬌声が耳に心地いい。もっと甘い声を上げさせたい。

 ユウヤは欲望のままにプッシーを舌と口で弄ぶ。そして、セリーナの静止の声も聞かずに、思うがままに蹂躙し続けた。

「いやっ、もう……。ああああああああっ!」

 絶え間なく続いた攻めに、セリーナはユウヤの体の上で全身を震わせながら達した。

 その際にセリーナが潮を吹いたため、ユウヤは彼女の淫水で顔を濡らしてしまったが、不快感はなかった。
 むしろ、自分がこの少女をイカせたのだと思うと、嬉しくさえある。

 少しの間セリーナは動けずにいたが、すぐに意識を取り戻した。

「……大変失礼致しました」

 セリーナはユウヤの上から躰をどけたかと思うと、その場に座って深々と頭を下げた。

「申し訳ございません。シルフィだけでなく、私まで快楽に溺れてしまい、ご奉仕を疎かにしてしまいました」

「あっ、いや、今のは……」
 ユウヤは擁護しようとしたが、セリーナは首を横に振る。

「このような非礼、もう償えるものでは有りません。……ですが、誠に図々しいお願いですが、お慈悲を賜りたく思います」

 その言葉とともに、セリーナは床に腰を下ろし、大きく股を開く。そして、自らの秘部を右手の指を使って開いてみせてくる。

「お願いです。その再び固くなったペニスを、ここで鎮めさせて下さい。締まりのない粗末な穴ですが、どうかお使い下さい」

 セリーナはプッシーを開きながら懇願してくる。

 その加虐心を煽る姿に、ユウヤは唾を飲み込み、股間を滾らせる。

「せっ、セリーナ……」
 ユウヤは乞われるままにセリーナに近づき、彼女の細い腰を掴んで、挿入しやすいように位置を調整する。

「ああっ。ありがとうございます。ユウヤ様」
 感謝の言葉を口にし、微笑むセリーナ。

 ユウヤは彼女の願いを叶えるために、ペニスを彼女のプッシーにあてがい、そのまま腰を前に突き出して埋め込んでいく。

「うっ、きっ、きつい……」
 セリーナの狭い膣穴をこじ開けていく度に、彼女の肉襞がペニスに絡みついてくる。

「おっ、大きいです。大きなペニスが、私の中に入ってきて……」

 セリーナは歓喜に美しい顔を蕩けさせながら、自分の膣内に入ってくるペニスを愛おしげに見つめている。そればかりか、ユウヤの分身を全て自分の中に埋め込んだのを確認すると、膣を締め付けてくる。

「くっ、ううっ……」
 その締め付けに、ユウヤはすぐに堪えられなくなってしまう。

「ユウヤ様が私のお腹の中にいます。感じます、その存在を……。さぁ、遠慮は要りません。このまま出して下さい。気持ちよくなって下さい」
 射精させるべく、セリーナは満面の笑みを浮かべて腰を動かしてユウヤを絶頂に導く。

 すでに結構な回数射精しているというのに、熱い塊のような精液がこみ上げてきて、ユウヤはそれをそのままセリーナの膣内に注ぎ込んだ。

「ああっ! 熱い、熱いです、ユウヤ様。……よかった。ようやく、きちんとしたご奉仕が出来ました」

 感極まったようで、セリーナは目の端に涙を浮かべ、ユウヤの唇に自分のそれを重ね合わせてきた。

 柔らかな唇の感触が、とても気持ちいい。

「……大変お疲れ様でした。お体をお清めした後に入浴をして頂いて、本日のご奉仕は終了となります」

 とても寂しげな表情で、セリーナはサービスの終了が近いことを告げてくる。

 ユウヤも未練がなかったと言えば嘘になるが、何度も射精して、そろそろ体力の限界が近かったので、「わかったよ」と応えて、物憂げな顔の少女の頭を優しく撫でた。

 その後、セリーナは、目を覚ましたシルフィと一緒に、全身のローションや泡を落としてくれた。そして、ユウヤは促されるまま入浴も済ませた。

 その入浴の間も、刺激が強くなりすぎないように配慮しながら、セリーナとシルフィは躰を密着させて楽しませてくれたので、ユウヤは夢見心地だった。

 そして最後に、ユウヤの左腕と右腕に腕を絡ませて、浴室の入り口まで付き添ってくれた。

「不手際ばかりで申し訳有りませんでしたが、本日はご指名頂きありがとうございました。どうか、お気をつけてお帰りください」
「……お気をつけて……」

 満面の笑顔のセリーナと、少しつまらなそうに、ぷいっと顔を横に向けながらも、帰りを心配してくれるシルフィ。そんなとても愛らしい二人に見送られて、ユウヤは浴室を後にするのだった。
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