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第95話 戦闘員脱出開始
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メリーは素手で人形の剣を受け止め捌く。
当然メリーの手は傷だらけだが、斬り落とされる程の怪我は負っておらずメリーの技量が凄まじくが高いことが分かる。
「しっ! そろそろ限界ですね。 スィクスス! 動けますか?!」
メリーの背後でスィクススか身動ぎをするが、鎖で繋がれ動けなかった。
「スィクスス! 下を向いて鎖を見せるっす!」
フィフスに言われ、スィクススが背中を見せると弓なりに矢が通過し鎖が解き放たれた。
「ありがとうございますフィフス! 隊長すみません、動けます!」
スィクススが立ち上がり、メリーを援護しようとするがあまりの攻防の速さに手が出せなかった。
「良くやりましたフィフス! スィクススは戦闘に加わらない様に!! サード! 来れますか?!」
人形の剣が高速で3体同時に振られるが、メリーは全てを避ける。
「は~い。 メリーちゃんすみません~大きなゴミさんを逃がしました~」
倒した人形の腕から剣をもぎ取ったサードがメリーと人形の間に割って入ってきた。
「ふぅ……構いません。 1番の優先はスィクススの救出ですから」
「ふふ~メリーちゃん、優しくなりましたね~。 サードは嬉しいです~」
「サード、任務中は隊長と呼ぶように」
サードの軽口にメリーは少し赤面して答えた。
「隊長! そろそろ逃げようぜ! この人形、幾ら壊しても動いて凄え気持ち悪いから相手したくねぇ!」
部屋の隅で2体の人形を抑えていたセカンドとフォースが走って来た。
後ろからは身体中がヒビだらけの人形2体が追って来ている。
「申し訳ないです隊長。 生き物なら必ず殺せるのですが、人形はちょっと……」
セカンドが気弱な事を言っているが、手に持った硫酸の瓶をサードが抑えていた2体の人形の足に投げ付けながらなので余り説得力は無い。
当然、さっきまで戦っていた2体の人形の足にも硫酸は投擲済だ。
4体の人形は走りにくくなり、動く速度が極端に落ちている。
「よし、これより脱出を開始します! 皆、他の退路はどうでしたか?」
メリーを先頭に部屋から脱出し、廊下を6人で駆ける。
「エイトス、ナインスを逃がした後に塞いでます」
「そうだな。 ちと、雲行きが怪しかったからな。 此方も塞いだぜ隊長」
「あら~、やっぱり塞いで正解だったのね~。近衛師団の詰め所も作った退路塞いだよ~。 少し待ったけど、セヴンスは来なかったから~」
「そっすね。 どうやって知ったのか、新人メイドを血眼で探してたっすから。 テンスを逃がした後、念の為メイド達の部屋に作った退路も潰したっす」
4人の戦闘員からの報告を聞いて、メリーは思案する。
残されたのは……。
「あの……隊長。 ドワーフ工房の退避はどうなったのでしょうか?」
本来の役目だったドワーフ工房の退路確保が達成出来なかったスィクススがメリーに問う。
「大丈夫よ。 ドワーフ達も、マリ女王陛下も其処から脱出しました。 ただ……其処でかなりの戦闘がありましたから、今も大勢の敵兵が捜索の為に居るかもしれません」
そう、マリ達を逃がした退路のみが残されている。
しかし、敵兵士が大勢居た場合戦闘になるだろうし最悪退路を発見される危険性もある。
「でも、其処はどのみちまだ塞いでいないのですよね?」
セカンドの指摘に、他の隊員達も頷く。
「そうですね……塞がなければいけません。 分かりました、これよりドワーフ工房まで行きます! 敵兵が居れば直ぐ様滅殺し、目撃者を始末して下さい!」
「「「「了解!」」」」 「了解さんよ~」
6人は敵兵士達が廊下の先で捜索していたのを見つけ、直ぐ様天井へと場所を移し駆ける。
音もなく天井を走る6人を見つけられる兵士等居なかった。
しかし、その姿を。
黒い妖精が見ていた。
当然メリーの手は傷だらけだが、斬り落とされる程の怪我は負っておらずメリーの技量が凄まじくが高いことが分かる。
「しっ! そろそろ限界ですね。 スィクスス! 動けますか?!」
メリーの背後でスィクススか身動ぎをするが、鎖で繋がれ動けなかった。
「スィクスス! 下を向いて鎖を見せるっす!」
フィフスに言われ、スィクススが背中を見せると弓なりに矢が通過し鎖が解き放たれた。
「ありがとうございますフィフス! 隊長すみません、動けます!」
スィクススが立ち上がり、メリーを援護しようとするがあまりの攻防の速さに手が出せなかった。
「良くやりましたフィフス! スィクススは戦闘に加わらない様に!! サード! 来れますか?!」
人形の剣が高速で3体同時に振られるが、メリーは全てを避ける。
「は~い。 メリーちゃんすみません~大きなゴミさんを逃がしました~」
倒した人形の腕から剣をもぎ取ったサードがメリーと人形の間に割って入ってきた。
「ふぅ……構いません。 1番の優先はスィクススの救出ですから」
「ふふ~メリーちゃん、優しくなりましたね~。 サードは嬉しいです~」
「サード、任務中は隊長と呼ぶように」
サードの軽口にメリーは少し赤面して答えた。
「隊長! そろそろ逃げようぜ! この人形、幾ら壊しても動いて凄え気持ち悪いから相手したくねぇ!」
部屋の隅で2体の人形を抑えていたセカンドとフォースが走って来た。
後ろからは身体中がヒビだらけの人形2体が追って来ている。
「申し訳ないです隊長。 生き物なら必ず殺せるのですが、人形はちょっと……」
セカンドが気弱な事を言っているが、手に持った硫酸の瓶をサードが抑えていた2体の人形の足に投げ付けながらなので余り説得力は無い。
当然、さっきまで戦っていた2体の人形の足にも硫酸は投擲済だ。
4体の人形は走りにくくなり、動く速度が極端に落ちている。
「よし、これより脱出を開始します! 皆、他の退路はどうでしたか?」
メリーを先頭に部屋から脱出し、廊下を6人で駆ける。
「エイトス、ナインスを逃がした後に塞いでます」
「そうだな。 ちと、雲行きが怪しかったからな。 此方も塞いだぜ隊長」
「あら~、やっぱり塞いで正解だったのね~。近衛師団の詰め所も作った退路塞いだよ~。 少し待ったけど、セヴンスは来なかったから~」
「そっすね。 どうやって知ったのか、新人メイドを血眼で探してたっすから。 テンスを逃がした後、念の為メイド達の部屋に作った退路も潰したっす」
4人の戦闘員からの報告を聞いて、メリーは思案する。
残されたのは……。
「あの……隊長。 ドワーフ工房の退避はどうなったのでしょうか?」
本来の役目だったドワーフ工房の退路確保が達成出来なかったスィクススがメリーに問う。
「大丈夫よ。 ドワーフ達も、マリ女王陛下も其処から脱出しました。 ただ……其処でかなりの戦闘がありましたから、今も大勢の敵兵が捜索の為に居るかもしれません」
そう、マリ達を逃がした退路のみが残されている。
しかし、敵兵士が大勢居た場合戦闘になるだろうし最悪退路を発見される危険性もある。
「でも、其処はどのみちまだ塞いでいないのですよね?」
セカンドの指摘に、他の隊員達も頷く。
「そうですね……塞がなければいけません。 分かりました、これよりドワーフ工房まで行きます! 敵兵が居れば直ぐ様滅殺し、目撃者を始末して下さい!」
「「「「了解!」」」」 「了解さんよ~」
6人は敵兵士達が廊下の先で捜索していたのを見つけ、直ぐ様天井へと場所を移し駆ける。
音もなく天井を走る6人を見つけられる兵士等居なかった。
しかし、その姿を。
黒い妖精が見ていた。
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