167 / 247
第161話 赤髪の少女
しおりを挟む
◆赤髪のクウネルSide◆
(うぐぐぐ……痛い、痛い痛い痛い! どうしよう、キュウベイが……キュウベイが死んじゃう!)
ゴブリン達が聖木の葉を探しに向かってから暫く時間が経過したが、まだ戻って来ない。
赤髪のクウネルは痛みに呻きながらも、必死にキュウベイに話し掛けていた。
侵食が全身を蝕み、キュウベイの命は風前の灯となっている。
「キュウベイ! キュウベイ聞こえる? ダメだよ、意識を失ったら死んじゃうよ! お婆ちゃん達が、きっと、きっと直ぐに聖木の葉を取って来てくれるから……お願い頑張って!」
「ぁぐ……ぐ?! ……っ!?」
キュウベイに話し掛けるも、マトモな反応は返ってこない。
痛みで意識が朦朧としてるのか、何かに驚く様に目を見開いたと思ったらそのままキュウベイは動かなくなってしまった。
「ぁ……ぁぁ、キュウベイ、キュウベイ! ダメだよ! 死んじゃダメだよ!」
キュウベイから反応は無い。
黒い呪いが、キュウベイの顔を覆い始める。
「もう間に合わない、誰か、誰か助けてぇぇぇぇ!! お願いぃぃぃー!!」
巨木の森に赤髪のクウネルの懇願が響くも、誰からも応答は無かった。
(私のせいだ……私のせいだ! またダメだった、何も出来なかった、私のせいでキュウベイは死んだ)
完全に動きを止めたキュウベイから目を逸らし、頬を涙が伝う。
「ぅぅううう! あの時と同じ、私のせい、私の私の私の私の私の――アオーーーンッ!!」
赤髪のクウネルがポロポロと涙を流し泣いていると、何処からか遠吠えが聞こえた。
「ふぇ……?」
顔を遠吠えの聞こえた方に向けると、倒れ込む赤髪のクウネルに狼が向かって来た。
「え……? 誰……? あぐ?! 見たこと有るような無いような……」
「ガフ! 遅くなってすまない、っていうかキュウベイが早すぎるんだけどね!? 後で、危機を知らせる為に休まず走ってきたゴブリン兵士君に礼を言わなきゃねクウ……ネ……ル? あれ? 赤い髪……? まさか、君は……」
喋る狼を見つめ、思い出した赤髪のクウネルは即座に口を開き攻撃する。
「思い出した! あの夜に襲って来た敵だ! 敵敵敵敵敵!! ぐぅぅぅ……火炎! がぁぁぁぁぁ!!」
痛みに堪えながら口から炎を放つも、喋る狼には当たらずに回避されてしまう。
「クゥンッ!? あっぶな! やっぱりあの時の君か! キュウベイ、これどういう状況なんだい?!」
喋る狼は事切れたキュウベイの方へと移動し、ソレを見た赤髪のクウネルは更に怒った。
「キュウベイに馴れ馴れしく話し掛けるな! 敵のくせに! それにキュウベイは、キュウベイは……! ――姉御!」
身体を捩り叫んでいると、赤髪のクウネルを呼ぶ声が聞こえ目を見開いた。
「……え? キュウベイ……?」
憎々しく睨みつけていた喋る狼を視界から防ぐようにして、倒れる赤髪のクウネルの目の前にキュウベイが近付いて来た。
「はい、キュウベイです。 姉御、すいやせん自分の軽率な行動のせいで……」
「ち、違う、違うよ! 私の、私のせいだよ。 ごめんね、良かった、良かったぁ……でも、何で治ってるの……?」
「へい、姉御の母君が治して下さったみたいです! もうどこも痛くないです!」
(母君? 私のお母さん……? 違う、アイツの母親の事だ。 あの化け物が何で……? )
赤髪のクウネルは信じられなかったが、現に死にかけていたキュウベイは助かり五体満足で目の前に立っている。
(どうして助けてくれたの? 私をあの家に、部屋に閉じ込めてたあの化け物が何で? 何かを企んでるのか? きっとそうに違いない。 あんな化け物が助けてくれたなんて、絶対に何か裏があるに決まって……痛たたたた!)
「ガウッ! キュウベイ、後で事情は聞くからとりあえずクウネルを蝕んでるヤバそうな何かをなんとかしないと不味くないかい?」
キュウベイと赤髪のクウネルが話している間、転がっているゾンビ狼の死体を見つめていた喋る狼が戻って来た。
「へい! 治療に必要な素材を癒しの族長達が採りに行ってやす。 それと、マンドラゴラを調合すれば治療できるそうです!」
(さすがキュウベイ! あの痛みの中でもちゃんと聞いてたんだ)
初対面の時に抱いたキュウベイへの警戒心は全て消え去り、今では何をしても好意的に受け取ってしまっている事に赤髪のクウネルは自覚していなかった。 今頃、テレビで見ている黒髪のクウネルは何とも言えない感情に悶えている事だろう。
「グルル……スンスン、ふむマンドラゴラは近くにあるね。 よし、キュウベイは癒しの族長達を追いなさい。 私はマンドラゴラを抜きに行く」
「分かりました! よろしくお願いしやす! 姉御、もう暫し頑張って下さい! 直ぐに戻ります」
「ありがとうキュウベイ……待ってるから」
キュウベイは颯爽と走り出し、喋る狼は地面を嗅ぎながら背の高い森へと歩き始めた。
(別に狼には助けてくれなんて言ってないし、勝手にすればいい! マンドラゴラ抜いたら死ぬけどね! バーカ!)
キュウベイとは打って変わって、赤髪のクウネルは喋る狼に敵意剥き出しでマンドラゴラの危険を知らせようとしなかった。
すると、直ぐに鑑定からの警告が頭の中に響く。
«――告。 縄で抜いたマンドラゴラが有ることを伝えて下さい»
(イヤだ! アイツ嫌いだもん。 前に私の頭を凄い力で蹴ったんだよ!? 知らない! 私はマンドラゴラの悲鳴聞いても死なないし、キュウベイが聖木の葉と抜いてるマンドラゴラ取って来てくれるもん)
何処か幼い赤髪のクウネルに対し、鑑定は呆れる。
«――呆。 キュウベイも死にますよ? キュウベイの素早さなら直ぐに戻るでしょう、その時にマンドラゴラの悲鳴を聞いたら即死です»
(……えあぁ!? そうか! キュウベイも死んじゃうじゃん!! ダメダメ! ダメだよ! 鑑定もっと早く言いなさいよ! )
«――はぁ……どういたしまして»
呆れる鑑定を無視し、赤髪のクウネルは喋る狼を呼び止める。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! えっと、あの、その、喋る狼!!」
地面を嗅いでいた喋る狼は赤髪のクウネルの目の前に戻って来たが、不機嫌そうに鼻を鳴らす。
「フス……私にはモロという名が有るんだけどね。 まぁいいさ、で? どうしたんだい」
(モロ? 変な名前。 黙れ人間! とか言わない?)
「名前なんてどうでもいい。 マンドラゴラだけど、癒しのお婆ちゃん達と偽者が縄で抜いたのがアッチに有るから取ってきて」
モロに対して赤髪のクウネルは無愛想に告げる。
(くそ、なんでこんなヤツを助けないといけないの……)
«――助けようとしているのはモロの方で、助けられてるのは貴女ですよ?»
鑑定に図星を突かれ、赤髪のクウネルは心の中で叫ぶ。
(うるさーーーい!! スキルなのにペラペラ喋るな!)
「ガルル……そうか、分かったよ。 でも、1つだけいいかな? 私の友を、黒髪のクウネルを偽者と呼ぶのはやめてくれ。 私を助けて、名までくれた大切な友だ」
モロは唸りながらも、できるだけ優しく赤髪のクウネルに頼んだ。 それが分かってしまった赤髪のクウネルはバツの悪そうな顔で反論してしまう。
「なによ……私が本物で、アイツが偽者だから偽者って呼んでなにが悪いのよ!」
モロは怒る事も無く、何処か寂しそうな悲しそうな顔をして森へと歩き始めた。
「クゥン……今はいいよ。 じゃあ、行ってくるからもう少しの辛抱だからね」
モロの姿も見えなくなり、赤髪のクウネルだけが残され森の静けさが心細くさせる。
(……ふんっ、別に寂しくないし。 痛たた! うぐ……あ~、首まで来たのか)
キュウベイが戻って来てくれるのを赤髪のクウネルは心待ちにするのであった。
(うぐぐぐ……痛い、痛い痛い痛い! どうしよう、キュウベイが……キュウベイが死んじゃう!)
ゴブリン達が聖木の葉を探しに向かってから暫く時間が経過したが、まだ戻って来ない。
赤髪のクウネルは痛みに呻きながらも、必死にキュウベイに話し掛けていた。
侵食が全身を蝕み、キュウベイの命は風前の灯となっている。
「キュウベイ! キュウベイ聞こえる? ダメだよ、意識を失ったら死んじゃうよ! お婆ちゃん達が、きっと、きっと直ぐに聖木の葉を取って来てくれるから……お願い頑張って!」
「ぁぐ……ぐ?! ……っ!?」
キュウベイに話し掛けるも、マトモな反応は返ってこない。
痛みで意識が朦朧としてるのか、何かに驚く様に目を見開いたと思ったらそのままキュウベイは動かなくなってしまった。
「ぁ……ぁぁ、キュウベイ、キュウベイ! ダメだよ! 死んじゃダメだよ!」
キュウベイから反応は無い。
黒い呪いが、キュウベイの顔を覆い始める。
「もう間に合わない、誰か、誰か助けてぇぇぇぇ!! お願いぃぃぃー!!」
巨木の森に赤髪のクウネルの懇願が響くも、誰からも応答は無かった。
(私のせいだ……私のせいだ! またダメだった、何も出来なかった、私のせいでキュウベイは死んだ)
完全に動きを止めたキュウベイから目を逸らし、頬を涙が伝う。
「ぅぅううう! あの時と同じ、私のせい、私の私の私の私の私の――アオーーーンッ!!」
赤髪のクウネルがポロポロと涙を流し泣いていると、何処からか遠吠えが聞こえた。
「ふぇ……?」
顔を遠吠えの聞こえた方に向けると、倒れ込む赤髪のクウネルに狼が向かって来た。
「え……? 誰……? あぐ?! 見たこと有るような無いような……」
「ガフ! 遅くなってすまない、っていうかキュウベイが早すぎるんだけどね!? 後で、危機を知らせる為に休まず走ってきたゴブリン兵士君に礼を言わなきゃねクウ……ネ……ル? あれ? 赤い髪……? まさか、君は……」
喋る狼を見つめ、思い出した赤髪のクウネルは即座に口を開き攻撃する。
「思い出した! あの夜に襲って来た敵だ! 敵敵敵敵敵!! ぐぅぅぅ……火炎! がぁぁぁぁぁ!!」
痛みに堪えながら口から炎を放つも、喋る狼には当たらずに回避されてしまう。
「クゥンッ!? あっぶな! やっぱりあの時の君か! キュウベイ、これどういう状況なんだい?!」
喋る狼は事切れたキュウベイの方へと移動し、ソレを見た赤髪のクウネルは更に怒った。
「キュウベイに馴れ馴れしく話し掛けるな! 敵のくせに! それにキュウベイは、キュウベイは……! ――姉御!」
身体を捩り叫んでいると、赤髪のクウネルを呼ぶ声が聞こえ目を見開いた。
「……え? キュウベイ……?」
憎々しく睨みつけていた喋る狼を視界から防ぐようにして、倒れる赤髪のクウネルの目の前にキュウベイが近付いて来た。
「はい、キュウベイです。 姉御、すいやせん自分の軽率な行動のせいで……」
「ち、違う、違うよ! 私の、私のせいだよ。 ごめんね、良かった、良かったぁ……でも、何で治ってるの……?」
「へい、姉御の母君が治して下さったみたいです! もうどこも痛くないです!」
(母君? 私のお母さん……? 違う、アイツの母親の事だ。 あの化け物が何で……? )
赤髪のクウネルは信じられなかったが、現に死にかけていたキュウベイは助かり五体満足で目の前に立っている。
(どうして助けてくれたの? 私をあの家に、部屋に閉じ込めてたあの化け物が何で? 何かを企んでるのか? きっとそうに違いない。 あんな化け物が助けてくれたなんて、絶対に何か裏があるに決まって……痛たたたた!)
「ガウッ! キュウベイ、後で事情は聞くからとりあえずクウネルを蝕んでるヤバそうな何かをなんとかしないと不味くないかい?」
キュウベイと赤髪のクウネルが話している間、転がっているゾンビ狼の死体を見つめていた喋る狼が戻って来た。
「へい! 治療に必要な素材を癒しの族長達が採りに行ってやす。 それと、マンドラゴラを調合すれば治療できるそうです!」
(さすがキュウベイ! あの痛みの中でもちゃんと聞いてたんだ)
初対面の時に抱いたキュウベイへの警戒心は全て消え去り、今では何をしても好意的に受け取ってしまっている事に赤髪のクウネルは自覚していなかった。 今頃、テレビで見ている黒髪のクウネルは何とも言えない感情に悶えている事だろう。
「グルル……スンスン、ふむマンドラゴラは近くにあるね。 よし、キュウベイは癒しの族長達を追いなさい。 私はマンドラゴラを抜きに行く」
「分かりました! よろしくお願いしやす! 姉御、もう暫し頑張って下さい! 直ぐに戻ります」
「ありがとうキュウベイ……待ってるから」
キュウベイは颯爽と走り出し、喋る狼は地面を嗅ぎながら背の高い森へと歩き始めた。
(別に狼には助けてくれなんて言ってないし、勝手にすればいい! マンドラゴラ抜いたら死ぬけどね! バーカ!)
キュウベイとは打って変わって、赤髪のクウネルは喋る狼に敵意剥き出しでマンドラゴラの危険を知らせようとしなかった。
すると、直ぐに鑑定からの警告が頭の中に響く。
«――告。 縄で抜いたマンドラゴラが有ることを伝えて下さい»
(イヤだ! アイツ嫌いだもん。 前に私の頭を凄い力で蹴ったんだよ!? 知らない! 私はマンドラゴラの悲鳴聞いても死なないし、キュウベイが聖木の葉と抜いてるマンドラゴラ取って来てくれるもん)
何処か幼い赤髪のクウネルに対し、鑑定は呆れる。
«――呆。 キュウベイも死にますよ? キュウベイの素早さなら直ぐに戻るでしょう、その時にマンドラゴラの悲鳴を聞いたら即死です»
(……えあぁ!? そうか! キュウベイも死んじゃうじゃん!! ダメダメ! ダメだよ! 鑑定もっと早く言いなさいよ! )
«――はぁ……どういたしまして»
呆れる鑑定を無視し、赤髪のクウネルは喋る狼を呼び止める。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! えっと、あの、その、喋る狼!!」
地面を嗅いでいた喋る狼は赤髪のクウネルの目の前に戻って来たが、不機嫌そうに鼻を鳴らす。
「フス……私にはモロという名が有るんだけどね。 まぁいいさ、で? どうしたんだい」
(モロ? 変な名前。 黙れ人間! とか言わない?)
「名前なんてどうでもいい。 マンドラゴラだけど、癒しのお婆ちゃん達と偽者が縄で抜いたのがアッチに有るから取ってきて」
モロに対して赤髪のクウネルは無愛想に告げる。
(くそ、なんでこんなヤツを助けないといけないの……)
«――助けようとしているのはモロの方で、助けられてるのは貴女ですよ?»
鑑定に図星を突かれ、赤髪のクウネルは心の中で叫ぶ。
(うるさーーーい!! スキルなのにペラペラ喋るな!)
「ガルル……そうか、分かったよ。 でも、1つだけいいかな? 私の友を、黒髪のクウネルを偽者と呼ぶのはやめてくれ。 私を助けて、名までくれた大切な友だ」
モロは唸りながらも、できるだけ優しく赤髪のクウネルに頼んだ。 それが分かってしまった赤髪のクウネルはバツの悪そうな顔で反論してしまう。
「なによ……私が本物で、アイツが偽者だから偽者って呼んでなにが悪いのよ!」
モロは怒る事も無く、何処か寂しそうな悲しそうな顔をして森へと歩き始めた。
「クゥン……今はいいよ。 じゃあ、行ってくるからもう少しの辛抱だからね」
モロの姿も見えなくなり、赤髪のクウネルだけが残され森の静けさが心細くさせる。
(……ふんっ、別に寂しくないし。 痛たた! うぐ……あ~、首まで来たのか)
キュウベイが戻って来てくれるのを赤髪のクウネルは心待ちにするのであった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【完結】悪役に転生したのにメインヒロインにガチ恋されている件
エース皇命
ファンタジー
前世で大好きだったファンタジー大作『ロード・オブ・ザ・ヒーロー』の悪役、レッド・モルドロスに転生してしまった桐生英介。もっと努力して意義のある人生を送っておけばよかった、という後悔から、学院で他を圧倒する努力を積み重ねる。
しかし、その一生懸命な姿に、メインヒロインであるシャロットは惚れ、卒業式の日に告白してきて……。
悪役というより、むしろ真っ当に生きようと、ファンタジーの世界で生き抜いていく。
ヒロインとの恋、仲間との友情──あれ? 全然悪役じゃないんだけど! 気づけば主人公になっていた、悪役レッドの物語!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも投稿しています。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる