100 / 117
後日譚⑧『貴族令嬢』
しおりを挟む
ドーラ街道の魔獣討伐に出て、三日が過ぎた。その日の午後、海人はシモンに剣の相手をしてもらっていた。
基礎はダグラスに教わっている。護身用に習っている剣だったが、いざとなったとき身体が動くように、誰かに相手をしてもらえと言われていた。
シモンは気心が知れているので、頼みやすかった。
駐屯地の中庭で稽古をつけてもらい、海人の息が上がったので、シモンが終わりにしよう、と言った。冬の冷気が心地よく思うくらいに汗をかいていた。
海人は隊舎に向かって歩きながら稽古の振り返りをした。
「おれが剣を落とすのって、シモンが強いから?」
基本的にシモンは海人の打ち込みを受けていたが、たまに切り返してきた。何度か受けると、海人は剣を落とすことがあった。シモンは考える素振りをした。
「ん~。俺が強いっていうより、カイトの筋力がないんだな。手とか腕とかの」
ずばり言われてしまい、ちょっと悲しくなった。技量の問題ですらなかった。同い年なのに、情けない。がっくり肩を落とすと、シモンは海人の背中を叩いた。
「毎日振ってれば強くなるって」
「もう半年たつんだけど」
「たかが半年でなに言ってんだ、このヒヨッコめ~」
隊舎の入口前でシモンがおどけたので、海人も笑いながら「なんだとおっ」と振り返って手を上げた。
すると、「きゃっ」と小さな声が聞こえた。それと同時に海人はぐいっと身体を引かれた。
背後にいたシモンに引っ張られ、彼の胸に引き寄せられたところで「前っ」と言われた。
顔を向けると、目の前に女の子がいた。
(隊舎に女の子がいる!)
海人は驚いて口が開いた。
彼女もまた海人にぶつかりそうになったところを、イリアスが抱き留めていた。
イリアスは「失礼した」と言って、彼女の腹部に回した手を開き、身体を離した。
海人もハッとした。
「すみませんっ!」
大慌てで謝った。
「いえ……」
少女は小さな声で言ったあと、ぶつからないように止めてくれたイリアスに体を向けた。
「ありがとうございます」
礼を言ってから、再び海人を見た。海人も彼女を見た。
海人より頭ひとつ分、小さい。緑色の目は大きくて、小さな口は艶やかだ。日焼けなど無縁のような白い肌で、薄茶色の髪は緩やかに腰まであった。
一目瞭然の美少女だった。海人はアイドルみたいだ、と思った。
少女も目を丸くしていたが、にっこり笑った。
「黒い髪、素敵ですね」
声も可愛らしくて、海人はどぎまぎした。
「あ、ありがとうございます。そんなこと初めて言われました」
この国では黒髪が珍しいことは知っていたが、褒められたことはなかった。照れてしまい、首筋を撫でる。
少女は興味津々の瞳で問いかけてきた。
「お国はどちらですか?」
そして一番困る質問がきた。すると、
「リエンヌ嬢」
と、すかさずイリアスが口を挟んだ。
「はい?」
振り返って見上げた少女に、イリアスが笑みをたたえた。
「彼は王家から預かっている者だ。詮索なきよう」
少女は言葉を咀嚼するかのように小さな口を動かし、海人に向き直った。
「失礼いたしました」
深々と頭を下げられた。
「あ……いえ、気にしないでください」
これはおそらく、どこかの国の賓客と思われたに違いない。
良質なワンピースに上品な受け答え。彼女は間違いなく貴族の御令嬢だだろう。
海人の身の上を探らせないためには、庶民相手にはサラディール家のイリアスの世話になっている、で黙らせられる。
イリアスは貴族だ。庶民は貴族のあれやこれに口出ししない。では貴族相手にはどうするのかといったら、まさか王家を出してくるとは思わなかった。
たしかにルテアニア国王はイリアスに海人の面倒をみるように言ったので、嘘ではない。嘘ではないが、ただの庶民の海人には身分不相応も甚だしく、居たたまれなくなるのだ。
「あの、頭を上げてください」
海人が慌てて言うと、不安そうに顔を上げた。
少女に笑ってみせると、安心したかのように微笑み、今度はイリアスに向き直る。
「サラディール様。今日はありがとうございました。とても勉強になりました」
イリアスはうなずくと、居合わせたシモンを見た。
「彼女をルヴェン家まで送ってくれるか」
「わかりました。馬車はどちらに?」
「……歩いて帰るそうだ」
無表情だったが、呆れているのがわかった。イリアスの微妙な心情など読み取れない少女は、無邪気に言った。
「歩くのは好きなんです」
そしてシモンを引き連れるように、軽やかな足取りで隊舎を後にした。
後ろ姿を見送って、海人はイリアスに尋ねた。
「ルヴェン家って、ドーラ街道で出くわした馬車の家?」
「ああ。あのとき中にいたそうだ。礼を言いにきた」
「え? あの子ひとりで?」
イリアスがそうだ、と言ったので、海人は目を丸くした。
「貴族のお嬢様がお供もなしで、歩いて男だらけの辺境警備隊にひとりで来るって、普通のことなの?」
とても普通に思えなかったので、あえて口にしてみた。
イリアスは腕を組んだ。
「ありえんな。あれは世間知らずではすまん。だが、節度はある。家の教育が悪いわけでもなさそうだ。単に変わった性格なのかもしれん」
イリアスは淡々と述べたが、海人は吹き出しそうになった。
そういう彼自身もまた、貴族でありながら辺境警備隊の隊長などをやっている。十分変わり者だということは、隊員たちが口を揃えて言っていた。
「なんだ?」
海人がにんまりしたので、訊いてきた。
「ううん、なんでもない。あ、そういえばさっき」
海人はふと思い出したことを口にした。
「おれとぶつかりそうになって、あの子をかばったよね」
イリアスは、それが? と目顔で先を促した。
「あれ、お姫様を守る騎士っぽくて、かっこよかった!」
現代日本で読んだ物語の世界を現実で見られて、海人は感動していた。
「美しい姫君と騎士ってこんな感じなんだって! 美男美女ですごくお似合いだった!」
海人は興奮気味に言った。イリアスは無表情のまま、海人をじっと見、そして
「私は騎士っぽいのではなく、騎士だ」
と、イリアスはいつもより低い声で言って、背を向けた。
去って行く後ろ姿に、海人は「あちゃ」と思った。
機嫌を損ねたかもしれない。たしかに騎士に対して、騎士っぽいというのは、失礼だった。
あとで謝るべきか……と思いながらも、別のことが気にかかった。
それはイリアスが彼女に微笑んだことだった。王宮で貴族を相手にしていたときも、丁寧ではあったが愛想笑いはしなかった。
海人だってイリアスの笑顔はそんなに見ることがないのだ。それを初めて会った令嬢に見せるとは思わなかった。
なんとなく、おもしろくない。
(すっごく可愛かったから? ……それに、貴族だし)
海人は誰もいなくなった隊舎の入口で、ひとり口を結んだ。
基礎はダグラスに教わっている。護身用に習っている剣だったが、いざとなったとき身体が動くように、誰かに相手をしてもらえと言われていた。
シモンは気心が知れているので、頼みやすかった。
駐屯地の中庭で稽古をつけてもらい、海人の息が上がったので、シモンが終わりにしよう、と言った。冬の冷気が心地よく思うくらいに汗をかいていた。
海人は隊舎に向かって歩きながら稽古の振り返りをした。
「おれが剣を落とすのって、シモンが強いから?」
基本的にシモンは海人の打ち込みを受けていたが、たまに切り返してきた。何度か受けると、海人は剣を落とすことがあった。シモンは考える素振りをした。
「ん~。俺が強いっていうより、カイトの筋力がないんだな。手とか腕とかの」
ずばり言われてしまい、ちょっと悲しくなった。技量の問題ですらなかった。同い年なのに、情けない。がっくり肩を落とすと、シモンは海人の背中を叩いた。
「毎日振ってれば強くなるって」
「もう半年たつんだけど」
「たかが半年でなに言ってんだ、このヒヨッコめ~」
隊舎の入口前でシモンがおどけたので、海人も笑いながら「なんだとおっ」と振り返って手を上げた。
すると、「きゃっ」と小さな声が聞こえた。それと同時に海人はぐいっと身体を引かれた。
背後にいたシモンに引っ張られ、彼の胸に引き寄せられたところで「前っ」と言われた。
顔を向けると、目の前に女の子がいた。
(隊舎に女の子がいる!)
海人は驚いて口が開いた。
彼女もまた海人にぶつかりそうになったところを、イリアスが抱き留めていた。
イリアスは「失礼した」と言って、彼女の腹部に回した手を開き、身体を離した。
海人もハッとした。
「すみませんっ!」
大慌てで謝った。
「いえ……」
少女は小さな声で言ったあと、ぶつからないように止めてくれたイリアスに体を向けた。
「ありがとうございます」
礼を言ってから、再び海人を見た。海人も彼女を見た。
海人より頭ひとつ分、小さい。緑色の目は大きくて、小さな口は艶やかだ。日焼けなど無縁のような白い肌で、薄茶色の髪は緩やかに腰まであった。
一目瞭然の美少女だった。海人はアイドルみたいだ、と思った。
少女も目を丸くしていたが、にっこり笑った。
「黒い髪、素敵ですね」
声も可愛らしくて、海人はどぎまぎした。
「あ、ありがとうございます。そんなこと初めて言われました」
この国では黒髪が珍しいことは知っていたが、褒められたことはなかった。照れてしまい、首筋を撫でる。
少女は興味津々の瞳で問いかけてきた。
「お国はどちらですか?」
そして一番困る質問がきた。すると、
「リエンヌ嬢」
と、すかさずイリアスが口を挟んだ。
「はい?」
振り返って見上げた少女に、イリアスが笑みをたたえた。
「彼は王家から預かっている者だ。詮索なきよう」
少女は言葉を咀嚼するかのように小さな口を動かし、海人に向き直った。
「失礼いたしました」
深々と頭を下げられた。
「あ……いえ、気にしないでください」
これはおそらく、どこかの国の賓客と思われたに違いない。
良質なワンピースに上品な受け答え。彼女は間違いなく貴族の御令嬢だだろう。
海人の身の上を探らせないためには、庶民相手にはサラディール家のイリアスの世話になっている、で黙らせられる。
イリアスは貴族だ。庶民は貴族のあれやこれに口出ししない。では貴族相手にはどうするのかといったら、まさか王家を出してくるとは思わなかった。
たしかにルテアニア国王はイリアスに海人の面倒をみるように言ったので、嘘ではない。嘘ではないが、ただの庶民の海人には身分不相応も甚だしく、居たたまれなくなるのだ。
「あの、頭を上げてください」
海人が慌てて言うと、不安そうに顔を上げた。
少女に笑ってみせると、安心したかのように微笑み、今度はイリアスに向き直る。
「サラディール様。今日はありがとうございました。とても勉強になりました」
イリアスはうなずくと、居合わせたシモンを見た。
「彼女をルヴェン家まで送ってくれるか」
「わかりました。馬車はどちらに?」
「……歩いて帰るそうだ」
無表情だったが、呆れているのがわかった。イリアスの微妙な心情など読み取れない少女は、無邪気に言った。
「歩くのは好きなんです」
そしてシモンを引き連れるように、軽やかな足取りで隊舎を後にした。
後ろ姿を見送って、海人はイリアスに尋ねた。
「ルヴェン家って、ドーラ街道で出くわした馬車の家?」
「ああ。あのとき中にいたそうだ。礼を言いにきた」
「え? あの子ひとりで?」
イリアスがそうだ、と言ったので、海人は目を丸くした。
「貴族のお嬢様がお供もなしで、歩いて男だらけの辺境警備隊にひとりで来るって、普通のことなの?」
とても普通に思えなかったので、あえて口にしてみた。
イリアスは腕を組んだ。
「ありえんな。あれは世間知らずではすまん。だが、節度はある。家の教育が悪いわけでもなさそうだ。単に変わった性格なのかもしれん」
イリアスは淡々と述べたが、海人は吹き出しそうになった。
そういう彼自身もまた、貴族でありながら辺境警備隊の隊長などをやっている。十分変わり者だということは、隊員たちが口を揃えて言っていた。
「なんだ?」
海人がにんまりしたので、訊いてきた。
「ううん、なんでもない。あ、そういえばさっき」
海人はふと思い出したことを口にした。
「おれとぶつかりそうになって、あの子をかばったよね」
イリアスは、それが? と目顔で先を促した。
「あれ、お姫様を守る騎士っぽくて、かっこよかった!」
現代日本で読んだ物語の世界を現実で見られて、海人は感動していた。
「美しい姫君と騎士ってこんな感じなんだって! 美男美女ですごくお似合いだった!」
海人は興奮気味に言った。イリアスは無表情のまま、海人をじっと見、そして
「私は騎士っぽいのではなく、騎士だ」
と、イリアスはいつもより低い声で言って、背を向けた。
去って行く後ろ姿に、海人は「あちゃ」と思った。
機嫌を損ねたかもしれない。たしかに騎士に対して、騎士っぽいというのは、失礼だった。
あとで謝るべきか……と思いながらも、別のことが気にかかった。
それはイリアスが彼女に微笑んだことだった。王宮で貴族を相手にしていたときも、丁寧ではあったが愛想笑いはしなかった。
海人だってイリアスの笑顔はそんなに見ることがないのだ。それを初めて会った令嬢に見せるとは思わなかった。
なんとなく、おもしろくない。
(すっごく可愛かったから? ……それに、貴族だし)
海人は誰もいなくなった隊舎の入口で、ひとり口を結んだ。
16
あなたにおすすめの小説
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
猫を追いかけて異世界に来たら、拾ってくれたのは優しい貴族様でした
水無瀬 蒼
BL
清石拓也はある日飼い猫の黒猫・ルナを追って古びた神社に紛れ込んだ。
そこで、御神木の根に足をひっかけて転んでしまう。
倒れる瞬間、大きな光に飲み込まれる。
そして目を覚ましたのは、遺跡の中だった。
体調の悪い拓也を助けてくれたのは貴族のレオニス・アーゼンハイツだった。
2026.1.5〜
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる