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「お、おい。ど、どうして泣く」
「だっ、うぇ、ひぃっく」
急にぶっ殺すとか言うからです!と言い返したかったけど、涙が止まらず言い返せないでいると、僕があまりにも泣きやまない事にしびれを切らした目の前の恐ろしい男が口を開いた。
「おい。ぴーぴーうるせぇんだよ。泣きやまないんだったらさっさとどっか行け。邪魔だ」
「うぅ、うぇぇぇん、ひっく」
な、なんなんだこの人は。
僕は一人でお酒を楽しんでいただけなのに。勝手に目の前に座ってきて、暴言吐いて挙句の果てには邪魔だからどこかへ行けだなんて。
僕の自信作を買ってくれたお客さんだから、強く言い返さなかったけど(怖かっただけじゃないもん)
こんな人もう知らない。
だんっ
「ど、どっか行けだなんて貴方に言われる筋合いはありましぇん。そんなに僕がいるのが不愉快ならあ、あなたが帰ったらどうですか?」
また噛んじゃった。
でも恐ろしいパンダ様の僕に2回も言い返されたら流石にもう黙るでしょ。
ちらっ。そう思って僕は目の前の恐ろしい男、いやちっとも怖くなんかない男を見た。
ひぇっ。な、なんか怒ってるーーーー
「おい。お前は知らねえ奴らに犯されてぇのか」
「そっ、そんなわけないじゃん」
「そうか。じゃあその撒き散らしてる発情フェロモンの事はどう説明してくれる?」
「え....フェロモン?」
何言ってるんだこの人は。僕の発情期は2週間前に来たばっかりそんなにすぐに発情フェロモンが出ることなんてありえない。次の発情期まで2ヶ月はあるのに。
ふふっ。こんなバレバレな嘘つくなんて
「そんなバレバレの嘘信じるわけないじゃん。僕の発情期は2週間前に終わったの。僕を騙そうなんて100年早いんだから。」
「はぁ。お前なぁ、さっきからαに狙われまくってんの気づいてねぇのか。」
「え....」
そう言われて僕が周りを見ると
異様な目をしたαらしき男達と目が合った。
な、なんで?!
僕が驚いているとこわい男が低い声で話し出した。
「今は俺が威嚇してっから襲いかかってくるやつはいないが、こんな時間までお前一人で飲んでたらどうなってたかわかんねぇぞ。こういう小せぇ個人の店だと夜になると乱行パーティやってたり違法薬の売買してるなんて事も珍しくねぇからな。お前みたいな警戒心のないΩなんてあいつらからしたら最高の獲物だよ。
それに、お前は発情フェロモンなんて出るはずねぇって言ってるがダダ漏れだぞ。まぁ俺のぅ...ぃだからなんだが」
うん?最後なんて言った?
いやいやそんなことより怖すぎるんですけど。僕は今まで夜は宅飲みしかしてこなかったから全然危険だなんて思っていなかった。
ど、どうしよう。もう0時だし。
「おい。聞いてたか?というわけだ。犯されたくねぇんだったらさっさと帰るぞ」
「は、はい。なんかすみませんでした。これからは気をつけます。ありがとうございました」
なんだ。言い方が怖いだけでいい人じゃん。そう思いながら店から出ていこうとすると
「おい。何一人で帰ろうとしているんだ。お前、アホなのか?発情フェロモンが出ていると何度言ったらわかる」
ムキーー、あほってなんだ!!
それに僕はパンダ獣人だぞ!そこらのαにくらい勝てるし。
「僕はパンダ獣人だぞ。強いから1人でだって帰れるもん」
「ほぉ。じゃあ今俺に掴みかかられても勝てるっていうんだな」
「あ、当たり前じゃん」
「よし。お前の言うことはよぉ~くわかった」
目の前の怖いお客さんはそう言った瞬間俺に掴みかかってきた。
「だっ、うぇ、ひぃっく」
急にぶっ殺すとか言うからです!と言い返したかったけど、涙が止まらず言い返せないでいると、僕があまりにも泣きやまない事にしびれを切らした目の前の恐ろしい男が口を開いた。
「おい。ぴーぴーうるせぇんだよ。泣きやまないんだったらさっさとどっか行け。邪魔だ」
「うぅ、うぇぇぇん、ひっく」
な、なんなんだこの人は。
僕は一人でお酒を楽しんでいただけなのに。勝手に目の前に座ってきて、暴言吐いて挙句の果てには邪魔だからどこかへ行けだなんて。
僕の自信作を買ってくれたお客さんだから、強く言い返さなかったけど(怖かっただけじゃないもん)
こんな人もう知らない。
だんっ
「ど、どっか行けだなんて貴方に言われる筋合いはありましぇん。そんなに僕がいるのが不愉快ならあ、あなたが帰ったらどうですか?」
また噛んじゃった。
でも恐ろしいパンダ様の僕に2回も言い返されたら流石にもう黙るでしょ。
ちらっ。そう思って僕は目の前の恐ろしい男、いやちっとも怖くなんかない男を見た。
ひぇっ。な、なんか怒ってるーーーー
「おい。お前は知らねえ奴らに犯されてぇのか」
「そっ、そんなわけないじゃん」
「そうか。じゃあその撒き散らしてる発情フェロモンの事はどう説明してくれる?」
「え....フェロモン?」
何言ってるんだこの人は。僕の発情期は2週間前に来たばっかりそんなにすぐに発情フェロモンが出ることなんてありえない。次の発情期まで2ヶ月はあるのに。
ふふっ。こんなバレバレな嘘つくなんて
「そんなバレバレの嘘信じるわけないじゃん。僕の発情期は2週間前に終わったの。僕を騙そうなんて100年早いんだから。」
「はぁ。お前なぁ、さっきからαに狙われまくってんの気づいてねぇのか。」
「え....」
そう言われて僕が周りを見ると
異様な目をしたαらしき男達と目が合った。
な、なんで?!
僕が驚いているとこわい男が低い声で話し出した。
「今は俺が威嚇してっから襲いかかってくるやつはいないが、こんな時間までお前一人で飲んでたらどうなってたかわかんねぇぞ。こういう小せぇ個人の店だと夜になると乱行パーティやってたり違法薬の売買してるなんて事も珍しくねぇからな。お前みたいな警戒心のないΩなんてあいつらからしたら最高の獲物だよ。
それに、お前は発情フェロモンなんて出るはずねぇって言ってるがダダ漏れだぞ。まぁ俺のぅ...ぃだからなんだが」
うん?最後なんて言った?
いやいやそんなことより怖すぎるんですけど。僕は今まで夜は宅飲みしかしてこなかったから全然危険だなんて思っていなかった。
ど、どうしよう。もう0時だし。
「おい。聞いてたか?というわけだ。犯されたくねぇんだったらさっさと帰るぞ」
「は、はい。なんかすみませんでした。これからは気をつけます。ありがとうございました」
なんだ。言い方が怖いだけでいい人じゃん。そう思いながら店から出ていこうとすると
「おい。何一人で帰ろうとしているんだ。お前、アホなのか?発情フェロモンが出ていると何度言ったらわかる」
ムキーー、あほってなんだ!!
それに僕はパンダ獣人だぞ!そこらのαにくらい勝てるし。
「僕はパンダ獣人だぞ。強いから1人でだって帰れるもん」
「ほぉ。じゃあ今俺に掴みかかられても勝てるっていうんだな」
「あ、当たり前じゃん」
「よし。お前の言うことはよぉ~くわかった」
目の前の怖いお客さんはそう言った瞬間俺に掴みかかってきた。
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