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第1章 トラディショナル・ゲート
別の世界
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「あいたた…」
僕が意識を取り戻したのは古臭い香りのする物置小屋のような木造の家屋の中だった。
頭がぼんやりとして身体も軋むように痛む。
「ここはいったい…もう別の世界なのかな?」
薄暗い部屋の中はあまり何が置いてあるのかわからない。
「電気は……あれ?電球がない…。」
この部屋には電球がないようだ。その代わりに部屋の隅の方に行灯のようなものが置いてあった。
「今のご時世にこんなの使ってる?それとも飾りかな?」
しかしその行灯の近くには奇妙な形をした木造の物体が置いてあった。
「なにこれ?」
スイッチのようなものが付いていて、穴が空いている。これが行灯の近くにあるということは……。
「ここを押したら…?」
予想通り、その装置からちょっとした火が出てきた。
「見たことないけどライター…みたいなものなのかな?」
僕は行灯に火を灯した。
部屋の中が照らされると、部屋の反対側に木製の引き戸があることがわかった。
「ここから出られそうだね。」
僕はそこから外に出た。
「……え?」
そうして外の景色を見て驚いた。
「…タイムスリップしちゃった?」
そこに広がっていたのは歴史の教科書で見たような長屋の連なったあぜ道だった。
時刻は既に日も落ちた頃のようで室内同様薄暗かった。
「どうしよう…とりあえず人は…」
僕は行灯の火を消して通りを歩くことにした。
長屋にはちらほらと明かりが灯っており食器の音や話し声が聞こえてくる。
しかし外を出歩いている人は見かけなかった。
「入ってもいいかな…」
僕は一見して商店のように見える建物に入ることにした。既に店頭の明かりは消えていたが店の奥からは明かりが漏れている。
「すみませーん」
僕は明かりの灯った引き戸を叩きながら声をかけた。
「………誰だ?」
「…えっと…なんて言ったらいいか…」
「……入んな」
「あっ!はい!」
何故か入れてもらえることになった。
引き戸を開けると3人の人がいて、こちらをじっと見つめていた。
「……なにしてる。早く閉めろ」
「あ…はい…」
僕は急いで戸を閉めた。
「それで…?お前は誰だ?」
戸越しに会話していたこの人はどうやらこの家の主らしい中年の男性だった。浴衣を着て胡座をかきながら鋭い眼光を僕に向けている。
その視線に気圧されつい正座してしまいながら答えた。
「あ…僕はマミ…です。」
「…珍しい名だな。それで?何故こんな時間に外を出歩いている?」
「えっ…だめなんですか?」
「……当たり前だ。夕刻からの外出は禁じられている」
「なぜですか?」
「そういう決まりだ…国からのな」
「ここは…なんていう国なんですか?」
「日本だよ。…お前さん、ちゃんと日本語を話しているようだが…日本人じゃないのかい?」
「ちょ…ちょっと!余所者かい!?」
ずっと黙っていたこの人の妻らしき女性が声を上げた。
「いいや…これだけ流暢な日本語だ。日本人に違いない」
「でもお父さん…夜間外出禁止法はもう何十年も続けられているんだよ。それをこの国にいて知らないなんてことある?」
娘らしき女の子まで口を開き始めた。
「そうよ!おかしいわ!」
「ええいうるさい!そんなに気になるなら直接きけ!」
「は…はい…」
彼が声を荒らげると途端に2人は大人しくなった。そうして恐る恐ると言った雰囲気で僕の方に居直った。
「改めまして…私、吉田家の家内のあやめと申します」
「私は娘の雪乃です」
「……銀次だ」
「マミ…さん。あなたはどこから来たのですか?」
「えっと…説明が難しいんだけど…多分こことは別の世界からきたんだ」
「別の…世界?」
「ちょっとあなた!冗談はやめなさいよ!」
「やめんか雪乃!…話を聞きなさい」
「はい…」
「僕の世界では夜も普通に外に出られたし、家の形どころか明かりをつける方法すら違ったんだ」
「火じゃないんですか?」
「電気っていうエネルギーを使ったんだよ」
「えねるぎぃ?」
「え?」
「なぁに?えねるぎぃって」
「もしかして……ねぇ、日本以外の国のことは知ってる?」
「あのね。日本は…というか世界のあらゆる国はね。余所の国には干渉してはいけないの。その国の伝統を貫き限りある資源を絶やさぬように皆で団結しながら生きていくことを約束しているの」
「だから、余所者が海を越えてきてしまったら世界中の約束を破ることになってしまうわ」
「まあお前さんはどうも日本人に間違いない。疑われることはないだろう。…電気の存在を知っていることは黙っておけ」
「え…知っているんですか?」
「俺がまだガキだった頃、曾祖父さんに聞いたことがある。余所の国との交流がまだあった時代には、確かにこの国にも伝わっていたはずだ」
「じゃあ…」
「そうだ。限りある資源を全ての民に平等に配ることなんてできない。ならば初めから水準を低くしておけばいい。国のお偉いさんたちは俺たちに最低限の生活をさせて有限の利便性の高い資源を独占しているのさ」
「銀次さんは…それを知っていても大丈夫なんですか?」
「俺だけじゃあねぇ。俺くらいの年代のやつらは俺みたいに死んじまった先祖の話を覚えているやつがいるもんだ。」
「やっぱり不満なんですか?」
「いいや。これはこれでいいもんさ。頑張って働いて、疲れてぐっすり眠る。それ以上にやることなんてあったところで邪魔っけだろう」
「まぁ…うぅん…」
この世界にはテレビもゲームもないんだ。わざわざ灯りをつけて、夜更かししてまでやりたいこともないんだろうか。
「お前さんがここに来ちまったからには仕方ない。ここの掟に従ってもらうしかないだろう。なに、心配するな。丁度布団が余っていた。ここで暮らせばいい」
「え!いいんですか!?」
「もしお前が外に出て捕まっちまったら即刻牢屋行きだ。それに逆恨みしたお前が俺のことを話したら俺まで疑われちまう。だから、仕方なくだ。勘違いすんじゃねぇぞ」
銀次さんは頭をかきながら目を逸らした。この人は善い人なのだろうな…。
「ちょっと…私は納得してないわよ?吉田家の看板娘が年頃の男の子とひとつ屋根の下なんて…いけない…いけないわ…!」
「お母さん。心配しないでよ。お父さんがいる限りは私に手なんて出せないわ。ね?」
「…当たり前だ。……わかっているな?」
「は…はい」
「じゃあそろそろ寝るぞ。明日も早い」
「明日からは僕にも仕事をください」
「よくわかっているな。そのつもりだ」
「ありがとうこざいます!」
「あらあら。いい子じゃないですか。心配しすぎちゃったかしら」
「そうだよ!ね、マミくん明日からよろしくね!」
「う、うん。…雪乃さん」
「じゃあ寝るぞ」
部屋に布団を敷いて行灯の明かりが落とされた。
世界を超えた疲れからか、僕は間もなく深い眠りへと誘われた……。
「マミ……おい、マミ」
夢を見ているようなはっきりとしない意識の中で声を聞いた。
「ん…」
「私だ。エトロテスだ。」
「エトロ…テス…?」
「そうだ。連絡が遅れてすまない。だがうまくやったようだな」
目を開けてるはずなのに暗闇が広がっている。だがエトロテスの声だけは確かに聞こえる。
「あれ…ここは…」
「ああ、今お前の意識に呼びかけている。身体は動かずとも対話はできるから安心しろ」
「う…うん」
「どうやらシノとは離れ離れになってしまったようだな」
「あっ…そうだ。シノちゃんはどうしたんだろう…」
「なんだ、忘れていたのか?」
「いやっ!忘れてなんか……」
「まぁ無理もない。混乱の連続だったろう」
「そうだよ!本当にあれが日本なんて…」
「そう。ゲートの中ではお前たちの世界とは常識が違う。だから下手なことをすれば浮いてしまうぞ」
「じゃあ…どうすればいい?」
「ひとまずはゲートの世界のことをよく知ることだ。そうして見つけ出せ。この世界にあるはずの無いものを」
「あるはずの無いもの…?」
「そう。それこそが歪みの正体。お前たちはその歪みを取り除くことでゲートを正常化することができる…」
「でももとのこの世界のことを知らないんだからわかるわけ…」
「だからこそこの世界のことを知る必要があるのだ」
「エトロテスは…知らないの?」
「私は全知の存在ではない。全てのゲートのことを隅々まで把握しているわけではないのだ」
「なぁんだ…」
「…ふん。この間も言ったが私はお前たちの世界のジュディアリアゲートの歪みの生成とともに生まれてしまった存在だ。だからお前たちの世界のことは確かによく知っているがそれ以外の世界のことについては与り知るところではない」
「わかったよ。じゃあ自分でやらなきゃならないんだね」
「そう…それこそがお前たちの世界の命運を分けるのだからな…」
そう言うとエトロテスの声は途絶えた。
そのまま僕も再び眠りの中へと落ちていった。
僕が意識を取り戻したのは古臭い香りのする物置小屋のような木造の家屋の中だった。
頭がぼんやりとして身体も軋むように痛む。
「ここはいったい…もう別の世界なのかな?」
薄暗い部屋の中はあまり何が置いてあるのかわからない。
「電気は……あれ?電球がない…。」
この部屋には電球がないようだ。その代わりに部屋の隅の方に行灯のようなものが置いてあった。
「今のご時世にこんなの使ってる?それとも飾りかな?」
しかしその行灯の近くには奇妙な形をした木造の物体が置いてあった。
「なにこれ?」
スイッチのようなものが付いていて、穴が空いている。これが行灯の近くにあるということは……。
「ここを押したら…?」
予想通り、その装置からちょっとした火が出てきた。
「見たことないけどライター…みたいなものなのかな?」
僕は行灯に火を灯した。
部屋の中が照らされると、部屋の反対側に木製の引き戸があることがわかった。
「ここから出られそうだね。」
僕はそこから外に出た。
「……え?」
そうして外の景色を見て驚いた。
「…タイムスリップしちゃった?」
そこに広がっていたのは歴史の教科書で見たような長屋の連なったあぜ道だった。
時刻は既に日も落ちた頃のようで室内同様薄暗かった。
「どうしよう…とりあえず人は…」
僕は行灯の火を消して通りを歩くことにした。
長屋にはちらほらと明かりが灯っており食器の音や話し声が聞こえてくる。
しかし外を出歩いている人は見かけなかった。
「入ってもいいかな…」
僕は一見して商店のように見える建物に入ることにした。既に店頭の明かりは消えていたが店の奥からは明かりが漏れている。
「すみませーん」
僕は明かりの灯った引き戸を叩きながら声をかけた。
「………誰だ?」
「…えっと…なんて言ったらいいか…」
「……入んな」
「あっ!はい!」
何故か入れてもらえることになった。
引き戸を開けると3人の人がいて、こちらをじっと見つめていた。
「……なにしてる。早く閉めろ」
「あ…はい…」
僕は急いで戸を閉めた。
「それで…?お前は誰だ?」
戸越しに会話していたこの人はどうやらこの家の主らしい中年の男性だった。浴衣を着て胡座をかきながら鋭い眼光を僕に向けている。
その視線に気圧されつい正座してしまいながら答えた。
「あ…僕はマミ…です。」
「…珍しい名だな。それで?何故こんな時間に外を出歩いている?」
「えっ…だめなんですか?」
「……当たり前だ。夕刻からの外出は禁じられている」
「なぜですか?」
「そういう決まりだ…国からのな」
「ここは…なんていう国なんですか?」
「日本だよ。…お前さん、ちゃんと日本語を話しているようだが…日本人じゃないのかい?」
「ちょ…ちょっと!余所者かい!?」
ずっと黙っていたこの人の妻らしき女性が声を上げた。
「いいや…これだけ流暢な日本語だ。日本人に違いない」
「でもお父さん…夜間外出禁止法はもう何十年も続けられているんだよ。それをこの国にいて知らないなんてことある?」
娘らしき女の子まで口を開き始めた。
「そうよ!おかしいわ!」
「ええいうるさい!そんなに気になるなら直接きけ!」
「は…はい…」
彼が声を荒らげると途端に2人は大人しくなった。そうして恐る恐ると言った雰囲気で僕の方に居直った。
「改めまして…私、吉田家の家内のあやめと申します」
「私は娘の雪乃です」
「……銀次だ」
「マミ…さん。あなたはどこから来たのですか?」
「えっと…説明が難しいんだけど…多分こことは別の世界からきたんだ」
「別の…世界?」
「ちょっとあなた!冗談はやめなさいよ!」
「やめんか雪乃!…話を聞きなさい」
「はい…」
「僕の世界では夜も普通に外に出られたし、家の形どころか明かりをつける方法すら違ったんだ」
「火じゃないんですか?」
「電気っていうエネルギーを使ったんだよ」
「えねるぎぃ?」
「え?」
「なぁに?えねるぎぃって」
「もしかして……ねぇ、日本以外の国のことは知ってる?」
「あのね。日本は…というか世界のあらゆる国はね。余所の国には干渉してはいけないの。その国の伝統を貫き限りある資源を絶やさぬように皆で団結しながら生きていくことを約束しているの」
「だから、余所者が海を越えてきてしまったら世界中の約束を破ることになってしまうわ」
「まあお前さんはどうも日本人に間違いない。疑われることはないだろう。…電気の存在を知っていることは黙っておけ」
「え…知っているんですか?」
「俺がまだガキだった頃、曾祖父さんに聞いたことがある。余所の国との交流がまだあった時代には、確かにこの国にも伝わっていたはずだ」
「じゃあ…」
「そうだ。限りある資源を全ての民に平等に配ることなんてできない。ならば初めから水準を低くしておけばいい。国のお偉いさんたちは俺たちに最低限の生活をさせて有限の利便性の高い資源を独占しているのさ」
「銀次さんは…それを知っていても大丈夫なんですか?」
「俺だけじゃあねぇ。俺くらいの年代のやつらは俺みたいに死んじまった先祖の話を覚えているやつがいるもんだ。」
「やっぱり不満なんですか?」
「いいや。これはこれでいいもんさ。頑張って働いて、疲れてぐっすり眠る。それ以上にやることなんてあったところで邪魔っけだろう」
「まぁ…うぅん…」
この世界にはテレビもゲームもないんだ。わざわざ灯りをつけて、夜更かししてまでやりたいこともないんだろうか。
「お前さんがここに来ちまったからには仕方ない。ここの掟に従ってもらうしかないだろう。なに、心配するな。丁度布団が余っていた。ここで暮らせばいい」
「え!いいんですか!?」
「もしお前が外に出て捕まっちまったら即刻牢屋行きだ。それに逆恨みしたお前が俺のことを話したら俺まで疑われちまう。だから、仕方なくだ。勘違いすんじゃねぇぞ」
銀次さんは頭をかきながら目を逸らした。この人は善い人なのだろうな…。
「ちょっと…私は納得してないわよ?吉田家の看板娘が年頃の男の子とひとつ屋根の下なんて…いけない…いけないわ…!」
「お母さん。心配しないでよ。お父さんがいる限りは私に手なんて出せないわ。ね?」
「…当たり前だ。……わかっているな?」
「は…はい」
「じゃあそろそろ寝るぞ。明日も早い」
「明日からは僕にも仕事をください」
「よくわかっているな。そのつもりだ」
「ありがとうこざいます!」
「あらあら。いい子じゃないですか。心配しすぎちゃったかしら」
「そうだよ!ね、マミくん明日からよろしくね!」
「う、うん。…雪乃さん」
「じゃあ寝るぞ」
部屋に布団を敷いて行灯の明かりが落とされた。
世界を超えた疲れからか、僕は間もなく深い眠りへと誘われた……。
「マミ……おい、マミ」
夢を見ているようなはっきりとしない意識の中で声を聞いた。
「ん…」
「私だ。エトロテスだ。」
「エトロ…テス…?」
「そうだ。連絡が遅れてすまない。だがうまくやったようだな」
目を開けてるはずなのに暗闇が広がっている。だがエトロテスの声だけは確かに聞こえる。
「あれ…ここは…」
「ああ、今お前の意識に呼びかけている。身体は動かずとも対話はできるから安心しろ」
「う…うん」
「どうやらシノとは離れ離れになってしまったようだな」
「あっ…そうだ。シノちゃんはどうしたんだろう…」
「なんだ、忘れていたのか?」
「いやっ!忘れてなんか……」
「まぁ無理もない。混乱の連続だったろう」
「そうだよ!本当にあれが日本なんて…」
「そう。ゲートの中ではお前たちの世界とは常識が違う。だから下手なことをすれば浮いてしまうぞ」
「じゃあ…どうすればいい?」
「ひとまずはゲートの世界のことをよく知ることだ。そうして見つけ出せ。この世界にあるはずの無いものを」
「あるはずの無いもの…?」
「そう。それこそが歪みの正体。お前たちはその歪みを取り除くことでゲートを正常化することができる…」
「でももとのこの世界のことを知らないんだからわかるわけ…」
「だからこそこの世界のことを知る必要があるのだ」
「エトロテスは…知らないの?」
「私は全知の存在ではない。全てのゲートのことを隅々まで把握しているわけではないのだ」
「なぁんだ…」
「…ふん。この間も言ったが私はお前たちの世界のジュディアリアゲートの歪みの生成とともに生まれてしまった存在だ。だからお前たちの世界のことは確かによく知っているがそれ以外の世界のことについては与り知るところではない」
「わかったよ。じゃあ自分でやらなきゃならないんだね」
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