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第112話 帝都脱出
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『な、何なのよアンタ! 折角、後少しでマリを殺せたのに! クソ! クソクソクソクソクソ!』
「「あぐっ!」」
突然現れたジャックがマリを救った事でルミニスの怒りは頂点に達した。
さっきまでよりも強く首を締められるメリーとサードは呻く。 後、数秒もすれば2人の首は折れて死ぬだろう。
「メリーさん! サード! ジャック、2人を助けて!」
マリがジャックにお願いするが、ジャックはマリの側を離れようとしない。
「ご安心下さい陛下。 既に2人を助けるべくあの男が動いております」
ジャックが見る先には空から落ちてくるヨハネの姿があった。
「火の精霊、猛き燃える精霊、古き友の私が願う。 姿を隠した者を照らし哀れな同胞を燃やし救いたまえ、燃ゆる友よ」
ヨハネのかざした手から青い炎が矢となりルミニスと
ファーストとセカンドとフォースを襲う精霊人形達に真っ直ぐ向かう。
『なっ?! まさか、エルフ!? クソぉぉぉぉ!』
青い炎がルミニスに直撃すると、見えなかった姿を現し全身を炎が包む。 そして、そのまま帝城の方へと悶えながら消えていってしまう。
青い炎は精霊人形にも絶大の効果を発揮し、その場で炎に包まれ動かなくなった。
「ルミニス様! 貴様ぁ! ぐあっ?!」
ブラックがヨハネに斬り掛かるが、ヨハネの回し蹴りをくらい処刑台の下へと跳ね飛ばされた。
「「かはっ!」」
ルミニスが青い炎に纏わりつかれ飛び回り始めたお陰で、メリーとサードは解放され地面へと落ちる。
「大丈夫かい? メリーと……君も味方で良いんだよね?」
ヨハネはメリーの無事を確認し、念の為警戒しながらサードの様子を伺う。
「けほっ! キ、キサラギ……彼はサードよ。 大丈夫」
「あぁ、手紙に載ってたメイドだね。 そうか、よろしく頼むよ」
ヨハネはサードの手を握り起き上がらせる。
「ふ~、こちらこそよろしくです~。助かりました~」
「隊長! サード! 大丈夫ですか!」
精霊人形達が動きを止めたお陰で、ファーストとセカンドも処刑台へとたどり着く。
「はっ?! 陛下! ご無事ですか?!」
メリーがマリの無事を確認しに振り返ると、ジャックがマリをお姫様抱っこしていた。
「……ジャック、貴方何をしているのですか」
「ははは! 中々に妬けてしまう場面だね」
メリーはジト目で睨み、ヨハネは笑った。
ファースト達は苦笑いだ。
「違っ!? へ、陛下……歩けますか?」
ジャックが慌ててマリを降ろそうとするが、マリは極度の緊張とストレスから身体に力が入らずぐったりしている。
「あはは……ごめんねちょっと無理かも。 ヨハネ、ジャック……助けに来てくれてありがとう。 メリーさん達もありがとう……無事で良かった~」
「陛下を助けるのは当然です」
ジャックは表情を変えずにヨハネへとマリを受け渡す。
抱きしめるべき恋人なのはヨハネなのだから。
「会いたかったよ……マリ」
「うん、私も会いたかった」
2人が抱きしめ合うのをジャックは俯いて視界に入らないようにしている。 それをメリーがデコピンで叩いた。
「ジャック、今は脱出に集中! 皆集合! 全員で一気に移動します! フォース、フィフス脱出しますよ!」
状況を把握していたフォースとフィフスは既に広場中央へと向かって来ていた。
2人の後ろからは大勢の敵兵士達が追って来ている。
「ありがとうっす! 本当にめちゃくちゃピンチだったっす!」
「なぁ隊長! コレどうしたらいい?」
フィフスは半べそをかき、フォースは気絶してぐったりしているアバン皇帝を片手に引きずったままだ。
「陛下、コレどうします?」
メリーがマリに問うと、マリはゆっくり手で首をかき切るジェスチャーをした。
「ギルティ! エナさんの事と、キャベルの事を考えたら生かしておけないでしょ」
「私も同意見です。 フォース、殺っておしまい」
「あいよ!」
フォースはまるで野菜を摘むときの様に、あっさりとアバン皇帝の首を圧し折り其の辺に投げ捨てた。
己の保身の為に、己の出世の為に、恋人も母親も裏切った小物にピッタリの呆気ない終わりであった。
「魔隠密術影跳びで、外で待機しているスィクスス達の下へと飛びます! 集中しなさい!」
「マジっすか?! まさか、隊長の言ってた脱出プランってコレっす!?」
「面白え! 確かに全員の魔力合わせりゃ可能かもな!」
「フィフス、フォース、隊長の指示に従い集中なさい!」
「うふふ、確かに走って逃げるのは大変そうですね」
「陛下ちゃん~2人のイケメンくんから離れちゃダメだよ~? 最悪、空中に放り出されるからね~」
サードの話を聞いたマリは思わずヨハネとジャックの手を握った。
「へ、陛下!? あ、安全の為ですから……仕方ないですよね!」 「ははは! マリ、私達に任せてくれ。 何故なら、ついさっきも風の精霊に力を借りて吹き飛んで来たばかりだからね」
ヨハネは胸を張って言ったが、どうやら本当にマリを助けるために無茶をしたようだ。
「……え? 2人共、だから空から落ちてきたの? よく無事……ジャック傷だらけじゃん!」
「大砦で時間を食いすぎてね。 ジャックがどうなってもいいから飛ばせと煩さかったんだ。 まぁ、結果的に飛んで良かったよ」
「だ、大丈夫ですから! 陛下! そんなくっつくと危ないですよ!」
3人の様子にフィフスがキレた。
「其処イチャイチャしないで下さいっす! これめちゃくちゃ集中力いるんっすよ?!」
「「「はい、すみません」」」
「行きますよ! 魔隠密術影跳び!」
「「「「「魔隠密術影跳び!」」」」」
兵士達に囲まれていた9名は黒い影に包まれ消えた。
「「あぐっ!」」
突然現れたジャックがマリを救った事でルミニスの怒りは頂点に達した。
さっきまでよりも強く首を締められるメリーとサードは呻く。 後、数秒もすれば2人の首は折れて死ぬだろう。
「メリーさん! サード! ジャック、2人を助けて!」
マリがジャックにお願いするが、ジャックはマリの側を離れようとしない。
「ご安心下さい陛下。 既に2人を助けるべくあの男が動いております」
ジャックが見る先には空から落ちてくるヨハネの姿があった。
「火の精霊、猛き燃える精霊、古き友の私が願う。 姿を隠した者を照らし哀れな同胞を燃やし救いたまえ、燃ゆる友よ」
ヨハネのかざした手から青い炎が矢となりルミニスと
ファーストとセカンドとフォースを襲う精霊人形達に真っ直ぐ向かう。
『なっ?! まさか、エルフ!? クソぉぉぉぉ!』
青い炎がルミニスに直撃すると、見えなかった姿を現し全身を炎が包む。 そして、そのまま帝城の方へと悶えながら消えていってしまう。
青い炎は精霊人形にも絶大の効果を発揮し、その場で炎に包まれ動かなくなった。
「ルミニス様! 貴様ぁ! ぐあっ?!」
ブラックがヨハネに斬り掛かるが、ヨハネの回し蹴りをくらい処刑台の下へと跳ね飛ばされた。
「「かはっ!」」
ルミニスが青い炎に纏わりつかれ飛び回り始めたお陰で、メリーとサードは解放され地面へと落ちる。
「大丈夫かい? メリーと……君も味方で良いんだよね?」
ヨハネはメリーの無事を確認し、念の為警戒しながらサードの様子を伺う。
「けほっ! キ、キサラギ……彼はサードよ。 大丈夫」
「あぁ、手紙に載ってたメイドだね。 そうか、よろしく頼むよ」
ヨハネはサードの手を握り起き上がらせる。
「ふ~、こちらこそよろしくです~。助かりました~」
「隊長! サード! 大丈夫ですか!」
精霊人形達が動きを止めたお陰で、ファーストとセカンドも処刑台へとたどり着く。
「はっ?! 陛下! ご無事ですか?!」
メリーがマリの無事を確認しに振り返ると、ジャックがマリをお姫様抱っこしていた。
「……ジャック、貴方何をしているのですか」
「ははは! 中々に妬けてしまう場面だね」
メリーはジト目で睨み、ヨハネは笑った。
ファースト達は苦笑いだ。
「違っ!? へ、陛下……歩けますか?」
ジャックが慌ててマリを降ろそうとするが、マリは極度の緊張とストレスから身体に力が入らずぐったりしている。
「あはは……ごめんねちょっと無理かも。 ヨハネ、ジャック……助けに来てくれてありがとう。 メリーさん達もありがとう……無事で良かった~」
「陛下を助けるのは当然です」
ジャックは表情を変えずにヨハネへとマリを受け渡す。
抱きしめるべき恋人なのはヨハネなのだから。
「会いたかったよ……マリ」
「うん、私も会いたかった」
2人が抱きしめ合うのをジャックは俯いて視界に入らないようにしている。 それをメリーがデコピンで叩いた。
「ジャック、今は脱出に集中! 皆集合! 全員で一気に移動します! フォース、フィフス脱出しますよ!」
状況を把握していたフォースとフィフスは既に広場中央へと向かって来ていた。
2人の後ろからは大勢の敵兵士達が追って来ている。
「ありがとうっす! 本当にめちゃくちゃピンチだったっす!」
「なぁ隊長! コレどうしたらいい?」
フィフスは半べそをかき、フォースは気絶してぐったりしているアバン皇帝を片手に引きずったままだ。
「陛下、コレどうします?」
メリーがマリに問うと、マリはゆっくり手で首をかき切るジェスチャーをした。
「ギルティ! エナさんの事と、キャベルの事を考えたら生かしておけないでしょ」
「私も同意見です。 フォース、殺っておしまい」
「あいよ!」
フォースはまるで野菜を摘むときの様に、あっさりとアバン皇帝の首を圧し折り其の辺に投げ捨てた。
己の保身の為に、己の出世の為に、恋人も母親も裏切った小物にピッタリの呆気ない終わりであった。
「魔隠密術影跳びで、外で待機しているスィクスス達の下へと飛びます! 集中しなさい!」
「マジっすか?! まさか、隊長の言ってた脱出プランってコレっす!?」
「面白え! 確かに全員の魔力合わせりゃ可能かもな!」
「フィフス、フォース、隊長の指示に従い集中なさい!」
「うふふ、確かに走って逃げるのは大変そうですね」
「陛下ちゃん~2人のイケメンくんから離れちゃダメだよ~? 最悪、空中に放り出されるからね~」
サードの話を聞いたマリは思わずヨハネとジャックの手を握った。
「へ、陛下!? あ、安全の為ですから……仕方ないですよね!」 「ははは! マリ、私達に任せてくれ。 何故なら、ついさっきも風の精霊に力を借りて吹き飛んで来たばかりだからね」
ヨハネは胸を張って言ったが、どうやら本当にマリを助けるために無茶をしたようだ。
「……え? 2人共、だから空から落ちてきたの? よく無事……ジャック傷だらけじゃん!」
「大砦で時間を食いすぎてね。 ジャックがどうなってもいいから飛ばせと煩さかったんだ。 まぁ、結果的に飛んで良かったよ」
「だ、大丈夫ですから! 陛下! そんなくっつくと危ないですよ!」
3人の様子にフィフスがキレた。
「其処イチャイチャしないで下さいっす! これめちゃくちゃ集中力いるんっすよ?!」
「「「はい、すみません」」」
「行きますよ! 魔隠密術影跳び!」
「「「「「魔隠密術影跳び!」」」」」
兵士達に囲まれていた9名は黒い影に包まれ消えた。
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