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僕は笹木累。パンダ獣人のΩだ。
笹を使ったバックや籠を売って生活している。
Ωは3ヶ月に1度ヒートがくる。そのせいでβやαのようにバリバリ働くのは困難とされている。
だから僕は、自分のお店を開こうとコツコツ努力し続けて最近やっと、夢だった自分のお店を開くことができた。
これからは楽しく生きるぞーー!!
と期待に胸を膨らませていた。
のだけど....
最近、困ったお客さんがいるのだ。
「..ぃ、おい...」
「は、はい」
きたーー!
最近毎日くるよ、この人。
顔も怖いし、無愛想だし。
いつもお昼にきて、遠くから20分くらい僕の店を見つめたら、帰っていく。
一体何しに来てるんだ?
ていうか今日、初めて話しかけられたな。
「....」
「...をくれ おい、聞いてんのか? 」
「あっすみません。なんでしょうか」
やばいっ、全然聞いてなかった。
ひぇぇ めっちゃ睨まれてるっ
「はぁ、だからこの籠をくれ」
「えっ...ありがとうございます」
え?籠買ってくれたんだけど。
しかもそれ、僕史上最高の自信作なのに、全く売れなくてしょげてたやつなんだけど。
「あのっ.. この籠、僕の1番の自信作なんです..でも、全然売れなくて。だから貴方が買ってくれて本当に嬉しいです」
「....おう。じゃあまた来る」
また来てくれるんだ。
その日の夜、僕はストレス発散として久しぶりに飲みにきていた。
そこで目が合った。昼間のあの人と。
思わず「あっ」と言葉を漏らした瞬間、向こうの席に座っていたあの人がこっちにズンズン近ずいてくる。
「え..」
こわいよぉーーー
僕なんかしたっけ?!
このまま殺されたりしないよね...?
「おい。おまえこんなところでなにをしている」
「え...な、なにってお酒飲んでるだけ..ですけど...」
「........かえれ」
「え..?」
「帰れと言っている」
「........」
何この人、もうやだ怖いよ...
ていうか、なんでたいして話したこともない人にそんなこと言われなくちゃいけないんだ。
そういえばそうだ。何を怯んでいるんだ僕。もう立派な大人なんだから言うときは言わなくっちゃ。
「ぁ...あなたに言われる筋合いなんてありましぇん」
やばい。噛んじゃった。でも僕にしたらよく言ったぞ。
あ、ちょっと睨んどこ。
ん?なんかめっちゃぷるぷる震えてるけどなんでだ?
あぁ僕のあまりの恐ろしさに怯えちゃったのか!
うんうん。仮にも僕だって肉食のパンダ獣人だもんね。
そんな事を考えていると
「なんだその態度はぶっ殺されてえのか」
ひえーーーやっぱりこわいよ
今ぶっ殺すっていった?こわすぎる
僕は何もしてないのに。
理不尽さに震えているとだんだん視界がぼやけてくる。
頬に雫が落ちた瞬間、ダムが崩壊するかのように僕は泣き出した。
「ひぃっく、うぇ、ひっく」
笹を使ったバックや籠を売って生活している。
Ωは3ヶ月に1度ヒートがくる。そのせいでβやαのようにバリバリ働くのは困難とされている。
だから僕は、自分のお店を開こうとコツコツ努力し続けて最近やっと、夢だった自分のお店を開くことができた。
これからは楽しく生きるぞーー!!
と期待に胸を膨らませていた。
のだけど....
最近、困ったお客さんがいるのだ。
「..ぃ、おい...」
「は、はい」
きたーー!
最近毎日くるよ、この人。
顔も怖いし、無愛想だし。
いつもお昼にきて、遠くから20分くらい僕の店を見つめたら、帰っていく。
一体何しに来てるんだ?
ていうか今日、初めて話しかけられたな。
「....」
「...をくれ おい、聞いてんのか? 」
「あっすみません。なんでしょうか」
やばいっ、全然聞いてなかった。
ひぇぇ めっちゃ睨まれてるっ
「はぁ、だからこの籠をくれ」
「えっ...ありがとうございます」
え?籠買ってくれたんだけど。
しかもそれ、僕史上最高の自信作なのに、全く売れなくてしょげてたやつなんだけど。
「あのっ.. この籠、僕の1番の自信作なんです..でも、全然売れなくて。だから貴方が買ってくれて本当に嬉しいです」
「....おう。じゃあまた来る」
また来てくれるんだ。
その日の夜、僕はストレス発散として久しぶりに飲みにきていた。
そこで目が合った。昼間のあの人と。
思わず「あっ」と言葉を漏らした瞬間、向こうの席に座っていたあの人がこっちにズンズン近ずいてくる。
「え..」
こわいよぉーーー
僕なんかしたっけ?!
このまま殺されたりしないよね...?
「おい。おまえこんなところでなにをしている」
「え...な、なにってお酒飲んでるだけ..ですけど...」
「........かえれ」
「え..?」
「帰れと言っている」
「........」
何この人、もうやだ怖いよ...
ていうか、なんでたいして話したこともない人にそんなこと言われなくちゃいけないんだ。
そういえばそうだ。何を怯んでいるんだ僕。もう立派な大人なんだから言うときは言わなくっちゃ。
「ぁ...あなたに言われる筋合いなんてありましぇん」
やばい。噛んじゃった。でも僕にしたらよく言ったぞ。
あ、ちょっと睨んどこ。
ん?なんかめっちゃぷるぷる震えてるけどなんでだ?
あぁ僕のあまりの恐ろしさに怯えちゃったのか!
うんうん。仮にも僕だって肉食のパンダ獣人だもんね。
そんな事を考えていると
「なんだその態度はぶっ殺されてえのか」
ひえーーーやっぱりこわいよ
今ぶっ殺すっていった?こわすぎる
僕は何もしてないのに。
理不尽さに震えているとだんだん視界がぼやけてくる。
頬に雫が落ちた瞬間、ダムが崩壊するかのように僕は泣き出した。
「ひぃっく、うぇ、ひっく」
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