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放送室からの告白
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十一月上旬、放送部から依頼された放送出演の当日のお昼。シオリとチハルは放送室へ行った。
マリとサナエと私は部室のコタツの指定席で放送が始まるのを待っていた。放送開始はもうすぐ。
「うぅ……緊張する……」
「なんでユカが緊張するの」
マリが苦笑交じりに言う。
「だってさぁ……」
「この放送で失敗しても些末なことだろ」
「分かってるけどさぁ……」
サナエにも呆れたように言われたけど、緊張は止められない。
こちとらヘタレであがり症だ。シオリは大丈夫かな。
部室の校内スピーカーからジングルが流れてきてビクリとしてしまう。
流れると分かっていたはずなのに。
「お、始まったー」
マリは放送を楽しみにしていたので嬉しそう。
続けて放送部部員と思われる声が流れる。
『放送部がお送りします。昼飯タイム・ラプソディー。この番組は毎月十五日のお昼休みに放送することになりました。校内の疑問、質問を解決したり、ホットな情報をお届けする番組です。ちなみに番組名のラプソディーに深い意味はありませーん。雰囲気でつけましたー』
明るく聞きやすい、けどちょっと特徴的な女子の声。聞き覚えがあるような気がする声だった。
サナエが校内スピーカーに向けて半ギレする。
「前振りあんのかよ! はよ二人を出せ! 早送りだ!」
「分かる」
早く二人を出して欲しい。マリはまた苦笑した。
「無理だから。二人はホットな情報をお届けするコーナーに出るって言ってたね」
「それっていつ頃だ?」
「多分後半だと思うよ」
「出たら起こしてくれ」
「寝るな」
マリのツッコミを無視してサナエはコタツに身体を深く入れて寝る体制に入った。
それからしばらくはあまり興味が出ない放送が続いた。マリは楽しく聞いているようだったけど。
そしてニ十分後。
『ではここでホットな情報をお届けするコーナー、明音インフォメーションをお送りします。今回は我が校の誇る軽音部のバンド、リコルリエからお二人が来てくれましたー』
「やっと来たか!」
サナエはガバリと起き上がった。起きてた。
『こんにちはー! リコルリエ、ギターのチハルと』
『ベースのシオリです』
『よろしくお願いしまーす!』
二人の声がスピーカーから流れてきて嬉しくなる。
この挨拶は放送までに練習していたものだ。
「練習通りだね」
「芸人のような安定感」
マリと目を合わせて笑う。
『はいよろしくお願いしまーす! 軽音部と言えば今年復活したばかりでしたよね?』
『はい! 四月に部員勧誘をして、DTM部と合併する形で設立しました!』
『DTM部ってなんでしたっけ?』
放送部がタハハと笑った。別にDTMの知名度が欲しい訳じゃないけど、やっぱり少し寂しい。
『デスクトップ・ミュージックの略です。パソコンで作曲することです』
『あーそうなんですね、軽音部の曲もそれで作ってるんですか?』
『はい! メンバーのユカリがめっちゃいい曲を作ってくれるので、是非皆さん聞いて下さい!』
「ナイス!」
マリはチハル私の曲の宣伝をしてくれたことを喜んだけど、恥ずかしかった。
私の話題なんて出さなくていいのに。頬が熱くなってきた。
『どこで聞けるんです?』
『動画サイトに投稿しているので、リコルリエで検索してみて下さい! 私達のバンド名です!』
『分かりましたー。皆さん是非聞いてみて下さい。っていうか放送部が流せよ』
放送部自分にツッコミを入れてタハハと笑った。今度はチハルも笑っているのが聞こえる。
『今度音源持ってくるので、是非お願いします』
『はい、お願いします。なんで今流す発想が無かったかなぁ』
放送部が笑いながら首を捻っている様子が目に浮かぶ。
『そんな軽音部ですが、シオリさんが一番に入部したんですよね?』
『はい』
話を振られたシオリが喋った。緊張してしまう。
『前からバンドとかやってたんですか?』
『いえ、楽器の経験は無かったんですけど、自分を変えたくて始めました』
『自分に不満があったんですか?』
『はい。喋るのが苦手なので、それを改善したくて』
「そうだったんだ」
マリは驚いていた。私以外には話していなかったんだろう。私も数日前に言われたばかりだったけど。
『そうなんですねー。そういえば文化祭の時、覚えてます? ステージで司会してたの私なんですよ』
『全く覚えていません。頭が真っ白になってしまったので。ごめんなさい』
『いえいえ、あの時は私も配慮が足りなくて謝りたかったんです。ごめんなさい』
『いえ、完全に私の問題です。メンバーと、見に来て下さった皆さんに申し訳ないと思っています』
『でもアレ一部では好評だったみたいですよ。堂々としたパフォーマンスの後に震えて喋れなくなる一年生。守ってやりてぇ。という上級生のお姉さまが発生しているらしいです』
『ちょっとよく分かりません』
放送室で笑いが起きているのが聞こえる。
ヒヤリとした話題だったけど、緊張感が増す前にシオリはスラスラと答えていて安心した。
その後、放送は問題無く進んだ。
時折シオリがフフフっと笑っているのも聞こえて心底安心した。よかった~。
そして放送終了間際、放送部が締めに入った。
『お二人とも、ありがとうございました~! では最後に、一言ずつお願いします!』
『はい、私達リコルリエはガルテナというアマチュアガールズバンド日本一を決める大会に出場します! 十二月一日からからネット投票による予選が始まるので、よければ応援をよろしくお願いします!』
「流石だな」
「抜け目ないね」
チハルの宣伝にニヤリとしたサナエ。それに頷いて同意した。
次はシオリが締めの挨拶。
『リコルリエの皆に伝えたいことがあります』
一瞬間が空いたけど、もう不安は無かった。シオリは少しだけ明るく続けた。
『私は、多分、皆が思ってるよりずっと、皆に感謝してる。本当にありがとう。大好きだよ』
普段のシオリなら絶対に言わないセリフ。
唐突で驚いたけど、なにか期するものがあったんだろう。
放送室から、全校生徒を証人とするような告白だった。
思わず頬が緩んでしまう。マリもサナエと目を合わせると二人ともデレデレしていた。
きっと放送室のチハルもそうに違いない。
そうして、放送部からの依頼は無事に完了した。
マリとサナエと私は部室のコタツの指定席で放送が始まるのを待っていた。放送開始はもうすぐ。
「うぅ……緊張する……」
「なんでユカが緊張するの」
マリが苦笑交じりに言う。
「だってさぁ……」
「この放送で失敗しても些末なことだろ」
「分かってるけどさぁ……」
サナエにも呆れたように言われたけど、緊張は止められない。
こちとらヘタレであがり症だ。シオリは大丈夫かな。
部室の校内スピーカーからジングルが流れてきてビクリとしてしまう。
流れると分かっていたはずなのに。
「お、始まったー」
マリは放送を楽しみにしていたので嬉しそう。
続けて放送部部員と思われる声が流れる。
『放送部がお送りします。昼飯タイム・ラプソディー。この番組は毎月十五日のお昼休みに放送することになりました。校内の疑問、質問を解決したり、ホットな情報をお届けする番組です。ちなみに番組名のラプソディーに深い意味はありませーん。雰囲気でつけましたー』
明るく聞きやすい、けどちょっと特徴的な女子の声。聞き覚えがあるような気がする声だった。
サナエが校内スピーカーに向けて半ギレする。
「前振りあんのかよ! はよ二人を出せ! 早送りだ!」
「分かる」
早く二人を出して欲しい。マリはまた苦笑した。
「無理だから。二人はホットな情報をお届けするコーナーに出るって言ってたね」
「それっていつ頃だ?」
「多分後半だと思うよ」
「出たら起こしてくれ」
「寝るな」
マリのツッコミを無視してサナエはコタツに身体を深く入れて寝る体制に入った。
それからしばらくはあまり興味が出ない放送が続いた。マリは楽しく聞いているようだったけど。
そしてニ十分後。
『ではここでホットな情報をお届けするコーナー、明音インフォメーションをお送りします。今回は我が校の誇る軽音部のバンド、リコルリエからお二人が来てくれましたー』
「やっと来たか!」
サナエはガバリと起き上がった。起きてた。
『こんにちはー! リコルリエ、ギターのチハルと』
『ベースのシオリです』
『よろしくお願いしまーす!』
二人の声がスピーカーから流れてきて嬉しくなる。
この挨拶は放送までに練習していたものだ。
「練習通りだね」
「芸人のような安定感」
マリと目を合わせて笑う。
『はいよろしくお願いしまーす! 軽音部と言えば今年復活したばかりでしたよね?』
『はい! 四月に部員勧誘をして、DTM部と合併する形で設立しました!』
『DTM部ってなんでしたっけ?』
放送部がタハハと笑った。別にDTMの知名度が欲しい訳じゃないけど、やっぱり少し寂しい。
『デスクトップ・ミュージックの略です。パソコンで作曲することです』
『あーそうなんですね、軽音部の曲もそれで作ってるんですか?』
『はい! メンバーのユカリがめっちゃいい曲を作ってくれるので、是非皆さん聞いて下さい!』
「ナイス!」
マリはチハル私の曲の宣伝をしてくれたことを喜んだけど、恥ずかしかった。
私の話題なんて出さなくていいのに。頬が熱くなってきた。
『どこで聞けるんです?』
『動画サイトに投稿しているので、リコルリエで検索してみて下さい! 私達のバンド名です!』
『分かりましたー。皆さん是非聞いてみて下さい。っていうか放送部が流せよ』
放送部自分にツッコミを入れてタハハと笑った。今度はチハルも笑っているのが聞こえる。
『今度音源持ってくるので、是非お願いします』
『はい、お願いします。なんで今流す発想が無かったかなぁ』
放送部が笑いながら首を捻っている様子が目に浮かぶ。
『そんな軽音部ですが、シオリさんが一番に入部したんですよね?』
『はい』
話を振られたシオリが喋った。緊張してしまう。
『前からバンドとかやってたんですか?』
『いえ、楽器の経験は無かったんですけど、自分を変えたくて始めました』
『自分に不満があったんですか?』
『はい。喋るのが苦手なので、それを改善したくて』
「そうだったんだ」
マリは驚いていた。私以外には話していなかったんだろう。私も数日前に言われたばかりだったけど。
『そうなんですねー。そういえば文化祭の時、覚えてます? ステージで司会してたの私なんですよ』
『全く覚えていません。頭が真っ白になってしまったので。ごめんなさい』
『いえいえ、あの時は私も配慮が足りなくて謝りたかったんです。ごめんなさい』
『いえ、完全に私の問題です。メンバーと、見に来て下さった皆さんに申し訳ないと思っています』
『でもアレ一部では好評だったみたいですよ。堂々としたパフォーマンスの後に震えて喋れなくなる一年生。守ってやりてぇ。という上級生のお姉さまが発生しているらしいです』
『ちょっとよく分かりません』
放送室で笑いが起きているのが聞こえる。
ヒヤリとした話題だったけど、緊張感が増す前にシオリはスラスラと答えていて安心した。
その後、放送は問題無く進んだ。
時折シオリがフフフっと笑っているのも聞こえて心底安心した。よかった~。
そして放送終了間際、放送部が締めに入った。
『お二人とも、ありがとうございました~! では最後に、一言ずつお願いします!』
『はい、私達リコルリエはガルテナというアマチュアガールズバンド日本一を決める大会に出場します! 十二月一日からからネット投票による予選が始まるので、よければ応援をよろしくお願いします!』
「流石だな」
「抜け目ないね」
チハルの宣伝にニヤリとしたサナエ。それに頷いて同意した。
次はシオリが締めの挨拶。
『リコルリエの皆に伝えたいことがあります』
一瞬間が空いたけど、もう不安は無かった。シオリは少しだけ明るく続けた。
『私は、多分、皆が思ってるよりずっと、皆に感謝してる。本当にありがとう。大好きだよ』
普段のシオリなら絶対に言わないセリフ。
唐突で驚いたけど、なにか期するものがあったんだろう。
放送室から、全校生徒を証人とするような告白だった。
思わず頬が緩んでしまう。マリもサナエと目を合わせると二人ともデレデレしていた。
きっと放送室のチハルもそうに違いない。
そうして、放送部からの依頼は無事に完了した。
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