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言われたくなかった言葉
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マリと二人の帰路。二人とも無言で歩いていた。
当然いつものようにバカな話をする気分では無い。
暑さが更に口を重たくさせる。
今日は七月に入ったばかりだというのに暑かった。
暑さがまとわりついて口だけではなく全身が重い。今すぐうずくまりたい。
マリが隣にいなければ、人目が無ければうずくまってしまったかもしれない。
「……残念だったね」
唐突にマリがつぶやいた。なんとか反応する。
「……うん」
「……なにがダメだったんだろうね」
「あのさ」
「ん?」
マリにまだ少し赤い目を向けられる。視線を逸らしながら体を反転させる。
「部室に忘れ物したから先に帰っててくれる?」
「……うん」
「じゃ、バイバイ」
マリの顔を見ずに軽く手を挙げて別れた。
来た道を戻り部室に向かう。
忘れ物なんて嘘。「……なにがダメだったんだろうね」という言葉に心臓が凍り付いた。
その言葉から逃げたかっただけ。いい訳だけはすぐに出た。呆れる。
なにがダメだった? 決まっている。私の曲だ。それ以外は完璧だった。
私の曲だけがダメだった。
どす黒い感情が湧きだしてくる。
私、いない方がいい?
いたら皆が気を使ってまた私の曲を使う。そしたら同じことを繰り返すだけ。
私なんて、いない方がいい。
そんな考えが頭の中にチラつく。
その考えと、うずくまりたい気持ちを振り払うために、早足で学校に戻ってきた。
上履きを下駄箱から引きずり出し、床に放り投げる。
「ぼん」と床に叩きつけられた音が、いつもより大きくて耳障りだった。
そして部室の前、鍵を開ける。やっぱりとても重たい。
いつもは全く意識していない引き戸の扉もとても重たい。
自分一人が通り抜けられるだけ開けて、部室に身を滑り込ませた。
部室の中はいつもと変わらないほんの僅かな畳の香り。
いつもならとりあえず電気をつけるけど、つけなかった。明かりが必要なことをしないから。
部室の中央まで行って、ようやく少し安心できた。
重かったカバンを畳の上に置いて、あまりつくことのない溜息を大きくつく。
「はぁー……」
少し心が軽くなったように思えた。
「ユカ」
「わ」
驚いた。マリが部室前の廊下にいた。
部室の扉を閉めるのを忘れてしまっていた。
少し息を切らせているマリに問いかける。
「ビックリした。なに? マリも忘れ物?」
「ううん……そうじゃないけど」
言いながら部室に入ってくる。マリも扉を閉めるのを忘れていた。
「じゃあどうしたの?」
「うん……」
マリにしては歯切れが悪い。まだ少し赤い目を合わせようとしない。
少し沈黙が流れ、マリは息が整うと、ようやく目を合わせて言った。
「あのさ……ユカのせいじゃないからね」
言われたくなかった言葉だった。
バレていた。私のことに関しては無駄に察しのいいマリは更に続ける。
「チハルちゃんも言ってたけど、バンドとしての結果なんだから」
何も返せなかった。返したら取り返しがつかなくなるような気がして。
私の沈黙にマリが心配そうに一歩近づいた。
「ユカ?」
「違う」
「え?」
しまった。近づかれるのが嫌で本音がこぼれてしまった。
一度こぼれ落ちてしまったら、急にどうでもよくなってしまった。
もういい、全部言ってしまえ。
「違うよ。全部私のせいだ」
「そんなことないよ」
「曲が悪いからダメだった」
「そんなことないって」
マリの表情には心配に苦痛が混じっていく。それでも続ける。
「そんなこと最初から分かってたのに。ちゃんと毎日『私の曲なんかじゃ無理だからねー』って言い続ければよかった。そうすれば皆のショックも軽くて済んだのにね」
「やめて」
止められたのを無視する。
「いや違うか。最初から私の曲なんか使わせなければよかったんだ。それなのにおだてられていい気になってさ、自分でダメだって分かってたくせに。バカみたい。ホント酷い奴だよ」
「やめて!!」
マリの大声にビクッとしてしまった。今まで一度もマリからこんな大声は聞いたことはなかった。
マリの顔にはハッキリと怒りが浮かんでいたが、すぐに心配の表情に戻った。そして言葉を続けた。
「なんでそんなこと言うの? 誰もそんなこと思ってないのに」
「そんなこと分かってるよ。でもそれは皆が分かってないからでしょ。曲の大事さを誰も分かってなかった」
「皆ユカの曲好きって言ってるじゃん」
「だから分かってないからだって。お友達補正って言ったでしょ」
「そんなことない」
「あるって。私が一年以上前に上げた動画の再生数は百がいいとこだよ? それなのに皆の動画は一か月でもう二万。どれだけ曲が足引っ張ったんだろうね。笑っちゃうよ」
そう、私が内緒で投稿していたオリジナル曲と皆の動画の再生数は大きく差が開いていた。
これが予選登録した翌日に気付いた懸念。
「そんなのたまたまだよ」
マリが理屈にならない言葉で庇うが、まだ私のせいだという根拠はあった。
「十六位のグループ知ってる? ギターとカホンの二人組。ボーカルも演奏も皆の方が勝ってる。ルックスも絶対皆の方が可愛い。なのに負けた。これ曲のせい以外ある?」
さっき見た十六位のグループには見覚えがあった。これも予選登録した日に見ていた。
性格が悪い、と思われてしまうかもしれないが、言った通りの理由でこのグループには勝てると思っていた。
ただ私の曲の悪さだけが誤算だった。
「たまたまだよ」
「理屈で説明してよ。マリの言ってること全部感情論じゃん。それってお友達補正としか言えないから」
マリは理屈で返せないので黙ってしまった。少しの沈黙の後、私は続けて言った。
「全部が曲のせいだって言ってる。曲が悪い。つまり私のせい」
「……なんなの、曲のせい曲のせいって。曲が良ければ一位になれるの?」
マリは顔をしかめていた。本当に不快そうに。この表情も初めて見た。
「可能性はあるよ」
「じゃあ私達が頑張って練習したのも無意味なの?」
意味不明なこと言われた。いくらなんでも飛躍し過ぎだ。
「は? そんなこと言ってないじゃん」
「言ってるようなもんじゃん」
「いや言ってないでしょ。重さの話をしてんの」
「私達の頑張りは軽いんだ」
「だからそんなこと言ってないって」
「私達がやってきたことが軽いみたいに言わないでよ」
訳の分からない話に付き合いたくない。早く話を終わらせたい。
「もうなんでもいいけどさ、結果が全てでしょ」
「じゃあ私達がやってきたことは無意味なの?」
しつこい。いい加減頭に来る。早く黙らせたい。
「……無意味より悪いんじゃないの」
「なにそれ……それは流石に酷いよ」
マリは眉を吊り上げて怒りを露わにした。
私も同じようなものかもしれない。
「だってそうでしょ。皆あんなに泣いちゃってさ」
「でも無意味なんかじゃない! ずっと楽しかったじゃん!!」
急に怒鳴りつけられまたビクッとしてしまった。
「だからなに!? それ以上に悲しいの! 悔しいの! 苦しいの! 皆を泣かせちゃったことが!」
怒鳴り返した。
今度はマリがビクッとした。溜息交じりに言葉を続ける。
「皆を泣かせちゃった。それが全部私のせいだと思うと苦しくて仕方ない」
「だからユカのせいじゃないって!」
「その話はもういい。理屈で説明できないでしょ」
「理屈なんて知らない! みんなユカのせいだなんて思ってないし、ユカのせいじゃない!」
本当にしつこい。やっぱりさっきチラついた考えは正しい。
私がいる限り、私の曲を使おうとする。理屈ではなく感情で。それで上手くいく訳がない。
部活を辞めてしまえばいい。そうすれば私の曲を使う理由が無くなる。
私の曲なんかを使わなければ、皆ならきっと次こそ本選出場出来る。
責任も取れるし、いい口実になる。
「もういいって。私は責任取って部活を――」
――辞める。
最後まで言えなかった。
マリが一気に泣きそうになったから。私が何を言おうとしているか、察したんだろう。
危なかった。言っていたら絶対に泣かせてしまった。
でも、もう限界だ。すぐに離れて欲しい。続けて言った。
「感情論で同じこと言うなら出て行って」
「やだ」
マリは目に涙を溜めていたが拒否した。
「あっそ、じゃあいいよ。私が出ていくから」
カバンを雑に持ち上げて部室から出ようとする。
マリの横を通り過ぎると、付いてきた。
「ユカ」
廊下に出た辺りで言いながら袖を掴まれた。
それが引き金になって限界を超えてしまった。
手を振り払い、振り返り、怒鳴りつける。
「付いてこないで!!」
マリの目から涙がこぼれた。
こぼれるのを我慢してるようにも見えるが、涙はもう止まらなかった。
またやってしまった。
一番大事な親友を、泣かせたくない親友を、泣かせてしまった。それも日に二度も。
なにも言えなかった。もう顔も見られない。
振り返って足早に部室から離れた。
今度は付いてこなかった。
当然いつものようにバカな話をする気分では無い。
暑さが更に口を重たくさせる。
今日は七月に入ったばかりだというのに暑かった。
暑さがまとわりついて口だけではなく全身が重い。今すぐうずくまりたい。
マリが隣にいなければ、人目が無ければうずくまってしまったかもしれない。
「……残念だったね」
唐突にマリがつぶやいた。なんとか反応する。
「……うん」
「……なにがダメだったんだろうね」
「あのさ」
「ん?」
マリにまだ少し赤い目を向けられる。視線を逸らしながら体を反転させる。
「部室に忘れ物したから先に帰っててくれる?」
「……うん」
「じゃ、バイバイ」
マリの顔を見ずに軽く手を挙げて別れた。
来た道を戻り部室に向かう。
忘れ物なんて嘘。「……なにがダメだったんだろうね」という言葉に心臓が凍り付いた。
その言葉から逃げたかっただけ。いい訳だけはすぐに出た。呆れる。
なにがダメだった? 決まっている。私の曲だ。それ以外は完璧だった。
私の曲だけがダメだった。
どす黒い感情が湧きだしてくる。
私、いない方がいい?
いたら皆が気を使ってまた私の曲を使う。そしたら同じことを繰り返すだけ。
私なんて、いない方がいい。
そんな考えが頭の中にチラつく。
その考えと、うずくまりたい気持ちを振り払うために、早足で学校に戻ってきた。
上履きを下駄箱から引きずり出し、床に放り投げる。
「ぼん」と床に叩きつけられた音が、いつもより大きくて耳障りだった。
そして部室の前、鍵を開ける。やっぱりとても重たい。
いつもは全く意識していない引き戸の扉もとても重たい。
自分一人が通り抜けられるだけ開けて、部室に身を滑り込ませた。
部室の中はいつもと変わらないほんの僅かな畳の香り。
いつもならとりあえず電気をつけるけど、つけなかった。明かりが必要なことをしないから。
部室の中央まで行って、ようやく少し安心できた。
重かったカバンを畳の上に置いて、あまりつくことのない溜息を大きくつく。
「はぁー……」
少し心が軽くなったように思えた。
「ユカ」
「わ」
驚いた。マリが部室前の廊下にいた。
部室の扉を閉めるのを忘れてしまっていた。
少し息を切らせているマリに問いかける。
「ビックリした。なに? マリも忘れ物?」
「ううん……そうじゃないけど」
言いながら部室に入ってくる。マリも扉を閉めるのを忘れていた。
「じゃあどうしたの?」
「うん……」
マリにしては歯切れが悪い。まだ少し赤い目を合わせようとしない。
少し沈黙が流れ、マリは息が整うと、ようやく目を合わせて言った。
「あのさ……ユカのせいじゃないからね」
言われたくなかった言葉だった。
バレていた。私のことに関しては無駄に察しのいいマリは更に続ける。
「チハルちゃんも言ってたけど、バンドとしての結果なんだから」
何も返せなかった。返したら取り返しがつかなくなるような気がして。
私の沈黙にマリが心配そうに一歩近づいた。
「ユカ?」
「違う」
「え?」
しまった。近づかれるのが嫌で本音がこぼれてしまった。
一度こぼれ落ちてしまったら、急にどうでもよくなってしまった。
もういい、全部言ってしまえ。
「違うよ。全部私のせいだ」
「そんなことないよ」
「曲が悪いからダメだった」
「そんなことないって」
マリの表情には心配に苦痛が混じっていく。それでも続ける。
「そんなこと最初から分かってたのに。ちゃんと毎日『私の曲なんかじゃ無理だからねー』って言い続ければよかった。そうすれば皆のショックも軽くて済んだのにね」
「やめて」
止められたのを無視する。
「いや違うか。最初から私の曲なんか使わせなければよかったんだ。それなのにおだてられていい気になってさ、自分でダメだって分かってたくせに。バカみたい。ホント酷い奴だよ」
「やめて!!」
マリの大声にビクッとしてしまった。今まで一度もマリからこんな大声は聞いたことはなかった。
マリの顔にはハッキリと怒りが浮かんでいたが、すぐに心配の表情に戻った。そして言葉を続けた。
「なんでそんなこと言うの? 誰もそんなこと思ってないのに」
「そんなこと分かってるよ。でもそれは皆が分かってないからでしょ。曲の大事さを誰も分かってなかった」
「皆ユカの曲好きって言ってるじゃん」
「だから分かってないからだって。お友達補正って言ったでしょ」
「そんなことない」
「あるって。私が一年以上前に上げた動画の再生数は百がいいとこだよ? それなのに皆の動画は一か月でもう二万。どれだけ曲が足引っ張ったんだろうね。笑っちゃうよ」
そう、私が内緒で投稿していたオリジナル曲と皆の動画の再生数は大きく差が開いていた。
これが予選登録した翌日に気付いた懸念。
「そんなのたまたまだよ」
マリが理屈にならない言葉で庇うが、まだ私のせいだという根拠はあった。
「十六位のグループ知ってる? ギターとカホンの二人組。ボーカルも演奏も皆の方が勝ってる。ルックスも絶対皆の方が可愛い。なのに負けた。これ曲のせい以外ある?」
さっき見た十六位のグループには見覚えがあった。これも予選登録した日に見ていた。
性格が悪い、と思われてしまうかもしれないが、言った通りの理由でこのグループには勝てると思っていた。
ただ私の曲の悪さだけが誤算だった。
「たまたまだよ」
「理屈で説明してよ。マリの言ってること全部感情論じゃん。それってお友達補正としか言えないから」
マリは理屈で返せないので黙ってしまった。少しの沈黙の後、私は続けて言った。
「全部が曲のせいだって言ってる。曲が悪い。つまり私のせい」
「……なんなの、曲のせい曲のせいって。曲が良ければ一位になれるの?」
マリは顔をしかめていた。本当に不快そうに。この表情も初めて見た。
「可能性はあるよ」
「じゃあ私達が頑張って練習したのも無意味なの?」
意味不明なこと言われた。いくらなんでも飛躍し過ぎだ。
「は? そんなこと言ってないじゃん」
「言ってるようなもんじゃん」
「いや言ってないでしょ。重さの話をしてんの」
「私達の頑張りは軽いんだ」
「だからそんなこと言ってないって」
「私達がやってきたことが軽いみたいに言わないでよ」
訳の分からない話に付き合いたくない。早く話を終わらせたい。
「もうなんでもいいけどさ、結果が全てでしょ」
「じゃあ私達がやってきたことは無意味なの?」
しつこい。いい加減頭に来る。早く黙らせたい。
「……無意味より悪いんじゃないの」
「なにそれ……それは流石に酷いよ」
マリは眉を吊り上げて怒りを露わにした。
私も同じようなものかもしれない。
「だってそうでしょ。皆あんなに泣いちゃってさ」
「でも無意味なんかじゃない! ずっと楽しかったじゃん!!」
急に怒鳴りつけられまたビクッとしてしまった。
「だからなに!? それ以上に悲しいの! 悔しいの! 苦しいの! 皆を泣かせちゃったことが!」
怒鳴り返した。
今度はマリがビクッとした。溜息交じりに言葉を続ける。
「皆を泣かせちゃった。それが全部私のせいだと思うと苦しくて仕方ない」
「だからユカのせいじゃないって!」
「その話はもういい。理屈で説明できないでしょ」
「理屈なんて知らない! みんなユカのせいだなんて思ってないし、ユカのせいじゃない!」
本当にしつこい。やっぱりさっきチラついた考えは正しい。
私がいる限り、私の曲を使おうとする。理屈ではなく感情で。それで上手くいく訳がない。
部活を辞めてしまえばいい。そうすれば私の曲を使う理由が無くなる。
私の曲なんかを使わなければ、皆ならきっと次こそ本選出場出来る。
責任も取れるし、いい口実になる。
「もういいって。私は責任取って部活を――」
――辞める。
最後まで言えなかった。
マリが一気に泣きそうになったから。私が何を言おうとしているか、察したんだろう。
危なかった。言っていたら絶対に泣かせてしまった。
でも、もう限界だ。すぐに離れて欲しい。続けて言った。
「感情論で同じこと言うなら出て行って」
「やだ」
マリは目に涙を溜めていたが拒否した。
「あっそ、じゃあいいよ。私が出ていくから」
カバンを雑に持ち上げて部室から出ようとする。
マリの横を通り過ぎると、付いてきた。
「ユカ」
廊下に出た辺りで言いながら袖を掴まれた。
それが引き金になって限界を超えてしまった。
手を振り払い、振り返り、怒鳴りつける。
「付いてこないで!!」
マリの目から涙がこぼれた。
こぼれるのを我慢してるようにも見えるが、涙はもう止まらなかった。
またやってしまった。
一番大事な親友を、泣かせたくない親友を、泣かせてしまった。それも日に二度も。
なにも言えなかった。もう顔も見られない。
振り返って足早に部室から離れた。
今度は付いてこなかった。
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