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〈雑談〉ショボい真相
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一月上旬、冬休みも終わり学校も始まっていた。
夜に自室の机でパソコンを操作する。
動画サイト密かに上げていた自分のボカロ曲を聞きながら考えていた。
なにかおかしい。
確かにマリの歌も皆の演奏も上手い。オマケに可愛い。
でも私のボカロ曲の動画の再生数と差が開きすぎてる。
予選を突破できるくらいなら私の曲はそこまで悪くないはず。
ユーザーページにもリコルのメンバーって書いたのに全く再生数は伸びない。
なにか落とし穴がある……
動画投稿者のみが見られる動画投稿設定ページに遷移して色々と眺めてみる。
ふと気になる項目が目に留まった。
『このユーザーを他のユーザーに表示しますか?』
ん? なんだこの項目……
『表示しない』にチェックついている。
嫌な予感がする……なになに?
『この項目にチェックを付けると他のユーザーから全ての情報が見えなくなります』
……つまり投稿動画も他の人から見えていなかったと……
いや、でも多くて三桁再生行ってるんだよな……
もしかして私だけで再生数稼いでたのかな……何度もクリックしちゃったもんな……
マリには「再生数の水増しみたいで嫌だからネットで再生しないで」って言ってMP3渡したくせに……
……なるほど、私は誰にも公開してない再生数で自信を失っていた訳だ。
「……くっだらねー!!」
背もたれにのけ反り天井に向かって叫んだ。
翌日の朝、いつもの待ち合わせ場所でマリと落ち合う。
「おはよー」
「おはよう」
「どうしたの? なんか顔色悪いけど」
相変わらず察しがいい。
「あの、実は……」
学校に向かいながら昨日気付いたことを説明した。
するとマリは大笑いした。
「あはははは!! くっだらねー!!」
「いやもうホントにゴメンね……」
「なにが?」
「再生数根拠に偉そうなこと言いまくっちゃったから……」
夏に喧嘩みたいなことした時も再生数を根拠に傷つけてしまったので、正直に話して謝るべきだと昨日の夜に思っていた。
「そんなの気にしないよ! 一番きつかったのユカだし、ドンマイドンマイ!」
マリはニコニコしながら私の肩をバンバン叩きながら続ける。
「ね? だから言ってたでしょ? ユカの曲はやっぱりいい曲なんだって」
その点に関しては自信が無いので話を変える。
「あと、ありがとね」
「なにが?」
「『ネットで再生しないで』っていう約束守ってくれてたんでしょ? そうじゃないなら気付いてたはずだから」
「そうだよー。ユカとの約束なら絶対守るから」
なんとなく目を逸らされたような気がしたけど、マリは続ける。
「でもよかったじゃん。ガルテナ本選前にスッキリできて」
「だね。この憤りはガルテナにぶつけよう。」
「すっごい八つ当たり!」
マリは目を丸くしていた。
真梨子はホッとしていた。
由香里が自室や部室のパソコンで動画投稿サイトのログアウトを忘れたときに、隙を見てF5を連打して再生数を上げていた。あまり露骨にならないように加減して。
それがバレていなくて安心していたのだ。
由香里が投稿した動画が僅かに再生されていたのは、由香里が自分で再生した他に、真梨子もこっそりと再生していたから。
真梨子は自宅のパソコンやスマホで検索しても見つからないことには気づいていたけど、それを言ってしまうと約束を破ろうとしたことがバレてしまうので言えなかった。
色々と考えた結果、「MP3貰ったしまぁいいや」と軽く流すことにした。
なお、この真相を由香里が知ることはなかった。
夜に自室の机でパソコンを操作する。
動画サイト密かに上げていた自分のボカロ曲を聞きながら考えていた。
なにかおかしい。
確かにマリの歌も皆の演奏も上手い。オマケに可愛い。
でも私のボカロ曲の動画の再生数と差が開きすぎてる。
予選を突破できるくらいなら私の曲はそこまで悪くないはず。
ユーザーページにもリコルのメンバーって書いたのに全く再生数は伸びない。
なにか落とし穴がある……
動画投稿者のみが見られる動画投稿設定ページに遷移して色々と眺めてみる。
ふと気になる項目が目に留まった。
『このユーザーを他のユーザーに表示しますか?』
ん? なんだこの項目……
『表示しない』にチェックついている。
嫌な予感がする……なになに?
『この項目にチェックを付けると他のユーザーから全ての情報が見えなくなります』
……つまり投稿動画も他の人から見えていなかったと……
いや、でも多くて三桁再生行ってるんだよな……
もしかして私だけで再生数稼いでたのかな……何度もクリックしちゃったもんな……
マリには「再生数の水増しみたいで嫌だからネットで再生しないで」って言ってMP3渡したくせに……
……なるほど、私は誰にも公開してない再生数で自信を失っていた訳だ。
「……くっだらねー!!」
背もたれにのけ反り天井に向かって叫んだ。
翌日の朝、いつもの待ち合わせ場所でマリと落ち合う。
「おはよー」
「おはよう」
「どうしたの? なんか顔色悪いけど」
相変わらず察しがいい。
「あの、実は……」
学校に向かいながら昨日気付いたことを説明した。
するとマリは大笑いした。
「あはははは!! くっだらねー!!」
「いやもうホントにゴメンね……」
「なにが?」
「再生数根拠に偉そうなこと言いまくっちゃったから……」
夏に喧嘩みたいなことした時も再生数を根拠に傷つけてしまったので、正直に話して謝るべきだと昨日の夜に思っていた。
「そんなの気にしないよ! 一番きつかったのユカだし、ドンマイドンマイ!」
マリはニコニコしながら私の肩をバンバン叩きながら続ける。
「ね? だから言ってたでしょ? ユカの曲はやっぱりいい曲なんだって」
その点に関しては自信が無いので話を変える。
「あと、ありがとね」
「なにが?」
「『ネットで再生しないで』っていう約束守ってくれてたんでしょ? そうじゃないなら気付いてたはずだから」
「そうだよー。ユカとの約束なら絶対守るから」
なんとなく目を逸らされたような気がしたけど、マリは続ける。
「でもよかったじゃん。ガルテナ本選前にスッキリできて」
「だね。この憤りはガルテナにぶつけよう。」
「すっごい八つ当たり!」
マリは目を丸くしていた。
真梨子はホッとしていた。
由香里が自室や部室のパソコンで動画投稿サイトのログアウトを忘れたときに、隙を見てF5を連打して再生数を上げていた。あまり露骨にならないように加減して。
それがバレていなくて安心していたのだ。
由香里が投稿した動画が僅かに再生されていたのは、由香里が自分で再生した他に、真梨子もこっそりと再生していたから。
真梨子は自宅のパソコンやスマホで検索しても見つからないことには気づいていたけど、それを言ってしまうと約束を破ろうとしたことがバレてしまうので言えなかった。
色々と考えた結果、「MP3貰ったしまぁいいや」と軽く流すことにした。
なお、この真相を由香里が知ることはなかった。
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