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「アマネ様、どこに向かいましょうか?」
シルヴァンの馬に乗せてもらい、先を急ぐ。
残念ながら、私は乗馬ができなかった。
デュドネたちの出鼻を挫いて、さっさと城から逃げ出せたが。落ち着いたら、追いかけて来るかもしれない。そんなの、堪ったもんじゃない。
派手な聖女の衣装は脱いで、シルヴァンが隠しておいてくれた、私の新品の服に着替えた。多少は目立つが、ドレスよりは平民ぽい……はず。
「そうね、とりあえずはこの国を出ましょう。あの時から、まだ八年しか経っていないなら、そこまで変わってはないと思うわ」
まさか、それだけしか時が経っていないとは驚いた。今の私は亡くなった年齢と同じ十八歳で、シルヴァンは二十六歳だった。
召喚の仕組みは私にはわからないが、時間の流れが違うらしい。
でもまあ、そのくらいの歳の差ですんで良かったと思う。
「本当に冒険者になるのですか?」
「シルヴァンは嫌?」
「いいえ。アマネ様と一緒なら、地の果てでも構いません」
背中にシルヴァンの体温を感じ、本当はドキドキが止まらないが平静を装う。
「そ、それなら良かったわ。もしかしたら、どこかに願いを叶えてくれる龍とかいそうじゃない?」
「何ですか、それは?」
「ふふ、言ってみただけよ」
叶うかわからないけど、いつか雨音の家族にシルヴァンを紹介する。
そんな夢みたいなことを、こっそり考えていた。
シルヴァンの馬に乗せてもらい、先を急ぐ。
残念ながら、私は乗馬ができなかった。
デュドネたちの出鼻を挫いて、さっさと城から逃げ出せたが。落ち着いたら、追いかけて来るかもしれない。そんなの、堪ったもんじゃない。
派手な聖女の衣装は脱いで、シルヴァンが隠しておいてくれた、私の新品の服に着替えた。多少は目立つが、ドレスよりは平民ぽい……はず。
「そうね、とりあえずはこの国を出ましょう。あの時から、まだ八年しか経っていないなら、そこまで変わってはないと思うわ」
まさか、それだけしか時が経っていないとは驚いた。今の私は亡くなった年齢と同じ十八歳で、シルヴァンは二十六歳だった。
召喚の仕組みは私にはわからないが、時間の流れが違うらしい。
でもまあ、そのくらいの歳の差ですんで良かったと思う。
「本当に冒険者になるのですか?」
「シルヴァンは嫌?」
「いいえ。アマネ様と一緒なら、地の果てでも構いません」
背中にシルヴァンの体温を感じ、本当はドキドキが止まらないが平静を装う。
「そ、それなら良かったわ。もしかしたら、どこかに願いを叶えてくれる龍とかいそうじゃない?」
「何ですか、それは?」
「ふふ、言ってみただけよ」
叶うかわからないけど、いつか雨音の家族にシルヴァンを紹介する。
そんな夢みたいなことを、こっそり考えていた。
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