ニートの俺がサイボーグに改造されたと思ったら異世界転移させられたンゴwwwwwwwww

刺狼(しろ)

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File.8

七人の帝

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「カルラ、おきて」

翌朝、体にかかる僅かな重みとそれに揺られる感覚で目が覚めた。見上げる形で俺の目に入ったのは、純白ロリ少女ことイヴっちだった。
股間より少し上の位置にて跨っておられる。

「あ、カルラ起きた」

「イヴっちwww朝から過激ですねwwwwオゥフwwwwww」

「ん?わかんないけどおはよ」

ドビュッシィイ!!しそうになって慌てて脱出すると、着替えを持って前屈みで浴室へ駆け出した。

「……ふぅ。とりあえず朝シャンシャンしてきますねwwwwww」

「カルラ、変。お腹に何か隠してる」

「人に見られては行けないモノを隠しておりますwwwww」

「なにそれ?」

首を傾げてキョトン顔のイヴっち可愛いでござるwwwwww
とりあえず全身を清めてクリーンなカルラになったところでリビングに顔を出すと、タカトがソファに寝ていたり使い魔シスターズがルキを構っていたりカノンたんが朝食を摂っていたりといつもの光景だった。

「あれ?リンドウは?」

「はかせ、ヴァンとリリィと研究室」

「なるwww」

席に着いてターニャさんの出してくれたご飯を食べていると、タカトが目を覚まして俺に詰め寄ってきた。

「ん……おいカルラ、昨日リアナの親父さんと会ったんだろ?」

「おはようロリコン勇者くんwwwwwwもしかして鉢合わせしちゃった感じですかwwwwww」

「ロリコンじゃねぇ。鉢合わせっつーか出会い頭だろあんなの……教えてくれれば良かったのに」

げんなりした様子で隣に座ると、さり気なく俺のパンを横取りしてきた。お疲れの様子でマジウケるwwww

「タカト、レーゲンさんとどんな話したの?気になるわ」

「あ、俺も気になるwww」

カノンたんがそう言うと、溜息を吐いてコーヒーを一口飲んだあとに口を開く。

「話も何もねぇよ。あのおっさんが難癖つけてきたと思ったらリアナがそれに突っ掛かって親子喧嘩だ」

「いいぞもっとやれwwwwww」

「勘弁してくれ……俺は別にリアナと何もねぇっての」

「タカト、リアナきらい?」

「いや、き、嫌いとかじゃねぇけど……」

イヴっちの問い掛けに、顔を背けて口ごもるタカトのこの反応を見るに、少しずつではあるが惹かれている様子。お疲れ様です。
まぁリアナちゃんは将来有望だし噂によると逆玉だし頑張って欲しいところwww面白いんでねwwww

「ていうかお前俺の飯食い過ぎだからwwwwターニャさんwww一人前追加でwwww」

「かしこまりました」

そんなこんなで腹拵えを済ませたので、リンドウとイヴっちで王城へと向かった。

エルダー王国の城へ到着した俺達は、暫く待たされた後に地下の一室に通された。
控えている使用人も隠密行動に適した暗い色合いの装束の者ばかり。なんか秘密基地っぽくてワクワクすっぞwwwwww

「国王陛下、そして帝の皆様がお待ちです。お通りください」

「こんなスペースがあるとはね」

「真っ暗でじめじめ」

「ふっ、闇の化身である俺に相応しい……www」

意気揚々と扉を開けると、縁取りのカラーバリエーション以外はお揃いのローブ集団と国王、多分貴族であろう見知らぬおっさんが席に着いていた。
まずは国王が声をかけてくれた。

「よくぞ来てくれた、勇者達よ」

「何事ですかなwww3人揃って来いなんてwwww」

「ですかな」

「イヴ……まぁいいか」

席に促されて座ると、ゲンドウ・イカリスタイルで手を組んで返事をする。イヴっちが真似してきてて吹いたwwwwww

「まずはこの者達を紹介しよう。こちらがティエリムス公爵と、そして我が国の個人戦力としての最高峰、【帝】達だ」

王様が隣のおじちゃんに目配せすると、ティエリムス公爵が立ち上がって礼をした。ダークブラウンの髪を撫で付けたもっさりお髭の武将顔で強そう(小並感)

「ラゴール・ティエリムスだ。お初にお目にかかる」

短過ぎる挨拶の後、隣のローブの人物が同様に立ち上がる。

「【炎帝】のサイド・メニュエリと申します」

サイドメニューさんはフードを下ろすと、にこやかに礼をした。赤髪のミディアムヘアでした。コイツが伝説のポケモン、エンテイかwww

「【雷帝】、ライド・ボルテクスだ」

続いて、スーパーサイヤ人みたいな金髪立ち上げヘアの好戦的な表情を浮かべる人物。ベジットみたいに前髪を少し下ろしておられる。

「オレは昨日カルラとは会ってるから詳しくは要らねぇかもしれんが、【水帝】レーゲン・アルジャンスィだ」

「リアナパパだwww」

後でタカトについて聞いてみよwwwwww
等と思っていると、隣の人物も席を立つ。身長はイヴっちとあんまり変わらないから女の子かな?
しかし、発せられた声は低かった。

「ワシは【風帝】、コーシカだ。見ての通り獣人族だが、よろしく頼む」

フードを取ると、灰と白のツートンカラーのネコチャンがおられた。中身も声もオッサンだけどちゃんとネコチャンなので可愛い。喉撫でたらゴロゴロ言うのかなwww試さなければwww

「【地帝】セレス・ジオ・マクドゥヌだ。宜しく」

ネコチャンの次は長身の褐色黒髪美人。初の女性でござるwwwおっぱいは推定Gはあると思われますwwwwフヒヒwwwwww

「あー……えっとぉ、わたしは【光帝】のユリーナ・リミエーラっす、よろー」

続いて、脱力感たっぷりのプラチナブロンドショートカット少女が面倒くさそうに手をヒラヒラと振った。俺の事を眺めてるから多分惚れられてるに違いない。ぐへへwwwwww

そして、最後はお馴染みのスッキーなので飛ばしていきたいところだが、律儀に立ち上がっててワロタwwwwwwせっかくなので盛り上げてやらないとなwwwwww

「お三方とは既に顔見知りですが一応……僕は、」

「よっwwwwww待wwwっwwwてwwwまwwwしwwwたwwwwww世紀のwwwオサレ番長wwwカッケェエエエwww拍手でお迎えくださぁぁいwwwwwwwwwww」

「……勇者様、相変わらず腹の立つ方ですね」

フードを取るなり青筋ビッキビキでクッソワロタンバリンwwwwwwシャンシャンシャンwwwwwwwwwwwwwww

俺がスッキーいじりを敢行すると、雷帝のライドくんが机を強めに叩いた。

──ダンッ!

同様に、地帝のお姉ちゃんとネコチャンも怒りを僅かに滲ませ、会議室の空気が張り詰める。

「てめぇ、勇者だろうが俺達帝を馬鹿にすんのは許さねぇぞ。場を弁えろ」

この場でのスッキーいじりはそのまま帝への侮辱に直結するようだった。仲間意識ってよりは単に同じ肩書を持つ者がディスられた事によるプッツンだったのかもしれない。弁解しないとwwwwww

「サーセンwwwwでも俺スッキーと仲良いんですよwww一緒に戦った仲だしwwwねっ、スッキー!」

「クックックッ……いえ、別に仲良くありませんが」

ファーーーーーーーっwwwwwwwwwwww当たり前のように見捨てられたでござるwwwwwwwwwwww

「スキャーナザァンwwwwwwオンドゥルルラギッタンディスカーwwwwww」

「ふざけやがってこの野郎……!!」

「ライド、落ち着け。ですが勇者殿、こういう場ではあまり宜しくない態度ではありますね。改めてください」

ライドくんを抑えつつ、地帝お姉ちゃんも俺を鋭い視線で滅多刺しにしながら注意してきました。

「美人に叱られたら言う事聞くしかないっすね、はいwww」

「チッ、気に入らねぇな。こんなんが勇者かよ」

「カルラ、いつも怒られてる」

「まぁ、予想通りではあるね」

ネコチャンは何も語らず事の成り行きを監視しており、サイドメニューさんとレーゲンおじちゃんが口を抑えて笑いを噛み殺す中、ギャルっぽい帝のおにゃのこが口を開く。

「面白いから良いじゃん~。ていうかオバサン出しゃばんなって感じなんですけどぉ、ウケるぅ」

「は?ユリーナ……今、何か言いましたか?」

「え?何も?てか怖~い。きゃははっ」

「貴女は本当に……!これだからガキはっ」

「あ?ガキじゃないんですけど?潰すぞ、乳デカクソババア」

ギャル帝とお姉ちゃんは仲が悪いらしいです。ごちそうさまでした。魔力を滲ませて水面下でバチバチやり合ってる感じ。

「じゃあそこ、試合決定でwwwwww」

「皆、静粛に」

収集が付かなくなる前に、王様が低くてよく通るオジボで一喝した。流石に全員が座り直し、ひとまず話が進むようにはなったっぽい。みんな我が強すぎんのよwwwwww

「さて、それぞれ主張はあるだろうが、それは個人でやってくれ。今回は君達に、国立学園の臨時講師の任に就かせると同時に、その警護の役目も担ってもらう」

「帝と勇者を一箇所に集めなければならない程の事態なのですか?クックッ……」

「それについて、これから説明する」

このあとめちゃくちゃ会議した。
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