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第三章 誰がために、彼女は微笑んで
⑯ 『夕日』
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夕食前に、サクリは部屋を出て、目的地まで歩くことにする。
自分の足で歩くことができる。
旅に耐えられるようにと、神殿長様に儀式を施して頂いた効果もだんだん弱ってきてしまった。だから、もう歩くのは無理だと諦めていたが、このやせ細った足でも自重を支えて前に進むことができる。それは、とても嬉しいことだった。
ただ、サクリは高ぶる気持ちを自重することに努める。
何故なら、この優しさを受ける資格は、本当は自分にはないのだから。
だから、私は彼らの優しさに感謝をし、喜んでいる姿を見せるという最低限のお返しをする。それくらいしか、私には返せるものがないのだから。
自分を責めるのを止めたのも、この気持ちから。
そうしないと、申し訳が立たないから。罪の意識に苛まれてしまうから。
「結局、私は自分のことばかり。それなのに……」
サクリは、壁伝いに懸命に歩く。船上ということで少し揺れるのだが、その程度の揺れならば問題なく進める。
けれど、こうして前にだけ集中して歩けるのは、直ぐ後ろにイルリアがいてくれるから。
イルリアは時折、励ましの声を掛けてくれながら、ゆっくりと進むサクリを見守ってくれる。それは、こちらに視線を向けたまま、前を歩いてくれているジェノとリットも同じだ。
つい数日前まで、見も知らぬ他人だった病人に、彼らが優しくしてくれるのかサクリには分からない。
こんな姿の自分を憐れむではなく、ただそうすることが当たり前のように接してくれる。
それが、とてもありがたくて、嬉しくて、そして申し訳がなかった。
サクリは揺れる通路を何とか歩ききり、ついには甲板に上がる階段の前までやって来る事ができた。
だが、まだ最後の難関である、この少し眺めの階段が残っている。
サクリは息を整え、フードを深く被り直し、それに挑戦しようとする。だが……。
「はい。お疲れさま。階段は危険だから、ここからは力が有り余っている男連中に運んでもらうことにするわね」
不意に、イルリアが思わぬことを口にした。
「えっ? えっ? どういう事?」
戸惑うサクリに、イルリアはニッコリと微笑む。
「まぁ、もう少しいい男の方がいいだろうけれど、今回はこの無愛想な朴念仁で我慢してね。リットにやらせると、何をするか分からないから」
「おいおい、イルリア。俺は基本的に女の子には紳士だぜ?」
「どの口が言っているのよ! いいから、あんたは上がって、いざという時のフォローをしなさいよ」
イルリアに言われ、リットは「へいへい」と口にして階段を上がってく。
「あっ、あの、イルリア。私、何も聞いていないんだけれど?」
「そうね。言っていなかったもの。でも、よくよく考えたら、貴女一人で甲板に立たせるのは危険だし、これが一番だと思ってね。まぁ、見た目だけは悪くない男だってことは、貴女も認めていたし、いいわよね? うん。そうよね」
イルリアは勝手に一人で納得して頷いている。
「ちょっと、私は何も言っていないわよ!」
サクリが、顔を朱に染めて抗議の声を上げる。だが、イルリアはニヤニヤと笑う。
間違いなく、朝方にジェノとの関係をからかった異種返しだ。
「あらっ? ここまできて部屋に戻るの? 残念だわ。せっかく皆でここまでエスコートしたのに……」
「くっ……。分かりました。お願いします……」
すでに退路が断たれてしまっていることを悟り、サクリは観念するしかなかった。
「うんうん。喜んでくれて嬉しいわ。ほらっ、ジェノ。くれぐれも丁重にしなさいよ」
「分かった。だが、きちんと物事は相手に説明しておけ」
「あ~ら、ごめんなさい。いつも独断専行する、誰かさんの行動が感染ってしまったみたいね」
イルリアはジェノにも嫌味を言う。
「サクリ、すまんが、そのまま立っていてくれ」
「えっ? あっ、あの、背中に背負うのでは……」
「それだと、落下の恐れがあるから駄目よ」
そう指摘するイルリアの声は楽しげだ。
「あっ、その、待ってください。まさか…」
ジェノはサクリの膝辺りに右腕をやったかと思うと、左手で彼女の腰の少し上を持って軽々と抱き上げた。
「わぁっ! なっ、こっ、これって……」
「ほらっ、サクリ。腕をちゃんとジェノニの首に回さないと危ないわよ」
そんなイルリアのからかいの声も耳に入らないほど、サクリは慌てに慌てる。
ジェノがサクリを持ち上げたのは、俗に言うお姫様抱っこの姿勢だったのだ。
「階段を上がるまでの辛抱だ」
「はっ、はい……」
お互い息の掛かりそうな距離でジェノに言われて、サクリは顔を真っ赤にして頷くしかなかった。
ジェノはサクリを持ち上げたまま階段を上がっていく。
「…………」
サクリは何も言わずに、整った顔立ちのジェノに見惚れてしまう。
こんな素敵な男性に、まさか自分が抱きかかえられることになるとは思いもしなかった。
そして、ただジェノの顔を見ている間に、サクリ達は甲板に到着した。
出入り口にいては通行する人の邪魔になると危惧したのだろう。
ジェノはサクリを抱きかかえたまま、甲板の中央付近まで歩いていく。
だが、サクリはただ眼前の景色に見惚れてしまい、下ろしてということすら忘れてしまっていた。
「すごい……」
大海原に太陽が沈もうとしている光景が目に入ってきた。
太陽はオレンジ色に輝き、空をその色で照らすだけではなく、水面に光り輝く道を作り出している。
綺麗だとサクリは思った。
この上なく綺麗だと。
だが、それと同時に、胸が締め付けられた。
「……カルラとレーリアにも、見せたかった……」
サクリは思わずそう心を吐露してしまった。
もう、イルリア達に迷惑を掛けないようにしようと思っていたのに。
「そうか……」
ジェノはただ一言そう言い、サクリに微笑みを向けた。
それは、とても優しい笑みで。それが、とても嬉しくて、でも、切なくて……。
「あっ……」
サクリの頬を涙が伝う。
まったく意識しなかった。ただ自然とこぼれ落ちた涙。
それを意識した途端、サクリの心を支えていた何かが決壊してしまった。
「あっ、うぅぅっ……。あああっ……」
サクリは声を上げて泣き出した。
自分を支えてくれるジェノの体に抱きついて。
「どうして、ここにカルラとレーリアがいないの? 私だけなの……。皆で、この景色を見たかった。だって、これが最後の旅なんだから……」
サクリは幼子のように泣きじゃくる。
「……死にたくないよ。もっと、もっと、私はカルラとレーリアと一緒に生きたかった。でも、でも、私はもう助からない。だから、最後に、みんなで……。それなのに、どうして二人のほうが先に死んで……。私のせいで……」
サクリは心のうちに溜まった想いを吐露する。
自分の不幸な境遇を、周りの目など気にする余裕もなく口にする。
「違う。お前のせいではない」
「でも、でも! 私が、私が旅になんて出ようとしなければ……」
ジェノの言葉を否定するサクリ。
すると、サクリを支えるジェノの力が少しだけ強まった。
「お前達を襲った野盗どもが、お前の大切なものを奪ったんだ。お前が悪いわけではない」
「でも、でも……。私は、二人にも嘘を……。もう、助からないのに、元気になったらまた旅をしようって嘘を……」
サクリは自分でももう、何を言っているのかわからない。けれど、ジェノはそれを黙って聞き、反応を返してくれる
「それは、嘘ではないだろう。それは願いだ。そうなりたいと思う気持ちだ。願いを持つのは当たり前のことだ」
ジェノはそう言うと、静かに踵を返す。
「イルリア……」
「うん。分かっているわ。そのまま部屋まで戻れる?」
ジェノは小さく頷き、慎重に階段を降りて船内に戻って行く。
サクリは泣きじゃくったまま、ジェノに抱きついていた。
ジェノはそんな彼女を黙って優しく見守る。
ただ、一人甲板の上に残ったリットが、一言呟く。
「これは、まずいな……」
と。
自分の足で歩くことができる。
旅に耐えられるようにと、神殿長様に儀式を施して頂いた効果もだんだん弱ってきてしまった。だから、もう歩くのは無理だと諦めていたが、このやせ細った足でも自重を支えて前に進むことができる。それは、とても嬉しいことだった。
ただ、サクリは高ぶる気持ちを自重することに努める。
何故なら、この優しさを受ける資格は、本当は自分にはないのだから。
だから、私は彼らの優しさに感謝をし、喜んでいる姿を見せるという最低限のお返しをする。それくらいしか、私には返せるものがないのだから。
自分を責めるのを止めたのも、この気持ちから。
そうしないと、申し訳が立たないから。罪の意識に苛まれてしまうから。
「結局、私は自分のことばかり。それなのに……」
サクリは、壁伝いに懸命に歩く。船上ということで少し揺れるのだが、その程度の揺れならば問題なく進める。
けれど、こうして前にだけ集中して歩けるのは、直ぐ後ろにイルリアがいてくれるから。
イルリアは時折、励ましの声を掛けてくれながら、ゆっくりと進むサクリを見守ってくれる。それは、こちらに視線を向けたまま、前を歩いてくれているジェノとリットも同じだ。
つい数日前まで、見も知らぬ他人だった病人に、彼らが優しくしてくれるのかサクリには分からない。
こんな姿の自分を憐れむではなく、ただそうすることが当たり前のように接してくれる。
それが、とてもありがたくて、嬉しくて、そして申し訳がなかった。
サクリは揺れる通路を何とか歩ききり、ついには甲板に上がる階段の前までやって来る事ができた。
だが、まだ最後の難関である、この少し眺めの階段が残っている。
サクリは息を整え、フードを深く被り直し、それに挑戦しようとする。だが……。
「はい。お疲れさま。階段は危険だから、ここからは力が有り余っている男連中に運んでもらうことにするわね」
不意に、イルリアが思わぬことを口にした。
「えっ? えっ? どういう事?」
戸惑うサクリに、イルリアはニッコリと微笑む。
「まぁ、もう少しいい男の方がいいだろうけれど、今回はこの無愛想な朴念仁で我慢してね。リットにやらせると、何をするか分からないから」
「おいおい、イルリア。俺は基本的に女の子には紳士だぜ?」
「どの口が言っているのよ! いいから、あんたは上がって、いざという時のフォローをしなさいよ」
イルリアに言われ、リットは「へいへい」と口にして階段を上がってく。
「あっ、あの、イルリア。私、何も聞いていないんだけれど?」
「そうね。言っていなかったもの。でも、よくよく考えたら、貴女一人で甲板に立たせるのは危険だし、これが一番だと思ってね。まぁ、見た目だけは悪くない男だってことは、貴女も認めていたし、いいわよね? うん。そうよね」
イルリアは勝手に一人で納得して頷いている。
「ちょっと、私は何も言っていないわよ!」
サクリが、顔を朱に染めて抗議の声を上げる。だが、イルリアはニヤニヤと笑う。
間違いなく、朝方にジェノとの関係をからかった異種返しだ。
「あらっ? ここまできて部屋に戻るの? 残念だわ。せっかく皆でここまでエスコートしたのに……」
「くっ……。分かりました。お願いします……」
すでに退路が断たれてしまっていることを悟り、サクリは観念するしかなかった。
「うんうん。喜んでくれて嬉しいわ。ほらっ、ジェノ。くれぐれも丁重にしなさいよ」
「分かった。だが、きちんと物事は相手に説明しておけ」
「あ~ら、ごめんなさい。いつも独断専行する、誰かさんの行動が感染ってしまったみたいね」
イルリアはジェノにも嫌味を言う。
「サクリ、すまんが、そのまま立っていてくれ」
「えっ? あっ、あの、背中に背負うのでは……」
「それだと、落下の恐れがあるから駄目よ」
そう指摘するイルリアの声は楽しげだ。
「あっ、その、待ってください。まさか…」
ジェノはサクリの膝辺りに右腕をやったかと思うと、左手で彼女の腰の少し上を持って軽々と抱き上げた。
「わぁっ! なっ、こっ、これって……」
「ほらっ、サクリ。腕をちゃんとジェノニの首に回さないと危ないわよ」
そんなイルリアのからかいの声も耳に入らないほど、サクリは慌てに慌てる。
ジェノがサクリを持ち上げたのは、俗に言うお姫様抱っこの姿勢だったのだ。
「階段を上がるまでの辛抱だ」
「はっ、はい……」
お互い息の掛かりそうな距離でジェノに言われて、サクリは顔を真っ赤にして頷くしかなかった。
ジェノはサクリを持ち上げたまま階段を上がっていく。
「…………」
サクリは何も言わずに、整った顔立ちのジェノに見惚れてしまう。
こんな素敵な男性に、まさか自分が抱きかかえられることになるとは思いもしなかった。
そして、ただジェノの顔を見ている間に、サクリ達は甲板に到着した。
出入り口にいては通行する人の邪魔になると危惧したのだろう。
ジェノはサクリを抱きかかえたまま、甲板の中央付近まで歩いていく。
だが、サクリはただ眼前の景色に見惚れてしまい、下ろしてということすら忘れてしまっていた。
「すごい……」
大海原に太陽が沈もうとしている光景が目に入ってきた。
太陽はオレンジ色に輝き、空をその色で照らすだけではなく、水面に光り輝く道を作り出している。
綺麗だとサクリは思った。
この上なく綺麗だと。
だが、それと同時に、胸が締め付けられた。
「……カルラとレーリアにも、見せたかった……」
サクリは思わずそう心を吐露してしまった。
もう、イルリア達に迷惑を掛けないようにしようと思っていたのに。
「そうか……」
ジェノはただ一言そう言い、サクリに微笑みを向けた。
それは、とても優しい笑みで。それが、とても嬉しくて、でも、切なくて……。
「あっ……」
サクリの頬を涙が伝う。
まったく意識しなかった。ただ自然とこぼれ落ちた涙。
それを意識した途端、サクリの心を支えていた何かが決壊してしまった。
「あっ、うぅぅっ……。あああっ……」
サクリは声を上げて泣き出した。
自分を支えてくれるジェノの体に抱きついて。
「どうして、ここにカルラとレーリアがいないの? 私だけなの……。皆で、この景色を見たかった。だって、これが最後の旅なんだから……」
サクリは幼子のように泣きじゃくる。
「……死にたくないよ。もっと、もっと、私はカルラとレーリアと一緒に生きたかった。でも、でも、私はもう助からない。だから、最後に、みんなで……。それなのに、どうして二人のほうが先に死んで……。私のせいで……」
サクリは心のうちに溜まった想いを吐露する。
自分の不幸な境遇を、周りの目など気にする余裕もなく口にする。
「違う。お前のせいではない」
「でも、でも! 私が、私が旅になんて出ようとしなければ……」
ジェノの言葉を否定するサクリ。
すると、サクリを支えるジェノの力が少しだけ強まった。
「お前達を襲った野盗どもが、お前の大切なものを奪ったんだ。お前が悪いわけではない」
「でも、でも……。私は、二人にも嘘を……。もう、助からないのに、元気になったらまた旅をしようって嘘を……」
サクリは自分でももう、何を言っているのかわからない。けれど、ジェノはそれを黙って聞き、反応を返してくれる
「それは、嘘ではないだろう。それは願いだ。そうなりたいと思う気持ちだ。願いを持つのは当たり前のことだ」
ジェノはそう言うと、静かに踵を返す。
「イルリア……」
「うん。分かっているわ。そのまま部屋まで戻れる?」
ジェノは小さく頷き、慎重に階段を降りて船内に戻って行く。
サクリは泣きじゃくったまま、ジェノに抱きついていた。
ジェノはそんな彼女を黙って優しく見守る。
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